| [ 試合終了 ] | ||
| 0 | 前半 | 2 |
| 2 | 後半 | 0 |
- 58分 マルクス ヴィニシウス
- 90+7分 大森 理生
- 11分 安部 崇士
- 17分 國分 伸太郎
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | 立川 小太郎 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 加藤 徹也 | |
| DF | 5 | ダニーロ | |
| DF | 16 | 大森 理生 | |
| MF | 9 | 近藤 高虎 |
77' |
| MF | 17 | 持井 響太 |
84' |
| MF | 18 | 新井 光 |
84' |
| MF | 37 | 梅木 怜 | |
| MF | 77 | 加藤 潤也 |
62' |
| FW | 10 | マルクス ヴィニシウス | |
| FW | 11 | ウェズレイ タンキ |
控えメンバー
| GK | 44 | 伊藤 元太 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 福森 直也 | |
| DF | 4 | 市原 亮太 | |
| MF | 14 | 弓場 堅真 |
77' |
| MF | 20 | ヴィニシウス ディニス |
62' |
| MF | 33 | 笹 修大 |
84' |
| MF | 50 | 三門 雄大 | |
| FW | 13 | 藤岡 浩介 |
84' |
| FW | 21 | 日野 友貴 |
監督
| 倉石 圭二 |
スターティングメンバー
| GK | 31 | 寺門 陸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 西村 慧祐 | |
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| MF | 7 | 髙江 麗央 | |
| MF | 21 | 田中 渉 | |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
77' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 |
67' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
89' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
67' |
控えメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 |
89' |
| DF | 6 | 山田 拓巳 | |
| MF | 14 | 坂本 亘基 | |
| MF | 17 | 加藤 千尋 | |
| MF | 42 | イサカ ゼイン |
67' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
77' |
| FW | 11 | 藤本 佳希 | |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
67' |
監督
| 渡邉 晋 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 5 | 12 | FK | 14 | 9 | 5 |
| 5 | 5 | 10 | CK | 2 | 1 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 10 | 4 | 14 | シュート | 6 | 5 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | オフサイド | 2 | 2 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 15.3℃
-
- 湿度
- 25%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 3,902人
-
- 主審
- 石丸 秀平
-
- 副審
- 眞鍋 久大、若槻 直輝
-
- 第四の審判
- 金次 雄之介
監督コメント
まずは今治市内で山火事の被害がまだまだ続いていると思います。被害に遭われた方、また今もなお避難を余儀なくされている方々にこの場を借りてお見舞い申し上げたいと思います。
また、そのような状況にもかかわらず、FC今治さんの決断のもとで、今日公式戦を開催することができました。そこで我々が素晴らしいシチュエーションの中でフットボールができたということに関しても感謝の気持ちを申し上げたいと思います。
当たり前ではないこの日常というものを改めて感じましたし、そういう中で我々はその感謝の思いというものをしっかりと背負って、それをエネルギーに変えて、今日ピッチに選手を送り出したつもりです。選手もそのような思いでファイトしてくれたと思います。
もちろん勝負はその先にあることなので、我々は間違いなく勝点3を奪いに行きましたし、試合の流れからいっても勝点3をしっかりと取り切って、山形に戻らなければいけないゲームだったかなと感じています。
