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大分トリニータ
大分トリニータ
1
[ 試合終了 ]
0 前半 2
1 後半 0
2
  • 52分 戸根 一誓
  • 15分 土居 聖真
  • 45+1分 寺山 翼
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

大分トリニータ

スターティングメンバー

GK 22 ムン キョンゴン
DF 2 岡本 拓也
DF 3 デルラン
DF 6 三竿 雄斗

66'

DF 30 戸根 一誓
MF 10 野村 直輝
MF 14 池田 廉

87'

MF 16 茂 平

56'

MF 18 野嶽 惇也
MF 38 天笠 泰輝

66'

FW 21 鮎川 峻

87'

控えメンバー

GK 32 濵田 太郎
DF 4 薩川 淳貴

66'

DF 27 松尾 勇佑
DF 33 宮川 歩己
DF 44 吉田 真那斗

56'

MF 8 落合 陸

87'

MF 35 佐藤 丈晟
FW 29 宇津元 伸弥

87'

FW 39 有働 夢叶

66'

監督

竹中 穣
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 45 渋谷 飛翔
DF 4 西村 慧祐
DF 13 野嶽 寛也
DF 19 岡本 一真
DF 22 城和 隼颯
MF 17 寺山 翼
MF 71 中村 亮太朗
MF 88 土居 聖真

79'

FW 10 氣田 亮真

90+1'

FW 14 坂本 亘基

9'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

79'

控えメンバー

GK 1 トーマス ヒュワード ベル
DF 3 熊本 雄太
DF 15 川井 歩

90+1'

MF 20 吉尾 海夏

46*'

MF 21 田中 渉
MF 27 榎本 啓吾

9'

46*'

FW 9 高橋 潤哉
FW 55 堀金 峻明

79'

FW 99 ベカ ミケルタゼ

79'

監督

横内 昭展

スタッツ

90 45 total   total 45 90
9 6 15 FK 13 6 7
3 3 6 CK 1 0 1
0 0 0 PK 0 0 0
5 1 6 シュート 5 3 2
2 0 2 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
    曇時々晴
  • 気温
    19.8℃
  • 湿度
    42%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    8,212人
  • 主審
    俵 元希
  • 副審
    眞鍋 久大、田代 雄大
  • 第四の審判
    堀 善仁

監督コメント

約200人以上のサポーターが我々の後押しをしに、このスタジアムにきてくださいました。本当にありがとうございました。
最後、本当に押し込まれて苦しい時間帯が続きましたけども、そういった方々や、我々に昇格という目標がなくなった中でも応援し続けてくれているサポーターの方々に、今日、勝点3を届けることができて非常に嬉しく思っています。本当にありがとうございました。
ゲームは、我々がもう少し攻撃のところでやりたかった部分があったのですが、なかなかそうさせてもらえないシーンも多くて、少し耐える時間が長かったかなと。それは前半、後半を通してそうだったかなと。
セットプレーから2点をもぎ取ってくれて、少し展開的には楽になったかなと思います。ですが、ゲームの構図的にはやはり大分のペースだったかなと思っています。
後半開始早々、セットプレーから失点をして、前節の嫌な映像というか記憶が選手にもあったのかもしれません。だけど、それを振り払うだけのモチベーションというか、絶対にやらせないぞという、そういう部分を最後まで続けて出してくれたなと思います。
いろいろゲーム中にアクシデントが起きて、少し交代のカードを早く切らなきゃいけなくなりました。代わって入った選手が変わりなく、それ以上の仕事をしてくれたかなというふうに思っています。

 

 

--今、監督がおっしゃられたように、少し攻めあぐねているように感じましたが、どの辺りというのはありますか?

