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モンテディオ山形
モンテディオ山形
3
[ 試合終了 ]
2 前半 2
1 後半 2
4
  • 22分 野田 裕喜
  • 42分 山岸 祐也
  • 47分 山岸 祐也
  • 31分 ピーター ウタカ
  • 37分 ピーター ウタカ
  • 53分 ピーター ウタカ
  • 87分 ピーター ウタカ
AWAY
京都サンガF.C.
京都サンガF.C.

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 21 櫛引 政敏
DF 5 野田 裕喜
DF 6 山田 拓巳 89'
DF 23 熊本 雄太
MF 7 岡﨑 建哉
MF 17 中村 駿
MF 19 松本 怜大
MF 25 末吉 塁 89'
FW 11 山岸 祐也
FW 13 大槻 周平 71'
FW 40 渡邊 凌磨 71'

控えメンバー

GK 30 佐藤 昭大
DF 4 三鬼 海 89'
DF 31 半田 陸
MF 14 本田 拓也
MF 18 南 秀仁 71'
FW 9 ヴィニシウス アラウージョ 71'
FW 33 高橋 潤哉 89'

監督

石丸 清隆
京都サンガF.C.

スターティングメンバー

GK 34 若原 智哉
DF 2 飯田 貴敬 46*'
DF 6 本多 勇喜
DF 16 安藤 淳 82'
DF 23 ヨルディ バイス
MF 8 荒木 大吾 85'
MF 10 庄司 悦大
MF 29 中野 克哉 71'
MF 41 金久保 順
FW 9 ピーター ウタカ
FW 18 野田 隆之介 71'

控えメンバー

GK 21 清水 圭介
DF 19 麻田 将吾 82'
DF 30 石櫃 洋祐 46*'
MF 7 レナン モッタ 71'
MF 14 中川 風希 85'
MF 17 ジュニーニョ 71'
MF 31 福岡 慎平

監督

石丸 清隆

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 11 FK 8 0 0
0 0 7 CK 2 0 0
0 0 1 PK 0 0 0
0 0 14 シュート 6 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    23.4℃
  • 湿度
    88%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    2,865人
  • 主審
    井上 知大
  • 副審
    林 可人、藤井 陽一
  • 第四の審判
    平間 亮

監督コメント

<ハーフタイム>
・あと45分走りきろう。
・自分たちの時間を作ればこの試合勝てる。冷静に判断しプレーしていこう。

<試合後記者会見>
2020J2第10節vs.京都 試合後 石丸監督会見

今日は雨の中、いつもより多くのサポーターの皆様が来ていただいた中で、勝てなかったのは本当に申し訳なかったと思います。

ゲームの評価としては、難しいというか、最終的には相手のゆったりした中から、個人に決められたというところで、全体としてリスク管理のマネジメントのなさが出た、痛い目にあったというゲームかなと思います。

逆に決められるところを決めておけば、こちらに転んだゲームかもしれないですし、カウンターの質などを上げていかないと。
高くついたゲームかなと思います。


(Q.4バックを採用した狙いを)

バランスが良いというところと、相手に対しても色んなものに引っ張らなくてすむような形が一番スムーズかなと思った中で採用を決断しました。


(Q.結果的にセンターバックが二人になり、そこが失点に絡んでしまったとお考えでしょうか?)

4点取られているので、個人能力の部分もありますが、チームとしてそこを上げなければいけない部分だと思います。
修正部分で、突かれると思いますのでビデオを見て、どういうところが問題なのか検討したいと思います。


(Q.左サイドに入った末吉選手が良かったと思うが、対相手(の相性)というところがあったのか、末吉選手自身が良かったのどちらでしょうか?)

彼の右サイドでの単調さが最近、相手から対応されている部分がありますが、左サイドの方は選択肢というか、縦にもいけますし、カットインの方向性も出るところで、ほぼサイドを制圧していたと思います。


(Q.4-4-2として攻撃の形がうまく作れたと思うが、監督から見てどういうところが上手くいくようになったと思うか?)

