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ヴァンフォーレ甲府
ヴァンフォーレ甲府
1
[ 試合終了 ]
0 前半 1
1 後半 0
1
  • 90+2分 宮崎 純真
  • 5分 藤本 佳希
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

ヴァンフォーレ甲府

スターティングメンバー

GK 1 河田 晃兵
DF 2 須貝 英大
DF 4 山本 英臣 81'
DF 5 浦上 仁騎
DF 22 野澤 陸
MF 7 荒木 翔 64'
MF 20 松本 凪生 76'
MF 24 山田 陸
MF 41 長谷川 元希
FW 9 三平 和司 64'
FW 15 飯島 陸 46*'

控えメンバー

GK 33 山内 康太
DF 23 関口 正大 64'
MF 6 野澤 英之
MF 8 新井 涼平 81'
MF 18 鳥海 芳樹 46*'
FW 10 ウィリアン リラ 64'
FW 19 宮崎 純真 76'

監督

吉田 達磨
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 山﨑 浩介
DF 3 半田 陸
DF 6 山田 拓巳
DF 31 木村 誠二
MF 15 藤田 息吹
MF 17 加藤 大樹 84'
MF 18 南 秀仁
MF 25 國分 伸太郎 69'
FW 10 山田 康太 28'
FW 11 藤本 佳希 69'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 5 野田 裕喜
DF 26 川井 歩
MF 7 岡﨑 建哉 84'
MF 22 河合 秀人 28'
FW 13 鈴木 国友 69'
FW 33 木戸 皓貴 69'

監督

ピーター クラモフスキー

スタッツ

90 45 total   total 45 90
0 0 7 FK 8 0 0
0 0 9 CK 5 0 0
0 0 0 PK 0 0 0
0 0 7 シュート 5 0 0
0 0 0 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    21.3℃
  • 湿度
    20%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    4,413人
  • 主審
    田中 玲匡
  • 副審
    馬場 規、金次 雄之介
  • 第四の審判
    瀬田 貴仁

監督コメント

<ハーフタイム・ピーター クラモフスキー監督コメント>
・もっとコミュニケーションをとろう
・無失点で
・もう一点とりにいくぞ!


<試合後監督会見・ピーター クラモフスキー監督>

まずパフォーマンスとしてすごく良いものは出せていたと思いますし、予期した通りの戦いになったと思います。そして自分たちが強く粘り強く守備をしなければいけないところもあったと思います。
その粘り強い守備ができたことで失点は抑えられたと思っております。その中で前半は、自分たちがもう少し上手く使えるスペースがあったので、そこにもう少しボールを動かせれば良かったと思っています。
後半になっても自分が使えるスペースは理解していましたので、そこを上手く使いながらチャンスを作れていたと思います。
そこで2点目を決めて突き放せれば良かったと思いますけれども、強いパフォーマンスはできていたと思っております。
選手たちは試合の中でもリーダーシップやメンタル的にすごく強く戦ってくれたことを誇りに思います。勝ち点3を奪えなかったのは残念に思っております。


ーーまずは試合展開について伺わせてください。甲府さんのプレッシャーをなかなか外せずにスペースを使えなかったというところで、どこが問題でスペースをうまく使えなかったのか、監督の考えを聞かせてください。

相手がいいプレーをして、前半は我々にいい圧力をかけてきたと思います。そこから少しスペースが生まれることも自分たちは考えていたので、その機会を上手く使いながら相手を突き放せればよかったと思っております。
ハーフタイムにビデオを確認しながらこういったところが使えるという話をしましたし、そこを使いながら後半の中でもいいチャンスを作れていたと思います。
今日の教訓としては自分たちが2点目を決めて相手を突き放すことができればよかったと思っております。


ーー守備について。本来であれば山形のスタイルとして前からプレッシャーをかけていきたいと思いますが、今日はそれがなかなか出し切れなかったことはどう感じましたか?

全体のパフォーマンスと繋がりがあると思っていますけれども、まず自分たちがアグレッシブに行くところと、自分たちが強く守備をするところを上手くやれていたと思います。
自分たちが良いプレスをかけて奪ってからチャンスを作った部分もあったと思います。その中で自分たちのボックス、ペナルティーエリアの守備も強く、粘り強くできていたと思いますし、全体的に見ても守備は強く、良いパフォーマンスを出せたと思っています。


ーー失点したプレーは難しいジャッジになりましたが、次節みちのくダービーに向けて前を向ける要素はありましたか?

