| [ 試合終了 ] | ||
| 0 | 前半 | 1 |
| 3 | 後半 | 0 |
- 51分 相良 竜之介
- 57分 郷家 友太
- 70分 宮崎 鴻
- 39分 氣田 亮真
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | 堀田 大暉 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 奥山 政幸 |
46*' |
| DF | 5 | 菅田 真啓 | |
| DF | 25 | 真瀬 拓海 | |
| DF | 44 | 井上 詩音 | |
| MF | 6 | 松井 蓮之 |
46*' |
| MF | 10 | 鎌田 大夢 | |
| MF | 14 | 相良 竜之介 |
90' |
| MF | 47 | 荒木 駿太 | |
| FW | 11 | 郷家 友太 |
90+3' |
| FW | 99 | 宮崎 鴻 |
83' |
控えメンバー
| GK | 21 | 梅田 陸空 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 髙田 椋汰 | |
| DF | 39 | 石尾 陸登 |
46*' |
| MF | 8 | 武田 英寿 |
46*' |
| MF | 17 | 工藤 蒼生 |
90+3' |
| MF | 32 | 山内 日向汰 | |
| FW | 9 | エロン |
83' |
| FW | 48 | 中田 有祐 |
90' |
| FW | 59 | 小林 心 |
監督
| 森山 佳郎 |
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル |
28' |
|---|---|---|---|
| DF | 5 | 安部 崇士 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 21 | 田中 渉 |
76' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
60' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 | |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
60' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
76' |
控えメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 |
28' |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 | |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| DF | 49 | 坂本 稀吏也 | |
| MF | 14 | 坂本 亘基 |
60' |
| MF | 17 | 寺山 翼 |
76' |
| MF | 20 | 吉尾 海夏 | |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
60' |
| FW | 99 | ベカ ミケルタゼ |
76' |
監督
| 横内 昭展 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 6 | 10 | FK | 12 | 6 | 6 |
| 3 | 4 | 7 | CK | 5 | 0 | 5 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 9 | 6 | 15 | シュート | 7 | 2 | 5 |
| 1 | 1 | 2 | オフサイド | 1 | 1 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 雨
-
- 気温
- 22.3℃
-
- 湿度
- 88%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 18,317人
-
- 主審
- 田中 玲匡
-
- 副審
- 塩津 祐介、畠山 大介
-
- 第四の審判
- 田邉 裕樹
監督コメント
まずこのアウェイの地にたくさんのサポーターが来てくださり、パブリックビューイングやその他の違うところからも我々に声援を送ってくれたサポーターの方に本当に申し訳なく思っています。
前半、なかなか自分たちの時間を作ることが難しくて。ただ、その中でも選手たちが我慢強くプレーしながら1点をもぎ取ってくれて前半を終えることができたことに関しては、本当に選手がよくやってくれたと思っています。
後半、立ち上がりをしっかりやらなきゃいけないというところは選手とも共有しましたけど、カウンターから失点して。仙台の勢いというか、こぼれ球の反応の速さというところを見せつけられた失点だったかなと思っています。
そこから立て続けに2失点したというところは我々まだまだ力が足りないなと。そういうのは痛感させられたゲームだったかなと思っています。
最後まで選手は足がつってプレーできなくなる、その限界まで走り続けてくれた選手、このゲームにかけた選手たちのことは、僕は評価しています。
ただ、結果がついてこなかったというところで、もう1回自分たちで鍛え直して、次のゲームに向かいたいと思っています。
--先ほどこぼれ球の反応の速さ、失点シーンでの言及はありましたが、そこに限らず全体的な競り合いやこぼれ球の反応のところでの仙台との違いについて一言いただけますでしょうか。
今のチームが僕はそんなに劣っているものはないと思っています。ただ結果を見たらこの結果で、プレーの中でも相手のこぼれ球の反応やスピードに関しては相手の方が上回っていたなと。そこは真摯に受け止めなければいけないかなと思っています。
ただ、我々の選手がそれをできないわけではないと思っています。それを出し続ける、どのゲームでも出し続けられる、どんな相手でも出し続けられるようにしていかなきゃいけないと思っています。
--前半、非常に縦パスが相手に防がれる、相手に当たってしまうところが多い中で、先制点は非常に良い縦パスが入りました。そこの評価をお願いします。
國分の前は多分田中が縦パスを入れたと思いますけど、そういうところは本当に狙い続けていて。もちろん、そこを通せず相手ボールになって、少し押し込まれるシーンもありましたけども、我々はああいうところを狙い続けて、そこで奪われたら何か原因があるとは思うので、そこにしっかり目を向けていくこと。
今日の得点のようなシーンをもっともっと増やしていきたいなと思っています。
--前半から傾向としてあったと思いますが、サイドでシンプルに崩される場面が多くありました。その守備の対応はどうでしたか?
