| [ 試合終了 ] | ||
| 1 | 前半 | 0 |
| 1 | 後半 | 1 |
- 11分 西村 慧祐
- 79分 寺山 翼
- 51分 マルクス ヴィニシウス
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 西村 慧祐 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 |
50' |
| MF | 17 | 寺山 翼 | |
| MF | 71 | 中村 亮太朗 |
71' |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
90+2' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 |
90+2' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
84' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
84' |
控えメンバー
| GK | 16 | 長谷川 洸 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 |
50' |
| DF | 15 | 川井 歩 |
90+2' |
| DF | 49 | 坂本 稀吏也 |
90+2' |
| MF | 18 | 南 秀仁 | |
| MF | 20 | 吉尾 海夏 |
84' |
| MF | 21 | 田中 渉 |
71' |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
84' |
| FW | 99 | ベカ ミケルタゼ |
監督
| 横内 昭展 |
スターティングメンバー
| GK | 1 | 立川 小太郎 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 加藤 徹也 | |
| DF | 5 | ダニーロ | |
| DF | 16 | 大森 理生 | |
| MF | 6 | 梶浦 勇輝 |
83' |
| MF | 14 | 弓場 堅真 |
90' |
| MF | 17 | 持井 響太 |
67' |
| MF | 18 | 新井 光 |
83' |
| MF | 37 | 梅木 怜 |
79' |
| MF | 41 | 安井 拓也 |
46*' |
| FW | 10 | マルクス ヴィニシウス |
控えメンバー
| GK | 44 | 伊藤 元太 | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 福森 直也 | |
| DF | 24 | 竹内 悠力 | |
| MF | 7 | 山田 貴文 |
83' |
| MF | 9 | 近藤 高虎 |
79' |
| MF | 36 | 横山 夢樹 |
46*' |
| MF | 50 | 三門 雄大 | |
| MF | 77 | 加藤 潤也 |
67' |
| FW | 11 | ウェズレイ タンキ |
83' |
監督
| 倉石 圭二 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 7 | 10 | FK | 18 | 9 | 9 |
| 0 | 2 | 2 | CK | 3 | 0 | 3 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 4 | 1 | 5 | シュート | 23 | 6 | 17 |
| 0 | 1 | 1 | オフサイド | 5 | 4 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 曇
-
- 気温
- 11.7℃
-
- 湿度
- 58%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 9,832人
-
- 主審
- 須谷 雄三
-
- 副審
- 金井 清一、宮原 一也
-
- 第四の審判
- 清水 拓
監督コメント
今日も1万人近くものたくさんのサポーターに来ていただき、本当にありがとうございました。皆さんの声は我々にも届いていて、そういう方たちになんとか勝利を届けたいと。我々は昇格の目標がなくなりましたけど、その思いを今日は選手たちがしっかりピッチで表現してくれたと思っています。
試合の内容ですが、我々が今治に対して準備してきたことを選手がピッチで表現してくれたかなと思っています。強いて言えば、前半それをシュートまで持っていけなかった。もう少しそのシーンを増やしたかったのですが、我慢強く戦ってくれて、セットプレーも準備していたものがそのまま出せたかなと。
前節に続いて、少し難しい時間帯になった時にセットプレーで点が取れて、そういう意味ではゲームの流れを我々の方に引き寄せられる、そういう感じになっているので、ここはやっと実を結んできたかなと。ずっとコーチングスタッフや選手がやってきたことが実ってきたなという感じがしています。
後半、アクシデントで交代のカードを切らざるを得なくなり、その直後の失点というところで、ゲームが1回切れた後のワンプレー目でうまく入りきれなかったなと。そこは今治の前線に決定力のある選手がいるので、仕留められたなという感じがしています。
