| [ 試合終了 ] | ||
| 1 | 前半 | 0 |
| 0 | 後半 | 0 |
- 4分 山本 駿亮
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | ニック マルスマン | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 松田 佳大 | |
| DF | 14 | 下堂 竜聖 |
74' |
| DF | 18 | 亀川 諒史 | |
| MF | 7 | 三沢 直人 | |
| MF | 8 | 野寄 和哉 |
83' |
| MF | 17 | 田邉 光平 | |
| MF | 55 | 岡庭 愁人 | |
| FW | 19 | 山本 駿亮 |
62' |
| FW | 30 | 奥山 洋平 |
74' |
| FW | 45 | 山本 桜大 |
83' |
控えメンバー
| GK | 26 | 田口 潤人 | |
|---|---|---|---|
| DF | 5 | 喜岡 佳太 |
74' |
| DF | 15 | 板倉 洸 | |
| MF | 6 | キム ボムヨン |
83' |
| MF | 27 | 小澤 亮太 |
83' |
| MF | 40 | 成岡 輝瑠 | |
| FW | 13 | 宮吉 拓実 | |
| FW | 28 | 小林 成豪 |
74' |
| FW | 34 | 古川 大悟 |
62' |
監督
| 志垣 良 |
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 |
76' |
| DF | 4 | 西村 慧祐 | |
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| MF | 7 | 髙江 麗央 | |
| MF | 8 | 小西 雄大 |
83' |
| MF | 25 | 國分 伸太郎 |
65' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 | |
| FW | 11 | 藤本 佳希 |
65' |
| FW | 14 | 坂本 亘基 | |
| FW | 42 | イサカ ゼイン |
76' |
控えメンバー
| GK | 31 | 寺門 陸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 吉田 泰授 | |
| DF | 15 | 川井 歩 |
76' |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 10 | 氣田 亮真 |
76' |
| MF | 21 | 田中 渉 |
65' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| FW | 23 | 大森 真吾 |
83' |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
65' |
監督
| 渡邉 晋 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 8 | 15 | FK | 15 | 4 | 11 |
| 2 | 1 | 3 | CK | 4 | 2 | 2 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 8 | 5 | 13 | シュート | 8 | 5 | 3 |
| 0 | 2 | 2 | オフサイド | 2 | 0 | 2 |
試合環境
-
- 天候
- 曇
-
- 気温
- 19℃
-
- 湿度
- 83%
-
- ピッチ
- 良芝
-
- 入場者数
- 3,646人
-
- 主審
- 窪田 陽輔
-
- 副審
- 竹長 泰彦、柳岡 拓磨
-
- 第四の審判
- 佐々木 慎哉
監督コメント
東北の山形からここ山口まで来るのには、距離的にも交通手段的にもすごく大変なところがあるんですけれども、それでも多くの我々のサポーターがこの下関のスタジアムに集まっていただいたこと、それから中継の先からでも我々にエネルギーを届けてくれたサポーターがいるということに関して心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
ゲームの方は、年に一度の下関での開催ということで、ピッチ状態というものは戦前から非常に気にする部分と、戦う上でポイントになる部分と、いろんなものを用意していましたけれども、その中で選手たちは自分たちがやれること、あるいはやりたいけれども捨てなければいけないこと、そういうものをしっかりと判断しながら90分ゲームを進めたと思っています。その判断に伴う行動やトライというものはしっかりと評価してあげたいと思います。
ただ、サッカーというものは、どちらが相手よりもたくさん点を取れるかというスポーツなので、今日のゲームに関しては、山口さんが一点、我々よりも多く取って、我々は1点も取れなかったというところが全てです。
その結果にしっかりと向き合って、次のゲームに進んでいきたいと思います。
--今日は維新ではなく、下関の開催ということで、選手起用や戦い方について、実際にどのような考えで臨んだのかを聞かせてください。
まず、戦前から状態があまり良くないと聞いてはいたものの、当日こちらに来るまでわからないものもたくさんあったので、そういったところを両方併せ持ちながら、メンバーリングを考えてはいました。
特段このゲームに向けて、このグラウンド仕様に選手を入れ替えたことはそんなにはないです。
ただ、戦う上で我々にとってリスクがあるものは避けたいので、そういうものを選んだ先に今日の選手起用というものがありました。
私が選んだ中でも、選手たちがそれを表現してくれた時間というものはたくさんあったのかなと思います。
--立ち上がりに失点してしまいましたが、あの失点はピッチ状態でナーバスになった影響はありますか?
いや、それはないと思います。むしろ、我々が先にビッグチャンスを作っていますから、そこは我々が仕留めることができずに、山口さんがしっかりと仕留めた。
ピッチは全く関係なく、クロスからあんなに簡単にやられたら話にならないですよね。我々がシステムを変えてからそこに課題があり、連戦中のシステム変更でしたから、この1週間でクロス対応や3バック、5バックになったときのスライドというものは念入りに映像も含めてトレーニングしてきたんですけれども、それでもやられるというところが、とにかく僕の中では悔しいです。
私の落とし込み方がまだまだ甘かったのだと思います。今日はそこに尽きるのかなと思います。
--前半立ち上がりに失点しましたが、そこから終盤にかけての試合の進め方、前進の仕方は良いものがあったと思いますが、どう思いますか?