 

一度守備ブロックを作られると、大分は鉄壁の守りではないですけども、なかなか入らせてもらえなくなる。奪った瞬間、そういうところは必ず我々にもチャンスがある、相手もバランスを崩しているというところで、奪ったボールをいかに効果的に良いところへ、というところはあったと思うのですが、そのボールが相手に行く機会が少し多かったかなと感じました。
遅攻になるとなかなか入らせてもらえなかった、スペースを与えてもらえなかったなというところで、トライはしたけども、そこのセカンドボールを拾えなくて、また相手ボールになって押し込まれたというところで、そのセカンドボールを拾うところや、奪った瞬間のロストというところは、僕らにとってはもう少しやれたかな、というか課題に残ったかなと思っています。

 

 

--後半の頭は吉尾海夏選手を右に、氣田亮真選手を左に持ってきたと思いますが、その後また入れ替えました。どういった意図があったんでしょうか。

 

相手の交代とかそういうのも含め、少し左サイドで亮真が守備に回る機会が多くなっていたと思うんですけども、そこに少し一回流れで、吉尾が左に入った時にいい守備をして関わってくれていたので、それはそのままで少し対応させて、そこから奪って彼も前に出ていく推進力がありますので、そういう意味でまた海夏を左に、亮真を右にという形を取りました。

 

 

--役割的にはいつも氣田選手が中に入っていきますが、吉尾選手が右に持っていった時には、氣田選手が左から中に入っていくような形を取ろうと思ったんですか?

 

その辺は詳しく、「こうなったらこうしろ」という指示は与えていないです。
ただ、亮真に関してはサイドで張ってもプレーできますし、インサイドに入ってもできるので。海夏も最近のトレーニングマッチなどではインサイドでプレーする機会が多かったので、どちらもできるかな、というふうに思っていました。
ただ、ずっとウィングのように張ってプレーすることは要求していないです。

選手コメント

No.71 中村 亮太朗選手

No.71 中村 亮太朗選手

--試合をふり返っていかがですか?

 

正直、うまくいかない時間もありましたけど、勝てたというのと、逃げきれたというのはプラスにとらえてもいいことなのかなと思います。

 

 

--ここ2試合、先制しながらも追いつかれる試合が続いている中で、最後の時間帯はどんなことを考えながらプレーしていましたか?

 

とにかく点を取らせないということ。よくない流れが続いていたので、それを払拭するためにも、あそこで点を取らせないということが大事だったかなと思います。

 

 

--大分の帰陣が早かったこともあると思いますが、なかなか山形らしい攻撃が今日は出ませんでしたが、組み立てのほうではどんな感じでしたか?

 

ああいった戦い方を大分のほうがしてくる中でも、もっとできたことはあったかなというのと、質でどうにかできたのではないかなとも思うので、まだまだできるなと思います。

 

 

--逆に大分がボールを持って攻めているときは、守備のほうは手ごたえいかがでしたか?

 

相手は早めに自陣に戻るぶん、カウンターという感じで前に人数をかけれらるわけでもなかったので、自分たちにも戻る時間はあったし、僕たちはそういう戻るだったり、基本的なことは意識していることでもあるので、基本的なことはできたのかなと思います。

 

 

--このチームで残り3試合になりましたが、この3試合で得たいものはどんなことでしょうか?

 

昇格はなくなってしまいましたけど、目の前の試合を1試合1試合、大切に戦えば、やったあとで得られたものを感じることができるんじゃないかなと思います。ひとつひとつ、いままで以上にしっかり、最後戦い抜きたいなと思います。

戦評

前節は痛恨のドローに終わり、J1昇格の可能性が消滅した12位・モンテディオ山形。残る4試合、来季につながる戦いとしたい中、15位・大分トリニータとのアウェイゲームを迎えた。前半に2点を先行、後半に1点差に迫られたが、これ以上の反撃は許さず勝点3を獲得した。

 

山形は國分伸太郎が累積警告により出場停止。それに伴い、左ウイングには坂本亘基が起用された。また、CBの西村慧祐が3試合ぶりに先発入りした。

 

J2全試合が日曜開催という中で唯一、14時30分にキックオフとなった一戦は、10分足らずで山形にアクシデント。坂本が自陣深い位置で守備対応した際に右足を痛め、プレー続行不可能に。J2通算100試合目の出場となったゲームで、早々に榎本啓吾との交代を余儀なくされた。