前半は我々が準備していた守備で、ボールの奪いに行き方がなかなかうまくいかずに、サイドで数的優位を作られて、深くボールを運ばれました。それでもなんとか選手たちは臨機応変にプレーしていたと思います。もちろん決定機を作られましたけども。
失点シーンも1失点目はカウンターのところがあって、2失点目はクロスで、まだ見直していないところもあってなんとも言えませんが、サイドで全て相手に数的優位を作られて崩されたというふうには思っていません。
ただ、そこにボールを運ばれ失点をしたという事実はしっかり受け止めなきゃいけないなと思っています。
--前半にキーパーのトーマス ヒュワード ベル選手が交代しましたが、話せる範囲でどういった状態なのか教えてください。
まだ詳しいことは聞いていませんけど、少し内転筋の方に問題が発生したというか。本人はプレーできるというファイティングポーズを取ったのですが、メディカルグループからやはり難しいのではないかという話があり、交代になりました。
--ここ2連勝していたときに見せていたボールの動かし方が今日は見られなかったのかなと思います。その点で、仙台相手にどんなゲームプランを用意していたか。なかなか苦しんだ前半終わってハーフタイムでどんな修正を図ろうとしたのかを教えてもらえますか?
守備に関してはどこでボールを奪うかという部分は自分たちで用意してきました。
ただ、思うようにそれがはまらない状況が少し続いて押し込まれてしまって、先ほどもサイドで数的優位を作られたという話もありましたけど、その中でも選手たちは臨機応変にやってくれたかなと。
攻撃に関しては少し自分たちで持てる時間が特に立ち上がりに作れなかったというのがあって、そういう時間を作れそうな時に、その局面で時間をかけてしまい、相手のストロングであるプレスバックでまたロストするところは、もう少し我々ができたところかなと。
そういうところがもう少しできれば、意図としたボールの動かし方ができたかなと思っています。
選手コメント

No.10 氣田 亮真選手
--前半は守備がハマらない中で我慢が続きましたが、チームではどのようなことを共有していましたか?
最近は僕が右上がりで守備をすることが多かったですけど、(今日は)相手に合わせて左上がりという狙いでした。
なかなか左が上がれずに、シンくん(國分 伸太郎)のところでだいぶ重くなってしまいました。簡単に相手のサイドバックに侵入されるという、堅い守備ができないという場面は前半からあり、後半は修正を図りましたけど、結果的に(相手の)右サイドからやられてしまったので、最後まで修正ができなかったかなと思います。
--前半の苦しい時間帯がありながら、氣田選手がファーストシュートを決めました。
結構押し込まれてたのですが、ワンチャンス来たらやり切ろうという思いでプレーをしていた中で、(田中)渉がいい縦パスを入れて、シンくんも僕の動きを見逃さずにいいパスを出してくれたので、キーパーに触られましたけど、気持ちで勝ったかなと思います。
--ボールを受けたときのイメージはどうでしたか?
レレくん(ディサロ燦シルヴァーノ)もいいタイミングで走ってくれたので、相手も少しつられた部分もあると思いますし、そこのレレくんのランニングに合わせて僕も走れたので、シンくんもそこのパスは得意な選手なので、そこは彼の素晴らしいパスだったと思います。
--チームは負けましたが、ユアスタでゴールを決めたということは氣田選手にとって大きいのでは?