ただその後、我々ももう1回顔を上げて点を奪いに行くというところをしっかり選手が実行してくれて、2-1で勝利することができたと思っています。
--試合の終わらせ方について伺います。カウンターから相手のレッドカードになる場面を作れましたし、交代で後ろを5枚にする采配もありましたが、いかがでしたでしょうか。
相手がすごく前掛かりになっているのは選手たちも分かっていて、奪った瞬間にどこにスペースがあるかも把握しながら、選手が賢くやってくれたかなと思っています。あのシーンから得点で終われれば1番良かったですけども、1人退場して我々が1人多い状態で残りの時間をやれたのはすごく大きかったです。
最後は必ず高さのある選手を入れてきて長いボールが増えてくるというところで、後ろを5枚にしてしっかり跳ね返す準備をしました。
--今日は中盤のセカンドボールの奪い合いで、拾って前を向けるかが焦点だったと思います。そこの出来がどうだったのかを教えてください。
2点目もいいプレッシングから奪った後だったと思います。前半もそういういい形でボールを奪えそうでも、するっと逃げられるシーンが何本かありましたが、総じてしっかりみんな対応してくれました。その抜けられたシーンも最終的にはうまくカバーして、相手のミスとかももちろんありましたけども、狙ったような形で守備はできたかなと思っています。奪ったボールを、これは前節もそうでしたけど、もう少し自分たちのボールにしたい。これは引き続きやっていかなきゃいけないかなと思いますけども、狙いとしたところは、選手は非常によくやってくれたかなと思います。
--今日は後ろからの長いボールが多めで、場合によっては相手にボールを渡してしまうケースも多かったと思います。そこは今治のプレスが効いていたからなのか、我々にもう少しできることがあったのか、いかがでしょうか。
両方あったと思います。今治のハイプレスはやはり脅威でしたし、そこで奪って相手もショートカウンターやカウンターをしていきたいという狙いは分析でも分かっていましたけども、そこに関しては少しそれを裏返してやろうという思いで、長いボールが増えたかもしれません。
まだ見返していないですけども、ひょっとしたら近いところに1番いいコースがあったのかもしれないですし、そこはしっかり映像を見返して分析したいなと思っています。
--決勝点を決めた寺山翼選手は前節に続いて2試合連続ゴールとなりました。セカンドボールにうまく反応するだけでなく、こぼれ球の近くにいてシュートまで打てたところなど、攻撃面の評価をお願いします。
まさに今おっしゃったところが彼のストロングポイントで、そこからどう攻撃に関わっていくかが彼の課題でもあり、今トライしているところです。彼の得点シーンもかなり低い位置からあそこまで上がっていっているのですが、あそこに関わっていこうという気持ちと、それをやれるだけのスプリント能力を彼は持ち合わせているので、そういうものを練習で彼はトライしてくれています。まだまだ精度という部分は上げてもらわなきゃいけませんけども、その姿勢は本当に練習から出ていて、今日はそれが形になったので、僕自身も非常に嬉しいです。
--2試合連続で最後は足をつっていましたがフル出場になりました。そこは選手の頑張りと捉えるのか、もっとやれるだろうと期待しているのか。いかがでしょうか。
出し切ってはくれています。コントロールして1試合持たすなということは彼だけじゃなくて全員にも言っていますし、そういう意味ではまだまだ伸びしろがあるのかなと。もっともっとやれると思うので、もっと要求したいなと思っています。
--今日の朝早くにスタジアムの近くで熊の目撃情報もあった中で、無事に試合を終えることができました。その点についてはいかがでしょうか?
熊のニュースは毎日ニュースに流れてきて気にはなっていて、山形も出没することが多いというのも分かっていました。
この公園の近くに来ていたというのはちょっと驚いて、「今日の試合大丈夫なのかな?」と最初思いましたけれども、関係各所の方がしっかりその対策をやっていただいたおかげで、我々がこうやって試合をできたので、そういう意味では本当に感謝しています。
選手コメント

No.3 熊本 雄太 選手
--試合の感想からお願いします。
みんなで粘り強く戦えて、僕が入ってすぐ失点してしまったんですけど、そこは僕のプレーなので、それ以外はみんな粘り強く体を張って戦ってくれたことが勝てた要因かなと思います。
--アクシデントでの出場でしたが、どのような意識で入りましたか?
まずは1-0で勝っていたので、失点はしないように、それだけは心がけてやっていましたが、ファーストプレーで失点してしまって、失点したからには追加点は絶対にやらせないという思いでやりました。
--マルクス ヴィニシウス選手に対しても、何度も体を張っていましたが、どんな意識でしたか?
相手がフォワードだったので、センターバックとしては潰すだったり、仕事をさせないというのは常に考えながらやっているので、ボールが入ったと気にどうやって体を寄せるかだったり、最後の最後で足に当ててシュートブロックするのが僕たちの役目だと思うので、それは追加点をやらせないという意味でもそれができたのがよかったと思います。
--南秀仁選手の引退が発表され、今日のプレーにも意識が感じられましたが、南選手に対してはどんな気持ちがありますか?
