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最少失点対決、6月からの積み上げで借りを返す!

9月29日のルヴァンカップ2回戦は横浜FMに1-2で敗れた。すでに敗退している天皇杯とともに、今シーズンのカップ戦の戦いはすでに終了した。月も改まり、残された試合はここからのリーグ戦30試合。その一つ一つが、チームとして成長し、結果を出し続けてJ1昇格の大願を成就させるための戦いになる。

今節に先立って行われたルヴァンカップ2回戦では、先発11人全員を入れ替えた中でJ1の横浜F・マリノスに挑んだ。0-2とされた試合をひっくり返すことはできなかったが、後半アディショナルタイムには、川名連介のスルーパスに合わせた堀金峻明がシュートを決め1点を返した。試合に敗れたことは痛恨の極みだが、ここまで出場機会が少なかった選手たちが随所で見せた“消えない炎”が、今後、より強いモンテディオ山形を作る期待とともにリーグ戦に戻る。

大分トリニータとは、百年構想リーグ最後の試合、プレーオフラウンド2回戦の27・28位決定戦で対戦している。大分戦は13試合負けなしが続いていたが、この試合では数多くの決定機を決めきれなかったモンテディオに対し、大分はショートカウンターからキム ヒョンウがゴールを決め、0-1でモンテディオが敗れている。会場は同じクラサスドーム大分。今節は、あの試合の借りを返す戦いでもある。

第3節・いわきFC戦に4-1で勝利したが、現在もこの1勝止まり。このいわき戦の4得点を含めて、今シーズン総得点は6。シュート数も2番目に少ない80本。攻撃面では苦戦している様子がうかがえる。ただし、失点数の少なさはモンテディオと並んで1位タイの6。被シュート数も2番目に少ない87本。8試合でいまだ複数失点の試合がないという堅調さだ。

リーグ戦では現在5試合未勝利だが、直近の4試合はすべてドロー。すべての試合を1失点以下に抑え、負けていない。モンテディオが、このチームとの試合で勝点3を奪うのは簡単ではない。ただし、守備組織の整備や話し合いながら戦い方を定めていく手法など、オフシーズンから積み上げてきた確かなものがある。それをピッチで表現することができれば、上位浮上につながる連勝街道のスタートになる。

KEY PLAYER キープレイヤー

川名 連介 選手

ポジション MF
身長 170cm
体重 68kg
生年月日 2002/2/18
出身地 神奈川
前所属 栃木SC

YOKOYAMA Rui

復帰の舞台は、J1・横浜F・マリノスと対戦するルヴァンカップ2回戦だった。

68分にピッチに入ったのは2失点目を喫した直後、ひとり少ない状況で戦っていたチームに加わった。横浜FMが動かすボールに喰らいつく守備の時間が長かったが、73分、城和隼颯からのパスを受けてターンし、前を向いてドリブルした場面では相手のカード覚悟のファウルを受けた。82分にもカットインしたところで相手に手をかけられ倒されるプレーもあり、何かが起きそうな空気は漂っていた。

ゴールがないままアディショナルタイムに入った直後のこと。相手のトラップミスを受け、奪い返しにきた相手を背中でブロックしてボールをキープ。その後、その選手をかわして中央へ運び、もうひとりもかわし、前が開けた。遠目のシュートも狙えなくはなかったが、選択したのはスルーパス。ドリブルで相手をかわしながら、左方向へ流れていく堀金峻明を視野にとらえていた。

「峻明がいい動きしてくれて、そこにしっかりピンポイントで預けることができた」

川名連介の復帰には、敗れた悔しさを悔しさで終わらせない、希望をもって前を向かせるパワーがある。

開幕前には離脱期間があり、急ピッチの調整で開幕戦のベンチに入った。1-0とリードしていた84分からの出場。短い時間だったが、アディショナルタイムには勝利を決定づけるゴールを挙げた。第3節・横浜FC戦では早くも先発の座を射止め、75分間で左サイドをかき回したが、この試合の直後に離脱期間に入った。それから1ヶ月余り。川名連介待望の機運が高まる中、期待を裏切らないプレーで再びわれわれの前に現れた。

横浜FM戦を終えたあとのミックスゾーンでは、その前日に行われた日本代表の試合も例に挙げながら、こんなコメントを発している。

「結果として見てもらったら負けているし、10人になろうが、昨日の日本代表じゃないですけど、それはもっと自分たちが貪欲にやっていかなきゃいけない部分だし、自分たちに足りないところだと思います。自分たちがチャレンジャーで、J2からJ1に上がるためには気持ちの部分は見せていかなきゃいけないと思います。それは、自分がJ3から上がってきた身として、よりどんどんチームに伝えられればいいかなと思います」

圧巻のドリブルに強い気持ちも添えて、この77番が巻き起こすすべてが、モンテディオの歴史になる。

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KAWANA Rennosuke