それが、最初に申し上げたように、ピッチがどういう状態であろうと、選べるものがあれば選んでいきたいし、リスクがあれば避けていきたいし。そこの判断決断は選手たちが良いものがあったと思います。
もちろん、最後のクオリティや前半、大分良い形で押し込めた先のクオリティといったところで、ちょっと慌てものが散見されたなという感じはしています。
いつもの彼らならもう少し良いボールを中に供給できたり、もっと良いアイデアを出せたと思うんですけれども、そのあたりはピッチ関係なく、先にスコアを動かされたことでメンタル的にバタついてるなというものは前半特に見られたので。
そこはハーフタイムでも「落ち着いて行け」と話をしましたが、やっぱりフットボールって、先にスコアが動かす、動かされるということは重要ですから。
そういったものが重くのしかかった90分だったと感じています。
--ビハインドを背負って後半に入りましたが、ハーフタイムで選手への声かけ、後半に向けた指示はどういったものがありましたか?
戦術的にはなんら変わりはなく、前半これだけやれてますよねといったところ。さらにそこに磨きをかけるのであれば、このポジションの人はなるべくどこのポジションをキープして欲しいといったところ。具体的には申し上げられないですけれども、そういった指示は映像も含めて選手には伝えました。
でもそれは今までの我々の構造と、今日選手たちが選んでトライした構造とで大きな変わりはないので、今日前半でやれていたものと、後半にもっともっとやりたいところと、さらに相手を嫌がらせるのだとしたら、もう少しこういう工夫ができるよねという部分を整理していくつか伝えたつもりです。
--後半、選手を入れ替えながら進めましたが、最後はなかなかテンポが上がらなかったようにも見えました。その要因は何だと思いますか?
ひとつは風も含めて、我々が前に進むパワーが削がれるものがあったので。これは言い訳ではないですよ、まったく理由にもならないんですけど、そういったところは要因としてあったと思います。
あとは時間が押し迫る中で、山口さんもどんどん守備にシフトしていきましたし、前半あるいは後半の頭で少しプッシュしてきた山口さんの前線の選手がプッシュしてこずに少し引き込むような形も見受けられましたから、そうなれば、我々から入って行かなければいけない。
その部分では、ボールを動かすテンポだったり、いつスピードアップするかというところの共有は、今日のゲームに関して言うと、少し足りないものがあったと思います。
選手コメント

No.7 髙江 麗央 選手
--悔しい結果になりましたが、試合をふり返ってもらえますか?
もちろん、ピッチ状況とかもいろいろ考えた中で、まだまだ自分たちにやれることはたくさんあったと思うし、これがいまの自分たちの実力なので、受け止めるしかないなと思います。
--かなりピッチ状況はよくなかったとは思いますが、その中で自分たちのやりたいサッカーというのは恐れずにやったのではないか
と思いますが、そのあたりはどうですか?
そうですね、試合前にも選手たちで、ビビらずに、自分たちのやるべきこと、やりたいことというのをまずやって、いつもよりかはうまくいかないことが多いと思うけど、しっかりみんなでカバーしながらやろうという話はしてたので、どんどんチャレンジというところはできたのかなと思います。
--前半立ち上がりに失点しましたが、そこから前半終了まで、いいペースでやれたのではないかと思いますが、ふり返ってどうですか?
そうですね。相手を剥がすところだったり、前進するところというのは、うまくいった部分もあったし、全員でしっかり考えながらコミュニケーション取ってやれた部分はありましたけど、やっぱりゴールが取れないと意味がないので。あとはラストパスだったり、シュートだったり、ゴールに迫っていく質というところはもっともっと高めていかないといけないと思うし、そういうところの大胆さというのはもっと出していかないといけないのかなと思います。
--そういう意味で、後半はどういう意識で入られましたか?
ピッチ状況だったり、風の向きだったり、いろいろ変化だったり前半とは違うところがあったので、難しくなるというのはわかってましたけど、それでも後半も、自分たちが前半やれた部分をもっとチャレンジしながらゴールに迫っていこうというのは話をしていました。
--後半は思うようにいかないことの方が多かったように感じましたが、後半をふり返ってどんな思いがありますか?
全体的に少し焦りがあったり、そういうところでちょっとイージーなミスがあったりというのはあったので、そこはしっかり課題として受け止めて次につなげていかないといけないと思うし、自分たちはまだまだやれると思うので、そのためにも日々のトレーニングからもっともっと高め合っていかないといけないなと思います。
--わりと早い時間からパワープレーに行ったのかなと見えましたが、指示があったのでしょうか?
