| [ 試合終了 ] | ||
| 2 | 前半 | 2 |
| 1 | 後半 | 0 |
- 23分 横山 暁之
- 37分 椿 直起
- 64分 鈴木 大輔
- 13分 國分 伸太郎
- 39分 イサカ ゼイン
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 19 | ホセ スアレス | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 髙橋 壱晟 | |
| DF | 13 | 鈴木 大輔 | |
| DF | 24 | 鳥海 晃司 | |
| DF | 67 | 日高 大 |
73' |
| MF | 4 | 田口 泰士 |
73' |
| MF | 7 | 田中 和樹 | |
| MF | 10 | 横山 暁之 |
87' |
| MF | 14 | 椿 直起 | |
| FW | 17 | 林 誠道 |
73' |
| FW | 20 | 石川 大地 |
81' |
控えメンバー
| GK | 21 | 薄井 覇斗 | |
|---|---|---|---|
| DF | 15 | 前 貴之 |
73' |
| DF | 28 | 河野 貴志 |
87' |
| MF | 5 | 小林 祐介 | |
| MF | 25 | 安井 拓也 |
81' |
| MF | 27 | 岩井 琢朗 | |
| MF | 38 | 吉田 源太郎 | |
| MF | 44 | 品田 愛斗 |
73' |
| FW | 9 | 呉屋 大翔 |
73' |
監督
| 小林 慶行 |
スターティングメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 西村 慧祐 | |
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| MF | 7 | 髙江 麗央 | |
| MF | 21 | 田中 渉 |
84' |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
70' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
78' |
| FW | 42 | イサカ ゼイン |
70' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
70' |
控えメンバー
| GK | 31 | 寺門 陸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 | |
| DF | 6 | 山田 拓巳 | |
| MF | 10 | 氣田 亮真 |
78' |
| MF | 17 | 加藤 千尋 | |
| MF | 20 | 吉尾 海夏 |
70' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
70' |
| FW | 11 | 藤本 佳希 |
70' |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
84' |
監督
| 渡邉 晋 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 10 | 17 | FK | 9 | 4 | 5 |
| 3 | 4 | 7 | CK | 1 | 0 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 7 | 4 | 11 | シュート | 9 | 4 | 5 |
| 0 | 1 | 1 | オフサイド | 1 | 0 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 19.8℃
-
- 湿度
- 45%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 12,496人
-
- 主審
- 窪田 陽輔
-
- 副審
- 阿部 将茂、千葉 直史
-
- 第四の審判
- 松澤 慶和
監督コメント
2000人を超えるサポーターがこのフクアリに集まってくださったと聞きました。山形でもパブリックビューイングあるいは中継先から色々なパワーを、今日こそ勝ってくれというような思いを届けてくれたサポーターも多くいらっしゃったと思います。本当にありがとうございます。
残念ながら3試合続けて応援してくださる皆さんに歓喜や勝利を届けられず、本当に悔しいですし、申し訳ない思いでいっぱいです。
ゲームに関して言えば、前節の水戸戦でなかなかギアが上がらず、攻守において我々の矢印を前に向けることができなかった反省をしっかりと活かして、立ち上がりから攻守において前を選び、選手たちが柔軟に、あるいは賢く、あるいはしっかり戦って、プレーしたと思います。
そこから先制をした、あるいは1度ひっくり返されたけど追いついた。あれぐらいパワーを出して素晴らしいパフォーマンスをしていた彼らを勝たせられないのは、おそらく全て監督の責任だと思いますので、選手たちは讃えたいと思います。
自分自身はしっかりと向き合って、次のゲームに向かって、またエネルギーを振り絞って進みたいと思います。
--特に攻撃の面で、前節からどのような修正を加えたのか詳しく教えて下さい。
構造の部分で明確に少し立ち位置を変えて、こういう風に相手をずらしていこうというものを、今シーズンのキャンプから色々な手を出して引き出しを増やしてトライをしています。前節の水戸戦の頭もそうでした。
