| [ 試合終了 ] | ||
| 0 | 前半 | 0 |
| 0 | 後半 | 4 |
- 58分 田中 雄大
- 62分 孫 大河
- 70分 大島 康樹
- 90+4分 エドゥアルド マンシャ
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 |
65' |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 7 | 髙江 麗央 | |
| MF | 8 | 小西 雄大 | |
| MF | 25 | 國分 伸太郎 |
62' |
| FW | 11 | 藤本 佳希 | |
| FW | 14 | 坂本 亘基 |
74' |
| FW | 42 | イサカ ゼイン |
62' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
62' |
控えメンバー
| GK | 31 | 寺門 陸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 吉田 泰授 | |
| DF | 5 | 安部 崇士 |
65' |
| MF | 10 | 氣田 亮真 |
62' |
| MF | 18 | 南 秀仁 | |
| MF | 21 | 田中 渉 |
62' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
62' |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
74' |
監督
| 渡邉 晋 |
スターティングメンバー
| GK | 1 | 河田 晃兵 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 孫 大河 | |
| DF | 17 | 土屋 巧 | |
| DF | 40 | エドゥアルド マンシャ | |
| MF | 10 | 鳥海 芳樹 |
83' |
| MF | 14 | 田中 雄大 | |
| MF | 16 | 林田 滉也 | |
| MF | 19 | 宮崎 純真 |
78' |
| MF | 24 | 佐藤 恵介 |
83' |
| MF | 48 | ヴァウ ソアレス |
78' |
| FW | 49 | ネーミアス |
56' |
控えメンバー
| GK | 97 | 東 ジョン | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 井上 樹 | |
| DF | 13 | 村上 千歩 |
83' |
| DF | 22 | 小出 悠太 |
78' |
| MF | 8 | 中山 陸 | |
| MF | 20 | 遠藤 光 |
78' |
| MF | 25 | 平塚 悠知 | |
| FW | 29 | 大島 康樹 |
56' |
| FW | 77 | マテウス レイリア |
83' |
監督
| 大塚 真司 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 4 | 6 | FK | 7 | 2 | 5 |
| 3 | 1 | 4 | CK | 7 | 6 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 4 | 2 | 6 | シュート | 16 | 11 | 5 |
| 0 | 0 | 0 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 曇
-
- 気温
- 21.7℃
-
- 湿度
- 63%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 8,680人
-
- 主審
- 中井 敏博
-
- 副審
- 大塚 晴弘、宇治原 拓也
-
- 第四の審判
- 小林 健太朗
監督コメント
本日も我々の勝利に期待して集まっていただいた大勢のサポーターの皆さん、それから中継の先から我々の勝利を信じて応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
期待に答えられず非常に申し訳ないです。選手はよく頑張りましたが、それを勝利に繋げられなかったと思います。
--今日は4失点で特にセットプレーからの失点を多く許しました。どのように感じていますか?
感じるものはやっぱり悔しいというところと、最後の部分はオーガナイズを全て変更させていたものがあったので、それでもしっかり守りきりたかったですけど、1点目はおそらくセカンドフェーズのところだったと思います。映像をまだ見ていないので何とも言えませんが、やりようはいくらでもあったのかなと思っています。
2つ目はおそらく入れられてズドンという形。それも先に触られるというところは、オープンプレーのクロス対応を含めて、2試合続けてなので、なぜそういうことが起きてしまったのかということは、しっかりと検証しなければいけないと思っています。
ただ、失点の仕方で4つのうち3つがセットプレーでしたけれども、それ以外でも我々が後手を踏むシーンが今日はたくさんあったと思いますので。そういったところもしっかり振り返らなければいけないと感じています。
--前半、シュートまでなかなか行けない中で、精度だけでなくパスの意図が合わないような、前を取るのか足元に出すのかが合わないようなシーンもありましたが、どのように見えたでしょうか。
そういったシーンが散見されたのは事実だと思います。ちょっとしたボタンのかけ違いというか、我々がいい状態であるにも関わらず、それが合わなかったり、ボールを奪った後にパスを送ったものが相手に渡ってしまったりというところは、我々らしくないなと感じました。
でもそれは局面のアイデアというよりは、今なかなか結果がついてこない中で、選手が思い切ってのびのびとプレーできる環境やシチュエーションの方が、大きいのかなと感じています。
何か戦術的にどうこうとか、技術的にどうこうとか、そういうものを振り返って修正や改善を図るよりは、そういうメンタリティの部分の方が大きいのではないかなと感じているので。
もちろん映像をしっかり見て何が原因だったのか、技術的なもの戦術的なものをしっかり振り返ることはこれまでもやってきましたし、これからもやり続けなければいけませんが、なんとか選手が良い時の自分たちのように、思い切って色んなプレーを選んでいけるような状況や環境を作っていかなければいけないということは強く感じています。
選手コメント

No.8 小西 雄大 選手
--試合の感想からお願いします。
ホームで結果を残せなかったのは悔しいです。
--今日の守備のプランは?
