| [ 試合終了 ] | ||
| 0 | 前半 | 0 |
| 1 | 後半 | 0 |
- 87分 高橋 潤哉
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 21 | 田中 渉 |
69' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
69' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 | |
| FW | 14 | 坂本 亘基 |
77' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
77' |
控えメンバー
| GK | 45 | 渋谷 飛翔 | |
|---|---|---|---|
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| MF | 17 | 寺山 翼 |
69' |
| MF | 18 | 南 秀仁 | |
| MF | 20 | 吉尾 海夏 | |
| MF | 25 | 國分 伸太郎 |
77' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
69' |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
77' |
監督
| 横内 昭展 |
スターティングメンバー
| GK | 23 | 佐々木 雅士 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 石田 侑資 | |
| DF | 4 | 堂鼻 起暉 | |
| DF | 5 | 白井 陽貴 | |
| MF | 8 | 柴田 壮介 |
89' |
| MF | 14 | 山口 大輝 |
61' |
| MF | 24 | 山下 優人 | |
| MF | 27 | 山中 惇希 |
76' |
| MF | 32 | 五十嵐 聖己 |
89' |
| FW | 28 | キム ヒョンウ |
76' |
| FW | 38 | 熊田 直紀 |
控えメンバー
| GK | 39 | ジュ ヒョンジン | |
|---|---|---|---|
| DF | 17 | 山田 裕翔 | |
| DF | 35 | 深港 壮一郎 |
76' |
| MF | 15 | 加瀬 直輝 |
89' |
| MF | 19 | 大西 悠介 |
61' |
| MF | 20 | 加藤 悠馬 | |
| MF | 34 | 久永 瑠音 |
89' |
| FW | 16 | 加藤 大晟 |
76' |
監督
| 田村 雄三 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 5 | 9 | FK | 13 | 5 | 8 |
| 5 | 3 | 8 | CK | 7 | 6 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 8 | 3 | 11 | シュート | 15 | 9 | 6 |
| 0 | 0 | 0 | オフサイド | 3 | 0 | 3 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 29.1℃
-
- 湿度
- 59%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 10,546人
-
- 主審
- 俵 元希
-
- 副審
- 竹長 泰彦、田代 雄大
-
- 第四の審判
- 畠山 大介
監督コメント
今日の試合は、モンテディオ山形として夏休み最後のホームゲームだと思いますけども、1万人を超える本当にたくさんの子どもたちやファンサポーターの方が我々の背中を最後まで押し続けてくれたことが勝利につながったと思っています。
ファンサポーターの方には本当にお待たせしたリーグ戦の久しぶりの勝利で、この勝利を次のゲームから続けていかなきゃいけないと強く思っています。
試合は、選手には「少し泥臭いシーンが増える。綺麗なサッカーというよりも泥臭いことを1つひとつ自分たちがものにしていければ、我々の時間は作れる」という話をして、そういう局面の戦いで選手がしっかり戦ってくれたと思っています。
相手の決定機もありましたけども、最後は体を張ったり、プレッシャーをかけ続けてゼロで抑えることができたのが今日の勝因だと思っています。
--終盤は非常に攻守の入れ替わりが激しくなるような展開の中で、セカンドボールを拾うことや奪われたあとに奪い返すことなど、強度を高く戦えていたと思います。90分の終盤戦えた姿について聞かせてください。
いわきはそういうところにストロングポイントがあるチームで、それを最後、僕が見た感じ上回れたシーンが多かったかなと思います。今日の1試合だけでは判断できませんけども、今日の試合に関しては、そこは本当にたくましく選手がやってくれたなと思っています。
--セットプレーの守備についてはいかがでしょうか?
