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モンテディオ山形
モンテディオ山形
0
[ 試合終了 ]
0 前半 1
0 後半 1
2
  • 6分 齋藤 功佑
  • 61分 山田 剛綺
AWAY
東京ヴェルディ
東京ヴェルディ

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 西村 慧祐
DF 5 野田 裕喜
DF 15 藤田 息吹 65'
DF 41 小野 雅史
MF 8 小西 雄大 77'
MF 18 南 秀仁 84'
MF 25 國分 伸太郎 65'
FW 10 チアゴ アウベス
FW 11 藤本 佳希
FW 42 イサカ ゼイン 65'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 3 熊本 雄太
DF 6 山田 拓巳 65'
MF 7 岡﨑 建哉 77'
MF 17 加藤 大樹 84'
MF 21 田中 渉 65'
MF 24 横山 塁 65'

監督

渡邉 晋
東京ヴェルディ

スターティングメンバー

GK 1 マテウス
DF 2 深澤 大輝
DF 3 谷口 栄斗
DF 6 宮原 和也
DF 16 山越 康平
MF 7 森田 晃樹
MF 8 齋藤 功佑 77'
MF 18 バスケス バイロン 90+2'
MF 20 北島 祐二 65'
MF 25 稲見 哲行 90+2'
FW 27 山田 剛綺 65'

控えメンバー

GK 41 飯田 雅浩
DF 15 千田 海人
DF 26 加藤 蓮 90+2'
MF 22 甲田 英將 65'
MF 23 綱島 悠斗 90+2'
FW 29 河村 慶人 65'
FW 30 佐川 洸介 77'

監督

城福 浩

スタッツ

90 45 total   total 45 90
7 8 15 FK 21 9 12
3 4 7 CK 2 1 1
0 0 0 PK 0 0 0
5 5 10 シュート 17 11 6
2 1 3 オフサイド 2 2 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    23.4℃
  • 湿度
    62%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    6,461人
  • 主審
    松尾 一
  • 副審
    植田 文平、竹長 泰彦
  • 第四の審判
    俵 元希

監督コメント

■総括:
まずはNDソフトスタジアムに集まっていただいた6,000人を超えるサポーターの皆さん、それから中継の先で、我々を応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
久しぶりにホームで敗戦をして、前節はアウェーで悔しい引き分けをして、今度は悔しい負けが、しかもホームでというところで、本当に今自分たちが試されている状況になったと感じています。
ただ、今さっき選手にも伝えたのですが、我々は下を向いている時間はないですし、下を向くつもりもないですし、しっかりと顔を上げて、前を向いて、次のゲームに向けてまた前進していく、それをまた次のゲームで繰り返していくだけだと話をしましたし、私自身も強くそう思っています。
こういう悔しい負けをした後にお願いするのは本当に恐縮なのですが、次節、またホームで戦います。しかも、そのゲームは特別なゲームになるので、何とかサポーターの皆さんにも、もう一度我々を信じてもらって、強力なエネルギーを我々に送り続けてくれればと思っています。何としてでもここからはい上がりますので、我々を信じてほしいなと思います。

 

 

■質疑応答:

Q:サイドバックで藤田息吹選手を起用した意図と、後半の立ち位置の変更について教えてください。

 

A:相手の守備の形あるいはプレスのかけ方を見たときに、我々が前進していける場所とその先に引き出したい場所と最終的にどこで背後を取るかっていうところ。その出口は変わらないのですが、その前の作りのところで、サイドバックにはこういうタスクがあるといったところで準備をしました。
今回は出場停止の選手もいましたし、どういった選手が適正かというのを考えたときに、イブ(藤田選手)にはスタートからはないですけども、ゲームの途中からそういうタスクをやってもらってきた中で、非常に良い働きをしていたゲームがありましたから、今回はそこを前半からやろうというところで準備をしました。
前半、そこが本当に上手く行くのか行かないのかを探る前に、早々に失点してしまったので、ちょっと勇気を持ってポジションを取れなくなってしまったのかなというのがありました。
それを受けて、ハーフタイムでは立ち位置を修正して、最終的な出口は先ほど申し上げたように変わらないですけど、作りのところで少し変化を加えたというようなゲームの流れでした。

 

 

Q:今日はセンターバックからなかなかパスを前に通すのが難しい試合でした。ハーフタイムの修正を受けて、どのようなところを良くできましたか?

