

ゴールにつながる工夫とハードワークで上位を追え!
今節からホームでもいよいよ夏のナイトゲームの期間に入る。前回のホーム・山口戦に2-0で勝利したあと、前節は水戸との対戦も制して2連勝。ピーター クラモフスキー監督就任後、5勝1分け(無敗)で勝点16を積み上げている。勝利を手にするたびに、チームは自信を深めている。と同時に、ここ2試合の加藤大樹選手のように、途中出場からしっかりとインパクトを残す選手も出現してきている。好調の上位との差は簡単には詰まらないが、追いつくまでしぶとく追い続けたい。
金沢は現在12位。リーグ戦では7試合未勝利の時期もあったが、6月に入り、大宮に1-0、愛媛に3-1と2連勝した。その勢いで前節は首位・京都と対戦。1-2で敗れたが、就任5年目の柳下正明監督が構築する組織力はやはり強力。タフな戦いになりそうだ。
今節の大きなテーマとなるのは、マンツーマンに近い金沢の守備をどう攻略するか。うまく外すことができればそれだけチャンスも増える。ワンタッチパスを使ったり、3人目の動きを入れるなど、ゴールにつながる工夫とハードワークを続けたい。

シーズン開幕当初のポジションはトップ下。味方と目まぐるしくボールを交換したり、スルーパスを通したり、ある意味、勝負を決めるポジションだった。チーム事情でボランチにコンバートされたのは第10節。相手ゴールからは遠ざかったが、むしろいまのほうが生き生きとプレーしているように見える。
「サイドハーフとかトップ下に比べるとボールを触る回数も多いし、自分で試合のリズムを作っていけるという面では、僕自身も好きなポジションです」
前節、J通算200試合に到達した。モンテディオがテンポよく攻撃しているとき、クレバーな指揮者は楽しく試合を操っている。