まずはセットプレーを与えないというところから入りましたし、与えてからも、前半はCKも集中して守れてましたし、後半の少し早い時間で失点してしまったところは、個人のところもそうですし、チームとしてもやれたことがあったかなとは思います。
--守備面で足りないと感じたところは?
セットプレーを自陣で与えるということは、押し込まれている時間が少なからず長くなっている印象なので、それをよしとしてやるのではなく、2失点してからどんどん出ていくシーンが増えましたけど、あれを0-0のときからやるのか、チームとしてそこの共通認識だったりとか、どうやっていくかというのはもっともっと合わせていく必要があると思います。
--甲府も人数をかけて守ってきましたが、攻撃についてはどんなところが難しかったと感じていますか?
僕は甲府さんが、というよりかは、自分たちのミスがすごく多かったなと、僕を含めそうですけど。これからチャンスになりそうなところでのミスだったりとか、もしかしたら、チームとしてどんどんクロスを上げていこうという狙いがあるなかで、本当にそれが最善なのかというのは、状況だったりとか、時間帯だったりとか、もっともっと選手が考えてやる必要があるなというのは試合中、特に前半は感じていました。
--ここからの意気込みをあらためてお願いします。
やっぱり得点が少ないので、それがいまのチーム状況というか、メンタリティ的なところが出るのかなと。気持ちでどうこうなるところではないですが、守備も攻撃ももっと前の意識というのは高めながらやっていくのと、細かいところはもっともっと擦り合わせていく必要があるので、そこをやっていって、あとは次も試合が来るので、目の前の試合に勝てるように、いい練習からやれたらなと思います。
--メンタル面では、勇気がないような、消極的なような、いまの結果によって少し後ろ向きのようなプレーに見えることがありましたが、それはプレーしている選手たちも感じているのでしょうか?
うまくいかない時間が続いているときとかは、どちらかと言うと、そういう後ろ向きのプレーだとか、ネガティブなメンタリティのところが出ているときがあるので、少なからず、そういうのは少なくしていく必要がありますが、みんなでそこは助け合ってやっていく必要があると思いますし、それ以上にもっともっとやっていくことはあるなと思うので、それがチームとしてのやり方もそうですし、さっきも言いましたが、個人的なメンタリティのところもあると思うので、いろいろやっていくうえで成長していく必要はあるかなと思います。
--自分たちのミスがあったとうかがいましたが、今日は技術的というより、意図が合わないようなミスが多いと感じましたが、小西選手はどう感じましたか?
ひとつ目は、引き込んで守備をする時間が長かったのですが、そこから奪ったあとにつなげていきたかったです。ただ、個人的なミスもありましたけど、前に付ける人数というのも少ないので、そこは奪ってから出ていくパワーもそうですし、あとは、さっきも言いましたが、下りすぎずにもっともっとプレッシャーをかけていくうえで、奪ったあとに前に人がいるようなシチュエーションも作っていけたらいいかなというのはあります。ふたつ目は、甲府さんのプレスを回避したあとの1.5列目ぐらいのボールを前向きで持ったときの大胆さというか、まずはゴール方向に進んでいく必要がありますし、そこから周りの状況だったりとかで遅攻、速攻はボールを持っている選手が判断していく。まずはゴール方向に、というのが大前提にあって、そこからの判断があればよかったかなと思います。
選手コメント

No.11 藤本 佳希 選手
--難しいゲームになりましたが、ふり返ってどうでしたか?
