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モンテディオ山形
モンテディオ山形
0
[ 試合終了 ]
0 前半 1
0 後半 0
1
  • 34分 安部 崇士
AWAY
徳島ヴォルティス
徳島ヴォルティス

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 西村 慧祐
DF 5 野田 裕喜
DF 26 川井 歩
DF 41 小野 雅史
MF 18 南 秀仁
MF 29 髙江 麗央 71'
MF 49 後藤 優介 71'
FW 10 チアゴ アウベス 60'
FW 11 藤本 佳希 83'
FW 42 イサカ ゼイン 60'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 3 熊本 雄太
MF 15 藤田 息吹 83'
MF 21 田中 渉 71'
MF 24 横山 塁 60'
MF 28 泉 柊椰 60'
FW 36 高橋 潤哉 71'

監督

渡邉 晋
徳島ヴォルティス

スターティングメンバー

GK 1 ホセ アウレリオ スアレス
DF 4 安部 崇士 81'
DF 6 内田 航平
DF 26 森 昂大
MF 7 白井 永地
MF 24 西谷 和希 81'
MF 37 浜下 瑛 72'
MF 39 西野 太陽
MF 54 永木 亮太
FW 8 柿谷 曜一朗 52'
FW 9 森 海渡 72'

控えメンバー

GK 21 田中 颯
DF 5 石井 秀典 81'
MF 10 杉本 太郎 52'
MF 11 杉森 考起 72'
MF 22 ルイズミ ケサダ 81'
MF 23 玄 理吾
FW 16 渡 大生 72'

監督

吉田 達磨

スタッツ

90 45 total   total 45 90
5 9 14 FK 11 5 6
5 5 10 CK 1 0 1
0 0 0 PK 0 0 0
7 5 12 シュート 4 3 1
2 3 5 オフサイド 0 0 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    26.1℃
  • 湿度
    51%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    7,329人
  • 主審
    窪田 陽輔
  • 副審
    竹田 和雄、内山 翔太
  • 第四の審判
    植松 健太朗

監督コメント

■総括:
我々の勝利を信じ、願って、集まっていただいた7,000人を超えるサポーターの皆様ありがとうございます。それから、中継の先で同じように我々に念を、そして願いを届けてくださったサポーターの皆様ありがとうございます。
残念ながら、皆さんに歓喜、喜び、勝点3というものを届けられなかったです。非常に悔しく思っています。
今日のゲームを入れたら、残り6試合という状況になっていました。私が監督に就任したときに立てた目標が一つあって、それをどうやって達成していこうかと考えたときに、この残りの6試合で我々が取るべきポイントというものが明確になってきました。それを達成するためには、今日のゲームは勝点3がマストでしたし、それをやった先におそらく我々がプレーオフ進出を決めることができるだろうし、そういった意味では我々が今シーズンのラストスパートをかけるには、このタイミングでここからしっかりと力強い一歩を踏み出したかったです。
ホームで心強い味方がたくさんいますし、そういった人たちの力も借りながら、しっかりと勝点3を受け取りたかったゲームでした。
残念な結果に終わりましたけれども、ここから自分たちがどういった姿を見せられるかというものも一つ問われていると思いますので、他会場の結果や順位は気にせずに、しっかりと自分たちの残りのゲームを、マストウィンというところで進んでいけるように、精進していきたいと思います。

 

 

■質疑応答:

Q:ラストスパートをかけるにあたって、力強い試合をしなければいけない中、残念な結果だったということでしたが、選手の姿勢、入り、中身の評価はいかがでしたでしょうか?

 

 A:狙いというものを表現できていたシーンの回数は多かったと思います。まだ公式記録は見てないですけれども、おそらくシュート数も我々の方が上回っていたと感じています。相手のゴール前で、ゴールを脅かすシーンもおそらく多かったと思います。
徳島さんのチャンスが、どれぐらいあったかというものも考えてみれば、我々のチャンスの方が多かったと思います。そういったもの、やれたことやらなかったことを毎試合しっかりと精査して進んでいくというものは変わりないのですが、この長いシーズン、自分たちがどういったところにたどり着きたいのかというものを考えれば、やはり勝点3を取らなければいけないゲームだったので、そこはシビアに捉えて進んでいかなければ、また同じ過ちを繰り返してしまうだろうということは感じています。

 

 

Q:選手交代についてですが、イサカ選手、チアゴ選手をあのタイミングで交代した意図はありますか?