 

A:背後を最終的には取りたい。そのボールは別に100本繋がなくても、1本のパスで背後を取れればいいし、そこはみんなで共有していることです。
ただ、前節の徳島戦もそうだったんですけれども、ここで前取れるよねっていうところで通せないところはちょっと見られたので、積極的に前を取りましょうというところは、1週間の準備でやってきたつもりです。しかし、そのパスの距離が長くなると、通る確率は下がってしまうので、そこは何とか前進して通したいというところがありました。そこが相反する部分でもあるのですが、そこで少しボールの動かし方のテンポが上がらなかったり、少し探して探してっていう様になったりしたところは、我々の側に問題があったと思います。
でも、ぱっとポケットにボールが入って、そこから前を向ければ前進できるシーンは前半でも作れました。そういったシーンをもっともっと作り出したかったなというのが今日の反省です。

 

 

Q:65分に選手を3人交代しましたが、あのタイミングで交代したことの意図を聞かせてください。

 

A:もう少し前進させるところでのパワーを持ちたかったのが最大の狙いの一つです。

 

 

Q:あのポジションの選手を入れ替えた理由は何かあるのでしょうか。

 

A:そのゲームの中で、今日ベンチに入った18人を含めて考えたときにその先のゲームプランもあわせて、あそこで右サイドの攻撃をより前進させるためだとか、そこでパワーを持つためだとかそういったところでの交代の判断です。
じゃあ左サイドがうまくいっていたのかと言えば、別に今日は左右で大きな違いはなかったと思います。その先に誰を投入していって誰を残すかというものを考えたときには、今日のゲームプランの中では右サイドを変えるのがベターだろうというところの私の判断でした。

 

 

Q:最後の交代で加藤大樹選手を入れたタイミングで、藤本佳希選手とチアゴアウベス選手でツートップを組む形にしました。もちろん点を取りに行く狙いもあったと思いますが、ビルドアップのところでもし意図したところがあれば教えてください。

 

A:まずはもう、点が取れる選手は誰なのかを考えたときに、我々のチームのトップスコアラーであるチアゴ。それからもう佳希は私が絶大な信頼を置いているストライカーですから、彼ら2人がゴールに近いところで仕事をするのがいいだろうと考えました。
ヴェルディさんが守備の形を変えたりすれば、また変化をつけなければいけなかったんですけども、そういうところも別に見受けられなかったので、真ん中の2対2で崩すシーンが作れればいいなと。仮に相手がそれで嫌がってボランチが下がったりしてくれれば、我々のボランチのところが空くだろうと。
そうなったときには、ヘッドアップしてボールを前に供給できる渉と建哉がいれば、そこにパスを通せる可能性があるだろうという希望もありながら、あのような交代になっていきました。
そこに関してはビルドアップがどうこうというよりは、よりゴールに近づくために、そういった狙いを持ってああいう形で交代をしていきました。

 

 

Q:先制されたあとに、ずいぶん背後を取られるシーンが多かったと思いますが、どういう噛み合わせがあったのでしょうか。

 

A:1個1個振り返りたいと思いますが、今ぱっと思い浮かぶところで言うと、取り切りたい場所で取りきれてないから最終的に数的不利な形になって背後を取られるシーンが多かったなと、今の現時点では感じています。
もちろん全部振り返ってみて、いやそうじゃなかったなというものがあるかもしれないですが、今の時点では僕はそういうふうに感じています。
だったら取り切ろうよというところが一番で、取り切れないなら下がっちゃえば背後を取られなくて済むよねという考え方にはしたくないです。
それは徳島戦の後にも選手に伝えました。だからまずそこで取り切ろうと。仮に取り切れなかったとしても、ゴールは割らせてないよねといったところが徳島戦では我々の共通認識として持てたので、それを今日もトライをしたという結果だと思います。
もちろん、違うシチュエーションもあったと思いますが、今ぱっと思い浮かぶのは、そういったシーンの方が多かったなという印象です。
だとしたらまず取り切ろうよというところで背中を押したいなと思います。

