| [ 試合終了 ] | ||
| 2 | 前半 | 1 |
| 1 | 後半 | 2 |
| 0 | 延長前半 | 0 |
| 1 | 延長後半 | 1 |
| 4 | PK | 3 |
- 20分 氣田 亮真
- 30分 氣田 亮真
- 78分 高橋 潤哉
- 116分 吉尾 海夏
- 40分 イッサム・ジェバリ
- 60分 黒川 圭介
- 73分 イッサム・ジェバリ
- 120+2分 中谷 進之介
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 西村 慧祐 |
104' |
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| MF | 8 | 小西 雄大 |
85' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
56' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 |
66' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
56' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
66' |
控えメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 吉田 泰授 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 |
104' |
| MF | 14 | 坂本 亘基 |
56' |
| MF | 20 | 吉尾 海夏 |
66' |
| MF | 21 | 田中 渉 |
85' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
56' |
| FW | 11 | 藤本 佳希 | |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
66' |
監督
| 横内 昭展 |
スターティングメンバー
| GK | 22 | 一森 純 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 半田 陸 | |
| DF | 5 | 三浦 弦太 |
延前前' |
| DF | 20 | 中谷 進之介 | |
| DF | 33 | 中野 伸哉 |
HT' |
| MF | 6 | ネタ・ラヴィ |
82' |
| MF | 16 | 鈴木 徳真 |
55' |
| MF | 47 | ファン・アラーノ |
55' |
| FW | 11 | イッサム・ジェバリ | |
| FW | 17 | 山下 諒也 |
61' |
| FW | 51 | 満田 誠 |
控えメンバー
| GK | 1 | 東口 順昭 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 福岡 将太 |
延前前' |
| DF | 4 | 黒川 圭介 |
HT' |
| DF | 15 | 岸本 武流 |
61' |
| MF | 10 | 倉田 秋 | |
| MF | 13 | 安部 柊斗 |
55' |
| FW | 7 | 宇佐美 貴史 |
82' |
| FW | 23 | デニス・ヒュメット | |
| FW | 97 | ウェルトン |
55' |
監督
| ダニエル・ポヤトス |
スタッツ
| 120 | 105 | 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | 105 | 120 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 4 | 6 | 12 | FK | 15 | 5 | 7 | 1 | 2 |
| 1 | 1 | 2 | 1 | 5 | CK | 5 | 2 | 2 | 0 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 3 | 2 | 5 | 4 | 14 | シュート | 20 | 9 | 7 | 2 | 2 |
| 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | オフサイド | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 30.5℃
-
- 湿度
- 57%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 5,471人
-
- 主審
- 荒木 友輔
-
- 副審
- 平間 亮、清水 拓
-
- 第四の審判
- 松澤 慶和
監督コメント
平日のナイトゲームに、たくさんのファン・サポーターの方に来ていただいて、本当にありがとうございました。本当に苦しい試合でしたけど、そのサポーターが背中を押してくれた試合だったと思います。
内容も2点先制したまでは良かったですけど、セットプレーから失点して、最終的にひっくり返され、なんとか同点に追いつきました。延長になってリードして、本当はそこで終わらせなければいけなかったゲームだと思っています。ただ、ガンバも力のあるチームで、なかなか簡単には勝たせてくれないなと思いました。
PKはみんな集中していて、最後まで自分たちの勝利を信じて戦ってくれたと思います。選手は本当に素晴らしいゲームをしてくれました。
ただ、あの4失点はしっかり向き合っていかなければいけないと、選手たちと話して共有してきました。
我々はそこをなんとか1つでも減らせるように、今後しっかり向き合って頑張っていきたいと思います。
--前半から山形がボールを動かしたり、素早くこぼれ球を回収したり、攻守を速く切り替えたりと、監督が求めている部分がかなり発揮されたと思います。その点について評価をいただけますか。
選手はブレーキをかけることなく、前半から飛ばして強度高くやってくれたと思います。
--先制点は、氣田亮真選手のシュートも素晴らしかったですが、組み立てからのアイデアや攻撃の良さが出たと思いますが、振り返っていかがですか?
