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モンテディオ山形
モンテディオ山形
1
[ 試合終了 ]
1 前半 1
0 後半 0
1
  • 13分 イサカ ゼイン
  • 3分 河野 孝汰
AWAY
レノファ山口FC
レノファ山口FC

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 4 西村 慧祐
DF 5 野田 裕喜
DF 6 山田 拓巳
DF 22 吉田 泰授 68'
MF 8 小西 雄大 78'
MF 18 南 秀仁
MF 21 田中 渉 68'
FW 11 藤本 佳希 78'
FW 42 イサカ ゼイン
FW 49 後藤 優介 60'

控えメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 成瀬 竣平 68'
DF 3 熊本 雄太
MF 13 河合 秀人 68'
MF 15 藤田 息吹 78'
MF 25 國分 伸太郎 60'
FW 9 デラトーレ 78'

監督

渡邉 晋
レノファ山口FC

スターティングメンバー

GK 17 吉満 大介
DF 3 ヘナン
DF 7 石川 啓人
DF 14 沼田 圭悟
DF 15 前 貴之
MF 6 矢島 慎也
MF 10 池上 丈二 63'
MF 32 五十嵐 太陽 74'
FW 16 吉岡 雅和 87'
FW 20 河野 孝汰 74'
FW 28 小林 成豪 63'

控えメンバー

GK 31 寺門 陸
DF 22 生駒 仁
MF 4 神垣 陸 63'
MF 26 野寄 和哉 74'
FW 9 皆川 佑介 74'
FW 18 高木 大輔 63'
FW 24 梅木 翼 87'

監督

名塚 善寛

スタッツ

90 45 total   total 45 90
9 4 13 FK 16 9 7
1 1 2 CK 3 3 0
0 0 0 PK 0 0 0
3 4 7 シュート 13 8 5
1 2 3 オフサイド 2 1 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    25.1℃
  • 湿度
    41%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    6,721人
  • 主審
    佐藤 誠和
  • 副審
    藤澤 達也、千葉 直史
  • 第四の審判
    辛島 宗烈

監督コメント

■総括:
なかなかホームで勝てていない状況にもかかわらず、今日も大勢のサポーターに集まっていただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
残念ながらホームでの初勝利を、サポーターのみんなに届けることができずに、非常に悔しい思いをしています。
ゲームは立ち上がりのばたつきから失点をしてしまって、ここ数試合、そういうものがなかったところで推移をしていましたが、やはりああいうような形で、早々に失点をしてしまうと、ゲームが難しくなるのは間違いないと思います。
前半で取り返して追いついたパワーは良かったと思います。あとは前半ちょっと上手く前進できなかったところから、後半しっかりと我々が押し込むことができたのも良かったと思います。
ただ勝ち切るということを考えれば、失点は限りなくゼロがいいですし、それが時間帯は早くない方がいいし、そういったところはもう一度、選手と一緒に突き詰めて、次のゲームに臨んでいきたいと思います。

 

 

■質疑応答:

 

Q:立ち上がりの失点について。連携ミスというところで、キャリアの少ない選手同士の連携ミスでしたが監督から何か声をかけられましたか。

 

A:まだ今、そこの現象についての声掛けはしてないです。これからしっかりと映像見て振り返りたいですし、彼らとも原因が何だったのかというものはしっかりと確認をして、次は同じようなミスが起こらないようにしていきたいと思います。

 

 

Q:後半押し込むことができるようになったとおっしゃいましたけども、前半から後半にかけて、ビルドアップなどで押し込めるようになった要因はどこにあるのでしょうか。

 

A:前半からどこにスペースが空いているかというところは多分選手も感じながらやっていたと思います。ただ、パスが一つ通れば、山口さんのプレスを全部ひっくり返せるところでのミスが前半相次ぎました。そこは非常に我々としては痛かったし、勿体なかった。まずはそういったところで、自分たちのやろうとしていることとその絵は間違っていないから、もう一度スペースを確認して整理をしましょうと。加えて相手が嫌がるようなことを考えるんだったら、この選手はこの辺にもう少しきたらいいよねといったところはハーフタイムで整理をしました。
プラスそこのパスを一つ二つ自分たちが繋ぐことができさえすれば、我々も間違いなく相手のプレスを外してゴールまで迫れると。何となく自分たちで首を絞めているというような状況を、選手が悪いわけじゃなくって、本当にやれているんだよというところで背中を押せたのがハーフタイムでの確認でした。それができた後半が変わった姿だと思います。