いや、難しいです。それだけです。
--前半から攻撃がうまくいかないシーンが目立ちましたが、問題としてはどんなところがありますか?
いつもだったらズレないところでパスがズレたりとか、いつもだったらとられないところで失ったりとか、そういうのがちょっと続いて、それで自分たちがリズムをつかみ切れなかったというところも多少はあったかなとは思います。
--攻撃が噛み合わない中で、守備でもプレッシングがうまくいかないケースも多くなりましたが?
でも、相手を見ながら、もちろん、最初に準備していた守備の形だけでは試合は進まないので、相手を見ながら選手で話して、プレーが切れるたびに、セットプレーのたびに「こうしよう、ああしよう」と言って修正はしていたのですが、ちょっと難しいシチュエーションも出てきていて、その中でも前半ゼロで終えられたということが本当によかったことだと思うだけに、もったいないですね。
--失点シーンはもったいないというシーンが多いのか、それともオーガナイズの問題でしょうか?
もちろん、1個1個を見れば、「セットプレーではここをこうして」というのはありますが、ただ、セットプレーは数を与えたらどうしても数を与える分だけ失点の確率というのは増えますし、それを与えないということも僕は大事だと思います。相手のキッカーもどうしてもフィーリングが合ってきちゃうので、失点の局面だけを見るのではなく、そういうのも個人的には大事かなと思います。
--精神的にも厳しい4失点ですが、ここからどのように立て直しますか?
正直、厳しいです。厳しいですし、でも、自分たちで前向いてやっていくしかないので。僕もチームで年齢的には上のほうなので、なんとかみんなを奮い立たせて、自分自身も奮い立たせて前を向いてやっていきたいと思います。
--自陣に押し込まれて、そこでボールを取ったときの1本目、2本目は、1トップの藤本選手的にはどんな状況でしたか?
一応、チームとして11人全員が戻るというのはあって、僕は1トップですけど、ボランチの選手のところまでなるべく下がるという決まりは一応ありましたが、ただそれだけやっていても、取ったときに前に出れないので、そこは自分も、個人戦術になると思うんですけど、ボールを奪ったときに、なるべく味方選手が自分を探しやすいようなポジションとか、あえて前に残ってみたりとか、そういうのもしないと難しいというのは、今年、5-4でブロックを敷いたときに感じていました。ただ、それが守備をサボるというのが目的になってしまうとまったく意味がないので、守りながらもチームが取ったあとに攻撃に出るための最初の基準点にたぶん僕はなるので、そこはできたときもあったし、できないときもあったし、もっとチームで擦り合わせなきゃいけないところもあるとは思っています。
--前半は前の選手が裏に抜ける動きが結構ありましたが、ボールがあまり出てこなかった印象もありました。
そうですね、タイミング的には、僕だったり、(坂本)亘基だったり、レレ(ディサロ燦シルヴァーノ)だったり、取れているときはあったのですが、ちょっとスリッピーでボールが流れてしまったりとかはありましたが、全然あれ自体は悪くなくて、相手もすごく嫌なプレーだと思うので、そこは僕ら、背後に出る選手も出せる選手もいるので、そこで失わずにやっていきたいなとは思っています。
戦評
3試合ぶりの勝点3が欲しい13位・モンテディオ山形は、直近3試合無失点と守備が安定している11位・ヴァンフォーレ甲府をホームに迎えた。上位浮上のきっかけを掴みたいゲームだったが今季ワーストの4失点を喫し、攻撃も不発に終わって2連敗となった。
西村慧祐が累積警告によって今節は出場停止となった中、3バックは左から川井歩、城和隼颯、熊本雄太という組み合わせになった。また、山口戦でメンバー入りしなかったディサロ燦シルヴァーノが、この試合では先発に復帰した。
