MATCHDAY PROGRAM

POINT of VIEW試合の見どころ

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境界線を目の前にしても、変わらぬ姿勢で!

モンテディオのトップチーム内で新型コロナウイルス感染が広がり、中止となった第33節・アルディージャ大宮戦の代替試合。この試合が終わると、J2はすべてのチームのスケジュールがそろい、残り3試合ですべての順位が決まる。この代替試合が、プレーオフ圏内への再浮上を懸ける重要な一戦になる。

前節・アルビレックス新潟戦はディサロ燦シルヴァーノのゴールで先制に成功したが、85分に中央を崩され失点、ドロー決着となった。首位に立つ相手を最後まで追い詰められる力を示した一方、勝ちきれなかったのは、今後さらに上をめざすチームとして乗り越えなければならない課題だ。ただ、この勝点1が、モンテディオの運命の扉を大きく開くものになるかもしれない。

前節敗れた6位・仙台との勝点差は3差となった。モンテディオは今節勝利すれば勝点で仙台と並び、得失点差で上回るモンテディオが逆転で6位に浮上する。計算上は、その後の残り3試合をすべて勝てばプレーオフ進出がほぼ確実という状況だ。しかし、浮き足立ってしまいそうな状況でも、チーム内は冷静だ。これまで続けてきた姿勢を崩していない。
「大宮戦の先を考えるのではなく、1試合ずつ見ていきます。42節になったときにどこにいられるかを見ていきたいと思っています。それをやっていくだけ」(ピーター クラモフスキー)

大宮は現在20位。今シーズンは序盤から成績が思わしくなく、長期間、降格圏に沈んでいた。5月の監督交代以降は相馬直樹監督が指揮をとり、チーム再建が進められ、この所の戦いぶりには安定感がみられるようになっている。ただし、新潟に善戦しながらも0-1で惜敗した前々節のあと、前節は群馬との直接対決に敗れ、入れ替わりで20位に後退している。降格圏との勝点差は4。今節勝利し、残り3試合をよりチャレンジできる状況で迎えたいところだろう。

中3日の今節、選手の入れ替わりも考えられるが、どのメンバー、どんな状況でも、持っているものを全力で発揮する。誇りを持ち、信念を持ち、それを続けられるチームでありたい。

INTERVIEW選手インタビュー

  • DF No.3 半田 陸選手

    INTERVIEW
    前節・新潟戦は、コンディション面はやっぱり時差ボケが多少残っていて、100パーセントのコンディションではなかったですけど、そのなかでもやるべきことをやって試合に挑みました。後半は僕らがボールを奪ったあと、周りの選手が顔を出せずにすぐボールを失って、というのが多かったですし、今日ミーティングでもありましたけど、相手のスローインのときに、いつもだったら奪えていたところを逆に持っていかれたり、攻撃されたりということが、特に後半は多かったので、この2点を磨いていけばもっと僕らがボールを動かす時間も増えたんじゃないかなと思います。

    (自力でのプレーオフ進出の可能性が出てきたことについて)数字的なところは、僕らが勝ち続けないとどうこう言えることじゃないので、まずは次の大宮戦、という認識をチーム全体が持っていると思います。
    INTERVIEW
  • DF No.37 喜岡 佳太選手

    INTERVIEW
    前節・新潟戦では、山形に来て初めてサイドバックということを言われていました。いま勝点3が絶対必要なので攻撃の選手がベンチに多く入るなかで、センターバックとサイドバックを両方できるようになればその1枚以外を攻撃に使えるので、そこは自分がどんどん練習してやっていければいいかなと思います。

    山田拓巳選手は市船(市立船橋高校)の先輩なので自主練でもいろいろ気にかけていただいていて、いま僕はベンチスタートなんですけど、『日々、積み重ねていけば、絶対これからはいいところに行ける』という言葉をかけてもらっています。練習だけでなく、練習後も100パーセントでやって、日々成長できたらなと思います。
    INTERVIEW

KEY PLAYER キープレイヤー

ディサロ 燦シルヴァーノ選手

ポジション FW
身長 175cm
体重 72kg
生年月日 1996/4/2
出身地 東京都
前所属 清水エスパルス

Akira Silvano DISARO'

前節・新潟戦の先制ゴールは、ワンタッチゴーラーとしての魅力をまた違った角度から披露した。

簡単なシュートではなかった。34分、松本怜大が折り返したボールをニアで山田康太がフリックする。その奥で左足を振れる態勢も整えていたが、ボールは目の前を右方向に抜けていく軌道に変わった。そのまま左足で押し込もうにも、相手ディフェンダーがシュートコース上まで絞ってきていたため、ブロックされる確率が高い。そこでボールを咄嗟にやり過ごし、ボール右足の前を通過するタイミングで左足アウトサイドで押し込むようにシュートを放った。

「自分のところにこぼれてきたときに、誰よりも早く反応して押し込めたのはフォワードとしてよかったかなと思います」
シュートとしてはかなり不自然な打ち方となったが、しっかりと準備ができていた。直前の変化を見極め咄嗟に判断を変え、決めきるためのプレーに徹した。モンテディオに加入後、これで5得点目。ゴールを決めた4試合はすべてホームゲームだ。2得点1アシストを記録した第34節・岩手戦のあと、「本当にサポーターの後押しがないと無理なことだったと思うので本当に感謝してますし、これからもサポーターの前で決め続けていきたいと思います」とコメントしている。今節はアウェイだが、アウェイを苦手としているわけではない。北九州でプレーしていた3年前、NACK5スタジアムの試合で2得点を挙げ、チームを4-1の勝利に導いている。

試合前にはゴール奪取を潔く宣言し、そしてゴールを決めれば、みんなお待ちかねの「レレマスク」を披露する。プロの世界は結果が重要だが、彼はただのゴールマシーンではない。見る人の心を揺さぶり、熱くできる何かを持っている。それは誰もが持っているものではない。選ばれし者のみが持つ才能だ。ゴールアーティストとともに、モンテディオは力強く前進を続けている。

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Akira Silvano DISARO'
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