選手コメント

No.15 藤田 息吹 選手

No.15 藤田 息吹 選手

Q:率直な試合の感想をお願いします。

 

A:本当に悔しい敗戦で、ホームだったので、より悔しいです。

 

 

Q:久しぶりのサイドバックでの起用になりましたが、どういった動きを期待されていましたか。

 

A:僕でなくても、チームとしていいポゼッションから前進して、背後を取って攻撃したいという狙いがありました。その狙いの中で、僕は中に入ったり、外で受けたり、ポジションをうまく調節しながらいい攻撃ができるように意識して入りました。

 

 

Q:前半と後半では、前半のほうが藤田選手は高い位置でプレーしていましたが、なぜ修正することになったのでしょうか。

 

A:ハーフタイムで、中よりも外にポジションを取ったほうがうまくいくんじゃないかというところで修正しました。

 

 

Q:それでよくなったところはありましたか。

 

A:より背後に抜けられたのかなと思います。どちらかと言えば、自分のところにディフェンスを吊り出して、自分がいたところに当てて、そこをうまく利用していくという形で後半は進めようということでやりました。

 

 

Q:サイドバックでの手応えをどのように感じていますか?

 

A:どこのポジションであっても、チームの勝利に貢献したいという気持ちでやっていて、今日は結果が出なかったということですごく残念に思います。

 

 

Q:今日の試合で、チームとして一番足りなかった部分はどこだと思いますか。

 

A:なかなか試合終わってすぐで、分析してみないとわからないところもあるんですけど、いつもよりもディフェンスの背後にランニングをしてそこにパスを出すとか、そういったところが少なかったと思います。どちらかというと、チームとしてそこを狙いとしていますし、ストロングポイントだと思うので、そういうシーンが出せていなかったのがよくなかったと思います。

 

 

Q:なぜ出せなかったのですか? 相手のプレスがよかったからですか?

 

A:それもあると思いますし、自分たちの守備ももしかしたらよくなかったのかもしれないです。全体としてうまく試合を進められなかったところもあるのかもしれないです。

 

 

Q:次節のみちのくダービーへの意気込みをお願いします。

 

A:前期は本当に悔しい負け方をして、選手ももちろんですけど、サポーターの熱い思いに応えることができなくて、本当に残念だったので、ホームでやれるので、ダービーは勝利だけだと、サポーターも選手も思っているので、勝利目指してがんばりたいと思います。

選手コメント

No21 田中 渉 選手

No21 田中 渉 選手

Q:率直な試合の感想をお願いします。

 

A:すごく悔しいですし、ホームでたくさんの方々が声援を送ってくれるなかで、不甲斐ない試合をしてしまったと思います。

 

 

Q:後半の出場でしたが、チームに足りないところはどこだと思いますか。

 

A:前半、ビルドアップのところで立ち位置が、うまく相手にハメられて奪われてしまうところが多かったので、その部分は修正しないといけないと思っていました。後半は少し立ち位置を変えて修正したのですが、ゴール前まで運ぶことができなったので、まだまだ課題だと思います。

 

 

Q:田中選手自身はどのように修正していきたいですか。

 

A:僕自身は途中から出たので、もっともっとボールに関わってゲームを作りたかったです。あと、シュートのところに関してもうまく消されてしまったので、まだまだ未熟だと思いますし、流れを変えられる選手にならないといけないと思います。

 

 

Q:東京Vにあって山形になかったものは何か感じますか?

