HOME
栃木SC
栃木SC
1
[ 試合終了 ]
1 前半 3
0 後半 0
3
  • 6分 奥田 晃也
  • 21分 オウンゴール
  • 31分 イサカ ゼイン
  • 36分 高橋 潤哉
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

栃木SC

スターティングメンバー

GK 27 丹野 研太
DF 2 平松 航
DF 17 藤谷 匠
DF 23 福島 隼斗 86'
MF 4 佐藤 祥 46*'
MF 6 大森 渚生
MF 7 石田 凌太郎
MF 19 大島 康樹 78'
MF 38 小堀 空 56'
FW 15 奥田 晃也
FW 29 矢野 貴章 56'

控えメンバー

GK 1 川田 修平
DF 33 ラファエル 86'
MF 10 森 俊貴 78'
MF 14 土肥 航大
MF 24 神戸 康輔 46*'
FW 32 宮崎 鴻 56'
FW 42 南野 遥海 56'

監督

田中 誠
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 吉田 泰授
DF 3 熊本 雄太
DF 4 西村 慧祐
DF 15 川井 歩
MF 7 髙江 麗央 90+1'
MF 18 南 秀仁
MF 41 後藤 優介 37'
FW 10 氣田 亮真 78'
FW 36 高橋 潤哉 90+1'
FW 42 イサカ ゼイン 78'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 5 安部 崇士 90+1'
DF 6 山田 拓巳
MF 14 坂本 亘基 78'
MF 17 加藤 千尋 37'
MF 25 國分 伸太郎 90+1'
MF 37 杉山 直宏 78'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
4 3 7 FK 15 5 10
5 4 9 CK 5 2 3
0 1 1 PK 0 0 0
4 4 8 シュート 9 5 4
1 0 1 オフサイド 2 0 2

試合環境

  • 天候
  • 気温
    10.5℃
  • 湿度
    27%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    8,592人
  • 主審
    大坪 博和
  • 副審
    金井 清一、千葉 直史
  • 第四の審判
    瀬田 貴仁

監督コメント

■総括:
まずはアウェイ栃木のスタジアムに集まってくれた大勢のモンテサポーターの皆さん、それからパブリックビューイング、中継等で我々にエネルギーを届けてくれた皆さん本当にありがとうございました。
昨年のここでのゲームは残念ながら敗戦でした。連敗が7に伸びるという本当に我々にとっては苦しく辛い状況、サポーターにも同じような思いをさせてしまった。僕にとってはすごく苦い思い出のスタジアムでした。ただ今日はサポーターを笑顔で返したいと、サポーターに必ず勝利を届けるぞと選手に伝えて、ゲームに臨ませました。
そのような気迫が試合の立ち上がりからもっともっと出せればよかったんですけれども、その部分は少し栃木さんの勢いに押されてしまった、実際セットプレーから失点してしまった。そこはものすごく反省しなければいけない点だと思います。ただ、そこからしっかりと自分たちが、前節とは変化を加えた栃木さんの守備に対して、慌てることなく焦れることなくボールを動かして、しっかりと意図的に背後をとってスコアを動かせた、逆転できたところは素晴らしい成果だったと思っています。
ただ、前半のうちにおそらく4ー1にできるシチュエーションがあったと思うので、それをすれば息の根を止められたと思います。後半も我々が4点目を取って、もっともっと優位にゲームを進めようという話をする中で、実際は押し込まれ続けていたので、そこもしっかりと反省をしなければいけないです。
ただ、やれたことをしっかりと自信にして、あるいは改善しなければいけないところはしっかりと見つめ直して、去年も2連勝でスタートしているので、これはもう勝利の余韻に浸ることなく、しっかりと次のゲームに向けてまた準備をしていきたいと思います。

 

 

■質疑応答:

Q:セットプレーの失点が2試合続いている点について評価をお願いします。

 

A:何もしていないということはないです。色んなことを考えて、それを選手も実行してやっています。もう1回しっかりと見直したいと思うんですけれども、やられたポイントもまたニアでしたし、そういったところは間違いなく他チームさんが、我々のセットプレーの守備に対してのウィークを突いてきていると思うので、そこをもう1回見直したいと思います。
評価ということに関して言うと、やられているのも事実、それも2試合続けて。これは到底見過ごすことはできない事実なので、評価としては全く評価できないと思っています。