この1週間、練習だったり、練習が終わったあともいろんなイメージをしながら練習をしましたけど、前半にあっち(仙台)サイドで点を取りたいというのがまずありました。前半後半に1点ずつ決めたいというイメージもあって、その中で前半取れたのはよかったです。後半、山形サポーターの目の前で取りたかったですけど、もう1点、自分が取れなかったという課題はしっかりと反省したいなと思います。
--最後、足が攣るまで走りましたが、思いのこもったプレーができたのでは?
そうですね。いつも誰よりも熱い想いとか、強い気持ちはあったと思いますけど、攣ってるのは良くないので、そこはトレーニング不足ですし、さらに自分は成長していかなければいけないポイントなので、攣ったことはプラスではなく、改善点だと思って、しっかりとトレーニングしたいなと思います。
選手コメント

No.16 長谷川 洸選手
--アクシデントでの急遽の出場となりました。圧された時間帯での出場になりましたが、どうでしたか?
いつ来てもいいように準備はしてました。前半はゼロで耐えて、1点取って、後ろはゼロで耐えてたので、いい前半の終わらせ方ができたと思います。
--後半頭から仙台が2枚代えてきましたが、何か変化はありましたか?
勢い的なところで、シンプルに自分たちが受けに回ってしまい、相手の勢いに負けてしまったというので1失点してしまいました。そこから、続けて失点したら難しくなるというのはわかっていたのですが、結果的に続けてもう1失点してしまって、最後に3失点目をしてしまって、1-3という状況になったので、最後止めるのは自分の仕事ですけど、今日は何もできてないなと。反省しかないです。
--後半に入ってから、仙台に勢いがついて、サポーターの声量も増した中でのプレーになりました。
相手のサポーターの声とかは特に気にならないですけど、コーチングの部分が聞こえないというのが、自分の中では、ストレスではないですけど、守りにくいっちゃ守りにくいですし、練習のときとかは、ふつうの声で名前を呼んだだけでパッとコミュニケーション取れるんですけど、2回、3回名前を呼んでも聞こえない状況の中でプレーしなきゃいけないので、より日々のトレーニングでも「この場面で何か声を発しているな、こういうことを言っているんだなと、ディフェンス側からわかるように、コミュニケーションを取っていかなきゃなと感じました。
--ダブルをやられたことになりますが?
相手が仙台ということもありますけど、どのチームにもダブルはやられてはいけないと思うし、本当に申し訳ない気持ちしかないです。
--サポーターも長谷川選手のコールで盛り上げてくれましたが、ひと言お願いします。
久々にメンバーに入って、アップのときの自分のチャントで声かけてくれるのは毎回痺れるし、その中で、今日はアクシデントではありましたけど試合に出られて、結果を残せなかったので、そこは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなので、腐らずにやっていくしかないと思います。
戦評
今季初の3連勝、そして前回対戦の雪辱を果たすべくベガルタ仙台の本拠地・ユアテックスタジアム仙台に乗り込んだ13位・モンテディオ山形。 18,000人を超える観客が詰めかけた『みちのくダービー』第2ラウンドは、前半に先制するも後半一気に3失点を喫して逆転負けし、仙台にシーズンダブルを許した。
山形は3試合連続で同じ先発、対する仙台は前節からGKなど4人を入れ替えて臨んだ注目の一戦は、雨が降る中でキックオフの笛が吹かれた。序盤の山形はセカンドボールを仙台に先に回収されたり、ハイプレスに捕まるシーンが多く、守勢が続いた。13分、荒木駿太のスルーパスがポケットを突いた真瀬拓海へと渡り、ピンチとなったが、クロスは國分伸太郎がブロック。15分には、ビルドアップミスから最後は鎌田大夢に右足で狙われたが、枠外。更に20分、中盤の位置でボールロストし、相手のサイドチェンジが相良竜之介へ渡ってシュートを許したが、ここは岡本一真がブロックに入った。
