| [ 試合終了 ] | ||
| 0 | 前半 | 1 |
| 2 | 後半 | 1 |
- 77分 マテウス ペイショット
- 90+6分 ヤン ファンデンベルフ
- 9分 土居 聖真
- 83分 高橋 潤哉
メンバー
スターティングメンバー
| GK | 1 | 川島 永嗣 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 松原 后 | |
| DF | 5 | 江﨑 巧朗 | |
| DF | 36 | リカルド グラッサ | |
| DF | 52 | ヤン ファンデンベルフ | |
| MF | 6 | 金子 大毅 | |
| MF | 7 | 上原 力也 |
66' |
| MF | 25 | 中村 駿 |
66' |
| MF | 71 | 倍井 謙 |
66' |
| MF | 79 | ブラウン ノア 賢信 |
46*' |
| FW | 9 | 渡邉 りょう |
82' |
控えメンバー
| GK | 21 | 三浦 龍輝 | |
|---|---|---|---|
| DF | 2 | 川﨑 一輝 |
66' |
| DF | 3 | 森岡 陸 | |
| MF | 8 | 為田 大貴 | |
| MF | 18 | 井上 潮音 |
66' |
| MF | 33 | 川合 徳孟 |
82' |
| MF | 39 | 角 昂志郎 |
66' |
| FW | 11 | マテウス ペイショット |
46*' |
| FW | 20 | 佐藤 凌我 |
監督
| 安間 貴義 |
スターティングメンバー
| GK | 45 | 渋谷 飛翔 | |
|---|---|---|---|
| DF | 4 | 西村 慧祐 | |
| DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
| DF | 19 | 岡本 一真 | |
| DF | 22 | 城和 隼颯 | |
| MF | 17 | 寺山 翼 | |
| MF | 18 | 南 秀仁 |
61' |
| MF | 88 | 土居 聖真 |
84' |
| FW | 10 | 氣田 亮真 |
84' |
| FW | 25 | 國分 伸太郎 |
78' |
| FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
78' |
控えメンバー
| GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
|---|---|---|---|
| DF | 3 | 熊本 雄太 | |
| DF | 15 | 川井 歩 | |
| DF | 49 | 坂本 稀吏也 |
61' |
| MF | 14 | 坂本 亘基 |
78' |
| MF | 20 | 吉尾 海夏 |
84' |
| MF | 27 | 榎本 啓吾 | |
| FW | 9 | 高橋 潤哉 |
78' |
| FW | 99 | ベカ ミケルタゼ |
84' |
監督
| 横内 昭展 |
スタッツ
| 90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9 | 11 | 20 | FK | 14 | 6 | 8 |
| 1 | 4 | 5 | CK | 4 | 4 | 0 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
| 11 | 8 | 19 | シュート | 17 | 11 | 6 |
| 3 | 0 | 3 | オフサイド | 2 | 1 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 20.3℃
-
- 湿度
- 32%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 14,071人
-
- 主審
- 窪田 陽輔
-
- 副審
- 鶴岡 泰樹、山村 将弘
-
- 第四の審判
- 瀬田 貴仁
監督コメント
今日も山形から1000人近くのサポーターに来ていただいて、選手含め我々にすごい後押しをしてくださいました。
試合に関して、前半は対磐田というところでこの2週間準備してきて、そういう意味では我々の想定内でプレーすることは多かったかな、というふうに思っています。
そういう中から得点を奪って前半を終えることができて、後半は磐田も勝ちに向けてかなりギアが上がってくるというのは想定していましたけれども、局面の強度で相手が上回るシーンが前半よりも増えてきたかなと。そのボールから少し押し込まれるシーンが増えて、警戒はしてましたけども横からのボールで失点してしまったというところ。
一度リードをしてそこから逃げ切り、追加点というものは描きたかったですけども、最後の最後、やっぱり横からのボールで仕留められて勝点3は奪えなかったな、というところです。