 

A:何か特別に彼ら2人が悪かったということはないです。ただ我々の両ワイドは、我々の武器になっています。彼らがそこでどれぐらいエネルギーを注いでスタートからやってくれるかを考えたときに、本当に後先考えずに、彼らはフルスロットルで、駆け抜けてくれるゲームが本当に多いと感じています。
もちろんもう少し引っ張れば何か違う形を彼ら2人で見せられたかもしれないですけれども、まず一つとしては、もっともっと11で仕掛けられる選手を置きたかったというところが交代の一番の狙いです。
特に我々の左サイド、徳島さんの右サイドの選手は、本職がディフェンダーではない選手だったので、そこでドリブルを仕掛けるのは、チアゴよりも()柊椰の方が形は持っているだろうといった狙いはありました。
 (イサカ)ゼインのところも前半から背後を取る動きはありましたけれども、1回その背後を見せておいて、足元で引き出して1対1で仕掛けられるのは、ゼインもやれますけれども、(横山)塁はそこで自分の武器を持っていますから、そういった彼らの武器を期待して、少し早めに交代をした流れでした。

 

 

Q:失点シーンの前の時間帯はファールが増えてそこで与えたFKから失点しました。あの時間帯の上手く行かなかったところはどこになりますか?

 

A:いや、うまくいかないというか、結果的にファールを取られて、自分たちが難しいシチュエーションを作り出してしまったところは、本当に反省しなければいけないと思っています。
それを含めて、悪い流れとおっしゃるとすれば、多分悪い流れでしょう。そうじゃない部分で、自分たちのボールロストがあったのか、あるいは守備においてファーストディフェンダーが決まらなかったのか、あの時間帯はもう一度映像で振り返りたいです。そこも含めておっしゃったような悪い流れだったとしたら、ファールを与える前に、もっともっと我々がやるべきことがあったと思います。
ただ、もうそういったものが特に散見されずにファールを与えたことで悪い流れになったのであれば、余計なファールをする必要はなかったし、そういうレフェリングをする、というものをしっかりと自分たちのゲームコントロールの中で、頭にインプットしてやらなければいけなかった時間帯だったと思っています。映像で振り返って、全部含めて確認したいと思います

 

 

Q:後半、1点ビハインドの場面で、左サイドから何度も攻撃を仕掛けるシーンがありましたが、ちょっと詰まるというか、判断に迷う場面も見受けられました。そこはどうご覧になりましたか?

 

A:徳島さんがディフェンスの枚数を増やす前は、それなりにしっかりとスペースはあったと思います。柊椰が1対1で仕掛ける、あるいはそこに対してサポートに入っていく。
ただ、同時に少しフォワードの枚数を増やしました。もちろんそれは完全なるツートップではなくって、(藤本)佳希と(高橋)潤哉で縦関係になりながら、相手の2センターバックに少し圧と脅威を与えたいという狙いがあったので、今までであればトップ下の選手が柊椰の横にサポートする、あるいは塁の横にサポートする、そういった役割も担っていたんですけども、ちょっとそこのサポートが遅くなったのは、もしかしたらあるかもしれないです。
ただそこは、違う狙いを出したかったで、そういうシチュエーションを作り出す狙いがありました。
おっしゃったような停滞したものがたくさんあったのだとしたら、徳島さんの守備の枚数を増やした後に、当然枚数が増えれば仕掛けるスペースもなくなりますから、それでも強引に割っていくのか、もう1回揺さぶっていくのか、あるいは縦に行けないのだったら横ばいで中に入っていくのか。そういった判断は必要だったかもしれないです。
その判断に少しスムーズさが足りなかった、あるいは決断が遅かったというものはあったかもしれない。そういったものをしっかりと映像も含めて振り返りたいと思います。

選手コメント

No.41 小野 雅史 選手

No.41 小野 雅史 選手

Q:試合の振り返りをお願いします。

 

A:内容よりも結果が求められる時期なので、相当痛かったなと思います。

 

 

Q:守備面の手応えはいかがでしたか?

 

A:相手のストロングのところは浜下(瑛)選手というのは自分も意識していましたし、監督のほうからも試合前、「そこで絶対負けるな」と言われていたので、そこは対人の部分で意識していました。やられた回数はそんなになかったかもしれないですけど、それを奪って攻撃に繋げるというのは少なかったので、守備面で手応えを感じつつも、もっとよくなると思うので、そこはさらに改善していきたいと思います。

 

 

Q:一番足りないと感じた部分はどこですか?