風だったり、ちょっとつなぐことが難しくなったりして、焦りとかもあった中でロングボールが増えたというのはあったので、そこも自分のポジション的には全体的に落ち着かせて、自分たちのやりたいサッカーでゴールに迫っていけたシーンがもっともっとあったかなと思うので、そこはしっかり全員でコミュニケーション取りながらやっていきたいなと思います。
--ふり返ってみると、初っ端のビッグチャンスを仕留めたかったなというのがありますね。
そうですね、決めるところを決めるというのは、今シーズン、すごくそういうところで苦しんできてるので、決めるところを決める、守るべきところをしっかり守るというのは、もっともっと詰めていかないといけないなと思います。
戦評
5連戦を終えて迎えた今節、13位・モンテディオ山形は、今季ここまで僅か2勝で19位に沈むレノファ山口とアウェイで対戦。年に一度開催される下関市のセービング陸上競技場での対決は、開始早々の失点が決勝点となり0-1で敗れた。
先発メンバーは前節から3人が変更。安部崇士、イサカゼイン、高橋潤哉が3試合ぶりの先発出場となった。また、ベンチメンバーには大森真吾が名を連ね、今シーズンリーグ戦では初のメンバー入りとなった。
強い風が吹く中、コイントスで勝った山口が陣地を入れ替え風下を選択してキックオフとなったゲームは、開始早々に互いに決定機を迎える。2分、髙江麗央から右サイドへの浮き球のパスに高橋が反応、対峙する相手選手に体を当ててマイボールにし、深い位置まで突破してマイナスクロス。これを坂本亘基が合わせたが山口GK・ニック マルスマンのファインセーブに阻まれた。その2分後、山口は奥山洋平が縦突破からクロス、ここは山口の選手には合わずボールが流れるが、セカンドを岡庭愁人が拾って近くの田邉光平へ。田邉が入れたクロスをフリーの山本駿亮が頭で合わせてネットを揺らした。
いきなり先制を許した山形は序盤から中盤にかけて荒れたピッチコンディションへの適応に苦しみ、パスやトラップが乱れるシーンが目立った。また、山口のハードワークに屈してボールロストしたり、ルーズボールを度々回収されたりしてペースを握られ、19分にはクロスのセカンドボールを拾われた流れから野寄和哉、奥山に連続でシュートを許したが2本とも安部がブロックした。
30分を経過して徐々に落ち着いた試合展開となる中、山形はようやく攻撃の形を作れるようになる。34分、左サイドでのスローインから中央を経由して右へ展開。イサカのクロスはクリアされたがこぼれ球に髙江が反応してボレーシュートを放つも相手のブロックに阻まれる。その2分後には、高橋がファーストチャンスと同様に右サイドを突破し、ゴールに迫るもフィニッシュには至らず。さらに43分、安部の縦パスを高橋がヒールで落とし、受けた藤本佳希がダイレクトシュートを放ったが枠の左に外れた。
前半終了間際に山形は右CKを獲得し、小西雄大のインスイングのクロスが直接ゴールに向かうシーンがあったが、跳ね返され、折り返しの左CKも同点とはならなかった。
風が弱まった後半、最初にチャンスを迎えたのは山口。48分、右CKを得ると、キッカー・三沢直人のクロスをファーサイドでフリーの山本桜大がダイレクトシュート。枠の隅を捉えたが山形GK・トーマス ヒュワード=ベルがファインセーブを見せた。
後半も前半に続いて荒れたピッチコンディションに苦しむ山形。前半よりもシンプルなロングボールを増やすが、セカンドボール争いでは分が悪く、攻撃が続かなかった。その中で64分、熊本雄太の縦パスをきっかけに左サイドへ展開し、坂本のクロスを藤本が頭で合わせたが、マルスマンの好セーブに阻まれた。その直後、山形は藤本に代えて堀金峻明、國分伸太郎に代えて田中渉を投入する。
交代策から攻勢を強めたいところだったが69分、途中出場の古川大悟にハイボールを頭で繋がれ、右サイドの田邉にカウンターを許す。数的不利の状況となったが田邉のクロスは山口の選手に通らずゴールラインを割った。直後には古川がポストプレーから、追い越した山本桜へヒールパス。山本桜にドリブル突破からシュートを許すが、山形は2人がかりでブロック。こぼれ球を野寄に詰められた場面では戻ってきた坂本がブロックし、そこからゴール前で激しいボールの奪い合いとなったが何とかクリアした。
山形は76分にイサカと熊本雄太を下げて氣田亮真、川井歩を投入。83分には、小西に代えて大森を投入し交代枠を使い切る。ここで田中をボランチに、高橋をトップ下に1列ずつ下げ、大森を最前線に置いた。
85分を過ぎて間もなく、山形は中盤の位置でFKを獲得し、その流れからクロスを再三供給したが相手の集中した守備に阻まれ、残り時間が少なくなっていく。
逃げ切りを図る山口に対し、山形は西村慧祐が前線へと上がってパワープレーでゴールを狙おうと試みるが、クロスやロングボールの精度を欠いてシュートまで繋げることが出来ない。終了間際に得たFKでは髙江が直接狙うもGKが正面でキャッチした。アディショナルタイムが98分台まで延びたが、最後まで山口の守備を崩すことが出来なかった。
通算成績は4勝5分7敗となり、勝点を17から上積みできなかった山形。順位は13位のまま、次節は25日(日)、ホームに戻ってヴァンフォーレ甲府と対戦する。

