前節の水戸戦は後半に入っていくところで選手たちが色々選べるものが増えたという手応えもありました。今回もしっかりと「自分たちで選んでやっていけるようにしましょう」といったところは伝えました。 それに伴って大事になってくるのは距離感なので、千葉さんのセカンドプレスみたいなところで、相手のサイドハーフがどれぐらい来るかを我々がどうやって外すのかというものに関しては、非常に距離感が良くボール保持者も選択肢が増やせる中で多くプレーできたと思います。それが1番の改善点で、そこからしっかりとアタッキングサードに入っても、前半で2ゴールを奪いましたから、そういった部分では非常に前節からの反省というものを活かすことができたのかなと思っています。
--今日の3失点について振り返りをお願いいたします。
1つひとつちゃんと映像をしっかり振り返って検証はしたいと思いますけれども、1失点目はある程度人数がいるにも関わらず、相手が足を振った。もちろん横山君の上手さもあったかもしれませんけれども、やっぱりあそこはニアサイドにボールを送り込ませたくはないんですよね。
前節を振り返れば水戸さんの先制ゴールのシーンもあのエリアでファーに打たれては良くないので、そういう原理原則というものはもう1回しっかりと取り戻さなきゃいけないと思います。
2失点目に関しては、千葉さんの良さが出た部分なので、ゲームの中で1度も与えたくはないですが、もしかしたら1度は与えてしまうかもしれないシチュエーションでした。そこはお互いやりあった中で、我々もやり返しましたし、だからといってOKじゃないんですけど、しっかりそこも詰めたいと思います。
3失点目に関して言うと、ちょっと(長谷川)洸のところのファンブルみたいなものもありましたが、そこに至る過程の部分で、相手にフリーキックを与えないようなことはできたと思います。そこは今漠然としているので、明確な答えは申し上げられないですけれども、しっかりと映像を振り返ってみたいと思います。
--ボランチで先発した田中渉選手ですが、1点目につながる縦パスもあり、縦方向へのパスなどいいプレーがあったと思います。どういうプレーを期待して起用したのか。また、実際の評価はどうでしたか?
まず今、そもそも本職のボランチの選手が複数離脱をしているという現状があって、そもそもキャンプの早い時点でそういう状況が生まれていましたから、例えば渉、あるいは今日サブに入った(加藤)千尋、そういった選手たちに今ボランチをトライしてもらっています。
渉は僕が昔見ている時からそもそもボランチで加入してきたプレイヤーなので、彼が何をできるかについて分かっているつもりです。
おっしゃったように縦パスの鋭さ、あるいは空間を使ったスルーパス、そういうものは間違いなく彼の特徴なので、今日も数多くトライしてくれました。後半も(藤本)佳希に出したスルーパスはあの2人の関係性で生み出した素晴らしい瞬間だったと思います。そういうところは期待した部分と実際にやれた部分です。
あとは今日、守備に関してもものすごくハードでタフなタスクがあったんですけれども、幅広く動く中でしっかりとボランチの守備という役割もそつなくこなしていたのかなと思います。
久しぶりの公式戦だと思いますけれども、いい働きをしてくれたと思います。
--終盤に堀金峻明選手を入れたところでシステムを変更しましたが、ちょっと中で混乱してるようにも見えました。どういった狙いがあったのかと、キャンプ中にやっていなかったことをやったということでしょうか?
キャンプのゲームでも実際3バックでトライしたゲームはありました。どのメンバーがそのシチュエーションをやれたかというと、全選手がゲームの中でやることはできてないのですが、その辺りも一応種まきじゃないですけれど、してきたつもりです。
システム変更って分かりやすいから、多分皆さんも語りやすいと思うんですけども、そもそも我々の攻撃の構造で、自分たちがどこに人を送り込んで、どうやってアタックしたいかを考えると、別に3バックだろうが4バックだろうが2バックだろうが関係ないんですよね。
今日のゲームに関して言うと、ゴール前のパワーや高さが欲しかったので、峻明と佳希を並べて、(高橋)潤哉はその後ろで援護射撃するというところでした。
峻明を出す時に伝えたのは、どんどんどんどんポジションが変わっても構わないと。そもそも我々の攻撃の構造で、ここの立ち位置は外したくないというものを彼らが理解してるから、そうやって送り込んだところです。
おっしゃったように、なかなか明確にポジションの配置が伝わらなくて、それこそ(氣田)亮真が左から右といったところで素晴らしい歓声もありましたから、正確に伝わりきれなかったのは、ベンチ含めて私のミスでもあります。そこは選手にも迷惑をかけたなと思っています。
ただ、チームとしての攻撃の狙い、構造、あるいは送り込みたい場所、スペース、人というものを考えると、後ろが3枚だろうが4枚だろうが2枚だろうが、それはあんまり難しく考える必要ないのかなと僕は思っていて、それは選手にも伝えてやっています。
選手コメント

No.25 國分 伸太郎 選手
--1点目のゴールシーンについて。
レレ(ディサロ 燦シルヴァーノ)に縦パスが入りそうだなというのがあって、いつもだったら表、レレの前側にサポートする感じだったんですけど、なんとなくこっち(手前)にこぼれるのかなあと思って動き出しました。
今週、特にセカンドボールだったり、際のところの勝負にこだわってきたので、できるだけレレの近くにいたいと思って入っていったら、たまたま目の前に転がってきました。あまり時間をかけずに、相手が足を出してくる前に打ちたいなと思って、いいコースに行ったかなという感じです。
--野嶽寛也選手との同サイドが一番それぞれのよさが出るように見えますが、どうですか?
