| [ 試合終了 ] | ||
| 1 | 前半 | 0 |
| 0 | 後半 | 2 |
- 10分 國分 伸太郎
- 61分 金子 拓郎
- 85分 小森 飛絢
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス・ヒュワード=ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 吉田 泰授 |
82' |
| DF | 3 | 熊本 雄太 |
72' |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 9 | 高橋 潤哉 | |
| MF | 17 | 寺山 翼 |
72' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| FW | 14 | 坂本 亘基 | |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
63' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
63' |
控えメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 5 | 安部 崇士 |
72' |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 |
82' |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| MF | 10 | 氣田 亮真 |
63' |
| MF | 21 | 田中 渉 |
72' |
| MF | 27 | 榎本 啓吾 | |
| MF | 88 | 土居 聖真 | |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
63' |
監督
| 横内 昭展 |
スターティングメンバー
| GK | 1 | 西川 周作 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | ダニーロ・ボザ | |
| DF | 5 | マリウス・ホイブラーテン | |
| DF | 26 | 荻原 拓也 | |
| DF | 88 | 長沼 洋一 | |
| MF | 6 | 松本 泰志 |
HT' |
| MF | 8 | マテウス・サヴィオ |
84' |
| MF | 9 | 原口 元気 |
61' |
| MF | 21 | 大久保 智明 |
HT' |
| MF | 25 | 安居 海渡 | |
| FW | 12 | チアゴ・サンタナ |
61' |
控えメンバー
| GK | 16 | 牲川 歩見 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 石原 広教 | |
| DF | 28 | 根本 健太 | |
| MF | 10 | 中島 翔哉 | |
| MF | 11 | サミュエル・グスタフソン |
HT' |
| MF | 24 | 松尾 佑介 |
61' |
| MF | 39 | 早川 隼平 |
84' |
| MF | 77 | 金子 拓郎 |
HT' |
| FW | 17 | 小森 飛絢 |
61' |
監督
| マチェイ・スコルジャ |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 5 | 3 | 8 | FK | 14 | 6 | 8 |
| 1 | 1 | 2 | CK | 6 | 3 | 3 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 2 | 5 | 7 | シュート | 16 | 10 | 6 |
| 1 | 2 | 3 | オフサイド | 0 | 0 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 雨
-
- 気温
- 27.2℃
-
- 湿度
- 77%
-
- ピッチ
- 全面良芝、水含み
-
- 入場者数
- 8,699人
-
- 主審
- 椎野 大地
-
- 副審
- 堀越 雅弘、赤阪 修
-
- 第四の審判
- 飯田 淳平
監督コメント
まずはこの大雨の中、たくさんのサポーターに来ていただいて本当に感謝しています。そのサポーターに勝利をお届けしたかったですが、それができなくて本当に残念に思っています。
試合はこういうコンディションの中でやるというところで、選手も難しかったと思いますが、しっかりボールを動かすところと長いボールを使っていくところをしっかり使い分けながら、うまく相手の矢印を外して前半はプレーできていたと思います。
先制して守備も押し込まれる時間帯もありましたが、選手たちが粘り強く体を張ってゴールを守ってくれたと思います。
後半になって、我々も前半やれていたプレスの距離が少し緩くなって、それだけではないと思いますが、そういうところから相手の一振り二振り、個人の能力の高さを見せつけられたという感想です。
選手たちは最初からフルスロットルで力を出してくれていましたし、最後まで1滴のパワーも残さず戦ってくれて、選手には本当に感謝しています。
ただ、惜しかったねとは言われたくないですし、我々はもっとやれると思っていますので、今日やれなかったことをもう一度見つめ直して、リーグ戦につなげていきたいと思います。
--今日は國分伸太郎選手を右サイドで起用して、その結果先制点に繋がりました。その評価をお願いします。
國分に関しては、以前も右サイドでプレーした経験もあると聞いていましたし、実際、彼は前線、中盤、どこでもやれる選手、そういう戦術理解度の高い選手だと思っています。
そういう意味も含めてこのレッズ戦、右サイドでチームとしてのタスクを十分にやれると思って、右で起用しました。
その通り、本当にいい仕事をしてくれたと思います。
--守備の面で、先ほどもおっしゃっていただいた通り、粘り強さが非常にあったと思いますが、結果として2失点してしまったことについてはいかがですか?
