| [ 試合終了 ] | ||
| 1 | 前半 | 0 |
| 1 | 後半 | 2 |
- 34分 氣田 亮真
- 75分 堀金 峻明
- 89分 杉本 健勇
- 90+5分 津久井 匠海
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 45 | 渋谷 飛翔 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 17 | 寺山 翼 |
85' |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
85' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 |
90' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
70' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
70' |
控えメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| DF | 49 | 坂本 稀吏也 | |
| MF | 14 | 坂本 亘基 |
70' |
| MF | 21 | 田中 渉 |
85' |
| MF | 27 | 榎本 啓吾 |
90' |
| FW | 23 | 大森 真吾 |
85' |
| FW | 55 | 堀金 峻明 |
70' |
| FW | 99 | ベカ ミケルタゼ |
監督
| 横内 昭展 |
スターティングメンバー
| GK | 21 | 加藤 有輝 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 市原 吏音 | |
| DF | 20 | 下口 稚葉 |
83' |
| DF | 22 | 茂木 力也 | |
| DF | 34 | 村上 陽介 | |
| MF | 7 | 小島 幹敏 | |
| MF | 10 | 豊川 雄太 |
74' |
| MF | 14 | 泉 柊椰 |
64' |
| MF | 30 | アルトゥール シルバ | |
| FW | 29 | カプリーニ |
83' |
| FW | 90 | オリオラ サンデー |
64' |
控えメンバー
| GK | 45 | 坪井 湧也 | |
|---|---|---|---|
| DF | 44 | 福井 啓太 | |
| DF | 46 | 貫 真郷 | |
| MF | 15 | 中山 昂大 | |
| MF | 18 | 津久井 匠海 |
64' |
| MF | 33 | 和田 拓也 |
83' |
| MF | 41 | 谷内田 哲平 |
74' |
| FW | 23 | 杉本 健勇 |
64' |
| FW | 42 | 藤井 一志 |
83' |
監督
| 宮沢 悠生 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 5 | 12 | FK | 19 | 10 | 9 |
| 3 | 5 | 8 | CK | 6 | 5 | 1 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 4 | 5 | 9 | シュート | 10 | 4 | 6 |
| 2 | 1 | 3 | オフサイド | 5 | 3 | 2 |
試合環境
-
- 天候
- 雨
-
- 気温
- 16.2℃
-
- 湿度
- 90%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 7,432人
-
- 主審
- 吉田 哲朗
-
- 副審
- 宇治原 拓也、廣瀬 成昭
-
- 第四の審判
- 國吉 真吾
監督コメント
雨の中、たくさんのサポーターの方に来ていただきました。先週も勝ちを届けられず、今日もそういう中でも来ていただいた中で勝ちを届けられず、非常に申し訳ないと思っています。
試合は前半後半を通して我々がしっかりいい入りをして、失点するまでは非常に良かったと思っております。
選手も大宮戦の分析のもと、今週準備してきたことを発揮してくれたと思います。
最後に2失点して勝点3がするりと抜けていってしまったという思いはありますけども、そこに関しては私がこれを勝ちに持っていけなかった。そこに全て責任があると思っています。選手はそこまでよく戦ってくれたと思っています。
ただ、この勝点1、決して我々が負けたわけでもないです。もちろん数字上、もう昇格の可能性がなくなったところで言うと非常に痛い引き分けではありますけども、また前を向いてしっかり残りのゲームを戦っていきたいと思っています。
--1対1の対応やカウンターの対応で非常にいい面が多く見られたと思いますが、終盤までの守備の評価はいかがでしたでしょうか。