元々、そういったアイデアや技術を持っている選手が多いので、今日はJ1のチーム相手で、強度のあるチームでしたが、それでもそういったものを出せたというのは我々にとって自信になりますし、今後それをリーグ戦につなげていかなければいけないと思っています。
--今日のスタメンについて。土居聖真選手がツートップの一角に入り、國分伸太郎選手が左サイドに入る組み合わせになりました。土居選手の収まりの良さや國分選手の左サイドの関わりなど、良さを出せたと思います。この組み合わせの評価をお願いします。
この組み合わせは初めてではないと思います。國分に関しては、センターであろうがサイドであろうが、彼の良さを出してくれる選手です。
聖真に関しては、この3日間のトレーニングで、「自分を使って欲しい」というギラギラしたものを出してくれていたので。
今日は本当に2人とも良い仕事をしてくれたかなと思います。
--氣田亮真選手についてですが、愛媛戦でシュートを打ちながらも決めきれなくて、監督も「決めて欲しい」と話していましたが、今日は2得点でその期待に応えました。今日のプレーの評価をお願いします。
まずあの2ゴールは素晴らしいゴールだったと思います。ただ、そこに持っていくまでの過程もいろんな選手が組み合わさってそこまで行ったというところ。フィニッシャーは亮真でしたけど、そこまでチームとして行けたことがすごく良かったです。
亮真に関してはああいうところで得点を奪える力があるので、今後もそういったゴールに期待しています。
--今年の山形は1点差勝負や競り合いの試合でなかなか勝ちきれずにいました。失点の反省もありますが、それでも勝ちきったという収穫もあると思います。いかがでしょうか。
おっしゃるとおりで、一番良かったのは勝ったことです。カップ戦は勝たないと先に進めないので。
しかも、このホームで勝てたこと。最近、ホームでサポーターの前で勝つことができなかったので、そういう意味でも、今日はホームで勝てたことが一番良かったと思います。
--競り合いの試合の中で、最後に山形が相手を上回ったところはどこでしたか?
色々あると思いますけど、最終的には皆が気持ちを切らさずに戦ってくれたこと、その気持ちが上回ったと思います。
同点にされて、PK戦に持ち込まれた。相手は1人少なかったですけど、そういう嫌な雰囲気をなんとか踏みとどめて、かつ奮い立たせて、「絶対この試合に勝つぞ」という気持ちを最後まで切らさなかったことがこの勝利につながったと思います。
選手コメント

No.20 吉尾 海夏 選手
--試合の感想からお願いします。
観てる人はすごくハラハラして楽しい試合だったと思うんですけど、いいところもありましたし、よくないところも多く出た試合だったので、満足することなく、しっかり次に向けていい準備をしていきたいと思います。
--「よくないところ」とは具体的には?
やっぱり4失点しているところ、セットプレーで多くやられているというところは、今日だけに限らず、リーグ戦でも多く見られているので、そこは早急にしっかり改善しないといけないところだと思います。
--山形で初ゴールになります。気持ちを聞かせてください。
ここまでなかなかチームの力になれず、外から見ている時間が多くて、自分自身もすごく苦しい時間を過ごした中で、今日のゴールというのは「お待たせしました」というか、ほっとしたというのがあるのと、ここからもっともっと取っていきたいなと思いました。
--途中交代でピッチに入るときは、どんな狙いや気持ちで入れましたか?
2ヶ月ぶりの試合で、まずは楽しむことと、勝利に貢献するというところを意識して入りました。
--この勝利はどんな勝利でしょうか?
一発勝負で、カテゴリーも上の相手でしたけど、自分たちの力を証明できたと思いますし、まだ戦いは続くので、優勝してみんなでよろこびたいなと思います。
--ゴールをふり返っていかがですか?
こぼれ球が飛んできて、コントロールして、思ったより自分の前にスペースがあって時間があったので、もうワンタッチしたところでゴールまでの道筋が見えたので、力を抜いて蹴り込めたのがよかったです。
--ゴールを決めたあと、ゴール裏に行きましたが、どんな気持ちでしたか?
体が勝手に動いたという感じです。無我夢中で行きました。
--強豪のガンバを倒して、次(4回戦)は浦和レッズですが、意気込みを聞かせてください。
また上のカテゴリー相手に自分たちの力を証明する機会を、自分たちで得られたので、しっかり勝って、また次に進みたいと思います。
--吉尾選手自身、長い間苦しい時期を過ごしましたが、今日の試合に向けてどのような気持ちで臨みましたか?
チームの力になかなかなれず、申し訳ない気持ちと悔しい気持ちが常にあったので、ピッチでしっかり取り返すしかないという気持ちで入りました。
選手コメント

No.10 氣田 亮真 選手
--今日の試合をふり返ってください。
いやあ、もう素晴らしいゲームだったと思います。
--氣田選手の2ゴールがチームを勢いづけました。
どっちも自分らしい、最高の気持ちいいゴールでした。1点目は何も考えずシュートを打てて、2点目はシュートコースが自分の中で見えたので、いいゴールだったかなと思います。
--J1のG大阪に勝てたというのは大きい勝利だったと思いますが、どんな勝利だと思っていますか?
試合中もそうですけど、僕自身、一体感をチームとして感じたので、この一体感はこれからすごく重要になると思うので、とても意味のある勝利だったかなと思います。
--この一体感をリーグ戦、そして4回戦の浦和戦にどうつなげていきたいですか?