私の視点では勝ちに値していたと思いますし、試合自体も自分たちが支配することができていたと思いますし、チャンスも作れていたと思います。
やはり今日の中で学ばなければいけないことは、自分たちにチャンスがあったときにしっかりと2-0に突き放していくこと。そのチャンスを決めきることが大事だと思っています。
今日の教訓を持って、試合をしっかり分析して、ハードにトレーニングを積みながらダービーに向けて準備していきたいと思っております。

選手コメント

FW:11:藤本 佳希

藤本 佳希

--先制ゴールは早い時間のCKからのヘディングシュートでしたが、振り返っていかがでしたか?

チームで決められたポイントにしっかり入って、ボールが来たら決めたいなあと思っていたので、いい時間帯に取れたのはよかったですし、ほぼほぼ國分選手のキックがよかったことがゴールにつながったかなと思います。

 
--自身の初ゴールというところで、フォワードの藤本選手としては大きいと思いますが、そのあたりの大きさをどう感じていますか?

大きいとは思ってますし、早ければ早いほうがいいかなあと思っていたので、フォワードなので1点取れば気持ちも乗りますし、プレーもどんどんよくなってくるので、その意味では、4節で取れたのはよかったかなあと思います。

 
--ただ先制後、試合展開的に山形が攻める時間をなかなか作れなかったですが、フォワードとしてはどのように試合を見ていましたか?

なかなか奪ったあとのボールがつながらなくて、奪ったあとに僕らは速く攻めるというのがチームのやり方、共通認識としてあるなかで、それがうまく行かない時間帯が続いたので、結果的には苦しくなりましたけど、ただ奪ったあとのボールを大事にすることがもう少し必要だなあと思ったのとプラス、そのなかでも常に背後を狙うよというところがもう少しうまくいけばなあと思って見てました。

 
--足がつるまで走って、守備のところも背後への抜け出しもかなりやっていましたが、運動量とか、今日は気温が高かったというところの環境も含めてどうでしたか?

ピッチにもう少しいたかったですし、それが正直なところですけど、ただ試合を通じて我慢強くやるところはチームのみんなできてたので、カウンターを狙いながらもゼロに抑えて勝ちたかったなと思ってます。

 
--後半に向けてチームとしてどういった修正をしたのかと、後半に藤本選手が攻め残っていましたが、そこも修正のひとつだったのかというところはどうでしたか?

後半に入るにあたっては、粘り強くやれてるからそれを続けていくというところと、もう少し背後を取れるシーンがある、そこを見逃さないようにしようというふうには入りました。あとはイージーなミスをなるべく減らしてマイボールの時間を増やすことも意識しました。僕自身が前残りしてたのは、あれは僕の個人的なフィーリングと、試合を通して相手が何が嫌なのかというのを前半である程度見定めて、あのとき前にいるほうが、奪ったあとに1個収まればどんどん追い越していけるし、逆にあれで下がった位置にいることのほうがい場合もあるので、そこは自分の(相手の)センターバックの選手との何回かのバトルをした感じの肌感覚で、あと試合の流れ、あとボールを奪ったあとに味方の選手がどれぐらい顔を上げれるぐらいに相手に踏み込まれているのか、みたいなところを、少し試合のなかで変えてみました。

選手コメント

MF:22:河合 秀人

河合 秀人

--今日は山田康太選手が負傷してからのスクランブルの出場となりましたが、試合を通してプレーで意識したことがあれば聞かせてください。

まず、ほとんどアップもしてない状態だったので、まず試合に入ることというのは、気持ちもそうですし、ファーストプレーというのはすごく大事にしました。最初ちょっと体力的にしんどくて、最初15分は1-0で折り返すことを意識して入りました。

 
--試合を通して、山形がよさを出せない、パスがつながらないという試合展開になりましたが、河合選手から見てどんなところが問題だったのかと、実際にピッチの中でどんな話をされていたのかを聞かせてください。

距離感をも少しよくするというところは話していましたし、甲府のほうがセンターバックが自分のところに食いついてくるということはわかっていたので、そこの背後というのはもう一人の1トップのフォワードが流れるであったりというのは意識的に、後半より狙いました。

 
--最後、悔しい形での引き分けになりましたが、次節に向けてのポジティブな要素が、河合選手のなかで感じられるものがありましたか?

最後、微妙な判定で勝点1で終わりましたけど、前半の早い時間帯に得点したことで、ああいう時間に得点を取ってしまうと厳しい試合になるというのは自分もわかってましたし、それでも最後のアディショナルタイムまでしっかりゼロに抑えられたというのは、そこはポジティブにとらえていいのかなと思いますし、勝点2は失いましたけど、勝点1を次節のホーム開幕戦の仙台戦に生かしていければいいかなと思っています。

 
--結果的に最後はやられましたけど、それまでゼロで抑えられた、ブロックでしっかり中を固めたというところの手応え、河合選手から見て感じられたことはありましたか?