今回の場合ちょっと相手がプレッシャーに来てない状況の中で、相手も何か入れさせているような雰囲気もありました。

チームとしても入れ方を気を付けようと話はしていました。
ある程度距離感を上手く近くしながら、ボランチの後ろで受ける回数を上手く作り、そこからの仕掛けはこれまでの中では一番多かったのかなと思っています。

その中で3点取りましたが、もう少し欲を言えば取らなければいけないゲームだったと思っています。

選手コメント

FW:11:山岸 祐也

山岸 祐也

(Q.ゴールを振り返って)

1点目は足が掛かってPKでした。キーパーを見て逆を取り、冷静に決めることができたと思いますし、PKは自信があるので外す気はしなかったです。

2点目はキーパーが出ているのが見えて、右足にこぼれたので上を狙って打ったら良いシュートが決まってよかったと思います。

しかし、それ以外にもシュートをするチャンスがあったのに決めきれなかった。
ウタカ選手はそれを決めて4点取っています。ああいう選手がチームを勝たせると思うし、3-2になった状態で1点でも取っていれば、相手チームの息の根を止めることができたと思います。
今日4失点してしまいましたが、まずは個人として決めるべきところをもっと決められたらチームは楽になると思いました。

(Q.今日は4-4-2のフォーメーションでしたが、チームとして良かったことは?)

ボールを動かして、縦に入れて、ターンして、シュートまで行くことができたり、サイドから抉ってクロスからチャンスというシーンもありました。

チャンスシーンが増えたと思いますし、自分たちがやりたいような、サイドで作って中に入ってきてというプレーも結構多かったと思います。
攻撃をディフェンス陣からも動かせていたし、悪くはなかったと思います。

(Q.PKは誰が蹴るが決まっていたのですが?)

練習終わりに蹴っている人が4人位いて、「その中で話し合って決めていい。その試合の雰囲気で決めて良い」と監督に言われていました。
PKなった瞬間自分でボール取りに行って、自分が蹴ってやるっていう気持ちが強かったので、ボールを離さずにPKを蹴りました。

(Q.ようやく今季初ゴールが出ましたが、その感想は?)

今季、最初の方はシュートすら打つことができず、反省というか試合を見て振り返って、ゴール前でシュート打てる位置に行かなければならないというのを、ここ4試合くらい意識していました。

シュートチャンスは増えていたと思いますが、その中で決めきれてなかったのは、自分の力不足だと思います。

今日2点取ることができましたが、それ以外もシュートチャンスはたくさんありましたし、それを決めていければ、今後もチームが楽になっていくと思います。
そのようなシーンを多く作り、パスの部分や中間で受けて攻撃の起点になるところは自分も補っていると思いますので、そういうところをしっかりやり、結果を出したいと思います。

選手コメント

DF:5:野田 裕喜

野田 裕喜

(Q.ウタカ選手に4失点してしまいましたが、対峙して凄かった点を教えてください)

対策もしていましたが、得点する能力はウタカ選手もそうですが、周りのアシストに繋がるボールの質も高かったと思います。


(Q.ビルドアップのところについては?)

4-4-2の形で、相手を押し込む時間も長くなりました。
そこからの得点やシュートチャンスは、数多く作ることができたと思います。その最初のパスに関しては良かったと思います。

(Q.ゴールを振り返りを。得点後の激しいガッツポーズにこの試合への意気込みを感じましたが?)

セットプレーに関しては、今シーズンまだ1点も取れていませんでした。
ミーティングで(コーチの大和田)真史さんから、全部のセットプレーで点取る気持ちで入っていけと言われていたので、一本目で先制できたのは良かったと思います。

(Q.今日は4バックで2対2の同数になることが多かったようですが、どういうことに留意してプレーを?)

相手もツートップでしたし、僕とクマ君(熊本雄太選手)と相手のツートップのバトルというのが多くなるとは思っていました。
しかし、3バックの感じで対応してしまった点は、次につなげたいと思います。

(Q.もう少しマッチアップのところで何とかしなければならなかった?)