まだ失点が多いので、そこはチームとして直さないといけないので、チーム全員でしっかりと向き合ってやっていきたいと思います。
戦評
リーグ戦の中断期間に入り、J1のG大阪をNDスタに迎えた天皇杯3回戦は激しいシーソーゲームとなり、4-4でPK戦に突入。GKトーマス ヒュワード=ベルが2本止める活躍で4-3でモンテディオ山形が勝利し、ラウンド16に進出した。
先発メンバーは中3日で臨んだ山形は2人を変更。千葉戦で出場停止の西村慧祐がセンターバックに入り、さらにトップ下には土居聖真が入り、國分伸太郎が左ウイングで先発した。
直前の気温が30度を超える中でキックオフ。互いに背後のスペースも狙いながらボールを動かしたが、最初の決定機は10分、G大阪。ファン アラーノの左からのクロスに、半田陸が頭から飛び込んだが、シュートは枠外。12分には山形が氣田亮真のクロス、クリアを拾った小西雄大がミドルシュートを狙ったが、ここも枠の上に外れていった。
山形に先制点が生まれたのは20分。川井歩のパスを受けた氣田が仕掛け、2度切り返したあと右足を振り抜くと、ファーサイドのポストに当たったシュートはそのままゴールに吸い込まれた。これでG大阪も少しテンポを上げてきたが、30分、川井のワンタッチの浮き球を受けた氣田が振り向き、ミドルレンジから放ったシュートが決まり、山形が2-0とリードを広げた。
これでさらに攻守に圧力を強めるG大阪は右サイドハーフ・山下諒也の仕掛けが多くなり、35分には山下のマイナスのクロスにイッサム ジェバリがボレーシュート。39分には三浦弦太のアーリークロスにここもジェバリがシュート。しかし、いずれも枠をとらえられず。しかし、40分、G大阪はCKからジェバリが頭で合わせ、1点を返した。ジェバリはハーフタイムを挟んでさらに2本のシュートを放ったが、いずれも決めきれなかった。
後半に入り、拮抗した展開が続く中、G大阪の2枚代えに続いて、山形も56分に2枚を交代。土居と國分を下げ、高橋潤哉と坂本亘基が入った。14分にはボールロストから半田にシュートを許したが、ここはGKヒュワード=ベルが好セーブで防いだ。しかし60分、押し込んだG大阪は、三浦のクロスを受けた途中出場の黒川圭介が左足でゴールネットを揺らし、試合が振り出しに戻った。
山形は66分、ここも2枚を交代。ディサロ、氣田に代わり、堀金峻明、吉尾海夏がピッチに入った。その直後の67分、G大阪は右サイドのクロスに途中出場のウェルトンが入り込んだが、ゴールに近い位置から打ったダイレクトのシュートは枠の上を越えていった。さらに73分、左サイドでFKを得たG大阪は、ジェバリが直接狙ったシュートが決まり、3点目。一気に逆転まで持ち込んだ。
リードされた山形はここから押し込み、78分、スローインの流れから、川井がクロスを上げると、西村が合わせたシュートはGK一森純が弾いてクロスバーに跳ね返ったが、これを高橋が頭で押し込み、同点とした。
85分、山形は5人目の交代として、小西に代えて田中渉を投入。終盤にはG大阪のセンターバック・三浦が足を攣り、緊急措置として前線に回された。直後、G大阪のボランチ・安部柊斗が競り合いの際に足を高く上げたプレーにより一発退場となり、G大阪は10人での戦いを強いられることとなった。
アディショナルタイムは7分、数的優位の山形はボックス内でくさびを受けた堀金がターンからシュートを放つが、ここはサイドネット。90分では決着がつかず、延長に突入した。
延長前半は山形がボールを保持して押し込む時間が長かったが、101分、CKのクリアから田中がミドルシュートを狙ったが、これはGK一森がキャッチ。その直後、西村が足を痛め、104分に城和隼颯と交代した。
延長後半も山形が押し込み、107分、坂本亘基のクロスに中村亮太朗がシュートを狙い、108分には野嶽寛也のクロスをペナルティーエリア内で受けた堀金が倒れたが、ここはノーファウル。このあとは互いにチャンスの少ない時間が続いたが、116分、こぼれ球を拾った吉尾がコントロールからシュート。これが決まり、山形が4-3と再びリードした。
そのままアディショナルタイムに入り、山形は時間を使いながら終了に近づいていったが、120+2分、FKの流れからゴールライン手前から岸本武流に折り返され、安部崇士がクリアしたボールを中谷進之介に蹴り込まれた。これで4-4。山形はここでもリードを維持できず、試合はPK戦に突入した。
PK戦はG大阪が先攻。その1人目、宇佐美貴史のPKをGKヒュワード=ベルがストップ。山形は高橋、坂本、吉尾、安部がPKを成功。G大阪は5人目で満田が蹴ったが、これもヒュワード=ベルが止めた。すでに4人が成功している山形に対して、G大阪の成功は5人中3人。PK戦は4-3で山形が上回り、山形がアップセットを達成した。
ラウンド16は8月6日、浦和レッズとの対戦が決まっている。























