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京都サンガF.C.
京都サンガF.C.
1
[ 試合終了 ]
1 前半 0
0 後半 0
0
  • 32分 荒木 大吾
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

京都サンガF.C.

スターティングメンバー

GK 34 若原 智哉
DF 2 飯田 貴敬
DF 17 荻原 拓也 60'
DF 19 麻田 将吾
DF 23 ヨルディ バイス
MF 4 松田 天馬
MF 8 荒木 大吾 60'
MF 14 中川 寛斗 55'
MF 16 武田 将平
MF 24 川﨑 颯太 90'
FW 9 ピーター ウタカ 90'

控えメンバー

GK 21 清水 圭介
DF 5 黒木 恭平 60'
DF 6 本多 勇喜 90'
DF 46 森脇 良太 90'
MF 29 中野 克哉
MF 31 福岡 慎平 60'
FW 13 宮吉 拓実 55'

監督

曺 貴裁
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 44 藤嶋 栄介
DF 2 山﨑 浩介
DF 5 野田 裕喜
DF 6 山田 拓巳
DF 31 半田 陸
MF 14 山田 康太
MF 15 藤田 息吹 90'
MF 18 南 秀仁
MF 25 國分 伸太郎 71'
MF 41 中原 輝 78'
FW 39 林 誠道 71'

控えメンバー

GK 1 ビクトル
DF 3 栗山 直樹 90'
DF 23 熊本 雄太
DF 28 吉田 朋恭
MF 7 岡﨑 建哉 71'
FW 24 藤村 怜 71'
FW 27 松本 幹太 78'

監督

曺 貴裁

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 8 FK 10 0 0
0 0 5 CK 1 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 10 シュート 7 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
    晴のち曇一時雨
  • 気温
    25.6℃
  • 湿度
    39%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    -
  • 主審
    吉田 哲朗
  • 副審
    関谷 宣貴、日高 晴樹
  • 第四の審判
    矢野 浩平

監督コメント

<ハーフタイム・佐藤尽監督コメント>
・一番不満なのは攻撃。全然戦っていない。横にパスしているだけだ!!
・点を取るにはパワーが必要。攻撃でターンしろ!仕掛けろ!
・みんなでアクションを起こして欲しい。前向けるポジションを見つけていこう。


<試合後監督会見・佐藤尽監督>
リモートマッチで、普段と違う環境の中で、ゲームをやらせていただいたことに感謝をすることと、こういう状態の中で試合の入り方は十分気をつけること(を意識して)入りました。

相手の圧力が高く、どんどん来るというのは想定していたのですが、そこに対して前の選手のチャレンジする姿勢というところで、もっともっと積極的なボールを受ける、前に仕掛けるというところの勇気は持って欲しかったと思います。

後半そういうものを伝えて、しっかり修正出来たということは、意識の問題だと理解しています。

後半あれだけ押し込んだ状態で、なかなかゴールに結び付けられなかったというところに、まあ自分の、選手に対するアイディアをどうやって落とし込むところで、不足していたのかなと思っています。反省材料です。


(Q.京都の圧力を受け続けた前半だと思いますが、チームとしてどういった打開策をもって戦っていこうと意識していましたか?)

前の方からどんどんプレッシャーが来るということで、しっかり、逆に言ったらそのプレッシャーの後ろのスペースというのは比較的空いているというのは理解していたので、そこにボールを入れるためのパスルートというところでは全員で共有出来ていたと思います。


(Q.京都の守備の強度はかなり高かったですが、それに対して山形の守備の強度は現時点ではどう感じていますか?)

守備の強度というところで、個人個人の一人一人のパワーというものは、京都の選手からは感じましたが、だからといって山形の選手が決してそこで劣っていたとも思わないです。

うちのチーム戦術として、動きをハードに正確に質を高くやるというところを伝えていたので、そういったところでの動きの質や、量、強度では、ある一定の評価はしてます。


(Q.前半攻撃陣に対する不満はあったようですが、後ろの選手はラインを下げずによく戦っていたと思いますが、その辺の評価はどうでしょうか?)

チームの戦い方として、できるだけチーム全体をコンパクトに保とうというところでは、チーム戦術として伝えてあるので、ディフェンスラインに関しては果敢にチャレンジしてくれていたと思います。


(Q.石丸前監督からバトンを引き継ぎ、次の監督に引き継ぐことも決まっている中で、今日の試合はどういうスタイルを出していこうと考えていましたか?)

連戦ということもあって、なかなか次の体制に移行するのが難しいタイミングでもあったので、新監督と情報の共有やすり合わせはさせていただきながら、今できることを維持するというウェイトの方が、現時点では多かったと思っています。


(Q.前半の入りは、京都のディフェンスラインからの縦パスに網を張ってペースを握りかけていたと思いますが、そこから京都の前からのプレスで押し返されたという形になりましたが、改めてどう対応すればよかったと思いますか?)

