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モンテディオ山形
モンテディオ山形
0
[ 試合終了 ]
0 前半 1
0 後半 0
1
  • 45+1分 永田 倖大
AWAY
京都サンガF.C.
京都サンガF.C.

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 3 熊本 雄太
DF 6 山田 拓巳
DF 13 野嶽 寛也

46*'

DF 22 城和 隼颯
MF 9 高橋 潤哉

70'

MF 17 加藤 千尋
MF 20 吉尾 海夏

60'

FW 11 藤本 佳希

70'

FW 14 坂本 亘基
FW 42 イサカ ゼイン

控えメンバー

GK 32 上林 大誠
DF 5 安部 崇士
DF 15 川井 歩

46*'

DF 33 千葉 虎士
MF 10 氣田 亮真
MF 21 田中 渉

60'

FW 23 大森 真吾

80'

FW 55 堀金 峻明

70'

FW 99 ベカ ミケルタゼ

70'

80'

監督

渡邉 晋
京都サンガF.C.

スターティングメンバー

GK 1 ク ソンユン
DF 2 福田 心之助
DF 5 アピアタウィア 久
DF 15 永田 倖大
DF 20 喜多 壱也
MF 6 ジョアン ペドロ
MF 16 武田 将平

78'

MF 18 松田 天馬

84'

MF 48 中野 瑠馬

78'

FW 31 平賀 大空

78'

FW 77 ムリロ コスタ

90+5'

控えメンバー

GK 21 圍 謙太朗
DF 4 パトリック ウィリアム
DF 24 宮本 優太
DF 30 飯田 陸斗
MF 8 米本 拓司

78'

MF 17 安齋 悠人

90+5'

MF 29 奥川 雅也

78'

MF 51 尹 星俊

84'

FW 11 マルコ トゥーリオ

78'

監督

曺 貴裁

スタッツ

90 45 total   total 45 90
11 5 16 FK 12 8 4
2 2 4 CK 7 3 4
0 0 0 PK 0 0 0
3 3 6 シュート 20 11 9
0 0 0 オフサイド 2 1 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    11.6℃
  • 湿度
    60%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    3,701人
  • 主審
    今村 義朗
  • 副審
    長谷川 雅、荒上 修人
  • 第四の審判
    植松 健太朗

監督コメント

平日のナイターにもかかわらず、また東北もまだまだ寒い夜の中、3,000人をはるかに超えるサポーターの方々にNDソフトスタジアム山形に集まっていただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。それから中継を通じても多くのエネルギーを届けていただいたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

非常に悔しいです。短い時間の中で、プレスが非常に鋭く速く、J1の中でもそれを明確な武器にしているチームと対戦するというところに対して、なんとか外してやろうというところを映像やミーティング、トレーニングの中で準備をしてきました。

残念ながら、それをしっかり外して前進してチャンスを作ったというシーンがすごく少なかったので、そういったところはまだまだやることが多いなと感じつつ、もっともっと選手たちが勇気を持ってそこにトライをして、その中でもっともっといいものをピッチの中で選べるように、そこまで導くことができなかった自分の拙さにも非常に悔しさを感じています。なんとか勝ちたかったです。

惜しいシーンが前半にありましたけれども、結果的には後半最後、パワープレイ気味にああいう形でボールを放り込んだ方が、チャンスが増えているように感じたことも悔しいです。

その悔しさをエネルギーに変えて、次に向かっていきたいと思います。

 

 

--攻撃の面の話がありましたが、プレスを外してなかなか前進できなかったことについて、現時点でどのように捉えていますか?

 

まず、ポジションを取るのが遅かったです。クイックで始められるものがあれば、たくさん始めた方が我々には分があるだろうし、その準備を早くしましょうということは今シーズンのテーマでもあったので、そこを出していこうという形で送り出しましたが、相手が構えるのを待ってしまったりして、リスタートが遅かったり準備が遅かったりしたところが一つの原因だと思います。

その先に、自分たちが見えているものが少しずつ狭くなったり近くなったりして、選べるものが少なくなったというところが大きいと思います。

あとは、京都さんが4-3-3の立ち位置からどうやってプレスをかけてくるかという準備に対して、今日は明らかに右のサイドバックの選手が前に出てきて我々の前進を阻もうとしていました。ああいう形は他のJ1の試合では見られなかったので、我々にとって想定外ではありました。

だったらこういう形で、こういうシチュエーションを作り出せば外せるよね、といったところをハーフタイムで伝えたりして、選手もトライしようとしましたが、いかんせん、そこでも選ぶものが良くない方、良くない方に行ってしまったところがあったと思います。

もちろん、準備期間が短ければ起こり得ることですが、そういったところも含めて、もっと選手が勇気を持って選べるものを増やせるように持っていけなかったのが、大きな原因かなと感じています。

 

 

--非常に相手にボールを持たれて押し込まれる時間が長くなった中でセットプレーから失点しましたが、その守備についての評価を教えていただけますか?