 

A:本当に結果なので。今日の試合で言えば決定機が何個かあって、それを決めきれればもっと楽なゲームになりましたし、逆にああやって、やられてないのにセットプレーの一発でやられるというのは、自分たちにとって一番やっちゃいけないことだと思います。まずはモンテディオのサッカーは攻撃的なところなので、必ず点を取るというのはマストでやっていきたいと思っていますし、加えて、セットプレーで失点するんじゃなくて、逆に自分たちもここ数試合、点を取れている中で数回のセットプレーがあったので、そこで仕留められればよかったなと思います。

 

 

Q:攻撃面では、ロングフィードをいろんな選手が意識的にやっているように見えましたが、その意識はありましたか?

 

A:サイドバックの背後とか、シンプルにフォーワードに当てるボールとかは、分析の中でも「狙っていこう」と話してはいました。けれど、相手どうこうじゃなくて、いまの自分たちは足元、足元になりがちだったりとか、安全なパス11個あったので、相手にとって一発の背後というのは絶対嫌だと思うし、蹴れる選手もいるし、走れる選手もいるので、そこはシンプルに使ったほうが、より自分たちのショートコンビネーションとかパス回しがもっともっとスムーズになると思うので、特に今日は、僕自身もそこを意識してやっていました。

 

 

Q:残り5試合ですが、今後の意気込みをお願いします。

 

A:まだまだ本当にあきらめるのも早いし、残り5試合、全部勝てば絶対道は開けると思います。でも、そのためには、次のホームでの一戦が本当に大事なので、リスタートという意味でも、そこは必ず、まず1勝にすべてを懸けてやっていきたいと思います。

 

 

Q:後半、高い位置を取りながら攻めあぐねるところもありましたが、思っていたイメージと実際と何が違いましたか?

 

A:失点さえなければ、相手ももっとボールに来てくれるので自分たちがもっともっと剥がしやすかったりすると思うんですけど、あの時間帯で失点するとああなるなと。引かれて、やりにくいという印象はありました。でも、その中でも、ゴール前での細かい部分で突破やゴール前まで行けているので、あとは本当に最後のラストパスとか、シュートだけにフォーカスしたほうがいいんじゃないかなと。精度をもっともっと磨いていきたいと思います。

 

 

Q:次も大切な一戦ですが、今日もともに戦ってくれたサポーターにメッセージをお願いします。

 

A:本当に今日は申し訳ない気持ちです。自分たちはまだ昇格をあきらめてないし、プレーオフ圏内にまだまだ手の届くところだと思うので、もう一度、選手・スタッフ、チーム一丸となって戦っていくので、あの素晴らしい応援を引き続きしてほしいなと思います。よろしくお願いします。

 

 

Q:ラストパス精度というのは、シューターが打ちやすい位置に持っていくというところですか?

 

A:クロスにしてもスルーバスにしても、あとちょっと届かないとか何度かあったので、ゴール前での落ち着き、あとはシュートもまず枠に入れないといけないと思います。慎重になりすぎていているので、積極的に行きつつも、でも落ち着いてというのは、もうちょっとチームとして意識したほうがいいのかなと思います。

選手コメント

No.18 南 秀仁 選手

No.18 南 秀仁 選手

Q試合の感想からお願いします。

 

A:取らなきゃいけない勝点を落としたなというのが印象です。

 

 

Q:徳島相手の崩しの狙いはどういったところでしょうか?

 

A:[4-4-2]のブロックを作ってくる中で、自分たちがうまく間を取りながら、テンポよく、というのをやりたかったんですけども、なかなか引いて守る相手に対して、効果的な崩しができず、単発に攻撃が終わってしまったかなという印象はあります。

 

 

Q:背後を取る狙いは多く出ていたと思いますが、そこについては?

 

A:もちろん、つなぐことも大事ですけど、まず背後を見せて、スペースが空いてから中盤に差し込むということもすごく大事だと思うので、もちろん背後ということも意識はしていました。

 

 

Q:どこが足りなかったと感じていますか?

 

A:ペナルティーエリア付近での支配率だったり、思い切りのよさだったり、あとはセットプレーの守備のところ。セットプレーは自分たちも点を取るチャンスがたくさんあったので、それをひとつでも決めていれば、試合は変わってきたと思います。

 

 

Q:残り5試合、プレーオフ圏内との勝点差もまだわからない状況ですが、この先に意気込みをお願いします。

 

A:自分たちは本当に残り5試合、全部勝つしかないと思うので、そこに向けてやっていきたいと思います。

 

 

Q:今日は特にどのあたりがやりづらかったですか?