クローズのところでエラーが出てしまったので、その理由というものもしっかりと検証しながら、今日1日は徹底的に悔しがって反省して、残りの時間を過ごしたいと思います。ただ明日以降はまた顔を上げてしっかり切り替えて、山形に戻って次のゲームに向けて準備をしていきたいと思います。
――前半は入りのところから山形の強みが存分に出た45分だったのかなと思います。一転して、後半になると、前後半で流れが入れ替わるような形になったと思います。
そこは受けてしまったのか、相手の強みを出させてしまったのかという部分で言うといかがでしょうか。
結果的に受けてしまったという見え方にはなるとは思います。ただ、「別に受けて構いませんよ」なんて言ってハーフタイムを過ごしたつもりはないですし、もう1点奪いに行くという姿勢と、我々がもう一度前からボールを奪いに行く姿勢をしっかりと出しましょうということは、ハーフタイムで映像も使って確認をしました。
環境というところで言うと、これは我々がコントロールできないことなので難しいのですが、一つは風、これは今日影響があったと思います。もう一つは、前半はアップ前にピッチに水を撒いてくれていたので我々にとってはボールを動かしやすい状況だったんですけれども、今日予定されていた散水が3回だったのが1回に減ったんですよね。
そこは今治さんのいろいろな戦略があったでしょう。ただ我々にとってはそれが難しい状況になってしまったというところです。
でも、「それも覚悟して戦うよ」ということは選手に伝えて送り出したんですけれども、残念ながら我々のボールの動かし方のテンポが生まれなかった要因の一つだとは思います。
ただ、そこは我々がコントロールできない部分なので、そこに目を向けてこれからのゲームに向けて反省するつもりはありません。
では何をしなければいけなかったかというところを考えると、交代選手で少し長いボールに対してもしっかりと競れるような、あるいは一発で背後を取れるような選手を投入して、その働きに期待はしたんですけれども、なかなかそこまでボールを供給できなかった。その間に1失点してしまいました。
ただ、2-1のまま何とか粘り強く守り切っていたので、最後は後ろの枚数を増やしてクローズにかかったというようなゲーム展開でした。
もちろん、90分間自分たちのゲームで進められればこんなに嬉しいことはないんですけれども、そうならないのがフットボールですから、そういう点を考えたとしても今日は2-1でしっかりと勝ち切って終えなければいけなかったと感じています。
選手コメント

No.25 國分 伸太郎 選手
--かなり悔しい結果に終わったと思いますが、前半自体はチームとして強みが出たと思いますが、いかがでしたか?
短い準備期間ではありましたけど、しっかり準備してきたものが出せましたし、相手がどういう出方をするかなというのも、ひとつやふたつくらいプランを持っていたので、そのなかからセットプレーも含めてゴールを奪えた。ゲーム運びに関しても、危ないシーンはありましたけど守り切れたというのはよかったと思います。
--立ち上がりからかなり相手を押し込んで、チームの強みである前からの守備であったりがかなり機能してたなという印象がありますが?
そうですね、風も味方してましたし、ピッチ状況も少し重ためだったので、それも含めて、相手がどういう形で回してくるかとか、どういう狙いがあるかわからなかったですけど、立ち上がりは蹴らせないぐらいのプレッシングをやろうというなかで、そういうところから2点目も生まれたので、狙いどおりだったかなと思います。
--2点目のところはチームとして相手を追い込んだなかでミスを誘ったところがありました。ゴールも無人のゴールでしたが、落ち着いて決めれたと思います。あの場面はいかがですか?
ゴールが空いてるというのはわかってたんですけど、変なことを考えずにシンプルに、とりあえず枠に入れようと、抑えて打とうということだけを集中して、うまく入ってよかったかなと思います。
--一転、後半はかなり苦しい状況に追い込まれました。監督は風の影響やピッチの影響を挙げられてましたが、中でやっている選手からしたらどんな印象を受けていましたか?
ピッチ状況は、僕らが得意とするビルドアップだったりとか、足元の技術が高い選手がそろっている分、足元でプレーしたいところはあったんですけど、風だったりピッチ(状況)で相手の圧力を受けてしまう状況になってしまいました。そういうときでも、「だからできない」「戦えない」というのじゃ話にならないので、これから先、そういうピッチだったり、こういう状況というのは全然あり得ますし、これをいい教訓として、二度とこういう、2-0から追いつかれるだったりということがないようにしていきたいなと思います。
--やっているなかで、受けに回ってしまった、気持ちが少し下がってしまったという感じではなかったですか?
全然そういうことはないですし、僕らも前に前に行こうという意思はあったんですけど、やっぱりセカンドボールだったりクリアボールが相手にポンと入ってしまったりとか、狙いどおりにプレッシャーをかけれない状況も多かったので、そういうときに前から圧力をかけれないということがあったというのはあります。
--最後追いつかれたとはいえ、下を向く必要はないのかなというところもありますか?