 

際どいところで最後に防ぎ切ったというか、大きな破綻をすることなく粘り強くやったというところは評価したいと思います。ただ、あの時間が長くなっても、そこから押し返せるのが本来の我々の守備の良さなので。もちろんあそこで粘り強く戦うことも我々のストロングポイントとして持つことができつつあるのは喜ばしいことですが、本来はもっと押し返せるはず。それが今日はなかなかできませんでした。

そのあたりも原因はあると思いますが、今ここでそれを話すつもりはありません。でも、それをもっとできて、我々が前からプレスに行く形をもっと作りたかったというのが正直な感想です。

選手コメント

No.17 加藤 千尋 選手

No.17 加藤 千尋 選手

--試合をふり返ってください。

 

押し込まれる時間が多かったですが、みんな一人ひとり体張って戦っていたと思います。攻撃も準備してきたものを出せましたが、結果に繋がらなかったという点ではまだまだ精度が足りなかったのかなと思います。

 

 

--どのあたりの精度が足りなかったですか?

 

ボールを怖がらずに受けるというのもひとつですけど、あとは積極的に裏、裏と。前から来る相手だったので、裏にいかにボールを運べるかというところで、みんな共通認識は持っていましたが、なかなかボールを入れられずにいたので、そこは課題かなと思います。

 

 

--攻撃ではどんな狙いを持ってプレーしていましたか?

 

相手のプレスが激しく前に来るのはわかっていたので、いかに逆を取れるかというのを考えていて、あとは背後が空いているので、ワンタッチで背後とかを狙っていました。

 

 

--次は中2日でいわき戦ですが、意気込みをお願いします。

 

ここ数試合勝ちがないので、いわき戦はなんとしても勝ちたいと思います。今日出た課題を、残り2日ですけど準備して、勝ちにこだわっていきたいなと思います。

 

 

--ポジション争いに対する自身の意気込みはどうですか?

 

ボランチは人数も多いですし、そこで自分の強みをもっともっと出していかないと出場機会が得られないと思うので、そこは練習からどんどんどんどん出していきたいなと思います。

 

 

--球際の強さが、90分経ってからもJ1レベルだったかと思いましたが、プレーしてどうでしたか?

 

本当に京都さんは90分とおして強度が落ちないので、いいチームだなと思いました。それがJ1では当たり前だと思うので、いかにそこに近づけるかが、J1に行けるか、行けないかの違いだと思うので、そこはこだわって自分たちもやっていきたいと思います。

選手コメント

No.11 藤本 佳希 選手

No.11 藤本 佳希 選手

--試合の感想からお願いします。

 

負けてしまったので、すごく残念です。

 

 

--リーグ戦から中3日でのカップ戦、J1相手でしたが、どんな意気込みで望みましたか?

 

勝って次に進むことだけを考えて、そのための準備をしましたし、結果として負けてしまったという感じです。

 

 

--序盤から押し込まれる展開が続きましたが、プレーしていてどんな印象を持ちましたか?

 

押し込まれながらも、耐えるところは耐えたりだとか、自分たちがボールを持ったときも、ある程度イメージどおりに動かせたシーンも前半はあったので、「やれた」という手応えはもちろんありますけど、結果がすべてということも重々承知しているので、すごく悔しいです。

 

 

--チャンスを作りながら得点にはつながりませんでした。この試合で足りなかったことはありますか?

 

僕自身も含めてチャンスがゼロではなかったので、そこは突き詰めていかなければいけないですし、もっとチャンスを作れたという感覚もあるので、両方です。

 

 

--中2日のいわき戦に向けて、意気込みをお願いします。

 

このルヴァンというのは終わってしまったので、リーグ戦につなげていくしかないと思っています。リーグ戦でも得点が取れてないというのは前の選手としても感じているので、そこを改善できるようにやっていきたいと思います。

 

 

--相手がハイプレスで来ることはわかっていたと思いますが、それをどうやって剥がしたいという狙いでしたか?

 

マンツーマン気味にプレスにきましたが、センターバックの選手が人には来ないというのを、僕も試合をやりながらすぐに感じました。センターバックの人は横のスライドはすごく速いのですが、僕のところは浮かしてくれるという感覚があったので、高橋潤哉選手がはっきり下りて、3ボランチ気味でやりながら、そこは3枚に見られることにたぶんなるので、僕がなんとか出口になれればと思っていました。なるべく高い位置で、というのを意識してやって、いくつかそういうシーンがあったのかなと思います。

 

 

--前半の坂本亘基選手からのマイナスのクロスは完璧だったと思いますが、どういう狙いでしたか?