入り方や守備の意思統一というところでは、しっかりとしたチーム戦術の中で、狙いどおり選手がプレーしてくれたと思ってます。

あれだけの強度を、前からプレッシャーを掛けながら勝ち続けている、引き分けを挟んでも勝ち続けているというチームですので、そんな簡単にプレッシャーを回避できるとは思っていなかったです。

その中でも自分達のチームコンセプトの中で、積極的に縦にボールを入れていくが、そのパスルートのところをしっかり確保するというところで、まだまだ怖がっている印象の方が強いです。


(Q.去年ホームとして戦って来たスタジアムで、初めて対戦相手として対峙することになりましたが、どの様な心境でしょうか?)

改めてすごく良いスタジアムだなと、選手も、私自身もすごくやっていて楽しかったですし、気持ちがほんと高揚するような、そんなスタジアムだなと改めて思いました。

選手コメント

DF:2:山﨑 浩介

山﨑 浩介

(Q.0-1という結果でしたが、ディフェンスラインを中心に今日の試合を振り返ってください。)

全体的な守備の話では、コンパクトに、まずラインを高く保とうということ(を意識して)試合に入って、積極的におこなえていた部分もあると思います。しかし、1失点、先制されて、厳しい試合運びになってしまった印象です。


(Q.京都の圧力は強かったと思うのですが、その中でライン、しっかり上げ続けたというような認識でしょうか?)

前線にウタカ選手はいたのですが、そこで怖がらずラインを高く保つのは一つの狙いでした。


(Q.次節はホームで愛媛戦です。一週間どう準備して試合に臨みたいですか?)

いつも通り、勝つために、しっかり良い準備したいと思います。


(Q.ウタカ選手への対応で意識していたところと、他に全体で、ラインコントロール以外のところで意識していたところは?)

ラインの駆け引きをすることで、無力化するところだったり、あとはリスク管理のところで野田選手と上手くコミュニケーションとりながらやっていました。

全体的にもウタカ選手を狙ってロングボールを入れてくるスカウティングもあったので、そこは前線の選手に規制をかけることなどを意識してプレーしていました。


(Q.この3連戦全試合出場でしたが、チームとして手応えを感じてるものはありますか?)

守備に関してはコンパクトにして、サイドの選手を押し出す部分は意識してできましたし、まだ足りないところもありますが、そこを意識して試合に入ることは心がけてました。

攻撃の部分は、前に急ぎすぎず、ボランチが空いているならボランチを使って、しっかり組み立て、足元で組み立てるというところは、この3試合意識はしていたのですが、できる部分とまだまだの部分がありました。

選手コメント

MF:14:山田 康太

山田 康太

(Q.0-1の敗戦となりました。京都のプレッシャーもかなり強かったと思いますが、どういうことを考えながらプレーしていましたか?)

チームとしてはそういうプレッシャーを感じつつも来てくれるということは、どこかが空いているので、そういうのを上手く利用していこうという考えでした。

前半は少しその圧にのまれて、前線に良いボールが入らなかったり、チームとして理想的な動かし方は出来なかったですが、僕個人的にはボールに強く来てくれた方が相手の逆を取ったら前を向けますし、今までのチームと違ってファウルで止めてきたりするところは、やっぱり上位にいるチームだなと感じました。

潰せる時に潰すのは大切なことだと思うので、そういうことに次は僕は引っかからないように、それをされても打開出来るようにしていきたいと思います。


(Q.山田選手が一番プレッシャーを受けて倒されている部分が多かったですが、ダメージなどはありませんか?)

今日はかなり前半から感じていたというか、僕のところに来ているのは感じていました。ここ数試合をみると、潰してくるのは分かっていましたが、試合中は今までより、すごくハードに来られて、少しダメージはありましたが今は大丈夫です。


(Q.攻撃のところ、なかなか選手がいないというのもありますが、現時点のメンバーでこうしたら点が取れる、チャンスが増えると考えているところはありますか?)

少し縦に早くサッカーをしているように変わってきていて、その中で、まず僕を見てくれるようになってきたのは少しづつ感じています。

僕に入ったらまず自分は一人目の選手を外して、自分の力で前に持っていくことが出来た時はチャンスになると思います。

その中でサイドでもう少し厚みを掛けて早い攻撃が出来たら、中に人数も掛けやすいので、フォワードがサイドに行ってしまうと中の枚数が減って、迫力が無くなるので、もう少しサイドを崩す思い切りや、サイドバックがもっと思い切って追い越すことも、もっとあっていいと思います。

 