 

 

Q:前半で交代した後藤優介選手の状況について話せる範囲で聞かせてください。

 

A:本人から腿裏のところで、少し張りがあるというか嫌な感覚があると言ってきたので、その時点で難しいだろうという判断で交代させました。詳しいところはちょっとまだわからないです。

 

 

Q:後藤雅明選手のPKストップが流れを変えたと思います。そのプレーについてお願いします。

 

A:すみません、総括で僕から言うべきでしたね。素晴らしいセーブだったと思います。あれがなければ、我々がまたビハインドを負って追いかけなければいけない状況でしたし、本当にチームに勢いをもたらすと同時に、ものすごく価値のあるビッグセーブだったと思います。
常々、ゴールキーパー陣、ごっちゃんに限らず全員に言っているのは、「キーパーで勝点3を取れるよ」と、「あなたたちはそういう役割仕事の選手たちですよ」ということは伝えています。まさに今日はそういうものをごっちゃんが一つのビッグセーブという形で表現をしてくれたので、チームにとっても勇気づけられるビッグセーブでしたし、ごっちゃんはじめキーパー陣にとっても、「やっぱり俺たちでゲームを変えられるよね、勝点3取れるよね」というところを証明してくれた、素晴らしい出来だったと思います。

 

 

Q:右サイドのイサカゼイン選手のポジショニングも含めて非常に効果的だったと思いますがいかがでしょうか。

 

A:戦前の栃木さんの分析では、もっともっと違うような形を想定していたので、右サイドのゼインに限らず、左サイドの(氣田)亮真がどうやって空いてくるか、逆に開きづらくなる可能性もあるという話というか準備だったんですよね。
ただ栃木さんが違うようなプレスのかけ方をしてきたところで、間違いなくゼインに時間とスペースを与えるような、栃木さんの守備のかかり方だったと。であればやっぱりゼインがあそこでどんどんどんどん1対1で仕掛けが生まれてくるのは、今日の構造上必然でした。それを選手たちもしっかりと見つけて実行できたっていうのが素晴らしいです。
素晴らしいゴールでしたよゼインも、願わくは、前半多分4-1にできるところは彼のところだったし、後半の仕掛けのところでも抜き切れなかったり、カットインでのシュートがちょっと力のないようなものだったりというものがあったので、多分そこは本人も悔しがっていると思います。その悔しさをエネルギーに変えて、もっと成長してくれることを期待しています。

 

 

Q:相手が想定と違う形できたところで、それを把握して、こちらのやり方を整理してというところでは、今日はちょっと時間がかかったのか、うまく対応できたというふうに言えるのか、どういうふうに見ていますか?

 

A:もう少し早くアジャストできればよかったですよね。でも、これって蓋を開けてみないとわからない部分があって、もちろんこれからもこういう試合が続くかもしれませんが、でも前半のうちに、言ったらハーフタイムを挟まずにアジャストできたことは評価できると思います。実際どうでしたかっていうものは、前半3点取っているのを見れば、どうですか?逆に。それでも物足りないっていうんだったらもっと頑張ります。十分に対応したと思います。

 

 

Q:ボランチ経由でのつなぎを、相手が潰してきたように見えたのですが、試合が進むにつれて、それをどんどんどんどん選手が工夫しながら攻撃を仕掛けられるようになっていったと思います。それは監督やチームが、栃木がこういうふうにマークしてくると想定していたのか、もしくは試合中に選手たちが自分で考えて、工夫してライン間を使ったりとか、フィードを使ったりとか工夫したのか。考えを教えて下さい。

 

