| [ 試合終了 ] | ||
| 0 | 前半 | 0 |
| 0 | 後半 | 0 |
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 31 | 寺門 陸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 西村 慧祐 | |
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| MF | 7 | 髙江 麗央 | |
| MF | 21 | 田中 渉 |
89' |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
72' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 |
64' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
72' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
64' |
控えメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 | |
| DF | 6 | 山田 拓巳 | |
| MF | 14 | 坂本 亘基 |
72' |
| MF | 17 | 加藤 千尋 |
89' |
| MF | 42 | イサカ ゼイン |
64' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
72' |
| FW | 11 | 藤本 佳希 |
64' |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
監督
| 渡邉 晋 |
スターティングメンバー
| GK | 13 | 阿部 航斗 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 松原 后 | |
| DF | 5 | 江﨑 巧朗 | |
| DF | 22 | 上夷 克典 | |
| MF | 7 | 上原 力也 |
72' |
| MF | 23 | ジョルディ クルークス | |
| MF | 25 | 中村 駿 | |
| MF | 39 | 角 昂志郎 |
60' |
| MF | 50 | 植村 洋斗 |
72' |
| MF | 71 | 倍井 謙 |
72' |
| FW | 11 | マテウス ペイショット |
87' |
控えメンバー
| GK | 1 | 川島 永嗣 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 川﨑 一輝 |
72' |
| DF | 26 | 西久保 駿介 | |
| DF | 36 | リカルド グラッサ | |
| MF | 6 | 金子 大毅 |
72' |
| MF | 8 | 為田 大貴 |
72' |
| MF | 16 | レオ ゴメス | |
| MF | 33 | 川合 徳孟 |
87' |
| FW | 20 | 佐藤 凌我 |
60' |
監督
| ジョン ハッチンソン |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 6 | 13 | FK | 17 | 6 | 11 |
| 1 | 2 | 3 | CK | 6 | 0 | 6 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 3 | 7 | 10 | シュート | 4 | 0 | 4 |
| 0 | 0 | 0 | オフサイド | 6 | 2 | 4 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 14.1℃
-
- 湿度
- 45%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 8,775人
-
- 主審
- 上原 直人
-
- 副審
- 竹田 明弘、堀 格郎
-
- 第四の審判
- 山岡 良介
監督コメント
NDスタジアム山形に集まっていただいたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。また、中継の先で選手の背中を後押しするような声援を送ってくださった皆さん、ありがとうございました。
ホームゲームなので、やはり勝点3を取りたかったゲームです。前節、最終盤で追いつかれて勝点1で終わったアウェイゲーム、このゲームも同じ勝点1です。
試合内容を振り返れば、我々にとっては収穫がたくさんありましたけれども、結果をみれば同じ勝点1なので、悔しさは一緒、もしくはますます上位から離されるという現実を考えると、もうこれ以上負けられないという思いでしかないです。
勝利というものにもっともっと執着しないと、優勝に辿り着けないし、そういうものがまだまだ足りないという思いを感じています。そのような話を選手たちにもスタッフにもしてきました。
もう一回顔を洗って出直したいと思います。
--今日の守備についてお伺いします。前半はおそらく相手のシュートを0本に抑えて、フリーキックから危ない場面はありましたけど、シュートシーンは少なかったと思います。その評価をお願いします。
おっしゃったように、守備に限らず、前半の攻撃も含めて内容はしっかりしたものが出せたと思っています。
磐田さんの決定的なチャンス、我々のピンチというものを想像したときに、数としてあまり思い浮かばないのと、あとはセットプレーでちょっとヒヤッとさせられるものと、我々のクリアミスから決定的なピンチを招いた場面ですが、何か意図的に大きく崩されたというものはなかったです。磐田さんの構造上、守備面でマッチアップする選手が明確になるので、「そこは絶対にやらせるな」と相当きつく言って送り出しました。それぞれの守備のタスクは各々がしっかりと発揮した試合だったと感じています。
--攻撃については相手のディフェンスラインの裏を狙うプレーが多く見られましたが、オフサイドの回数がやや多かった印象もあります。その点についてはチャレンジをした証としてポジティブに捉えているのか、どのように捉えていますか?