 

アクシデントによる交代直後、山形は大分のセットプレーを相次いで受けたが、集中を切らすことなく凌ぎ切った。すると15分、ファーストシュートでスコアを動かす。右サイド深くでスローインを得ると、岡本一真がロングスロー。これをニアで城和隼颯が頭で中央へすらすと、土居聖真がバックヘッドで合わせてゴールへ押し込んだ。10月の3試合全てでクリーンシートと堅守の大分から先制点を奪う。

 

リードした山形は、アグレッシブなプレッシングからショートカウンターを狙おうとするがハマりきらず、大分に前進を許す場面が度々あった。しかし、素早い帰陣を見せて好機を作らせない。その中で34分、戸根一誓が遠い位置から狙ったシュートがクロスバーを叩く場面もあった。

 

以降も野村直輝を起点とした大分の攻撃に後手を踏み、自陣でのプレータイムが長く続いたが、中央に人数をかけた守備で跳ね返し、無失点を維持したまま前半も残りわずかとなる。

 

45分、中村亮太朗が奪い返したボールを氣田亮真が収めると相手に倒され、山形はFKを獲得。すると久しぶりに訪れたこの好機を得点に結びつける。45分+1、キッカー・野嶽寛也のクロスはクリアされたが、セカンドボールを岡本一真が回収し右へ。受けた氣田がアーリークロスを入れるとディサロ燦シルヴァーノが胸トラップからシュート。ここは大分GK・ムン キョンゴンに弾かれたが、こぼれ球を寺山翼が蹴り込んでネットを揺らし、移籍後初ゴールを挙げた。前半はこのまま終了、少ないチャンスをモノにした山形が2点をリードして試合を折り返した。

 

後半開始前、山形は榎本に代えて吉尾海夏を投入。吉尾は右ウイングに入り、氣田が左ウイングにポジションを移した。

 

大分にボール保持を許す入りとなった後半、51分に山形の右サイドでFKを与えると、キッカー・三竿雄斗のクロスに、戸根が頭でわずかに触れたボールがゴールへ吸い込まれ、52分に1点を返された。

 

その後も山形はマイボールにしきれず劣勢がしばらく続いたが、吉尾の力強いボール奪取を機に、ボール保持の時間が徐々に増えた。66分、岡本一真がパスカットし、再び右のポジションについた氣田へ。氣田が中央へ送ったクロスは相手が触ってそのまま流れると、ディサロが右足でダイレクトシュート。ここは枠を捉えられなかったが、ようやく流れの中から攻撃の形を作った。73分にはこの試合1本目のCKを獲得し、吉尾のインスイングのボールにファーサイドの寺山が反応したが、3点目とはならなかった。

 

79分、山形は前線2枚を投入。足を攣ったディサロに代えて堀金峻明、そして先制点をマークした土居に代えてベカ ミケルタゼがピッチイン。CKの守備の場面だったが交代が行われた。

 

終盤、山形は疲労からかパスミスやプレス強度の低下で再び大分に押し込まれる展開となり、88分、途中出場の宇津元伸弥に山形の左サイドを突破され、クロスを入れられたが大分の選手には合わず。90分には、宇津元が今度は山形の右サイドをドリブル突破。これを西村がファウルで止めたことでFKを与える。このFKの場面ではムン キョンゴンも攻撃参加したが、キッカー・野村のキックは枠の上へと外れた。その直後、山形は氣田に代えて川井歩を投入する。

 

試合終了間際、自陣のペナルティーエリア手前で寺山がファウルを取られ、再び大分にFKを与える。このFKを、途中出場の薩川淳貴に直接狙われたが、山形の壁が跳ね返す。直後のスローインではムン キョンゴンが再びゴール前まで上がり同点ゴールを狙ったが、ここも山形が跳ね返してタイムアップ。アウェイの地で3試合ぶりの白星を挙げた。

 

これで山形の通算成績は13勝7分15敗、勝点46とし、順位は11位に浮上した。次節は9日(日)、ホームに戻り10位・FC今治と対戦する。