互いにロングボールで相手の背後を突く攻撃を仕掛ける立ち上がり、最初に好機を迎えたのは山形。7分、小西雄大からの浮き球のパスを坂本亘基が受け、トラップで相手を1人かわして中に切り込み、シュートを放つも枠を捉えられず。13分には、裏に抜け出した藤本佳希へ熊本がスルーパスを供給したが、惜しくも合わなかった。
前半の半ばに差し掛かると、甲府の鳥海芳樹や田中雄大が柔軟にポジションをとって山形を揺さぶり、縦に速い攻撃を仕掛ける。18分、ネーミアスと鳥海、田中雄の3人の連携で中央をこじ開けて左へ。佐藤恵介のクロスが跳ね返されて高く浮いたボールをヴァウ ソアレスが落とし、最後は林田滉也がダイレクトで狙ったが城和がブロックした。その直後には、鳥海のプレスから高い位置でボールを奪い、宮崎純真がクロスを入れたが、ここは小西がブロックした。
以降、山形は味方同士の連携が噛み合わずにボールを失うシーンが目立ち、攻撃が成立しない。対する甲府は細かいパスワークと最前線のネーミアスの高さと強さを活かしたロングボールとを上手く使い分け、ゴール前に迫るシーンを多く作る。
前半の終盤に入ると甲府が得意とするセットプレーを相次いで与えて押し込まれ、40分にCKの流れからソアレスに強烈なミドルシュートを打たれたが、山形GK・トーマス ヒュワード=ベルが好セーブ。終了間際には立て続けに2本のCKを与え、2本目のCKでセカンドボールを鳥海に拾われてダイレクトシュートを許したが、再びヒュワード=ベルがファインセーブを見せた。直後に前半終了の笛が鳴り、スコアレスで後半へと向かう。
後半も前半同様、山形は相手陣内での連携が合わないシーンが多く、相手を脅かす攻撃を作ることが出来ない。セカンドボールを悉く回収されて受け身となる展開が続き57分、ソアレスの鋭い縦パスを収めた田中雄にハーフボレーでゴールを狙われたが、ヒュワード=ベルが片手一本で弾くファインセーブでコーナーに逃れた。ここまでヒュワード=ベルの活躍を中心に無失点で耐えていた山形だったが58分、CKのクロスのクリアボールをエドゥアルド マンシャが頭でゴール方向へ。これを田中雄に頭でコースを変えられて押し込まれ、先制を許した。
先制された山形は62分に3枚替え。ディサロ、イサカゼイン、國分伸太郎を下げて高橋潤哉、氣田亮真、田中渉を投入し巻き返しを図る。しかし交代策を打った直後、甲府がロングスローを入れるとマンシャがフリック、これが孫大河へと渡ってゴールに押し込まれた。再びセットプレーから失点を喫した山形に追い打ちをかけるアクシデント。孫に寄せに行った熊本が、接触プレーで右足を痛めてプレー続行不可能となり、65分に安部崇士との交代を余儀なくされた。
山形の劣勢が続く中、途中出場の氣田が持ち味のドリブルで右サイドを突破したり、遠い位置から積極的にゴールを狙ったりして流れを変えようと気を吐いた。しかし70分、前線を狙ったマンシャのフライパスは風でちょうどいいブレーキになり、山形の最終ラインの背後を取った途中出場の大島康樹に収まる。左隅を狙った大島のシュートはゴールへと吸い込まれ、点差を3点に広げられた。
更に苦しい展開となった山形は74分、坂本に代えて堀金峻明を投入し交代カードを使い切る。この交代で氣田は左ウイング、高橋はトップ下、田中渉は右ウイングにポジションを移した。
終盤、守備的な選手を投入してブロックを敷き、逃げ切りを図る甲府に対して山形はサイドを中心に攻勢をかける。88分、相手GKが飛び出してクリアしたボールを堀金が奪い、ロングレンジからダイレクトでゴールを狙うもミートせず。その2分後には、髙江麗央が右サイドから上げたクロスを堀金が頭で合わせたが、GKの正面だった。
甲府の堅いブロック守備を崩せないまま迎えた試合終了間際の90分+4、山形の右サイドで甲府にFKを与えると、キッカー・田中雄のクロスをマンシャに頭で合わせられて4失点目。3度セットプレーからゴールを決められ、これがラストプレーとなった。
次節は31日(土)、アウェイで藤枝MYFCと対戦する。

