今日のゲーム展開と、ルヴァンカップも含めて、しっかり負けずに3試合来てるなかで、アウェイで苦しい状況とはいえ、こういうゲームを落としてるようじゃ優勝というのは届かないので、残り31節、二度とないようにしていきたいなと思います。
戦評
直近のルヴァンカップ初戦で完封勝利を挙げたモンテディオ山形は、その試合から中3日でFC今治と対戦。幸先よく2点を先攻するも、後半は終了間際を含めて2失点を喫してリードを守りきれず、痛いドローに終わった。
今治市で発生した林野火災の影響が懸念されたが、予定通り開催となった一戦。ディサロ燦シルヴァーノが公式戦3試合ぶりに先発復帰した山形は、開始2分に相手のパスミスを土居聖真が逃さずカットしファーストシュート。8分には、相手陣内でボールを奪うとFKを獲得、田中渉が直接狙い、そこからセットプレーで相手を押し込む。すると11分、右サイドの深い位置でスローインを得ると、同サイドで細かく繋いで田中がクロス。最後は前線に残っていた安部崇士が頭で合わせてネットを揺らし、先制に成功した。
山形の先制から2分後、梅木怜の鋭いスルーパスが裏を突いたマルクスヴィニシウスへと渡り、山形の左サイドを崩される。マルクスヴィニシウスの折り返しをウェズレイタンキに合わせられたが、西村慧祐がブロックした。
序盤からハイプレスと素早い攻守の切り替えが効き、ボール保持率を高める山形は17分、ディサロの相手GKへのプレスでキックミスを誘うと、髙江麗央がカット。髙江がワンタッチで前線へ送ったボールは横方向へクリアされたが、ルーズボールを國分伸太郎が拾ってシュートをゴールへ流し込み、点差を2点に広げた。
26分、今治にCKを与えると、キッカー・新井光のクロスをタンキが頭で合わせたボールがゴール右角のポストに直撃、ヒヤリとする場面があった。追加点を挙げて以降、今治のサイド攻撃から度々ゴール前に迫られたが、中央を固めた守備は集中力も伴い、ゴールを許さない。
前半終盤は互いにチャンスが訪れ、43分は山形。右に流れた田中のクロスにファーサイドでフリーの國分が合わせたが枠の外。45分+2、マルクスヴィニシウスの中央を割るスルーパスが、裏を突いたタンキへ渡ったがオフサイドの判定となった。
前半は、山形が2点をリードして終了となる。
後半に入ると、山形は自陣でのファウルが相次いで今治にセットプレーのチャンスを再三与える。47分、山形の右サイドで今治にFKを与え、キッカー・新井のクロスをマルクスヴィニシウスが頭で合わせてシュート。54分、今度は山形の左サイドでFKを与えると、クロスのクリアボールを加藤徹也に拾われてシュートを許したが、いずれも枠外だった。
前半とは一転して今治のペースで進むと58分、中盤でボールを奪われ、持井響太が山形の左サイドを突破して低いクロス。ニアでタンキが収めて浮き球のパスを送ると、マルクスヴィニシウスには合わなかったが、すかさず拾ったマルクスヴィニシウスが角度のない位置からクロス性のボールを上げる。これがそのままゴールへ吸い込まれ、今治は本拠地での今季初ゴールを記録した。
1点差とされた3分後、自陣でのパスミスを加藤潤也にカットされて折り返しをマルクスヴィニシウスにヒールで合わせられ、決定機を許したが山形GK・寺門陸が好セーブ。64分には、リズム良くパスを繋がれて最後は梅木にシュートを許したが、野嶽寛也がスライディングブロックで防いだ。
点差を詰めて勢いに乗る今治に押し込まれ続け、苦しい展開となった山形は、67分に2枚替え。ディサロと氣田亮真を下げて堀金峻明、イサカゼインを送り込む。
前線を入れ替えて流れを変えようと試みるが、相手の鋭いハイプレスを前にビルドアップが成立せず、ボールを回収されて自陣で守る時間が続く。76分に土居に代えて高橋潤哉を投入するも、攻撃の形を作ることが出来ず、試合は最終盤へ突入する。
後半立ち上がりから続く今治の猛攻を何とか耐えてリードを保つ山形は89分、國分に代えてセンターバックの熊本雄太を投入し、5バックに変更する。
アディショナルタイムに入って以降、山形はブロックを敷いて相手のパワープレーを跳ね返し続けていたが、ラストプレーとなった90分+7、弓場堅真が笹修大とのワンツーから上げたクロスに、ニアに飛び込んだ大森理生がヘディングで合わせると、寺門が触れたボールはポストにあたり、そのままゴールラインを割った。山形は目前に迫った勝点3を逃す結果に終わった。
通算成績2勝2分3敗、勝点8となった山形は次節、4月5日(土)にホームでジュビロ磐田と対戦する。


