A:想定じゃないものがあったので、想定していたかというと想定してないものでした。実際蓋を開けたら。おっしゃったようにボランチを潰してとおっしゃいましたけれども、じゃあボランチをいつどのタイミングでどうやって潰すのっていうところが肝で、そこに対する相手のかかり方が何人いて、それを外したら我々はどの景色が開けてきて、スペースが空くのっていうところが重要で、単純にボランチが潰されたからとか、要はボールを例えば失った瞬間だけの現象を捉えると「ボランチが食われているね」ってなるけども、そこを食われているってことは違う人が空いているんですよ。その空いている人をしっかりと探しましょうと。でもその奥も防がれている、じゃあ違う人が空いているんですよ、必ず。そういうところをしっかりと見られるようになったのは素晴らしかったと思います。
今日の栃木さんのやり方に対しては、すごく序盤困らされました。何度も言うように想定外だったというところと、非常に整理されていたというところ。ただ、それでも自分たちで、ここを食いついているからここ開くよねっていうところをしっかりと探せたのは、僕は素晴らしいと思います。
去年のチームがだんだんそういうものをやれるようになってきて、引き出しが増えてきたところは、今までもお伝えしているんですけれども、言っても今シーズンまだ2試合目ですよね。実際我々とやるときには、こうやって奇をてらうというか、違うはめ方をするチームが出てくるでしょう。それに対して我々が前半の45分のうちに、もしかしたら20分25分のうちにそういうものができたっていうものは、素晴らしいことだったと思います。
ただ、それを後半もっともっとやらなければいけなかったし、前半の45分、逆転するところまでで満足したらいけないなっていうのはものすごく感じています。

 

 

Q:2点お願いします。想定外もあったという前半の序盤、失点の仕方で、山形の選手にとっては難しいジャッジもあったりして、ちょっと嫌な雰囲気を外から見て感じました。そのときにベンチからどんな声をかけたのか、ピッチ内で選手がどういう声をかけていたのか。あとはこの長いキャンプ、開幕2連勝で終えたということの意味をお願いします。

 

A:もちろん先制されれば、いい空気にはならないですよね。でも、フットボールってこんなの当たり前で、できれば先に失点したくないですよ、あるいは90分通してずっと。でも、そういうものをしっかりと乗り越えていかなければいけない。人生と一緒で、嫌なことがあったら嫌な空気になるのか、嫌なことをしっかりとプラスのエネルギーに変えていくのかというだけのことなので。わかんないですよ、スタジアムが嫌な空気になっているのかは知らないですけど、ベンチあるいはピッチ含めて、そういうような空気はほとんど流れてなかったと僕は思っています。仮にそれが流れていたとしたらごっちゃんのスーパーセーブにも繋がらなかったかもしれないですよね。
あとはジャッジに関しては、もうレフェリーが決断していることなので。残念ながらJ2はVARもないですし、そこでやり続けるしかない。だから逆に言うとそれをしっかりと割り切ったからこそ、ごっちゃんのあのスーパーセーブに繋がったと思っています。
あとは長いキャンプを終えて、開幕2連勝できたというのは、冒頭申し上げたように、去年と一緒なんです。だからこれでキャンプが終わったねというような達成感を1ミリでも得たら、また足元をすくわれる。さっきロッカーの中で、選手がそういうことを彼らから口にしてくれていたので、絶対次またたくましく前に進んでいけると僕は確信しています。
逆に言うとそこの隙を作らないような僕自身のマネジメントも必要ですし、唯一心配なのは、ちょっと山形が雪降りだしたって話を聞いていたので。僕らが帰るタイミングでそれはちょっときついなと思いながら、でも何とかピッチでトレーニングできるような環境を自分たち作り出して、次の横浜戦に向かっていきたいと思います。

選手コメント

No.1 後藤 雅明 選手

No.1 後藤 雅明 選手

Q:1-1の場面で、その後の逆転につながる素晴らしいPKセーブがありました。どんな狙いでしたか?

 

A:分析の映像にも入っていましたし、ギリギリまで我慢して、あとはボールに食らいついたという感じです。

 

 

Q:そのプレーで流れが変わって、アウェイで逆転2連勝できたことについては?