 

A:自分たちも気持ちの部分では負けないと思ってやっていましたし、そのなかで僕たちが崩しきれずに、自分たちのミスから失点をしてしまったので、そういう少しの差がヴェルディさんのほうが上回っていたのかなと思います。

 

 

Q:次節はみちのくダービーですが、前回の敗戦でサポーターからのブーイングをどう感じましたか。

 

A:サポーターの方々もみちのくダービーというのは勝ちしか求めていないというのを前回のアウェイ戦後のブーイングで痛感したので、今回はホームですし、勝ち以外ないと思っているので、1週間いい準備をして絶対勝ちたいと思います。

 

 

Q:試合後、スタンドのサポーターからはどんな言葉が聞こえましたか。

 

A:「次、勝つぞ」というのを皆さん言っていたので、ダービーなので絶対負けられないですし、この負けを引きずらず、切り替えて来週絶対勝ちにいきます。

 

 

Q:最後の攻撃のところで、2トップになったときに意識していたことはありますか。

 

A:2人とも2トップになると裏抜けがすごくうまいので、そこの部分で前を向けたら裏へ出そうと思っていましたが、自分自身のミスもありましたし、シュートを打たせられなかったので、まだまだだと思います。

戦評

5連勝のあと1引き分け、シーズン前半戦を12位で折り返したモンテディオは、ホームで東京ヴェルディと対戦。開始早々の失点を取り返すことができず、後半には追加点を奪われ、0-2で7試合ぶりの敗戦となった。

 

川井歩の出場停止で、右サイドバックには藤田息吹が入り、ボランチには小西雄大が9試合ぶりに先発復帰。また、前節を欠場した藤本佳希も2試合ぶりに先発復帰した。

 

試合は東京Vが序盤からボールを動かし、左サイドからのクロスでモンテディオゴールに迫ると、6分、モンテディオのビルドアップのミスから東京Vがショートウンター。左サイドに開いた山田剛綺のクロスをファーサイドで齋藤功佑に頭で決められた。

 

右サイドのライン間で受ける際に相手のセンターバックのマークに付かれていた國分伸太郎は、左サイドに移るとフリーで受けられるようになり、チアゴ アウベスにも決定機が訪れたが決めきれなった。

 

このあとは双方が攻防を繰り広げていたが、モンテディオがハイプレスを狙ったところで東京Vにロングパスから背後を取られるシーンが増えていく。23分には稲見哲行にミドルシュートを打たれたが、ここは枠外。さらに28分にはクロスからバスケス バイロンにシュートを打たれ、29分には東京VのCKの流れから山田剛にシュートを打たれたが、いずれもGK後藤雅明が好セーブではね返した。

 

モンテディオは攻撃で思いきりのいいプレーが少なく、33分には藤田がシュートを狙い、38分には中央から國分がシュートを放つが、いずれも枠内に飛ばすことはできず、40分には野田裕喜から國分へフィードが通ったかと思われたが、オフサイドだった。

 

前半をほぼ相手ペースで戦ったモンテディオは、ハーフタイムをはさみ、攻撃の立ち位置に修正を加えて臨んだ。ボールを動かすテンポが上がり、球際の強度も前半より増したが、なかなかシュートチャンスには持ち込めずにいた。53分には野田からチアゴへロングフィードが通ったが、ペナルティーエリアまで攻め込んだところで対応された。

 

このあとはモンテディオの攻撃時にミスが相次ぎ、攻撃のリズムを失うとともに、東京Vのペースにつながっていった。すると61分、モンテディオの攻撃時にパスをカットされ、東京Vがカウンター。齋藤のスルーパスに山田剛が抜けだすと、GK後藤雅との1対1を冷静に決めた。

 

リードを2点に広げられたモンテディオは65分に3枚替え。イサカゼイン、國分、藤田に代えて、横山塁、田中渉、山田拓巳が投入された。さらに77分には小西に代えて岡﨑建哉が投入された。さらに84分には南秀仁に代えて加藤大樹を投入。72分に藤本がシュートを狙ったり、41分には横山がドリブルで突っ込んだりするシーンはあったが、相手ゴールの脅威とはならず、0-2のまま試合は終了した。

 

7試合ぶりの敗戦となったモンテディオは、通算戦績が9勝2分け11敗となり、勝点は29で変わらず。次節はホーム連戦でベガルタ仙台とのみちのくダービーを迎える。