ただ、選手は今持っている自分の力を1ミリも残さずに出してプレーしてくれたと思っています。
そういう選手たちに勝点3を取らせてあげたかった、取りたかった、そういうゲームでしたけども、僕は選手たちに対し、本当によくやってくれたなと思っています。
ただ、リードして逃げ切れなかったという現実はしっかり受け止めて、最後、最終戦ホームで戦えますので、今日来ていただいたサポータープラス、またたくさんのサポーターが山形にいるので、そのサポーターの方たちのためにも最後勝って終わりたいなと思っています。
--ジュビロの選手たちも、横内監督と対戦することが楽しみだとおっしゃっていました。そして今日のヤマハスタジアムの雰囲気、最後もサポーターの皆さんとお話されていましたけど、改めていかがでしたでしょうか。
もちろん懐かしさもあり、いろんな知っている選手、スタッフ、サポーター、いろんな思いがありましたけども、今は、山形の監督として、山形のため、モンテディオ山形のために仕事をしています。
なので、今日の一戦も選手とともに勝点3を目指してやってきました。
試合の前から磐田のサポーターの方から拍手や温かい声援を受けて、ここで仕事できてよかったなというのを改めて思わせてくれたかなと思っています。
--ジュビロの強度を感じたとおっしゃってましたが、そのあたりは2年間植え付けてきたもののあるのではないでしょうか。
僕じゃなくて、僕が離れてから、さらにまたそういう部分が上がっていると思っています。
なので、そこにしっかり追いつき追い越せという気持ちでいっぱいです。
--対磐田を2週間準備してきたというお話がありましたが、想定内でプレーできた部分はどんなところだったのか。今年の磐田をどう分析して臨んだのでしょうか。
監督も代わって、ボール保持というところに関しては、少し何ていう言い方をしていいか分からないですけども、それを放棄してでもゴールに近づこうとするスピードというのはあって、保持にこだわるのではなくて、得点によりこだわる、勝負にこだわる、そういう変化があったのかなというふうに見て思いました。
それを選手がしっかり理解して、ブレることなくやっているところがジュビロも今すごく調子がいいと思いますので、好調を維持しているのかなと思っています。
--自分たちが想定内で運べたところはどんなところですか。
プレッシャーをどうかけてくるか、かかった時にどこが空いてくるかというところはすごく選手は理解してプレーしてくれたと思っています。
ただ、我々のウィークでもあるんですけども、シンプルにゴールに向かってくるボールに対して競り勝つところは随分選手戦ってくれたと思いますけども、そのこぼれを拾うところでここ数試合、我々は勝点3を落とした試合もありますし、失点したシーンもあって、そこは我々まだまだ、そういう状況局面に持っていかれても耐えれるものは作っていかなきゃいけないな、と思っています。
--先制した場面は狙い通りだったんじゃないかと思いますがいかがですか?
あそこの背後に抜けるとき、多分、センターバックは食いついてくるかなと。空いたスペースに必ず走っていこう、その選手を見つけてやろうというところは準備していました。
本当に上手く聖真が抜け出してくれて、最後のフィニッシュのクオリティも出してくれたので、素晴らしいゴールだったなと思っています。
--磐田から育った選手として、後藤啓介選手が代表に選ばれました。彼の成長を今どう感じていますか?
ニュースで知りまして、純粋にすごく嬉しかったですね。試合に使ってもらえるかどうかは分からなかったですけど、試合に出て、物落ちしないプレイヤーでしたけど、ああいう舞台でもしっかりそういうプレーを出していたので、ヨーロッパに単身で行って、随分たくましくなったなという印象を受けました。
でも、まだまだ始まったばっかりだと思うので、今後もすごい大いに期待しています。
--横内監督が就任してから山形の勝率が高く、昇格圏に匹敵するぐらいです。課題もたくさん感じてはいると思いますけど、山形が本来あるべき上位のパワーを出しているように感じています。
その中で監督が今感じていること、昇格をするチームに次こそなっていくために一番必要なことを聞かせてください。
我々、今このゲームをする前の1位から7位のチームに、今シーズン1勝もしてないです。なので、我々がそこに匹敵することを証明するには、今日の勝ちというのはすごく我々にとって重要視してました。
でもやっぱりそこには届かなかったと。これは真摯に受け止めなきゃいけないかなというふうに僕は思っています。
やはりそういうチームにも勝点3を拾っていける。そういうチームになっていかない限り、J1昇格というところは我々の手に入ってこないのかなと思っています。
なので、まだまだ我々やることたくさんあるかなと実感しています。
選手コメント

No.88 土居 聖真 選手
--試合全体をふり返ってどうでしたか?