 

シュート自体もイメージどおりではあったので、決めたかったです。ただ、その攻撃だったり、亘基が抜け出したあとの入りだったり、そこまではイメージどおりでした。

戦評

リーグ戦で勝ちきれない試合が続く中で迎えた、Jリーグルヴァンカップ1stラウンド2回戦。モンテディオ山形はホーム・NDスタでJ1の京都サンガF.C.と対戦したが、前半終了間際にセットプレーで喫した失点を最後まで追いつくことができず、0-1で試合は終了。2回戦でルヴァンカップ敗退となった。

 

山形は1回戦同様、先発メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ。直近のジュビロ磐田戦でフルタイム出場した野嶽寛也がただ先発に残り、ほか10人は1回戦と同じメンバーをそろえて臨んだ。対する京都も中2日のリーグ戦から10人変更の布陣で臨んだ。

 

攻守において前への矢印が強い京都。山形はこれをいかに外したり、跳ね返したりできるかが注目されたが、序盤から京都の圧力が上回る。山形のビルドアップではマンツーマン気味にプレッシャーをかけ、押し込んで攻撃した際にも、ボールをロストしてからの即時奪回で山形陣内に長い押し込み、セットプレーも含めて攻め込んだ。

 

京都は3分、CKからアピアタウィア久が放ったヘディングシュートは決まらなかったが、その後もペナルティーエリア深く入り込んで攻め続け、23分には中野瑠馬のインターセプトから、こぼれ球をムリロ コスタ選手がシュート。35分には右クロスから松田天馬のヘディングシュートなど決定機を重ねるが、シュートは枠内に入らなかった。

 

これに対し、京都の強烈な圧力で相手陣内へボールを運ぶこともままならなかった山形も、徐々に攻撃の“出口”を見つけていく。35分、右サイドでイサカゼインが受けてカウンター。イサカは縦にドリブルで仕掛けたあと、中に入っていき、最後は坂本亘基にラストパスを送ったが、ここは相手に対応された。その直後には、吉尾海夏のスルーパスに抜け出した坂本がえぐってマイナスにクロスを入れると、藤本がシュート。これをゴール前にいたイサカがダイレクトで押し込むがブロックされ、そのこぼれを狙った高橋潤哉の折り返しも中とは合わなかった。41分には加藤千尋が左サイドに展開すると、ライン間で受けた藤本から左サイドの坂本へとボールが渡ったが、ここはフィニッシュまで持ち込めなかった。

 

ようやく巡ってきたチャンスで決めきれずにいると、前半の終盤にかけて京都が再び押し込んだ。ロングボールのこぼれ球を平賀大空がシュート。これは決まらなかったが、直後のCKで、ムリロ コスタのボールをニアに飛び込んだ永田倖大が頭に当てると、加藤の必死のクリアでも跳ね返せず、枠内へ。京都に先制点が入って前半を終えた。

 

後半、山形は野嶽に代わって川井歩を投入。キックオフ直後からロングスローを獲得したり、クロスのこぼれを藤本が狙うなど押し込んだ。これに対し、京都もCKを獲得するなど押し込むと、58分のCKでは、ファーサイドで頭で合わせたアピアタウィアのシュートがポストに跳ね返った。

 

60分、山形は吉尾に代えて、田中渉をボランチに投入。その2分後のFKの場面では藤本がヘディングシュートを放ったが、枠外へ飛んだ。すると京都は69分、右クロスをファーサイドで平賀が受け、トラップからシュートを放ったが、ここはGK長谷川洸が弾いてクロスバーに跳ね返り、ゴールはならなかった。

 

70分には2枚替え。藤本、高橋に代えて堀金峻明、ベカ ミケルタゼを投入。しかしミケルタゼは接触プレーで足を痛め、80分に大森真吾と交代。山形はこれでカードをすべて切ることになった。

 

78分には3枚替えでフレッシュな選手を送り込むと、85分にはカウンター。ペナルティーエリア右にフリーで入り込んだマルコ トゥーリオがシュートを放ったが、GK長谷川洸が跳ね返した。

 

終盤は両チームとも接触で倒れるシーンが多く、試合がたびたび止まる中、アディショナルタイムには川井のクロスに加藤が飛び込み、頭で合わせたが、ここも枠には入らず。最後まで1点を追って攻め込んだが、このまま試合は終了した。

 

山形は2回戦でルヴァンカップ敗退となった。このあとはリーグ戦に戻る。中2日、4月12日(土)はアウェイでいわきFCと対戦する。