 

A:勝点3を取ること、サポーターの方と喜びを分かち合うこと、そういうことにやり甲斐とか喜びを感じていますし、次の試合も勝点3を取りたいなと思います。

選手コメント

No.42 イサカ ゼイン 選手

No.42 イサカ ゼイン 選手

Q:試合の感想からお願いします。

 

A:またセットプレーでやられちゃって、もったいない失点だったんですけど、ごっちゃん(後藤雅明)がPKを止めてくれたのも含めて、チームでなんとか苦しいときに踏ん張って、ひっくり返せたのかなと思います。

 

 

Q:序盤はあまりボールを前に運べなかった印象でしたが、時間とともにアジャストできたのでは?

 

A:まずは背後というのは、いつもそうですけど、今日は特にいつも以上に言われていましたし、サイドの低い位置で時間ができると思っていたので、そこから背後を狙うように意識していました。

 

 

Q:自身の今季初ゴールとなったチームの2点目はどうでしたか?

 

A:あまり最後のほうは憶えてないですけど、たぶんニシ(西村慧祐)がクロスを上げる瞬間にちょっと動き方を変えました。その前から結構、ファーサイドで待っていてボールが来なかったんですけど、動きを連続してやめないということをコーチからも言われていたので、それが実ったかなと思います。

 

 

Q:アシストもありました。あれも狙いどおりでしたか?

 

A:そうですね、背後は本当に狙ってたので。ただ、ごっちゃんがすごいいいところにボールをくれて、一発で抜けたかったんですけど、それは無理だと思って、潤哉がいると思ったので、そのあたりに落としたら、潤哉が素晴らしいゴールを決めてくれました。

 

 

Q:同期の高橋選手とは連係がどんどんよくなっているのでは?

 

A:試合中も何回か、どこにクロスを入れてほしいだとか、そういうことを言ってくれるので、それで結構、自分の頭がクリアになったりするときもあるので、そういうストライカーの感覚みたいなのを頼りにしています。

 

 

Q:アウェイで逆転2連勝は大きいことだと思いますが?

 

A:去年、負けが続いてしまったのは3節からだったので、今日の勝利はもちろん、よかったですけど、次に向けて気を引き締めている感じです。

 

 

Q:もう1点取れそうでしたが?

 

A:そうですね。そこは本当に悔しかったです。こういうときにどんどん欲を出していくというのは意識していたので、今日は力不足でした。

 

 

Q:昨年も開幕2連勝したあとに連敗が続いたということで、渡邉監督も「気が緩んだら足元を掬われる」という話をしていましたが、チームとしてどんな話をしていますか?

 

A:優勝を目指しているので、ひとつも負けは許されないという空気感はありますし、チーム内での競争も激しいので、今出場している選手はもちろん、気が抜けないですし、そういう競争があるからこそ、試合を絶対に落とせないという空気があると思います。今日は緩い部分もあったので、来週また練習しっかり突き詰めてやっていきたいと思います。

 

 

Q:久々に山形に帰れることについては?

 

A:ここまで本当に素晴らしい環境を作ってもらったので、それに感謝したいですし、雪があるみたいですけど、ホームで戦える試合もすぐに来るので、次のアウェイでまた勝って、ホームに帰れるようにしたいなと思います。

選手コメント

No.36 高橋 潤哉 選手

No.36 高橋 潤哉 選手

Q:2試合連続のゴールについて。

 

A:まずは勝点3を取れたことがすべてだと思いますし、そのためにゴールを決めるのが自分の仕事なので、とにかくそこを、常に目の前の試合に対して決められるように、頑張らなきゃいけないなと思います。

 

 

Q:相手へのアジャストはどうでしたか?

 

A:多少分析とは違うところはありましたけど、でもそのなかでもなんとか勝点3を取れたことがポジティブだったと思います。

 

 

Q:キャンブが終わって山形に帰れますが、もっとキャンプしたいですか?