チームとしてはそういう話はしてないですけど、僕は長いこと一緒にやっていて、本当に秀仁くんにはお世話になっているので、秀仁くんが1分でもピッチに立ってほしいなという思いです。練習でも意識して僕自身はやっているので、みんなもそういう思いでやっていたら、見ている人も感じるのかなと思います。チームとしてはそんな話はしてなくて、個人個人が思っていることはあるのかなと思います。
--連勝して負けなしが続いていますが、次節に向けてお願いします。
あと2試合なので、最後はこのまま勝ち続けて、いい形で終われるように頑張りたいと思います。
選手コメント

No.4 西村 慧祐 選手
--試合の感想からお願いします。
厳しいゲームでしたけど、タフな戦いになりましたが、全員で力を合わせて勝ちきることができたので、ひとつ成長したんじゃないかなと思います。
--先制のゴールシーンを解説してください。
狙いどおりの形だったのですが、なんとか流し込むことができてよかったです。折り返して、僕たちが詰めるところまでは狙いどおりで、こぼれてきたのはラッキーでしたけど、決めきることができてよかったです。
--守備では前節、今節と試合の締め方で意識の共有が見えたと思いますが、いかがですか?
相手も最後のほうはパワープレーでボールを放り込んできていたので、僕たちも3バックにして対応しましたけど、そのへんの意思疎通というのが、同じイメージが全体で描けていたところと、最後は何回かピンチもありましたけど、全員が体を張って投げ出すところとか、守りきるところがみんなでできたので、それが勝ちきれた要因かなと思います。
--今週、南秀仁選手が引退を発表しましたが、西村選手は南選手に対してどんな気持ちがありますか?
僕、3年目ですけど、2年間プレーオフに行きましたけど、それまでの道のりは過酷な道のりだったので、そこで秀仁くんがキャプテンで乗り越えてきたという2シーズンだったと思うので、最後は同じピッチに立ちたいなというのが素直な思いですけど、それは勝負の世界ですし、そうなれば一番いいですし、もちろん秀仁くん自身もそれを意識してピッチに立ちたいと思いますし、そこはどうなるかわからないですけど、僕の本心は一緒にピッチに立ちたいというところと、勝って送り出したいというところです。
--連勝でいい流れになっていますが、次節・磐田戦に向けて意気込みをお願いします。
次はもちろん、苦しい戦いになりますし、ラクなゲームにはならないと思いますけど、シーズン始まった当初、僕たちは優勝・昇格をめざしていたので、いまいる順位は満足できるものではないですし、それぞれに抱える気持ちはいろいろあると思いますけど、あと2試合、自分たちの価値を証明する試合が残されているので、そこに全力を注ぐのがモンテディオ山形の選手としての責任とプライドだと思うので、そこに向けて、また1週空きますけど、まずは磐田戦に向けて、僕たちができる最大限の努力をしたいなと思います。
--先日、市町村応援デーの企画に出ていただきましたが、山辺町の皆さんの応援やスイートポテト、今日の西村選手の力になりましたか?
応援してくださっているのを身近に感じることができたので、そういうところは自分のパワーになりましたし、今日も来てくださっていましたけど、山形全体で盛り上げてくださっているので、僕たちは結果で恩返しできるように、これからも頑張りたいと思います。
戦評
11月初戦の前節、3試合ぶりの白星を挙げた11位・モンテディオ山形はホーム・NDスタに帰還し、10位・FC今治と対戦。キックオフ前の気温が11.7℃と冷え込むコンディション下で行われた一戦は、劣勢が長く続きながらも数少ないチャンスで2得点を挙げた山形が勝利した。
先発メンバーは大分戦から2人が変更。GKに6試合ぶりの先発復帰となるトーマス ヒュワード=ベル、左ウイングに出場停止明けの國分伸太郎が名を連ねた。また、今季限りで現役を退くこととなった南秀仁がベンチ入りした。
果敢に背後を突く今治の攻撃に対し、ラインを押し下げられない立ち上がりとなった山形。しかし11分、この試合最初のCKを獲得すると、ショートコーナーで変化をつけて國分がクロス。ファーサイドの寺山翼が頭で中央へ折り返したボールを相手がクリアすると、これがポストを直撃。跳ね返りに詰めていた西村慧祐が流し込み、ファーストシュートを先制点に結び付けた。