先程も言いましたが、前半やれていたことをどれだけ後半の最後まで持っていけるかというところが我々の課題かなと思っています。
強度を出さずに90分持たせるのではなく、高い強度で90分間持たせられるようになっていきたいと思っています。
--相手のレッズが、ハーフタイムで2人交代しました。そのうち1人は2点目を取った選手でした。相手の2枚替えに対してどう対応していこうというお考えでしたか。
ハーフタイムの交代はもちろんあるだろうと思っていました。どこが交代になるかはもちろん分かりませんが、あそこのサイドを変えてきた。
ただ、元々金子選手については、我々もスタートからも想定していましたし、我々も1回リフレッシュして十分あそこを抑えられるというものがあったので、そのまま交代なしでいけると思いました。
少しアクシデントで、我々の選手が肩を痛めていましたが、そのまま痛みをこらえてプレー継続できるという判断をしました。その中で十分に対応してくれたと思います。
ただ、最後やられたというところは我々がもう一歩足りなかったのかなという思いがあります。
--73分の中村亮太朗選手のゴールが取り消しになった場面について。監督の目からはどう見えていたのかを聞かせてください。
あくまで僕が見た範囲ですが、あるとすればオフサイドがあったのかなと。僕から見てハンドかどうかは分かりませんでした。
1度、主審はゴールを認めたと思います。副審も認めたランニングをしていました。でも、相手ゴールキーパーが審判のところに行き、多分キャプテンではなかったと思いますが、そこでどうしてジャッジが変わったのかはちょっと分かりません。
ただ、審判が下したジャッジでそれが覆ることはないと思いますし、もしかしたら僕よりもっと遠くにいる四審や副審がそれをハンドだとジャッジしたのかもしれません。
--今回の天皇杯では3回戦でガンバ大阪と戦って、今回は浦和と対戦しました。体力や強さもあり、強度もあるチームと連続で戦ったことを今後リーグ戦にどう活かしていきたいと考えていますか。
この天皇杯、J1のチームと2試合戦うことで、強度だったり、今日は最後にクオリティの違いを見せつけられました。ガンバ戦も最後追いつかれたところで、やっぱり我々まだまだやっていかなければならないことを、僕自身もそうですけど、選手自身も感じてくれていると思います。
それを感じただけで次のリーグ戦、我々が勝てる保証は1mmもないので、そこは日常のトレーニングで自分たちと向き合って、1つでも何か積み上げていけるように努力していくしかないと思っています。
--J1のチームを相手に通用した強さや出せた部分はどんなところでしたか?
今日はピッチがそんなにいい状態ではなかったと思いますが、それでも我々はボールを動かすことができますし、粘り強く守備のところで強度を持ってやれる時間帯は少しずつ伸ばせてきているかなと思っています。
それを1試合通してやっていける、そういうチームになっていきたいと思っています。
選手コメント

No.25 國分 伸太郎 選手
--試合をふり返ってください。
キックオフ前の円陣で、相手はJ1ということもあるが、リスペクトしすぎずに、しっかり自分たちの力を出そうと話して、とにかくいい入りができて、先制ゴールも取れたし、前半は1-0で終えたところまではよかったんですけど、やっぱり後半になって、相手も少し変えてきたりだとか、自分たちの強度も含めて継続できなかったのが残念だったかなと思います。
--J1相手に引けを取らない試合だったと思いますが、足りなかったところをどう感じていますか?
自分たちの強度高い守備というのは、1失点するまでは継続できていましたし、チームもコンパクトに守備もできていて、そんなに大きなピンチというのも多くなかったと思います。ただ、ちょっとした隙、セットプレーの守備からの失点だったと思いますが、そういう場面をモノにされたというところでは、おっしゃったように強度というものは90分、途中交代で入った選手も含めて、そこは継続してやらないと、こういう結果になってしまうような相手かなと思います。
--國分選手の先制点で勢いづいたと思います。あらためて、ゴールシーンをふり返っていただけますか?
ピッチも最初、雨もあって、どういう状態かわからない中だったので、とにかく前にチャレンジするようなことを心がけようという中で、1点目取る前にも、坂本(亘基)選手からのカットインでクロスが上がってきて、僕が折り返すみたいなシーンがあったのですが、感覚としてはすごいいい感覚だなあというのがありましたし、彼があそこで持ったらああやって仕掛けて、シュータリングみたいなのが彼の形でもあるし、それがストロングだと理解しているので、彼がああやって持ったときには僕はあそこに入っていくのが仕事だなと思っているので、いい形でゴールを奪えたと思います。
--今日は敗れてしまいましたが、今後にどうつなげていきたいですか?
いい意味でも悪い意味でも、こうやっていろんな種類の相手とやれて、自分たちのやれていること、足りない部分というのは本当に整理されていると思いますし、これからリーグ戦に集中できるというポジティブな要素もあるので、しっかり次の水戸戦から、強い相手だと思いますけどしっかり体も心もコンディション高めて挑めるかなと思います。
--中3日の水戸戦に向けた意気込みをお願いします。
確かに1週間準備するものと考えると短い期間ではありますけど、いま自分たちがやれていることと、相手の水戸がやりたいことというのを整理しつつ、そこに挑むための、体もそうですし、頭のところがしっかり整理できれば問題なくしっかり戦える準備ができると思っています。
選手コメント

No.19 岡本 一真 選手
--久しぶりの先発出場でしたが、どうでしたか?