相手のやり方とかそういうのもありますけど彼も彼で、もともとミッドフィールダーだったので、そういうところの感覚はあると思います。
前節の水戸戦で言えば、ペアを組んだヤマさん(山田拓巳)が悪いとかではなく、個人も反省すべき点はありましたし、チームとしてしっかりやるべきことだったり、相手に対してやれることがもっとあったよねという反省がありました。
この3試合で一概に誰がいいとか、そういうことはないですけど、もっともっといい関係性を、どのサイドバックともできるように成熟できたらなと思います。
--今日足りなかった部分はどこだと感じますか?
やっぱり、勝負を決めるところって、ゴール前の質だとか、際のところ、ちょっとした駆け引きとか、そういうところだと思います。ただ、全員勝ちたいと思ってやっていますし、そこの気持ちがどうとかじゃなくて、相手との駆け引き。危険を察知できるかどうかとか、点のにおいを嗅げるかどうかというところが重要だと思います。内容としてはけっして悲観するものではないと思うし、あとはさっき言った際の勝負かなと思います。
--ホーム開幕戦に向けて、どんな試合を見せたいですか?
あとは勝つだけ。(昨シーズン終盤に)9連勝していたときは、「目の前の1試合が決勝戦」とずっと言ってきて、もう一度、みんなでそこのベクトルを合わせて、次は決勝戦のつもりで挑みたいと思います。
選手コメント

No.16 長谷川 洸選手
--試合をふり返ってどうでしたか?
先制点は取れてよかったんですけど、1失点目も、3失点目も自分で防げたのかなとは思っています。
3失点目は特に自分のミスで、こういうところで勝敗が分かれてくるところだと思うので、悔しいですけど、切り替えて成長するしかないなと思います。
--3失点目はキャッチしにいこうとしましたか?
相手と崇士(安部)が競り合うのが見えたので、触れるかなという予測もしながら、抜けてくる準備もしていたんですけど、結果が(手前で)触らずに、シュートコースも変わらずに、遅れて手を出したらこぼした感じです。「弾くところが悪かった」と言われたらそれまでですけど、いろいろ改善する部分はあると思います。
--3失点目のあと、メンタルの立て直しは大変だったかと思います。
試合中のミスは起こり得ることだと自分ではわかっているので、そのあとの振る舞いが一番大事だと思うし、失点してしまったというのは過去なので、変えられないので、そこは切り替えて、声出して、というのを心がけました。
--3試合で一番山形らしいサッカーができたのでは?