いい形で先制して、前半もいい戦いができましたし、後半も同点に追いつかれましたけど追加点取って、勝ちを持ってこれるかなというところまでいきましたけど、また追いつかれてしまいました。今シーズンそういう試合が多いんですけど、これをもうずっと僕ら、永遠の教訓と言いますか課題にして、みんな一生懸命やってますし、素晴らしい試合をしたので、結果論でしかないですし、ポジティブに考えて、僕ら昇格も降格もないですけど、素晴らしいモチベーションで戦えてますし、7戦負けなしというところもポジティブにとらえて、また前向いて最終戦に向かっていければなと思います。
--先制点の場面は素晴らしいシュートだったと思いますが、あのシーンをふり返ってください。
相手の最終ラインがバラバラになってるところを狙ってたので、開始早々から何本か、左サイド側の味方選手が狙ってくれてましたし、自分もいい抜け出しができたなと思ったので、トラップさえしっかり決めれれば好きなところに打てるかなあというイメージがあったので、シュートも練習をたくさんしてたので、イメージどおりのいいシュートが打ててよかったかなと思います。
--その前から攻撃でいい形で絡むシーンが多かったですが、自分の受けるポジションを意識されてましたか?
相手がどこが嫌かなというのをずっと試したり、立ち位置取ったりして、僕が点取ったあとも何本か3センターバックの裏を狙えたかなあというところがありました。前半はそこが相手が嫌がってそうだったので、果敢に狙えたかなと思います。
--そこで2点目がチームとして取れれば、なおゲーム運びとしてはよかったと思いますが?
そうですね。後半、同点にされる前もカウンターでチャンスがたくさんありましたし、そこでもう1点、2点仕留められればもう少し違う展開だったと思います。僕ら得点も多いですけど、失点も多いので、そこは今シーズン最後まで向き合って、来シーズンにつなげていくためにも、ひとつでも失点を減らしていかなきゃいけないかなと。練習でも横内監督が言ってくれてますし、僕らもすごい刷り込まれてるんですけど、なかなか無くせないというところはひとり、ふたりの問題じゃないと思いますし、チームとして出ている選手もそうですけど、出てない選手もそういう意識を持って、みんなで取り組んでいくべきかなと思います。
戦評
直近6試合負けなしの11位・モンテディオ山形は、アウェイ最終戦となる今節、J1昇格プレーオフ圏内と勝点1差の7位・ジュビロ磐田と対戦。2度のリードを奪いながら土壇場で追いつかれ、またも今季初の3連勝はならず。勝点1の獲得にとどまった。
昨季まで率いたチームとの対決に臨む横内昭展監督は、GKに2試合ぶり先発の渋谷飛翔、ダブルボランチの一角に今季公式戦初出場となる南秀仁を起用。前節の今治戦から先発2人を入れ替えた。
14000人を超える観衆が詰めかけた中、両チーム通じて最初のシュートを放ったのは山形。4分、右サイドでの攻防から流れたボールを回収し、細かく繋ぎ、最後は南のワンタッチパスに反応した土居聖真が右足で狙ったが、磐田GK・川島永嗣に抑えられた。
ファーストシュートを機に、相手のプレスを外すパスワークでゴール前に迫るシーンが増え、リズムを掴んだ山形。すると9分、前節の負傷の影響でフェイスガードを付けて出場の城和隼颯がシンプルに前線へロングボールを供給。相手の背後を絶妙に突いた土居が上手く収め、狙い澄ましたシュートはゴール右隅へ。6試合連続で先制に成功した。
先制から5分後の14分、山形は自陣でボールを奪われ、上原力也のクロスをブラウン ノア 賢信に頭で合わせられたが渋谷の正面。このシーン以降、磐田のサイド攻撃を受ける時間が続いたが失点を許さず、前半の半分が経過した。
28分から山形はセットプレーを連続して獲得し、野嶽寛也や南にシュートチャンスが訪れたが、相手の守備に阻まれる。34分には左サイドを崩して國分伸太郎がクロス。ニアで受けた氣田亮真が右足で合わせたが、川島に防がれた。