相手が縦に早い攻撃と推進力があり、奪った瞬間の2トップの勢いはよく消してくれたと思っています。相手の良さを消すだけではなく、奪ったボールをどこに運んでいくか、相手のハイプレスをどう剥がしていくかというところも選手はよくやってくれたと思っています。
--終盤に2失点してしまったことについて、山形の守備が少し後ろに重くなってしまったのか、相手のリスクを負った攻撃に前に持ち込まれてしまったのか。どういったところに原因があるでしょうか。
両方あると思います。まず大宮に関しては、あの状況でリスクがあっても前に行く。我々も何度かカウンターに行けるチャンスがあったんですけど、ロストの仕方がまずいシーンが何度かあって、そこから押し込まれてしまい、最後は抜け出させなかったところからゴールを割られてしまったと思っています。
--1失点した後に氣田亮真選手に代えて榎本啓吾選手を入れた交代ですが、相手の勢いも出てきている中で、後ろの選手を入れる選択肢もあったと思います。前の選手を入れた意図について聞かせてください。
もちろん後ろの選手を入れて形を変えるというのもあったと思いますし、試合前のプランではありましたけれども、実際はそれをやりませんでした。
そのままもう1つカウンターを狙う部分も残したかったというのがあって、榎本を投入しました。
--先ほど監督からもありましたが、この試合を引き分けたことで今年のJ1昇格の可能性がなくなりました。改めてどう受け止めているのかと、試合後に何か選手たちに伝えたことがあれば聞かせてください。
まず今日のゲームの前から、勝たない限り我々に可能性は残っていかないということは分かっていました。そのために我々にできるのはこの試合に勝つことだけだったと思います。選手はその思いで最後まで戦ってくれました。ただ、引き分けて勝点1しか積めず、我々はプレーオフの可能性もなくなってしまいました。
選手たちには、我々を応援してくれるサポーター、ファン、スポンサーの方たちがまだ我々を後押ししてくれる、そういう方が1人でもいる限り、我々は足を止められないですし、魂のこもった試合を残り4試合もやらなければいけないと。そういう話をしました。
選手コメント

No.55 堀金 峻明 選手
--試合の感想からお願いします。
前半に1点取れて、後半も2点目に取れたというのはよかったと思うんですけど、最後にああいう形で2点決められて引き分けになったということが、課題かなと思うし、よくなかったなと思います。
--2点目のゴールシーンをふり返ってください。
(土居)聖真くんがクロスを上げるのに最初合わそうと思ったんですけど、クロスを蹴った瞬間に僕のところには来ないなと思って、動き直してこぼれ球を狙いにいこうと思いました。
そこにちょうど亮真くんが蹴ったボールが来たので、合わせるだけでした。
--決めたときの気持ちは?
1回離脱して、ずっとコンディションが上がってない中で、ヨコさん(横内昭展監督)がずっと使ってくれていて、ずっと苦しかったので、まずほっとしました。
--試合の締め方ですが、1失点したあと、氣田亮真選手に代えて榎本啓吾選手が入りました。監督の指示としては攻める部分もあったと思いますが、選手はどのように感じていましたか?
(大森)真吾くんが入ってきて、僕と真吾くんで収めたりするタイプなので、そこで時間を作れということだと僕は思ったんですけど、もう少し、真吾くんと僕が時間を作れればまた変わった結果になったのかなと思います。
--この試合で勝てなかったことで、プレーオフの可能性もなくなりました。そのことに関してはどう感じていますか?
みんな落ち込んでる雰囲気はあったんですけど、集まったときにヨコさん(横内昭展監督)が「負けてはいない」と言ってくれました。
次に切り替えてやっていく気持ちはあるのですが、少し落ち込んでいる感じはありました。
--残り4試合になりました。次節以降の意気込みをお願いします。
残りの4試合、全部勝って、少しでもよい形でシーズンが終われるように、選手みんなと頑張っていきます。
選手コメント

No.88 土居 聖真 選手
--悔しいドローになりましたが、試合をふり返ってください。
最後まで今シーズンを物語っている、終盤になっても僕ら変わらないんだなと。
内容がよくても、結局最後、勝てる試合を引き分けにしたり、引き分けの試合を負けたり、今シーズン、ずっとそれで来ているなというところがあるので、誰かがじゃなくて、全員で変わらなきゃいけないと思います。
これを変えていかない限りは、強いモンテディオ山形というのは体現できないと思うので、もっとチームとしてやらなきゃいけないことはあるかなと思います。
--雨の試合になりましたが、前半は攻撃で起点になるところもできていたのでは?
開始直後からだいぶ押し込めていましたし、点も取れて、いい守備もたくさんありました。
本当に残りの何分かでもったいない試合にしてしまったなという印象かなと思います。
--いま、「変えていかなきゃいけない」という話がありましたが、残り4試合、来季につなげるためという意味も含めて、どういう思いで臨みますか?