セットプレーの守備に関しては、本当にスタッフが考えに考えて、本当に時間をかけて練っています。それに対して選手が本当に応えてくれているというところが1番かなと思っています。
--今日のスタメンについて、センターバックに熊本雄太選手を起用しました。長いボールや空中戦が多くなりそうないわきFC対策もあると思いますがその起用意図と、空中戦を中心に城和隼颯選手、熊本雄太選手のパフォーマンスがどうだったのか聞かせてください。
ツーセンターバックに関しては、相手のツートップが必ずあそこに張り付いてくるので、その対応というところがまず1つあったと思います。そこに関しては本当に相手に仕事をさせずに最後まで集中してやってくれました。
それプラス、ビルドアップのところもボランチを含めて、今日の試合はあまり多く出せませんでしたが、やろうとするところは何シーンか出してくれたと思います。
ただ、本当に守るというところでは、2人とも体を張って頑張ってくれたと思っています。
--先ほどセットプレーの話がありました。横内監督が就任してからのセットプレーの守備を見ていると、競って簡単に打たせないシーンやフリーの場所を作らせないシーンが増えてきたと思います。その選手1人ひとりの変化で感じているものがあれば聞かせてください。
最終的には人にしっかりコンタクトできる距離であったり、場所に居られるようにというのは、セットプレーだけではなくて、クロスの守備だったり、最初の対応のところ、アプローチの距離だったり、そういうところはトレーニングの中で言い続けています。そういう意味では、選手がその距離でしっかりプレーしてくれているのかなと思っています。
--リーグ戦のホームゲームの勝利としては6試合ぶり、クリーンシートとしても12試合ぶり、いずれも5月6日の大分戦以来となりました。率直な感想を一言いただけますでしょうか?
今日まず失点がなかったことはすごく嬉しいですけども、今日の試合は抑えられても次の試合で抑えられないと、というところで言うと、一喜一憂することなく、また見直して。
ひょっとしたら失点してもおかしくない場面があったかもしれないので、そこをしっかり選手と共有して突き詰めていきたいなと思います。
--高橋潤哉選手が決勝点を決めた場面について。アーリークロスからでしたが、あそこは1つ狙ったポイントだったのかどうか。実際のプレーの評価とあわせて聞かせてください。
いわきはあまりゴール前のスペースを開けることが少なくて、どちらかというとその後ろの方を開けるのですが、ただ、あそこにスペースが空いたというところで、多分、潤哉は長い距離を走ったと思います。それを見逃さなかった亮真のクロスも素晴らしかったと思います。
チームの中でクロスに対する狙いはああいうところにありますけども、それをあの状況でしっかり把握して、そこに走った潤哉が素晴らしかった。そこに合わせた亮真ももちろん素晴らしかった。
ただあれも、多分相手のロングキックからのスタートだったとは思うのですが、そこで跳ね返して、こぼれを自分たちが拾って、展開して、あそこまで行けたというのが、一連の動作として素晴らしかったと思います。
--今日のウイングは氣田亮真選手がフル出場で、坂本亘基選手は長い時間プレーしました。今日の両ウイングのプレーはどのように映ったでしょうか。
今日の相手はマンツーマンでついてくる相手だったと思うのですが、相手に付かれた状態でボールを引き出すのはなかなか難しいと思います。
ただ、その中でも亮真はタイミングで外したり、亘基は何度かいいシーンがあったんですけども、ちょっと技術的なミスじゃないコントロールミスもあったと思いますけども、十分その厳しいプレッシャーの中でやろうとはしてくれたかなと思っています。
ただ両ウイングに関して僕は満足していないです。もっとやれる選手たちだと思いますし、もっとやってもらわないと困るなと思っています。
選手コメント

No.13 野嶽 寛也 選手
--リーグ戦ではホームで6試合ぶりの勝利となりましたが、試合の感想からお願いします。
簡単な試合じゃなかったですけど、みんなの勝ちたいという執念が、この結果につながったかなと思います。
--内側に入っていっての決定機がありましたが、狙っていた動きでしたか?
今日の試合に限らず、潜っていけるところは自分の特長でもあると思うので、今日はうまくそれが出せて、決めきれないところが自分の実力かなと思います。
--周りの選手も理解してパスを出している感じですね。
そうですね、息は合っていたと思います。
--こぼれ球や球際のところはどうでしたか?