 

 

Q:終盤にデラトーレ選手の怪我で一人少なくなりました。人数が少なくてターゲットとなる選手もいない中で、どういったことをしようと考えていましたか。

 

A:まずはデラのところを抜いて、4-4-1でしっかりとオーガナイズしましょうと、守備のところですね。
それで相手のセンターバックに持たれるのは仕方がないので、そこから中に入ってきたボールを引っ掛けて、ゼインのサイドに展開して、彼の突破力やスピードを活かして、我々がカウンターで一刺しするところを作れれば理想だったと思います。
ただ、選手たちも中で声をかけていたのは、絶対ここで失点しちゃ駄目だよということだったので、もちろん勝点3を取るためにはあそこから点を取らなきゃいけないんですけども、失点してしまったら元も子もないので、そういった意味の共通理解はピッチの中の十人がしっかりと持ってやってくれたと思います。
ベンチでは、もう少し形を変えて、本当に我々が点を取りに行く作業をやってみてもいいかなという話はしていましたが、最終的には僕の決断であの形にしました。あわよくば1点取ってといったところに全体のオーガナイズを決めました。

選手コメント

No.22 吉田 泰授 選手

No.22 吉田 泰授 選手

Q:ホームで今季初先発となりました。出場してみていかがでしたか。

 

A:前節、8連敗から抜け出してアウェイで勝つことができて、その勢いのままホームで勝って“ブルイズ”をしたかったですけど、また自分のミスから失点をしてしまったので、悔しい気持ちでいっぱいです。

 

 

Q:サポーターの声援を受けてどんな気持ちでしたか。

 

A:試合中、フィールドの中の声が聞こえないぐらい声援が大きくて、こんなにすごい後押しを受けているんだなと思いましたし、試合終盤にかけてもっと応援が盛り上がって来たので、その声援に応えていかなきゃいけないなと。自分の軽率なミスからの失点をなくしていかなきゃいけないなと感じました。

 

 

Q:今節で先発するにあたって、監督からはどんなことを求められていましたか。

 

A:いまのフォーメーション的に左が上がるシステムなので、高い位置でボールを受けて積極的に、1対1は仕掛けるというのをチーム全体で共通でやっています。そこは自分の持ち味ですし、点につなげることができたら良かったのですが、精度を欠いてしまい点に結びつけられなかったので、今後は精度を高めていきたいと思います。

 

 

Q:サイドバックはポジション争いが激しいと思いますが、今後の意気込みを聞かせてください。

 

A:サイドバックはどのチームも選手層が厚く、マサくん(小野雅史)も巧いですが、スタメン狙う気持ちでいますし、定着したいという気持ちで日々やっているので、そこは譲ることなく狙っていきたいなと思います。

 

 

Q:今後、自分に必要になってくること、チームに必要になってくることは何ですか。

 

A:これまで公式戦3試合出ていて、そこの場所でやるべきプレーなのかどうかは、今日も立ち上がりでバックパスのミスをしてしまいましたし、前節もペナルティーエリアの中でファウルをしてPKを与えてしまったので、時間と場所をもっと考えて判断できるようにしないといけないですし、攻撃面では自分の特長を出して勝負していきたいです。他のサイドバックの選手にはない特長を自分は持っていると思うので、そこは磨き上げて点に結びつけていきたいです。

選手コメント

No.42 イサカ ゼイン 選手

No.42 イサカ ゼイン 選手

Q:ホームで初勝利ならず、引き分けという結果でしたが、率直な感想をお願いします。

 

A:やっぱり悔しいです。チャンスもありましたし、チャンスになりそうなシーンも多かったので、すごく悔しいです。

 

 

Q:同点に追いついたゴールですが、どういう狙いでしたか?

 

A:練習の段階でサイドバックの背後はチャンスになるというのは分かっていたので、そこに雄大(小西)が素晴らしいボールを供給してくれました。それが全てだったかなと思います。

 

 

Q:前節から左サイドに人数をかける中、右サイドのイサカ選手に求められることはどんなことですか。

 

A:やっぱり突破の部分だったり、突破してからのシュートだったりクロスだったりが求められていると思います。そういった部分で、今日はそういう部分をなかなか出せなかったので、そこはすごく悔しいです。ただ、すぐ試合が来るので、修正して次に活かせればいいかなと思います。

 

 

Q:イサカ選手自身は、勝てなかった要因がどこにあると感じていますか?