ボールをそこに供給しないよりは供給した方がいいし、走らないよりは走った方がいいです。明確に磐田さんの最終ラインにギャップが生まれるということは分析でもありましたから、いつも以上に背後を狙うような語りかけや映像は見せてきました。
特に前半は風上で流れてしまうので、難しさはあったと思いますがそこを選んだり、あるいは後半もどんどんそこに走ったりというものは多かったと思います。
もちろん、そこでクオリティを高めていけば、1つ2つはゴールに迫れる場面はあったでしょう。タイミングの部分で合わなかったというものもありましたし、J2には残念ながらVARがないので、もしかしたら相当ギリギリでオンサイドだったものもあったかもしれません。
でも、与えられた中でやると考えたときには、もっともっとタイミングを合わせる、あるいは複数人走って、ノーオフサイドの人が出ていくところをやれれば、もっと相手を苦しめることが出来たのかなと思います。
ただそれが一辺倒になるのもちょっと嫌だったので、コーチ陣からも含めてハーフタイムに伝えました。ただあれくらい狙ったということは、逆に言うと風下の方が出しやすいし、選手の目からは相当ギャップがあると見えたのでしょう。そこは何ら咎めるつもりもないですし、良いチャレンジをしたと思っています。
--守備の各々のタスクというところで、今日は野嶽寛也選手がクルークス選手と対峙していたところでしたが、今日のパフォーマンスはどうだったでしょうか。
ほとんど決定的な仕事をやらせてはいなかったと思います。やはりあれくらいボールを持たれて、技術もスピードもある選手ですから、突破というものを考えれば、もちろん理想は全てシャットアウトして欲しいでしけれども、対峙した時にしっかりと足を運んで、最後のところでしっかり足を合わせに行ったり、印象的なシーンとしては後半にインターセプトして持ち上がったところもありました。そういった彼の予測やそれに伴うプレーというものは良いものがあったと感じています。
相手の選手に近づけないと、ファールがオッケーということではないですけどファールすらできないような距離感になってしまうので、あれくらい近くで守ったという一つの証だと思っています。もちろん相手選手を傷つけるのは絶対に駄目なので、そこは注意深くやってほしい部分もありますけれども、すごくアラートに、良い対応をしていたのではないかと感じています。
--後半、少し相手が間延びした中での攻撃になりましたが、そこで点を取り切れなかったのは、考えられる要因はありますか?
映像を振り返ればもっと色んな考えが出てくるでしょうけれども、いま私が感じていること、あるいはゲームを見ながら感じたことは、先程の背後を狙うシーンが多かったところとリンクしていて、押し込む前に背後をどんどん狙いすぎたという感じはしました。
割とボール保持者も良い状態でもう少しドライブできたり、前進できたりすることが可能だったのではないか思います。ベンチから見ていて、途中から入った選手にも「ワンクッション入ってほしい」とか「一つ受けてからその次の背後を狙って欲しい」という話もしましたが、出し手も含めてシンプルに一本でドンドンドンというのがありましたよね。
それが間延びした原因かもしれないですが、間延びした相手にそれをやって拾われると、我々もカウンターを受けますから、その辺はしっかりと前進する中で、最後の決定的なパスを出すことを選んでみるのも必要だったのかなと感じています。
ただ、磐田さんもプレスのかけ方や強度というものは、前半とは明らかに違って対応してきたものがあったので、もしかしたらそういったものの圧を感じていたかもしれないです。
--次は3日後にルヴァンカップ京都戦があります。この状況の中でJ1の京都と戦う楽しみもあると思いますが、どのような点をモチベーションにしたいですか?