序盤は今治のハイプレスに苦しんでいたが、時間経過とともに慣れ、回避してゴール前に迫る場面も増えていった。ただ、攻撃を完結させることができず、次第に流れが今治へと傾いていく。
まずは25分、梅木怜からのパスを新井光がワンタッチでペナルティーエリア内へ。抜け出した持井響太に渡ってピンチとなったが、持井のクロスは寺山がクリアする。33分には、マルクス ヴィニシウスのクロスを弓場堅真に頭で合わせられたが枠の右へ。更にその2分後、スローインのボールをカットされて最後は安井拓也にフェイントからのシュートを許したが、ヒュワード=ベルの正面だった。
前半の終盤も縦に速い今治の攻撃をクリアで逃れるという場面が続き、結局、前半のシュート数は今治6本に対して山形は得点に繋がった1本のみ。しかしリードを維持したまま、試合を折り返した。
迎えた後半、山形は開始早々に城和隼颯が、マルクス ヴィニシウスとの空中戦で鼻を負傷するアクシデントに見舞われた。50分、城和は脳震とうの疑いによる交代で退き、代わって熊本雄太がピッチイン。これにより、両チーム6人目までの交代が認められた。
前節に続いて負傷者が発生し、落ち着かない状況となる中でリスタートした51分、ダニーロのロングフィードを一度跳ね返すも、セカンドを後半頭から出場の横山夢樹に拾われる。横山のパスを受けたマルクス ヴィニシウスがミドルレンジから右足で狙うとこれがゴールに吸い込まれ、今季16ゴール目を決められた。
その後も勢いに乗る今治の波状攻撃に遭い、横山に突破からシュートを許したり、守備の隙やミスを突かれてマルクス ヴィニシウス、梶浦勇輝にゴールを狙われたりしたが、ヒュワード=ベルの好セーブを中心に何とか凌ぐ。
前半以上に守備に追われる時間が長い山形。そこに追い打ちをかけるかのように69分、中村亮太朗が右ふくらはぎを痛めてプレー続行不可能となり、71分に田中渉との交代を余儀なくされた。
今治が主導権を握り続ける状況は変わらず、73分にマルクス ヴィニシウスのドリブル、その4分後には梅木のシュートという場面があったが、いずれも熊本が身を呈して対応し、逆転を許さない気迫のプレーを続けた。
すると79分、西村から縦に送られたボールを、國分がワンタッチで中央の土居聖真へと繋ぎ、土居は右に展開する。パスを受けた氣田亮真がカットインから放ったシュートは相手のブロックに遭ったが、それによって浮いたボールに寺山が反応。豪快に放ったボレーシュートはゴール左隅に決まり、山形が勝ち越しに成功した。
後半2本目のシュートで勝ち越してまもなく、今治の横山にドリブルからのミドルシュートを立て続けに打たれたが、1本目はヒュワード=ベルがキャッチ、2本目は熊本がスライディングブロックで跳ね返した。
その後、今治のCKを凌いで84分、山形はディサロ燦シルヴァーノに代えて高橋潤哉、國分に代えて吉尾海夏を投入。高橋はトップに、吉尾もそのまま左ウイングに入った。
今治の猛攻は続き87分、ビルドアップミスからショートカウンターを許し、横山に3度ゴールを狙われたが、ヒュワード=ベルがファインセーブを見せた。
その3分後、土居が中盤の位置でボールを奪い、すかさずスルーパス。裏に抜け出した氣田へ渡ってGKと1対1の局面を迎えると、ペナルティーエリア手前で弓場が後ろから倒し、ファウルに。弓場はDOGSO(決定機阻止)判定で退場となり、山形は数的有利となった。このファウルで得たFKを氣田が直接狙ったが、ここは今治の壁に阻まれた。直後に山形は氣田に代えて川井歩、土居に代えて坂本稀吏也を投入し、5バックを敷いた。
アディショナルタイムに入る前から今治はマルクス ヴィニシウス、途中出場のウェズレイ タンキに加えてCBのダニーロを攻撃参加させ、ロングボールやクロスを再三供給する。しかし、山形が集中した守備で跳ね返し続け、最終的に23本のシュートを浴びる苦しい試合となりながらも勝利を掴み取った。
通算成績を14勝7分15敗、勝点を49とした山形はここから中断期間を挟み、次節は2週間後の23日(日)、アウェイでジュビロ磐田と対戦する。






