やっぱり、出ている選手がやるしかないので。僕は、今日途中で代わりましたけど、ピッチで戦っている選手が、1失点したあと集まって話すなり、11人で最後の時間を使って終わらせようという共通認識を持つことであったり、そういう細かいことができてないなと感じます。出来てないから負けてるわけであって、監督だったり、ベンチにいる選手から声を発するのって限界かがありますし、やっぱり中にいる選手が変わろうとしなければ変えられない。それはもちろん、誰が出ても同じことをしないとチームとして強くなっていけない、というところかなと思います。
戦評
今節を含めて残り5試合と最終盤に突入した今季のリーグ戦。前節、連勝が2で止まった12位・モンテディオ山形は、監督交代後3連勝と好調の5位・RB大宮アルディージャをNDスタに迎えた。冷たい雨が降る中で行われたゲームは土壇場で追いつかれて2-2のドローに終わり、山形はJ1昇格プレーオフ圏内入りの可能性が断たれた。
山形は前節と同じ先発11人を起用。また、ベンチにはGK・トーマス ヒュワード=ベルが入り、約1ヶ月ぶりの戦列復帰となった。
立ち上がりは山形がサイドアタックで相手を押し込む。3分、左サイドでのスローインからパスを繋ぎ、ゴール前まで上がった岡本一真のパスを氣田亮真が合わせるも枠外。その3分後には、中村亮太朗が頭で跳ね返したボールが氣田に渡り、クロス。ディサロ燦シルヴァーノが飛び込んだが、オフサイドを取られた。
その後、大宮にこの試合最初のCKを与え、そこから自陣で守る時間が続いたが、ボールホルダーに対して厳しく寄せ、簡単に前を向かせない。攻撃では左サイドを多用し、16分、GK・渋谷飛翔のロングボールを土居聖真が中央で落とし、氣田が引き取って前進。左へ預けると、受けた國分伸太郎はダイレクトでクロス。ディサロが合わせに行くも、相手DFの対応に阻まれた。29分には、野嶽寛也からの縦パスを氣田がライン間で受けて運び、右へ展開。岡本がゴールを狙ったが、相手にブロックされた。
30分、ペナルティーエリア手前で大宮にFKを与え、32分、キッカー・カプリーニに直接狙われたが枠の右へ。大宮はようやくファーストシュートを記録した。
その2分後、山形が先制に成功する。中盤の位置で土居と國分が相手を挟んでボールを奪い、土居は中村とのワンツーからクロス。相手がカットしきれず流れたボールを氣田が拾って左足で狙うと、シュートはゴール右隅に吸い込まれた。
山形は球際に対するアタックで大宮を上回って主導権を握る。41分には、左サイドでリズム良くボールを繋いだ流れから氣田が再び左足で狙ったが、ここは今季初先発の大宮GK・加藤有輝に抑えられた。
その直後、泉柊椰の仕掛けを岡本が封じて大宮のCKとなると、1本目は城和隼颯がセーフティにクリアして再びCKとなる。この2本目のカプリーニのボールは市原吏音に高打点のヘディングで合わせられ、ゴールマウスを強襲されたが、山形GK・渋谷飛翔がファインセーブ。そこから二次攻撃を許すも、オリオラ サンデーに対して熊本雄太がしっかりと寄せ、シュートを許さなかった。45分には、茂木力也のクロスを豊川雄太に頭で合わせられたが、枠の上へと外れた。
両チーム交代無しで臨んだ後半、山形は前半終盤の流れを引き継ぐ形で大宮に押し込まれる入りとなったが、前線の選手が献身的な守備を見せるなどして凌ぐ。
次第に雨が強まる中、62分に山形が久しぶりに好機を迎え、中村のクロスをディサロが頭で合わせてシュート。枠を捉えたが加藤に弾かれた。更に、こぼれを拾った國分の折り返しを寺山翼が受けて右足を振り抜く。ここは相手に当たってCKとなったが、追加点を挙げるには至らなかった。
徐々に中盤が間延びし、大宮にボールを持たれる時間が続きながらも耐えている山形は70分、國分とディサロを下げて坂本亘基、堀金峻明をピッチに送り込み、流れを自チームへ引き寄せようと試みる。
するとその5分後、スローインのボールを堀金が頭で落とし、拾った土居の逆サイドへのクロスを氣田がボレーで合わせると、これが堀金の元へ。頭で合わせてネットを揺らし、起用に応えるゴールを挙げた。
以降、山形は状況に応じてハイプレスとリトリートを使い分け、クロスを入れられても安定した対応を見せる。その中で82分、山形の右サイド深くで相手にボールを奪われ、細かいパスワークから最後は途中出場の谷内田哲平にシュートを許したが、渋谷が抑える。その直後、渋谷のパントキックを、左に流れた堀金が上手く収めてシュートまで運んだが、枠を捉えられなかった。
85分、山形は寺山に代えて田中渉、土居に代えて大森真吾と再び2枚替えを行った。
ここまで大宮にほとんど決定機を作らせていなかった山形だったが89分、一瞬の隙を突かれる。和田拓也からの縦パスを谷内田が収め、狭いスペースを突いたパスを供給。これがフリーの杉本健勇に渡り、ゴールを決められた。大宮の途中出場組による連携から点差を詰められた山形は氣田に代えて榎本啓吾を投入し、交代枠を使い切った。
終盤、山形はボールを収めきれず、得点を挙げて勢いに乗る大宮に再三のサイドアタックを許す。すると90分+5、茂木のクロスを杉本が頭で落とし、これに途中出場の津久井匠海が反応。シュートをゴールへ流し込まれて同点を許した。
追いつかれた直後、山形はCKを獲得して勝ち越しを狙ったがフィニッシュまで運べず、タイムアップ。前回対戦のリベンジを果たすことは出来なかった。
通算成績12勝7分15敗、勝点43となった山形は次節、11月2日(日)にアウェイで大分トリニータと対戦する。

