追加点のチャンスが再三訪れながら活かせずにいると、徐々に磐田にセカンドボールを拾われての前進を許す展開に。しかし、中央に人数をかけた守備や球際への激しいアタックを見せて耐え、失点を許さなかった。
相次ぐピンチを凌いだ中で40分、相手のバックパスをカットしたディサロ燦シルヴァーノが、川島の位置を見て頭上を越えるロングシュートを放つも、ギリギリで防がれた。43分には氣田、國分が立て続けにゴールを狙ったが、追加点とはならなかった。その直後、磐田は倍井謙からのパスをフリーで受けた上原がシュート。ここは寺山翼がブロックに入り、山形はピンチを脱した。
前半終了間際、自陣のペナルティーエリア手前で寺山のハンドを取られ、磐田のFKに。これをキッカー・中村駿に直接狙われたが、渋谷のファインセーブでコーナーに逃れ、直後のCKも凌いで前半終了となった。
1点リードで迎えた後半は、ギアを上げる磐田の圧を受ける立ち上がりとなった。51分、浮き球のパスを渡邉りょうが落とし、受けた上原にコントロールシュートを許すが枠の左。57分には、後半頭から投入されたマテウス ペイショットのアウトサイドでのスルーパスに渡邉が反応。左足でゴールを狙われたがミートせず、渋谷が抑えた。
劣勢が続く山形は61分、南に代えて坂本稀吏也を投入。坂本稀は左サイドバックに入り、ボランチには野嶽がポジションを移した。
その5分後、磐田は一気の3枚替えで攻撃の活性化を図るとこれがハマり、山形はラインが後ろに下がる苦しい時間が続く。しかし、渋谷の安定したクロス対応などで耐えると、70分に土居のプレスバックからショートカウンターの局面を作り、久々の好機。氣田のパスを受けた國分が左足を振ったが、枠を捉えられず、中の味方とも合わなかった。
ここまで山形を押し込みながら、クロスの精度を欠いて決定的なシーンを作れずにいた磐田は73分、途中出場の川﨑一輝のクロスがヤン ファンデンベルフの頭に繋がり、ようやくフィニッシュまで運んだ。
前半から強度の高い試合展開だったこともあり、互いに運動量が落ちてオープンとなる中で、77分、磐田はファンデンベルフのアーリークロスが逆サイドへ流れたところを川﨑が拾ってクロス。ペイショットに頭で合わせられたボールが右隅に決まり、山形は同点に追いつかれた。ここで山形は失点前から準備していた2人を交代。國分に代えて坂本亘基、ディサロに代えて高橋潤哉を投入した。
81分、高い位置で野嶽がボールを奪い、そのままフィニッシュ。ディフレクションがあって山なりに枠内へ向かったボールは川島にゴールライン際で弾かれ、さらにこぼれ球には高橋が反応したがシュートを打てず。高橋は早速訪れた決定機を逃した。
それでも83分、ルーズボールを拾った野嶽が右サイドへ展開。氣田は内側を追い越す土居へ預け、土居はオーバーラップした岡本一真へ。岡本のクロスをファーサイドの高橋が左足でゴールに流し込み、勝ち越しに成功した。直後に山形は氣田と土居に代えて吉尾海夏、ベカ ミケルタゼを投入した。
再びビハインドとなった磐田は、ブロック守備を敷く山形を押し込み、87分にクロスのクリアボールを途中出場の角昂志郎が拾ってシュート。90分+3には、攻撃参加したCBのリカルド グラッサが川﨑のクロスに頭で合わせたが、いずれも渋谷が防いだ。
再三送られるロングボールやクロスを城和や西村慧祐を中心に跳ね返し、今季初の3連勝が近づいてきた山形。しかし90分+6、角のクロスをファーサイドで待ち構えていたファンデンベルフに高打点のヘディングで叩き込まれ、今期繰り返されていた終了間際の失点を喫した。同点とされた直後、角の横パスを受けた松原后に切り返しからのシュートを許したが、渋谷がキャッチしてタイムアップ。負けなしは7試合に伸ばしたが、悔しい引き分けに終わった。
山形の通算成績は14勝8分15敗、勝点は50となり、次節は今季最終戦。29日(土)に、ホームで藤枝MYFCと対戦する。




