冒頭で申し上げたように、勝ちへの執着を見せるには絶好の機会だと思います。なぜならば負ければ次のステージに進めない大会なので、そういうものを見せると考えると、相手がJ1だろうとどのカテゴリーだろうが、勝利への執念というか執着みたいなものを見せた先に自分たちが勝利を掴むということを体現していかないと、本当に自分たちの成長というか、本当の意味での収穫に繋がらないと思うので。そういうメンタリティや図太さ、こだわる姿勢、意欲は見せたいと思います。
幸い今回はホームで戦えますから、地に足を着けつつ、そういったメンタリティを僕自身も煽りながら、こだわる姿勢、意欲が見えるような、その先で勝利を掴めるような試合にしてみせたいと思っています。
選手コメント

No.15 川井 歩 選手
--試合の感想からお願いします。
自分自身、昨年悔しい思いをして、チームにも迷惑をかけたと思うので、今年に懸ける思いというのは人一倍強いつもりで、今年初めのチャンスが回ってきて、なんしてもチームを勝たせたいという思いを持ちながらプレーしましたが、それが果たせなくて、悔しい気持ちが一番です。
--今日は相手の攻撃陣を抑えましたが、どういったことを意識してプレーしていましたか?
ジュビロはウイングに特長であり、ストロングだというのは試合前からわかっていましたし、自分とヒロ(野嶽寛也)がそこをやらせないというのが一番のタスクではありましたが、やられたシーンもポンと頭に浮かぶのが2、3個あるので、そこは絶対ゼロにしたいですし、でも無失点で終われたというのは最低限だったと思います。
--最終ラインの背後を狙うシーンが見えましたが、攻撃ではどんな狙いがありましたか?
前半だったら(氣田)亮真くん、後半だったら(イサカ)ゼインくんと中と外を使い分けて、どっちかが裏へ走ったらどっちかが止まったり、一緒に裏を取りにいくことだったり、そういう共通認識みたいなところはうまく2人で崩せたシーンも何度かありました。今日の試合で言ったら、最後仕留めるところが足りなかったと思います。
--開幕から出られずに悔しい思いもあったと思いますが、ホームの試合でサポーターの様子を見て、どんな気持ちでしたか?
今日もスタジアムにたくさん来ていただいて、スタジアムだけじゃなくてSNSでもメッセージをくれるサポーターの方がたくさんいて、今年に懸ける思いというのはより強くなりました。そういった期待してくれている方々のためにも、優勝・昇格という形で恩返しできたらなと強く思っています。
--ここからまた連戦になりますが、意気込みをお願いします。
まずはルヴァンカップになりますが、今年の選手層というかメンバーは、リーグもルヴァンも獲りにいけるメンバーがそろっていると思うので、まずはルヴァンに勝って、リーグ戦も目の前の試合ひとつひとつに勝っていくだけだと思うので、一戦必勝で引き続きやっていきたいと思います。
--渡邉監督が「勝利への執着がもっと必要だ」とおっしゃっていましたが、それに関してはいかがですか?
僕もそのとおりだと思います。今日の試合も勝てた試合だと思うので、最後のクオリティのところもやっていかなきゃいけないと思います。
選手コメント

No.13 野嶽 寛也 選手
--試合の感想からお願いします。
「いいゲームだった」という試合で終わらせたくない試合だったかなと思います。
--どんな部分が足りなかったですか?
今日はクリーンシートでしたし、守備陣はそれを続けながら、今日はチャンスも多く山形にあったと思うので、そこを仕留め切る質だったり、連係という部分はもっともっと高めていいかないと、こういう「どっちが1点を取るか」というゲームでしっかり勝点3を取っていけないかなと思います。
--今日は守備の面でジョルディ クルークス選手との1対1で気持ちが見えましたが、どんな意識で守っていましたか?
クルークス選手が相手チームの脅威だということはわかっていました。その中でファーストプレーで強く行って、自分の意志というのをプレーで伝えるじゃないですけど、「これぐらい行くよ」というのを出すことで、今日はうまく抑えられたかなと思います。
--連戦になりますが、どんな意識で臨みますか?