 

A:今シーズン、引いて守る相手も何チームかありましたし、ただそういうチームに対して、もっと相手の形が崩れるような自分たちのポジショニング、思い切りのよさ、間に差し込んで。そういうトライをもっとしても良かったです。大事に、大事に全員がやりすぎたのかなという印象です。相手がどうというよりは、自分たちから少し難しい形にしてしまったのかなという印象があります。

 

 

Q:終盤はトップ下に入りましたが、あのあたりは指示がありましたか?

 

A:そうですね。あれは少し高い位置でやっていましたけど、高い位置に入ってから、残り時間、(野田)裕喜も上がってきて、うまくバランスを見ていうのはありました。

 

 

Q:コンビネーションについてはどんな手応えですか?

 

A:連係自体、前に運んでいくところはいいと思うんですけど、その先がいま課題なのかなと思います。

戦評

リーグ戦は残り6試合、モンテディオ山形はホームに徳島ヴォルティスを迎えたが、セットプレーを含む多くのチャンスを作りながら得点できず、逆に前半、徳島にセットプレーから先制されると、これが決勝点となり、モンテディオは0-1で敗れた。

 

モンテディオは前節から先発2人を変更。右サイドバックの川井歩、ボランチの髙江麗央はともに3試合ぶりの先発となった。一方の徳島は水曜日にゲームを行い、今節は中3日で臨んだ。

 

立ち上がりは互いの主導権争いが続き、互いにロングボールで相手のラインを押し下げたり、中盤のスペースを使ったりしたが、徐々にペースを握ったのはモンテディオ。髙江や小野雅史から浮き球のフィードが相手の最終ラインの裏へ送られた。

 

17分には左からのFKを獲得したが、低い軌道に頭で合わせた川井のシュートは枠をとらえられず、その直後のカウンターでも、イサカゼインのクロスにチアゴ アウベス、藤本佳希と立て続けにシュートを狙ったものの、相手のディフェンダーやキーパーに阻まれた。28分にも髙江がさばいてイサカが仕掛け、クロスを放ったが、飛び込んだチアゴは打ち切れなかった。

 

モンテディオは中央に差し込むパスが少なかったものの、背後やサイドのスペースを起点に攻め続け、それに対し徳島はロングボールを駆使して徐々に押し込む形を増やしていく。30分、センターバック・内田航平が長い距離を持ち上がった流れでは、サイドチェンジを受けた西谷和希がカットインからシュートを狙った。すると34分、やや遠目からのFKを獲得した徳島は、キッカー・永木亮太のボールを安部崇士が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

 

先制されたモンテディオは、背後へ飛び出したチアゴが持ち込んでシュート、CKの流れから野田裕喜が落としたボールを南秀仁がボレーシュートするが、いずれも相手ディフェンスが体の一部に当て、CKに。そのCKもヘディングやキーパーのパンチングに阻まれ、ゴールはならなかった。

 

折り返して後半は互いにロングボールで押し込みを図るが、51分、チアゴがカットインからのミドルシュート。さらに、中央から南のスルーパスで藤本がシュート。15分にはチアゴのくさびをペナルティーエリア内で受けた川井がシュートを放ったが、ここも枠を捉えられずゴールとはならなかった。

 

60分にはチアゴ、イサカに代わって、泉柊椰と4試合ぶりの出場となる横山塁がピッチへ。モンテディオは引いた相手をつり出そうとするが、そこからの攻撃が停滞したり、縦パスを差し込もうとして奪われてカウンターを受けたりするシーンが増えていった。

 

71分、2度目の交代は髙江、後藤優介に代えて田中渉、高橋潤哉。田中はボランチに入り、前線は高橋と藤本の2トップとなった。しかし、攻撃の連係が思わしくなく、ミスから奪われ、仕掛けるものの対応されて守備に切り替わるシーンが相次いだ。

 

81分には徳島が交代とともに守備のフォーメーションを5-4-1に変更。モンテディオも藤本から藤田息吹に代えると、田中をボランチに残し、南をトップ下に上げた。ここからはモンテディオがボールを保持して押し込むが、徳島もブロックを自陣深く引いてモンテディオに攻める隙を与えなかった。モンテディオがショートパスでの崩しを狙ったり、外からロングボールを入れたりシンプルな攻撃を増やすなど1点を追った。しかし、再三のセットプレーも跳ね返され、90分+3には徳島のキーパーがパンチングしたボールを西村慧祐がシュートまで持ち込んだり、小野クロスから野田がヘディングシュートを狙ったりするシーンを作るが、最後までゴールを割ることができなかった。

 

ホームで痛い敗戦を喫したモンテディオは、通算戦績が16417敗となり、勝点は52のままで11位は変わらず。6位との勝点差は4差に開いた。