山形も仙台に負けじと前線から牽制をかけるも、上手く回避されて前進を許し、苦しい時間が続く。27分、宮崎鴻からスルーパスを受けた郷家友太にシュートを許したが山形GK・トーマス ヒュワード=ベルが好セーブで防ぐ。二次攻撃では真瀬のマイナスのクロスを相良に合わせられたが中村亮太朗がブロック。そのこぼれ球を松井蓮之に詰められたが、枠の右へ外れた。
その直後、山形は数分前から内転筋を気にしていたヒュワード=ベルを下げて長谷川洸を投入した。
次第に雨が強まる中、山形は前節の試合で機能した國分、氣田亮真の両ワイドが柔軟なポジショニングで攻撃を仕掛けると、ワンタッチパスでゴール前に迫るシーンが徐々に増える。すると39分、田中渉の鋭い縦パスを國分がライン間で受けてすかさずスルーパス。これをラインの裏で受けた氣田が右足を振り抜くと、移籍後初先発の仙台GK・堀田大暉の手に触れたボールはゴールに吸い込まれ、山形がファーストシュートを先制点に結びつけた。
先制から2分後、山形はここまで嵌めきれていなかったハイプレスから相手のパスミスを誘い、土居聖真が奪ってクロス。これを氣田が受けてゴールを狙ったが相手のブロックに遭い、追加点とはならなかった。
前半のシュート数は仙台が6本に対して山形はわずか2本。しかし守備陣の落ち着いた対応や前線のプレスバックで凌ぎ、少ないチャンスを得点に繋げてリードで折り返した。
後半開始前、ビハインドの仙台は2枚替え。奥山政幸に代えて石尾陸登、松井に代えて前回対戦で決勝ゴールを決めた武田英寿を投入した。この交代策が功を奏して山形は押し込まれる入りとなり、51分、荒木のスルーパスから仙台のカウンター。宮崎、鎌田と立て続けに打たれたシュートはいずれもブロックするも、こぼれ球に反応した相良のコントロールシュートがゴール右隅に決まり、追いつかれた。
それから間を置かずして武田や荒木にゴールを脅かされ、仙台の勢いに押される展開が続くと57分、武田のクサビがポケットを突いた荒木に渡ってクロス。これを郷家に頭で合わせられて逆転を許した。
逆転から2分後、仙台は右サイドを起点とした攻撃から鎌田が絶妙なスルーパスで決定機を演出。裏を突いた郷家が2ゴール目を狙ったが、このシュートは枠の右へと逸れた。
劣勢の山形は60分、國分と土居に代えて坂本亘基、高橋潤哉を投入する。この交代以降、氣田や高橋が相手陣内でボールを奪い取るシーンがあったが、仙台の素早い戻りでパスを跳ね返されて攻撃を完結させることが出来なかった。すると70分、クリアボールを鎌田に頭でカットされ、受けた相良がヘディングで前線へ。宮崎がこれを収めて力強く左に回り込み、角度のない所からシュートを放つとニア上に突き刺さる。山形にとって重い3失点目となった。
点差を広げられて苦しくなった山形は74分、田中が右サイドの高い位置でボールを奪い、高橋へ横パス。久しぶりにフィニッシュまで運んだがブロックに阻まれ、直後に得たCKも得点に繋げられなかった。
76分、山形はディサロ燦シルヴァーノに代えてベカ ミケルタゼ、田中に代えて寺山翼を投入し交代カードを使い切った。
残り時間が減る中で82分、山形は氣田の仕掛けからFKを得ると、二次攻撃で氣田と岡本が立て続けにシュート。しかし、いずれも相手の体を張ったブロックに防がれる。86分には、寺山のシュートがブロックされてこぼれた所を中村が拾い、左へ展開。坂本の速いグラウンダークロスが高橋に繋がってが、直前で相手に触られたボールをコントロールできず、ゴールに押し込むことが出来なかった。
アディショナルタイムに入り、ゲームクローズにかかる仙台に対して、山形は城和隼颯が前線に上がってパワープレーを仕掛けるもゴールが遠く、逆に90分+4、山形の左サイドを突破した真瀬のクロスをエロンに頭で合わせられてクロスバー直撃というシーンを仙台に作られた。最後は上手く時計の針を進められてタイムアップ。因縁のライバルに返り討ちを食らい、J1昇格プレーオフ圏内入りが遠のく手痛い黒星となった。
次節は27日(土)、ホームに戻ってレノファ山口FCと対戦する。


