チーム全員がその意識は持っていたと思いますし、そこで上回ることによって、自分たちの時間が長くなるということは全員が理解していたと思うので、この試合に限らず、そこをベースにしてもっともっと高めていければと思います。
--いわきはセットプレーが得意なチームでしたが、失点しませんでした。手ごたえはどうですか?
みんな声出して、ちょっと自信を持ってやれている部分は一人ひとりあると思いますので、それがゼロにつながったかなと思います。
--クリアも明確にするというところも感じましたが、意識しましたか?
そうですね。大きく弾いて、そのセカンドボールだったり、それぞれの役割があると思うので、これは継続していくべき部分なので、もっともっと練習から質を高めていければなと思います。
--次への意気込みをお願いします。
ヨコさん(横内昭展監督)になってから、少しずつ変わってきている部分というのは明確にあると思うので、その部分のベースを上げつつ、自分たちは攻撃を得意としているチームですけど、両方ベースを上げていけば負ける相手も少なくなってくるかなと思います。また試合は来るので、また1週間いい準備をして、次も勝てるように頑張りたいなと思います。
--久しぶりのホームでサポーターと勝利を分かち合った率直な感想を聞かせてください。
笛が鳴った瞬間、本当にうれしかったですし、ホームで勝てたのは素直にうれしかったです。
--連勝を期待している皆さんにひと言お願いします。
次はアウェイになりますけど、その次はまたホームで戦えるということで、多くの方に足を運んでもらっているので、アウェイとホームで勝点3を取っている姿を見せられるように、また一から頑張りたいなと思います。
選手コメント

No.9 高橋 潤哉 選手
--リーグ戦では6試合ぶりのホーム勝利となりました。感想からお願いします。
間違いなく、サポーターの皆さんも悔しい思いをしていたと思いますし、その中でも、今日をきっかけにここからまた勝ち続けられるようにしたいという思いがあったので、まずは、ほっとしています。
--素晴らしい決勝ゴールでした。
右に展開した時点で、一番点の取れるポイントに走ろうと思っていて、それがディフェンスラインとキーパーの間だったので。ただ、(氣田)亮真のボールがめちゃくちゃよくて、ギリギリでしたが、最後は気持ちで行けました。
--決めたあとはゴール裏に走っていきました。
あの瞬間はいつも最高だなと思います。
--終盤にかけて、得点の雰囲気が出てきていましたが、選手はどう感じていましたか?
間違いなく後半は、決定的なチャンスがありましたし、でも、自分のマインドとしては、「俺が決めるための状況が整った」というような思いを持っていたので、とにかく最後に自分が決めるという思いで入りました。
--セットプレーの得意ないわきに対して失点しませんでしたが、改善できている部分もありますか?
今日は数だけで言ったら、結構な数のセットプレーがありましたし、でも、昨日の練習から、何本もシュートを打たれる場面もありましたが、全員が体を張って守ったので、それが今日につながったかなと思います。
--この強度を保つことが大事だと思いますが、意気込みをお願いします。
次の徳島戦に勝つことがすべてだと思います。間違いなく難しい相手だと思うので、今日の勝利を自信にするのも大事ですけど、次に切り替えて全員でいい準備をしていきたいなと思います。
戦評
前節、首位の水戸に敗れ、なかなか勝点を上積みできない16位・モンテディオ山形。今節は、中断期間を挟み、直近のリーグ戦4戦負けなしと好調の12位・いわきFCをホームに迎えた。1万人を超える観衆が詰めかけた東北対決は、山形が試合終盤に1点を奪って勝利し、ホームでのリーグ戦連敗を5で止めた。
山形の先発メンバーは前節から2人が変更。熊本雄太が負傷から復帰後、リーグ戦では初めて先発入りし、坂本亘基がリーグ戦では3試合ぶりの先発出場となった。対するいわきは、石渡ネルソンの出場停止によって空いたインサイドハーフのポジションに山口大輝を起用。他10人は前節と同じメンバーを並べた。