そうですね。点の取り方とかも第1節、第2節ではないような形で取れたし、僕がせめて1失点に抑えられれば、勝点3が取れたので、非常に悔しい試合でした。
戦評
今季初勝利が欲しいモンテディオ山形は、アウェイ3連戦の3戦目に、開幕2連勝と好スタートを切ったジェフユナイテッド千葉と対戦。シーソーゲームとなった末に2-3で敗れ、悪い流れを断ち切ることは出来なかった。
スタメンは前節から2枚を変更。右のSBに岡本一真、ボランチの一角に田中渉が入り、ともに今季初先発となった。また、左SBに野嶽寛也、両ウイングは前節に引き続いて左に國分伸太郎、右にイサカゼインを配置した。
3月初日、試合前の気温が19.8°Cと暖かいコンディションの下で行われた一戦。立ち上がりから山形はハイプレスで相手を上手く捕まえ、ゴール前に再三迫る。4分、髙江麗央が高い位置でボールを奪った流れから、イサカがマイナスのクロスを入れるも味方に通らず。その直後には、田中渉からの縦パスをライン間で受けたディサロ燦シルヴァーノがペナルティーエリア右へ流すパス。受けた土居聖真がダイレクトでシュートを放ったが、左ポストを直撃した。更に11分、土居が鋭い寄せで相手陣内でボールを奪い、ショートカウンター。左に流れた髙江のクロスにディサロが頭で合わせたが、今季初スタメンの千葉GK・ホセ スアレスにキャッチされた。
ペースを握る山形は13分、スコアを動かす。田中渉から縦パスを受けたディサロがヒールでフリック。相手に当たってこぼれたボールを國分が素早い反応で拾ってシュート。これがゴール左隅に決まり、今季初めて先制に成功した。
今季初失点を喫した千葉は以降、前線からのプレスを強めるが、山形は落ち着いたパスワークで回避し、試合をコントロールする。
しかし23分、千葉にワンチャンスをモノにされる。自陣右サイドで千葉のハイプレスに捕まり、ショートカウンターを許す。田口泰士の縦パスを林誠道が落とし、反応した横山暁之が右足を振り抜くと、これがゴール左に突き刺さり、同点に追いつかれた。
ドリブラーの椿直起にボールを集めて左サイド起点の攻撃を数多く展開する千葉。その中で37分、横山の浮き球のパスが、裏に抜け出した右サイドハーフの田中和樹へと渡る。田中和のグラウンダークロスをファーサイドでフリーの椿がゴールに流し込み、試合をひっくり返した。
逆転を許した山形だったがその2分後、左サイドに張った國分が斜めのパスを差し込むと、ポケットを突いたディサロに渡る。そこからの折り返しがファーサイドへ流れると、外から入ってきたイサカが合わせてネットを揺らし、すぐさま試合を振り出しに戻した。
終盤に入り45分、千葉はCKのセカンドボールを横山が拾ってクロス。鈴木大輔がヘディングで合わせるも、山形GK・長谷川洸がファインセーブを見せた。打ち合いとなった前半は2-2のタイスコアで終了となる。
後半は前半とは対照的に、千葉のハイプレスがハマって押し込まれる展開となり、54分、椿のカットインシュートは西村がブロック。その直後には、椿が鋭いドリブルでサイドを突破しマイナスのクロス。これを田口に合わせられたがGK・長谷川が押さえた。
流れを変えられない中で64分、山形の左サイドで千葉にFKを与えると、キッカー・日高大のクロスは長谷川が弾くがこれは中途半端となり、こぼれ球を鈴木大に押し込まれて再び勝ち越しを許した。
山形は3失点目から2分後、髙江のフライパスに相手の背後を取ったイサカが反応。フリーで折り返すもディサロには通らず。クリアボールを岡本が拾い、高速クロスを入れるも相手のブロックに阻まれた。
70分、山形は3枚替え。土居、ディサロ、イサカに代えて高橋潤哉、藤本佳希、吉尾海夏を投入し反撃を試みる。しかし、千葉の徹底されたラインコントロールとコンパクトな守備ブロックをなかなか崩せず、時間が経過していく。
山形は78分に國分に代えて氣田亮真を投入、更に84分に田中渉に代えて堀金峻明を投入し、前線の枚数を増やす。
87分に最後の交代カードでCBの枚数を増やし、逃げ切りを図る千葉。それに対して山形は88分、髙江からのロングフィードが裏に抜け出した氣田に渡り、氣田はダイレクトで中へクロス。藤本佳希が飛び込んだが、シュートは枠を捉えられず。90分+4には、安部崇士からのロングフィードを堀金が頭で落とし、ここは相手に跳ね返されたが、これを野嶽がボレーシュート。しかしジャストミートせず、枠の上へと逸れた。
その後、西村が前線に上がり、さらにパワープレーを強めたが千葉の守備を破ることは出来ず、22年振りの開幕3連敗を喫した。
次節はホーム開幕戦、9日(日)にブラウブリッツ秋田との『奥羽本戦』を戦う。


