 

A:最後の部分の質、最後じゃなくてもチャンスになりそうなシーンの質がちょっと低かったです。あとは僕のところだったり、チャンスになりそうな、突破できそうなところで突破できなかったりというのがあって、そういうところの質だったり、勇気を持ったプレーだったりというのが今一つ足りなかったと思います。

 

 

Q:連戦が続きますが、意気込みを聞かせてください。

 

A:まずは水曜日に岡山との試合がありますので、しっかり回復してベストな状態で臨めるように準備したいなと思います。

戦評

前節、東京ヴェルディにアウェイで勝利し8連敗をストップしたモンテディオはホームでレノファ山口FCと対戦。立ち上がりに先制され、前半のうちに追いついたが、最後まで決勝点を奪えず、1-1のドローとなった。

 

モンテディオは前節とほぼ同じ先発メンバーとなったが、左サイドバックだった山田拓巳が右に、左サイドバックには吉田泰授がJリーグ初先発となった。

 

モンテディオは2分、インナーラップした後藤優介が吉田のクロスに頭で合わせたが、シュートは枠外。するとその直後の3分、相手のロングボールを吉田が頭でバックパス、ゴールマウスを離れていたGK長谷川洸が慌てて戻るシーンがあった。このボールはポストに跳ね返るあわやのプレーとなったが、その直後、山口のCKでショートコーナーからのクロスを河野孝汰に頭で枠に入れられた。

 

開始早々に失点を許したモンテディオは、10分にも自陣でパスミスを奪われ、吉岡雅和にシュートを打たれる危ないシーンを作られた。しかし13分、左サイドの小西雄大がサイドチェンジ、相手の背後を取ったイサカがダイレクトで押し込み、試合を振り出しに戻した。

 

モンテディオは20分、田中渉の浮き球のパスにタイミングよく飛び出した後藤優がボレーシュートを狙ったが、ここはミートせず。その後も押し込む時間はあったが、相手陣内に入ってからのミスでシュートに至らないシーンが多かった。また、山口のセンターバックとアンカーが加わるビルドアップでボールを運ばれるシーンも多かったが、35分、吉岡に奥を突かれての折り返しは河野の振った右足がミートせず、38分のCKでも沼田のヘディングシュートは枠外へと危ないシーンが続いた。

 

互いに決定機が少ない前半だったが、43分、山口・五十嵐太陽にペナルティーエリア内でうまくターンされ、GKとの1対1からシュートを打たれたが、GK長谷川洸が体に当て、こぼれたボールは戻ってきた小西がクリア。危ない場面だったが、結局は1-1の折り返しとなった。

 

後半、風上に立ったモンテディオはキックオフ直後のプレーで右サイドを崩し、最後はイサカがペナルティーエリアに入ってシュートを狙ったが、打ちきれなかった。

 

60分、モンテディオは最初のカードを切る。後藤優に代えて國分伸太郎をピッチへ。62分には田中が中央へのドリブルから角度を変えて縦に突破。ヘナンに体を寄せられて倒れたが、ここはノーファウルだった。

 

思うように多くのチャンスを作れないモンテディオは、吉田選手が足を攣ったタイミングで2度目の交代。吉田に代えて成瀬峻平、田中に代えて河合秀人を投入する。69分には河合選手がドリブルで持ち運ぶカウンターの場面を作り、ミドルレンジからシュートを狙った。さらに72分には藤本佳希が粘り、小西が運んで左サイドへ。このパスに合わせてペナルティーエリアにフリーで入った國分が左足でシュートを放ったが、ここはわずかに右にそれた。

 

モンテディオはボールを奪う位置が低く、奪った直後もカウンターに移行する場面を作れずにいたが、78分には最後のカードが切られた。藤本、小西に代えてデラトーレ、藤田息吹がピッチに送られた。

 

しかし、ここから2分ほどでデラトーレが左足を痛めてプレーを続行できなくなり、残りの時間は10人で戦うことになった。ここからは数的優位の山口がボールを保持しながら押し込む展開となったが、90分、石川啓人のクロスに合わせた梅木翼のヘディングシュートはサイドネット。アディショナルタイムにはペナルティーエリア内でこぼれ球を拾った矢島慎也にシュートを狙われたが、モンテディオも粘り強く対応し、試合は終了した。

 

モンテディオは連勝と今季ホーム初勝利ならず。通算戦績は3勝1分8敗となり、勝点10。21位の順位に変更はなかった。