戦評

ゴールデンウィーク明け最初の試合、モンテディオ山形はアウェイで京都サンガF.C.とリモートマッチ(無観客)で対戦したが、得点を奪えず0-1で敗れた。佐藤尽監督が指揮をとってから4戦目で初黒星、また、アウェイで今季初黒星となった。

前節、甲府に劇的な同点で勝点1をつかんだモンテディオは、ベンチに熊本雄太選手が復帰した以外は前節と変更がなく、同じ先発メンバーで臨んだ。

京都の前線には強烈なストライカー、ピーター ウタカ選手がいるが、モンテディオはしっかりラインを上げ、前線からプレッシャーをかけていった。2分、國分伸太郎選手の左クロスのクリアを半田陸選手が拾いミドルシュートを放った。その後も高い位置からプレッシャーをかけ、京都陣内でプレーする時間も作った。

しかし、ボール回しの巧みさと攻守で圧力が強い京都が徐々に押し込んだ。8分のCKの流れからウタカ選手がシュートを放つなど押し込んでいくと、パスミスを奪われた18分にはウタカ選手のクロスから荒木大吾選手にフリーで渡ったが、ここからのシュートは枠の外へそれた。

モンテディオも京都の圧を受けながらラインを上げて対抗するが、ボールを奪ったあとも京都の圧力を受け、ボールを前に運べずにいた。19分には林誠道選手のスルーパスに中原輝選手が走り込むが、ここはあと一歩のところで相手ディフェンダーとキーパーに阻まれた。

27分には飯田貴敬選手に枠ギリギリのシュートを許したが、京都の攻撃を懸命に耐える時間が続いていた32分、ついに失点。京都のスローインで背後へ送られたボールを、対応した山﨑浩介選手は残そうとするものの、ウタカ選手との競り合いで奪われた。そこから攻撃を続けられると、バイス選手のスルーパスを右サイドに流れたウタカ選手がヒールで中央へ流し、武田将平選手は2タッチでさらに左へ。そこへフリーで入り込んだ荒木大吾選手のシュートをGK藤嶋栄介選手も触ったものの止めきれず、先制のゴールネットを揺らされた。

その後はリードされたモンテディオが少し押し込む時間も作れるようになり、アディショナルタイムには相手パスをカットした藤田息吹選手から山田康太選手、さらにスルーパスで林選手と縦につながったが、右足のシュートは枠をそれた。さらに、自陣で獲得したFKで野田裕喜選手がクイックでリスタートし、山田拓巳選手が一気に背後を狙ったが、ここはシュートチャンスにはならなかった。

0-1で後半に入ると、互いに押し込んだり押し込まれたりの状態が続いたが、徐々にモンテディオがペースを握っていく。53分のビルドアップの場面では、京都のハイプレスを粘り強くかわし、野田裕喜選手から一気に縦を狙い林選手にパスを通している。

さらにその後も、半田選手のクロスがゴール前を通過したり、左サイドで回しながら最後はくさびを受けた山田拓巳選手がシュートを放ったり、左スペースを突いた國分選手のクロスに中原選手があと一歩で合わせようかというシーンも作った。64分にも、國分選手のクロスに山田康太選手がオーバーヘッドでシュートを狙い、こぼれ球を拾った南秀仁選手がミドルシュートを狙うなど、モンテディオがペースを握り、優位に進めていた。

70分にも山田康太選手のパスを受けた半田選手がクロス、ブロックされたこぼれを拾い、もう一度クロスを入れたが、ゴール前に詰めた選手たちが反応しきれずゴールラインを割っている。

この直後、モンテディオは最初の交代。林選手から岡﨑建哉選手、國分選手から藤村怜選手を投入。前節は山田康太選手と南選手に変更された。その後もモンテディオは京都のブロックを押し込みながら攻撃。77分には南選手の縦のスルーパスから中原選手、藤村選手とダイレクトにつなぎ、山田康太選手がボックスに向かってボールを運んだが、シュートは相手からブロックされた。

モンテディオは78分、中原選手から松本幹太選手に交代。85分にはビルドアップのパスを弾かれ、ウタカ選手にボックスまで持ち込まれるシーンもあったが、それ以外はモンテディオがボールを動かし、攻める時間となった。しかし、モンテディオもシュートまで持ち込むことは難しくなっていた。

90分には藤田選手に代えて栗山直樹選手が投入され、アディショナルタイムとともにパワープレーに移ったが、栗山選手がヘディングで勝ってもセカンドが拾えないなど、思うようなチャンスは作れず、終了間際にも1枚剥がして山田康太選手が送ったスルーパス山田拓巳選手が走り込んだが、ゴールライン際から上げたクロスは相手キーパーにキャッチされた。間もなく長い笛が吹かれ、試合は0-1のまま終了した。

4試合ぶりの敗戦を喫したモンテディオの通算戦績は3勝5分け5敗で、勝点は14のまま。順位は3つ下げて17位となった。