負けてない部分というのはポジティブに取りながら、やっぱり勝点3は必要になってくると思います。大会は違いますけど、勝ち癖というのはつけたほうが絶対にいいので、どういうメンバーになるかわからないですが、自分たちのプレーをして勝てるように頑張りたいと思います。
戦評
前節、悔しいドローに終わった14位・モンテディオ山形は、現在リーグ戦3連勝中と好調の3位・ジュビロ磐田をホームに迎えた。押し込む展開を作る時間が相手より長かったものの、最後まで得点を挙げることが出来ず、スコアレスドローに終わった。
山形は今治戦から右サイドバックを変更、川井歩が今季リーグ戦初先発となった。一方の磐田は、リーグ戦4試合連続同じスターティングメンバーで臨んだ。
ボール保持を重視するチーム同士の対決、立ち上がりは山形が連動したハイプレスから高い位置でボールを奪い、ゴール前に迫る場面を複数作る。11分、プレスを回避されて山形の右サイドを崩され、ヒヤリとしたが、松原后のクロスは磐田の選手に合わなかった。
その後、山形は自陣からのロングフィードで相手のハイライン裏を突く攻撃、対する磐田は持ち味のサイドアタックを仕掛けるが、互いにフィニッシュまで繋げることが出来ず、試合は膠着状態となる。その中で30分、山形に決定機。川井から斜めのパスを受けたディサロ燦シルヴァーノがワンタッチで右へ。反応した氣田亮真のクロスにフリーの國分伸太郎が合わせたが、相手DFのブロックに阻まれた。
前半の終盤は山形が押し込む展開となり、36分、相手のハンドでペナルティエリア手前でのFKを獲得し、田中渉が直接狙ったが、僅かに枠の左。44分には髙江麗央の右サイドへの展開を氣田が受け、中の土居聖真へ。土居のクロスをファーで待っていたディサロが頭で合わせたが、磐田GK・阿部航斗の正面。更に45分+2、川井のロングスローを相手がクリア、これを國分が拾ってシュートを放ったが枠を捉えられなかった。
前半、山形はハイプレスとリトリートを上手く使い分けた守備で磐田をシュート0に抑えるもスコアを動かすことは出来ず、後半へと向かう。
後半に入り、立ち上がりは磐田に山形の左サイドでFKを与え、その流れからクロス攻撃を度々受けたが、集中した守備でシュートを許さない。攻撃では前半同様、細かく繋いでの前進と、前線へのロングフィードで相手の背後への狙いとを使い分けて磐田を揺さぶるが、決定機を作るまでには至らない。
試合を優位に進めながらも得点が奪えない山形は、64分に2枚替え。ディサロと氣田に代えてともに裏抜けを得意とする藤本佳希、イサカゼインを投入する。その2分後、磐田はこの試合1本目のCKを獲得。キッカー・ジョルディ クルークスのクロスを安部崇士がクリア、セカンドを拾った上原力也がミドルレンジから狙い、ようやくファーストシュートを記録した。
72分、山形は再び2枚替え。土居と國分を下げて高橋潤哉、坂本亘基を投入する。同時に磐田は一気に3枚替えを行った。
両チームの交代が完了し、磐田のFKで試合が再開。キッカー・中村駿のクロスを江﨑巧朗にバックヘッドで合わせられたが、山形GK・寺門陸がファインセーブしチームを救う。直後には、江﨑のアーリークロスを一度跳ね返すが、投入されて間もない川﨑一輝にこれをエリア内で拾われ、ワントラップからシュートを許したが枠を外れた。
終盤はオープンな展開となり、交互にチャンスが訪れる。80分、中盤で山形がFKを得ると、髙江がクイックリスタート。フライパスにイサカが反応しネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールとはならず。82分、自陣でのボールロストからクルークスがクロス、佐藤凌我に収められて反転からのシュートを許したが、西村慧祐と髙江が2人がかりでブロックした。その直後、再び髙江がフライパスでチャンスメイク、イサカが頭で落としたボールを坂本が受けてシュートするも阿部に防がれた。
89分、山形は田中に代えて加藤千尋を投入し交代カードを使い切る。加藤は今季リーグ戦初出場となった。
アディショナルタイムに突入し90分+2、川合徳孟からの丁寧なスルーパスが川﨑へと渡り、山形の右サイド深くまで突破されたが、折り返しは西村がクリアしコーナーに逃れ、その後のCKも凌いだ。試合終了間際には、左に流れた高橋の折り返しを坂本が収めてシュートを放ったが阿部の好セーブに阻まれ、山形は決定機を逃した。直後に得たCKでもネットを揺らすことは出来ず、リーグ戦3試合連続ドローとなった。
次の試合は、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦。この試合から中3日の9日(水)に再びホームで、J1京都サンガF.C.と対戦する。


