 

A:キャンプも楽しかったですけど、山形でまた家族とも過ごせますし、山形に帰れることも楽しみだなと思っています。

戦評

開幕戦を逆転で勝利したモンテディオ山形は、連勝を目指し、栃木SCと対戦。前節に続いて序盤にセットプレーから先制を許すも、前半のうちに3得点を奪って逆転し、勝利を収めた。

 

スタメンは最前線に、開幕戦で2ゴールを挙げた高橋潤哉が入り、それ以外は変えずに臨んだ。

 

試合は序盤、栃木の縦に速い攻撃に後手を踏む展開となる。4分、奥田晃也のクロスを髙江麗央がクリアしようとするもミスになり、ゴール方向へ。山形のGK・後藤雅明がかき出してコーナーに逃れたが6分、CKから奥田に決められた。
12分には、ロングカウンターから矢野貴章にシュートまで運ばれるシーンを作られるも、そのピンチを凌いだ。

 

立ち上がり15分は、中央を締めた栃木の守備を前に、クサビを入れられない苦しい展開だったが、16分西村慧祐の中央への縦パスから、テンポよく繋いで右に展開、ゴール前に迫る場面を作る。これを機に徐々に前進できるようになり、21分、山形が試合を振り出しに戻す。再び西村のクサビから中央でワンタッチパスを続けて相手の陣形を崩すと、南秀仁が右へスルーパスを供給。受けたイサカゼインがダイレクトでクロスを入れると、相手DFに当たってゴールへ吸い込まれた。

 

しかし同点直後、矢野に最終ラインの裏を取られて後藤雅と1対1になると、西村がエリア内で矢野との接触プレーからPKを取られた。大きなピンチを迎えたが、矢野のシュートを後藤雅がストップ。その後2本のCKも凌いだ。

 

相手の大きな決定機を防いだ山形は31分、逆転に成功する。右からのCKのクロスを逆サイドの吉田泰授が拾う。吉田のクロスを西村が頭で中央へ折り返すと、高橋が収めて落とす。落としを受けた西村がクロスを入れると、イサカが頭で合わせてネットを揺らした。

 

逆転直後、栃木に決定機を与えてしまう。変化をつけたCKに奥田が合わせ、そのボールにフリーの藤谷匠が反応したが、後藤雅が好セーブを見せた。

 

再び相手の決定機を防いだ山形は36分、シンプルな攻撃から追加点を奪う。後藤雅のロングボールをイサカがヘディングで落とし、高橋が受ける。対峙する相手DFを外してシュートを放つとゴール左隅に突き刺した。
直後に山形は、後藤優介に代えて加藤千尋を投入する。

 

前半の終盤は、山形がサイドチェンジを駆使して相手を揺さぶり、ボールを保持する時間が長くなる。41分、変化をつけたFKの流れから、ゴール前で混戦となり、最後は加藤がシュート。44分には、氣田亮真が持ち味のドリブル突破からクロス。栃木のGK・丹野硏太に弾かれるが、こぼれ球にイサカが反応した。いずれもゴールには繋がらなかったが、山形2点リードのまま、前半が終了した。

 

後半の立ち上がりは山形が攻勢をかける。開始早々に細かいパスワークから氣田のフィニッシュ。53分には、ショートカウンターから再び氣田がシュートを放った。
その後、プレスの圧を強める栃木に対してビルドアップが乱れ、ピンチとなるシーンが度々見られたが、守備陣の落ち着いた対応で相手に決定機を与えない。

 

後半は前半とは打って変わって膠着した展開となる。その中で71分、奥田の折り返しをフリーの大島康樹に合わせられ、栃木に決定機を許したが枠を外れた。その直後、山形に好機。西村の鋭いクサビを氣田がライン間で受け、高橋、イサカと繋いでフィニッシュするも丹野に止められた。

 

78分、山形は氣田、イサカの両翼を下げて坂本亘基、杉山直宏を投入する。
その3分後、後藤雅のパスミスからヒヤリとするシーンがあったが、南野遥海のシュートは後藤雅が止めた。

 

終盤、山形は急がずにボールを回して逃げ切りを図る。90分+1、山形は高橋と髙江に代えて國分伸太郎、安部崇士を投入し交代カードを使い切る。國分はそのままボランチに入り、安倍は最終ラインへ。守備では5バックに変更したことで最後まで強度が落ちることなく試合をクローズさせ、3-1で勝利した。

 

次節は9日(土)、クラブ史上初の開幕3連勝をかけ、アウェイで横浜FCと対戦する。