楽しかったです。
--チームとして、もう少し蹴るのかと思いましたが?
最初は結構蹴ったりしていたのですが、雨が途中でやんで、結構つなげるかなと思って、みんなそこは共有していました。
--先制したあたりも、つなぐシーンが多かったように思いましたが?
そこらへんの時間帯からは、みんなつなげる感じはあったので、よかったです。
--試合前は、「シンプルにやろう」という呼びかけはありましたか?
ありました。
--ただ、下も使いながら、自陣では失うシーンもそれほどなかったように思います。
結構、守備に追われる時間が多くて、個人的にはあまり前に出られなかったですけど、久しぶりの試合というのもあって、もっとそこはやっていかないといけないかなと思います。
戦評
天皇杯3回戦でガンバ大阪に勝利したモンテディオ山形は、ラウンド16(4回戦)でJ1浦和レッズと対戦した。立ち上がりに先制に成功したものの、終盤までに逆転を許し、山形はここで敗退となった。
クラブワールドカップに出場するなどしていた浦和はこのラウンド16からの登場。中2日でリーグ戦が控えている中、リーグ戦の主力に近いメンバーを組んだ。対して、山形は勝利したヴァンフォーレ甲府戦から6人を入れ替え。両サイドバックは岡本一真と吉田泰授、センターバックに熊本雄太、ボランチに寺山翼が入り、坂本亘基と高橋潤哉も先発した。
開始前から激しいあめが降り続いたこともあり、ピッチには水がたまり、減速したボールはぴたりと止まるようなピッチコンディションとなった。その中で、山形は立ち上がりに見せる。
セカンドボールを拾った岡本が対角にパスを送ると、高橋潤哉が折り返すと、これを受けた國分が左足でシュートを狙う。これは外れたが、10分、左サイドのスローインから、坂本のクロスをファーポスト際に飛び込んだ國分がきっちりミートしてゴールネットを揺らした。
先制した山形は、その後も相手のブロックの隙間を使いながら攻撃するが、浦和もサイドを起点にしながら攻撃する。14分にはチアゴ サンタナがゴール前まで詰めてシュート、20分には長沼洋一がシュートを狙い、28分にはクロスからチアゴ サンタナが頭で合わせる。31分には大久保智明がシュートを狙い、ブロックされたこぼれ球をマテウス サヴィオがミドルレンジからシュートを放った。しかし、これらは城和隼颯の体を張ったブロックや、GKトーマス ヒュワード=ベルの好セーブでゴールにはならず。
山形はセットプレーのこぼれ球を狙いシュートを放っていたが、38分、ショートコーナーからマイナスに送られたクロスを、坂本がミドルシュート。しかし、ここはGK西川周作に対応された。42分には浦和がCKの流れから、左クロスを長沼が頭で合わせたがここはサイドネット。前半は山形の1点リードで折り返した。
ビハインドの浦和は後半頭に2枚交代。サミュエル グスタフソンと金子拓郎がピッチに入った。
雨は小康状態となり、ピッチコンディションもほんの少し改善された中、寺山のミドルシュートは枠外。浦和もサヴィオが積極的にシュートを狙うが枠には飛ばず、山形も落ち着いた状態で守備に対応していた。
しかし61分、浦和は左サイドからロングボールを入れると、競ったこぼれ球をチアゴ サンタナが拾い、右サイドへ。これを受けた金子がカットインから放った低い弾道のシュートが枠をとらえた。同点の状態で2枚の交代を準備していた浦和は、その直後に交代へ。山形もその2分後、國分とディサロ 燦シルヴァーノに代えて、氣田亮真と堀金峻明を投入。さらに72分にも2枚代え。寺山翼、熊本雄太のポジションに、田中渉、安部崇士を投入した。
ここで雨が強くなってきたが、堀金のミドルシュートがキーパーワンタッチでCKを獲得すると、73分、岡本のクロスに、ファーサイドの中村亮太朗が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、ここは中村が頭に当てたあと、手にも当たっているとのことで、ゴールは認められなかった。
82分、山形は吉田から野嶽寛也へ交代。互いの攻撃がやや停滞したまま終盤に突入したが、85分、自陣でパスを奪われショートカウンター、安居海渡のくさびを途中出場の小森飛絢が受けると、前を向いて放ったシュートはコースを変えて枠内に飛び込んだ。
逆転を許した山形はここから反撃を試みるが、守備を固めた浦和を崩し切れず、1-2で試合は終了した。
山形は2年前に続いて浦和に敗れ、ここで今大会の天皇杯は敗退となり、残るリーグ戦に注力する。次は10日(日)、首位・水戸ホーリーホックと対戦する。



