ボールを握られる時間があっても、落ち着いて、しっかり中を締めながら外に追い出して、最後のところで体を張るであったり、クロスを上げさせないというところはチームとして徹底できていましたし、ボールを持たれても最後のところはやらせないというのはできていたので、そこはしっかり継続しつつ、あとは2点目、3点目という追加点を取れれば、あの判定になったとしても勝点3は取れたと思うので、判定云々じゃなくて、しっかり追加点を取れるようなチームになっていかなければいけないなと思っています。

戦評

開幕からのアウェィ4連戦は今節で最後。1勝1分1敗で迎えた第4節・ヴァンフォーレ甲府戦は、立ち上がりにCKから藤本佳希選手のゴールで先制したが、後半アディショナルタイムに追いつかれ、1-1のドロー。あと一歩のところで勝点3を逃す結果となった。
 
モンテディオは山田拓巳選手、國分伸太郎選手が今季初先発、川井歩夢選手、鈴木国友選手が加入後初のベンチ入りを果たした。
 
立ち上がりからモンテディオは前への推進力を発揮し、2分にはこの試合最初のCKを獲得。4分にも山﨑浩介選手のフィードで藤本佳希選手が裏へ抜け出して2度目のCKを獲得。すると5分、キッカー・國分選手のボールを藤本選手がニアでヘディングシュート。これが決まり、モンテディオが早々と先制した。しかし、これがモンテディオの前半唯一のゴールとなった。
 
その後もボールを保持しながら攻撃を狙ったが、リードされた甲府の前からの圧力や切り替えの早さで上回られ、徐々に自陣に押し込まれる展開となった。モンテディオは自陣でのビルドアップが落ち着かず、GK後藤雅明選手からのパスが相手にカットされるシーンもあった。
 
28分、序盤から足を痛めていた山田康太選手がついにはプレーができなり、早々と河合秀人選手と交代するアクシデントがあった。その後もほとんど自陣から抜け出せずハーフコートでのプレーが続いた。時折狙ったロングボールは味方に合わず、相手に拾われて引き続き守備の時間が続く展開となった。
 
ブロックの外からミドルシュートを打たれたり、システム的にウィングバックを持つ甲府に外からクロスを入れられるシーンも増えてきた。それでもゴール前ではモンテディオが懸命に跳ね返し、危ないシーンはほとんど作らせず、1点をリードしたまま前半を終えた。
 
後半に入っても自陣で守備に回る時間が続いたが、モンテディオはより攻撃の機会を増やそうと、中盤で南秀仁選手のスライディングタックルで奪ったボールを素早く展開し、右サイドで切り返しから國分選手がミドルシュートを放つ。53分のCKの流れからも、河合選手のクロスを山崎選手がヘディングで折り返し、藤本選手がボレーシュート。これが決まれば試合がラクになったが、惜しくも枠を外れていった。
 
51分にはクロスから甲府・三平和司選手に立て続けにシュートを狙われたり、63分にはCKから松本凪生選手にシュートを打たれ、後藤選手が必死のセーブで防ぐシーンもあった。さらに甲府が2枚替え直後の65分、クロスから長谷川元希選手にシュートを打たれるなど、前半には打たせなかったシュートを許すシーンも増えていた。
 
モンテディオも69分、藤本選手、國分選手に代え、木戸皓貴選手と山形デビュとなる鈴木選手を同時投入。鈴木選手をトップに、木戸選手を右サイドハーフに配置した。直後には守備のCKからのカウンターで加藤選手、半田陸選手がミドルシュートを放ったが、いずれもゴールはならなかった。
 
その後は、20度を超える気温の高さと、そのなかで前半から長い守備の時間を強いられたことによる疲労も蓄積していた。モンテディオは相手の攻撃を止めたあと、ラフに蹴り出すので精一杯な状態。84分には足に限界が来ていた加藤選手に代えて岡﨑建哉選手を投入。南選手をトップ下に上げ、河合選手を左サイドハーフにスライドした。交代枠を一人残して3度の交代を終えている。
 
終盤には甲府も攻め急ぎでパスがつながらないシーンが増え、5分目安のアディショナルタイム突入直後に与えたFKでも、ファーサイドで合わせられたもののシュートは枠をそれ、モンテディオがしのいでいる。
 
しかしその直後の90分+2、後藤選手のゴールキックを跳ね返されると、ウィリアン リラ選手からのボールを半田選手と宮崎純真選手が追い、接触時に半田選手が転倒したもののノーファウルでプレーオン。宮崎選手がそのままゴール前まで持ち込み、右足に持ち替えてシュートを流し込んだ。
 
懸命に守っていたモンテディオだったが、最後の最後にゴールを割られ、勝利寸前で勝点は1に変わることになった。これで通算戦績は1勝2分1敗、勝点は5となって、次節はいよいよベガルタ仙台と戦うホーム開幕戦を迎える。