3バックだったら、裏に一発で抜け出されても横の選手が距離感近いですし、カバーしあえることも出来たと思います。
しかし、4バックなので、自ずとセンターバック二人の守備範囲も広くならないといけないですし、そこで負けてしまったら今日のような、3点取っても4失点してしまうゲームになると思います。

戦評

今節から5連戦スタート。その初戦となる京都との対戦は激しいシーソーゲームが展開されたが、京都・ピーター ウタカ選手に4つのゴールを許し、3-4と競り負けた。

1週間の準備感を経て、モンテディオ山形は前節後半に実践した4-4-2のフォーメーションでスタートした。相手の攻撃の起点となるアンカー・庄司悦大選手は、縦関係の2トップ・山岸祐也選手がマーク。また、右サイドバックに回った山田拓巳選手は、相手の左ウィングバック・荒木大吾選手とのマッチアップで特長を封じた。

試合はフォーメーションを変えたモンテディオに京都が戸惑い、さらにモンテディオもこれまで以上に前へプレーすることで多くのチャンスを作っていった。3分には大槻周平選手の落としから山岸祐也選手がミドルシュート。4分には左サイドハーフ・末吉塁選手のクロスに山岸がシュート。11分にはペナルティーエリア内で大槻選手がポストプレーからさらに攻め込み、最後は山田拓巳選手がミドルシュートを放った。

15分ほどでモンテディオはややラインを下げての対応に移り、ボールを持ち始めた京都に攻め込まれるシーンもあったが、モンテディオも左サイドバック・松本怜大選手の攻撃参加でCKを獲得。その22分のCKで、ニアに入った野田裕喜選手がゴールを奪い、これがモンテディオのセットプレーからの今季初ゴールとなった。

飲水タイムをはさんでも渡邊凌磨選手がミドルシュートを放つなどチャンスを作ったが、徐々にラインが下がると、31分、安藤淳選手の長いくさびがウタカ選手に通る。ウタカ選手が右にさばくと、折り返しのクロスをヘディングで打ち込んだのもウタカ選手。1-1と同点とされた。

モンテディオは再び高い位置からプレッシャーをかけ始めたが、37分、京都・安藤選手に末吉選手がアプローチすると、末吉選手とうまくはさみ込んだ大槻選手がボールを奪取。その直後、大槻選手の体に安藤選手の手がかかったがノーファウル。その隙も突く形で、中野克哉選手からロングフィードが送られるとウタカ選手は裏へ抜け出しながら胸で正確にトラップ。冷静に流し込んで京都が逆転。

しかし、モンテディオも40分、岡﨑建哉選手から渡辺選手、山岸選手とボールが縦につながり、ペナルティーエリア内に入った山岸選手が倒されてPKを獲得した。これを山岸選手がきっちりと決めて、2-2と振り出しに戻した。

ハーフタイムに京都がウィングバックを一人交代しただけで後半に入った。前半の立ち上がり同様に攻め込むモンテディオは、大槻選手のプレスバックで奪ったボールを、中村駿選手が渡邊選手へ絶妙のスルーパス。これは京都・本多勇喜選手に対応され、カットされたが、本多選手のパスミスをダイレクトで打ち返した山岸選手のシュートが枠をとらえ、3-2とモンテディオが再びリードを奪った。

しかし、このリードの時間も長くは続かなかった。53分、京都は金久保順選手のくさびを野田隆之介選手がフリックし、飛び出したウタカ選手がGK櫛引政敏選手もかわして技ありのシュートを決めた。

またも追いつかれたモンテディオは、渡邊選手のクロスから大槻選手が飛び込むシーンや、末吉選手のパスをバイタルエリアで受けた山岸選手がシュートを放ち、3度目の勝ち越しを狙った。

モンテディオは71分、渡邊選手、大槻選手に代えて南秀仁選手、ヴィニシウス アラウージョ選手がピッチイン。山岸選手のミドルシュートや、相手のクリアがゴールマウススレスレに抜けていく惜しいシーンもあった。互いに攻め合う展開がしばらく続いたが、試合を決着させたのは87分のプレー。京都・本多選手の左からのクロスに対し、ウタカ選手はファーサイドに流れながらマークを振り切り、フリーでヘディングシュート、きっちりと決めきった。

土壇場で追う展開となったモンテディオは、山田選手、末吉選手に代えて三鬼海選手、高橋潤哉選手を投入。南選手が中盤でシンプルにさばく展開や、中村駿選手のクロスのこぼれ球からシュートを狙うシーンを作ったが、最後までゴールを割れなかった。

敗れて今季初の連敗を喫したモンテディオの通算戦績は、1勝5分け4敗。勝点は変わらず8。今節終了時点での20位以下が確定した。