開始早々から互いに激しい球際の攻防を繰り広げる中、リズムを掴んだのはいわき。6分、山中惇希のクロスを熊田直紀が合わせたが、山形GK・トーマス ヒュワード=ベルが抑える。13分には、山中のロングスローを熊田がニアで収め、反転してシュートも枠を外れた。以降、いわきが得意とするセットプレーを再三与え、その度にセカンドを拾えず二次攻撃を受けるという展開が続いたが、何とか防いだ。
山形は22分に、いわきのハイプレスを外して氣田亮真がフィニッシュし、ようやくファーストシュートを記録した。その4分後、右サイドでパスを繋ぎ、一度ボールを失うもこぼれに中村亮太朗が反応してダイレクトクロス。これを坂本がダイビングヘッドで合わせたが、いわきGK・佐々木雅士のファインセーブに阻まれる。30分には、野嶽寛也からスルーパスを受けた坂本がカットインからゴールを狙ったが、枠を捉えられなかった。
ファーストシュートを機にチャンスを連続で作るも先制に繋げられなかった山形は、再びいわきに押し込まれ、32分、キム ヒョンウが突破から大外の山口へ。山口のクロスを熊田に合わせられたが、熊本が対応。そこからセットプレーのピンチを立て続けに迎えたが、ヒュワード=ベルの好セーブを中心に、再び訪れた我慢の時間を耐えた。
前半の終盤に入り、山形は氣田と坂本の位置が入れ替わった42分、田中渉の左への展開を氣田が受け、近くの野嶽へ。野嶽のクロスにディサロ燦シルヴァーノが反応したが、相手に当たってCKに。そのCKではショートコーナーから田中が絶妙なクロスを送るも、エリア内での競り合いでファウルを取られた。前半はいわきのハードワークと縦に速い攻撃に苦しみ、劣勢となる時間が長かったがスコアレスで折り返した。
互いに交代無しで迎えた後半、山形は前半と同様に、いわきの縦に速い攻撃やサイドアタックを受ける入りとなったが、攻撃に移ると背後へのボールを使いながら押し込む形を作る。すると57分、左サイドで細かくパスを繋ぎ、最後は野嶽が切り込んでシュートを狙ったり、60分には、田中から鋭いスルーパスを受けた土居聖真の折り返しを川井歩が合わせて決定機を迎えたが、いずれも枠を捉えられなかった。
決定機を逃した4分後、自陣深くでミスからボールを奪われ、途中出場の大西悠介からクロスボールを受けた熊田にシュートを許した。ヒヤリとしたが、ここは枠には飛ばなかった。
69分、山形は田中と土居の2人を下げて寺山翼と高橋潤哉を投入する。この交代策以降、これまでの流れから一転して山形がいわきを押し込んだ。
まずは72分、クリアボールを氣田が上手く収めてドリブルで長い距離を運び、ニアを狙ったが惜しくも枠外。直後には寺山が上手く前を向いて横パス、ディサロが受けてシュートも堂鼻起暉のブロックに阻まれた。更に77分、熊本が頭で前へ送ったボールをディサロがスルーすると、これに抜け出した高橋が反応。一度佐々木に阻まれてこぼれた所を拾い、ゴールを狙ったがここも堂鼻が身を呈してブロックした。その直後、山形は坂本に代えて國分伸太郎、ディサロに代えて堀金峻明を投入、再び2枚替えを行った。
80分を過ぎてもなお、互いに球際の激しさが落ちることなく、締まった展開で試合は最終盤へと突入。すると87分、山形が一瞬の隙を突いて待望の先制点を挙げる。中村のヘディングパスを受けた堀金がワンタッチでフリーの氣田へ。氣田の低いアーリークロスに高橋が滑り込んで左足で合わせると、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。
遂にリードを奪った山形は残り時間が少なくなると、左サイドの深い位置でボールキープを行い、時計の針を上手く進めた。そしてタイムアップの笛を迎え、リーグ戦12試合ぶりの無失点勝利を収めた。
山形は通算成績を8勝5分13敗とし、勝点を29に伸ばした。次節は23日(土)、アウェイで3位・徳島ヴォルティスと対戦する。




















