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POINT of VIEW試合の見どころ

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NDスタ今季初のナイトゲーム、勝利のために、やるべきことを全力で!

2週間ぶりの試合となった前節、ツエーゲン金沢戦との一戦は、7分に先制を許す展開となったが、そこに動揺はなかった。その場でできるプレーに専念し、追いついて1-1のドロー。負けなしを連続8試合に伸ばしている。逆転のチャンスを生かしきれなかったことは課題だが、チームの成熟度を随所に示すことができた。
「誇りに思えるのは、選手たちが自分たちのフットボールに信念を持って献身的に戦い続けたところ。スコアボードを気にせずに、自分たちがやらなければいけないことをやってくれたことです」(ピーター クラモフスキー監督)

そうした姿勢を、今節も、そのあともブレることなく続けていけるかどうかが、モンテディオの成長と順位アップに直結する。岡﨑建哉に続き、藤本佳希も膝の負傷で長期離脱となるなど、連戦の最中に厳しい状況に置かれている。モンテディオ山形がこの試練を乗り越えられるクラブかどうかが試されている。乗り越えて、さらにたくましさを身につけたい。

山口は昨年9月、渡邉晋監督の退任を受け、そのバトンを引き継いだ名塚善寛監督がチームをJ2に残留させ、今シーズンも引き続き指揮をとっている。渡邉コーチが山口監督時代にタネを蒔いた、立ち位置で優位を作るスタイルが浸透し、さらに進化した印象を受ける。現在は16位だが、モンテディオとの勝点差は3差。今節は中2日で戦うことになる。さらに、センターバックで攻守の要でもある渡部博文が今節は出場停止。ある程度メンバーが変更になることも想定される。

開幕当初から3トップのセンターには大槻周平を置いていたが、右ハムストリング肉離れにより、第9節以降はメンバーから姿を消している。その後は岸田和人や高木大輔などを据えながら、得点力を落とさずに戦い続けているが、大槻が離脱した頃からクリーンシートも達成できていない。特にここ5試合だけを見ても町田戦、甲府戦は開始2分、前節・長崎戦も開始7分に先制点を許すなど、ビハインドでゲームを進める時間も少なくない。

NDソフトスタジアム山形でのナイトゲームは今季初。やるべきことをやり尽くした先に、歓喜の夜が待っている。

KEY PLAYER キープレイヤー

半田 陸 選手

ポジション DF
身長 176cm
体重 63kg
生年月日 2002/1/1
出身地 山形県
前所属 モンテディオ山形ユース

半田陸

昨シーズンは37試合に出場し、3得点6アシスト。上山市出身、モンテディオユースからのプロ契約3年目で大きな飛躍を遂げた。それと同時に、そのプレースタイルもJリーグ全体で大きな話題となった。

右サイドバックながら、ひとつ内側のレーンを相手のゴールライン手前まで何度も駆け上がってクロスを上げたり、上がった先で高い位置にとどまり、トップ下のようなポジション取りでプレーを続けたりもする。また、サイドハーフ・國分伸太郎、ボランチ・藤田息吹と絡んだハイテンポのパスワークは魅せる要素満載、相手のブロックを事もなげに突破する。無限のポテンシャルを感じさせるサイドバックだ。

今シーズンもすでに2アシストを記録しているが、ひとつはスローインから、デラトーレがクロスのつもりで上げたボールがそのまま枠内に収まったもの。もうひとつは高い位置で相手のクリアをブロックした際、ボールがそのまま藤本佳希へのラストパスとなったもの。どちらも意図したものではない。それでも、このところは相手コートに入り込む機会が増えている。チームが機能していれば、得点やアシストはいくらでも付いてくるはずだ。

現在20歳。成長しているのは技術面だけではない。第8節・岡山戦は再試合となることが決まっているが、そのきっかけを作ったのは半田のバックパスのミスだった。後日、協議規則の適用ミスが認められたが、バックパスを手で扱った後藤雅明が退場処分を受け、序盤から10人でのプレーを強いられた。半田もこの状況に少なからず動揺したはずだが、最後まで勇敢にプレーし続けた。

「少し前だったら、下を向いてそのあとのプレーも全部後ろ向きになったり、よくないプレーが続いたと思うんですけど、いまは試合のなかで切り替えることができて、そういったプレーが出なかったので、それはこれからも続けていきたいと思います」

2024年のパリ五輪日本代表入りをめざす世代。今シーズンはリーグ戦と並行して年代別代表のスケジュールも入ってくる。6月に開催される「AFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022」にメンバー入り。来月初めから最大で19日頃までチームを離れる。さまざまなものを吸収し、どこまで成長するのか。楽しみで仕方がない。

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Riku HANDA
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