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横浜FC
横浜FC
2
[ 試合終了 ]
1 前半 0
1 後半 0
0
  • 25分 カプリーニ
  • 90+3分 中野 嘉大
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

横浜FC

スターティングメンバー

GK 21 市川 暉記
DF 2 ンドカ ボニフェイス
DF 22 岩武 克弥
DF 24 福森 晃斗
MF 4 ユーリ ララ
MF 6 和田 拓也
MF 8 山根 永遠
MF 10 カプリーニ 80'
MF 13 小川 慶治朗 72'
MF 17 武田 英二郎 72'
FW 18 森 海渡 31'

控えメンバー

GK 1 永井 堅梧
DF 3 中村 拓海 72'
MF 14 中野 嘉大 72'
MF 25 三田 啓貴
FW 9 櫻川 ソロモン 31'
FW 15 伊藤 翔 80'
FW 20 村田 透馬

監督

四方田 修平
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 吉田 泰授
DF 3 熊本 雄太
DF 4 西村 慧祐
DF 15 川井 歩 75'
MF 7 髙江 麗央
MF 10 氣田 亮真
MF 18 南 秀仁 84'
FW 14 坂本 亘基 58'
FW 36 高橋 潤哉 75'
FW 42 イサカ ゼイン 75'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 5 安部 崇士
DF 6 山田 拓巳 75'
MF 8 小西 雄大 84'
MF 17 加藤 千尋 75'
MF 37 杉山 直宏 75'
FW 9 有田 稜 58'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
10 3 13 FK 15 7 8
3 5 8 CK 3 2 1
0 0 0 PK 0 0 0
8 10 18 シュート 4 2 2
0 1 1 オフサイド 1 1 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    13.4℃
  • 湿度
    20%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    7,143人
  • 主審
    上原 直人
  • 副審
    亀川 哲弘、西水流 優一
  • 第四の審判
    原田 雅士

監督コメント

■総括:
横浜の地に集まってくれたモンテディオサポーターの皆さん、それからパブリックビューイング含め、中継先で我々に力を届けてくれたサポーター皆さんありがとうございました。
昨年の開幕2連勝した後のその先の勝利をサポーターの皆さんにお届けすることができず、非常に悔しく残念に思っています。ただ、先ほど選手にも伝えてきたのですが、よく簡単に口で「切り替える」と言いますが、それを本当に示せるかどうか我々が試されているタイミングだと思っています。
試練を乗り越えてこそ自分たちが掴めるものがあると思っていますし、そこが去年とは違うといった姿を見せられるように、またしっかりと良い準備をして、間にルヴァンカップもありますから、また全員の力を結集しながら、次のゲームに進んでいきたいと思っております。

 

 

■質疑応答:
Q:チーム全体の構造として、前半の攻めの評価をお願いします。

 

A:まず横浜さんがどういったプレスで来るのかという部分で、前回の栃木戦の我々の経験もありますから、いろいろなプランを想定しながら、この1週間準備をしてきたつもりです。
その中ではこういう形で来るというのは理解できていたのですが、そこでまずしっかりと空いているところを探していけなかったかなという部分が一つ。
あとは局面それで外せたんだけれども、今日はその外せた先のパスがことごとく引っかかりました。だからそれで何か押されているような感覚になり続けてしまったかなと思っています。
立ち上がり、奥に入れて潜ってそれをワイドに繋げて、その繋げるパスが通っていればというところは何シーンかあったんですけど、残念ながらちょっと今日はそこで引っ掛かりすぎていた。技術的な問題なのか、そこはしっかりと精査したいですけど、そこでボールを通っていれば、おそらく我々の最大の利益になっただろうし、そこは今日に関しては勿体なかった。
構造上でずっと困らせられ続けてきたという感じもしないし、先にスコアを動かされれば、相手が構えるのは当然なんですけれども、前半の終盤あたりから、ボールを動かすことで相手の足が止まってきたのも確認はできていたので、そういったところも含めて、もう少し我々のクオリティを上げていかなければいけないというのを感じました。

 

 

Q:今日は氣田亮真選手をトップ下で起用する形になりましたが、狙いはどこにあったのでしょうか。

 

A:今までNo.10(トップ下)を担ってきた後藤優介が負傷のため、メンバーを外れることになりました。その中でNo.10の候補がいくつかいるんですけれども、まず一つは我々のウインガーは非常に強力な武器だということを選手にも伝えている中で、プレシーズンキャンプを通してずっといい競争をしてくれていました。坂本亘基がものすごく調子を上げてきたと僕には見えていたので、古巣ですし亘基を使わない手はないだろうと考えたのがまず一つ。
そうなると亮真をどうするのかと言ったときに、亮真はプレシーズンからNo.10もやる可能性もあるし、実際トレーニングゲームでもやってきた経験があるので、今週のトレーニングでは今日の配置、人選でトライをしました。実際トレーニングの中で、亮真は彼のNo.10の役割を理解していいものを出せていたので、そこはもうなんら迷うことなく今日投入しました。
彼に期待することというか、我々のNo.10の役割としては、最後尾からのボールをゾーン3(相手のライン間)でしっかり受けるということと、ただそれだけにならずに、最終的には自分もゴール前に入っていく仕事をしてほしい。そういうようなものを亮真に限らず、No.10の選手として彼には今日期待をしていました。
ちょっと難しいところはあったと思うんですけれども、何試合か積んでいけば、いいものは出せてくれるんじゃないかなという期待もしています。
1試合でうまくいかなかったことだけを何かネガティブに捉えることなく、うまくできたこともしっかり拾ってあげて、またチーム全体の競争に繋がればなと思っています。

 

 

Q:前半の最初の失点の前の時間帯、押し込まれたりセットプレーを与えたりする時間帯が続きましたが、守備で上手くいかない部分はあったのでしょうか。

 

A:相手のシャドーの選手にボールは供給したくない、そこのパスルートはしっかりと遮断したい、3-4-3のチームに対抗するときの守備の鉄則だと思っているので、その辺りは警戒していました。特に福森選手のところから大きなサイドチェンジがあると。だったら我々のサイドバックが相手のウイングバックに行っちゃいましょうという予測や体の向きが今日は序盤ちょっとあったので、結果的に福森くんの上手さもありながら、我々の最終ラインの前のシャドーに落とされるボールがちょっと多かったと思っています。これはもう間違いなく我々のミステイクです。
そこをちょっと締め出してからは、当然閉めれば外が開くので、そこで外を使われたというところで横浜さんのやりたいことに繋がってしまったのかなと思います。
ただ、最終的にその外を使われた後に我々はピンチになっていたかというと多分そんなことはなくって、もう1回映像を見てみないとわからないですけど、失点シーンも含めてやっぱりシャドーのところのランニングやシャドーに収まった後の我々の守備というところの方が困らされるので、そこは入れさせたくない場所にボールを入れられたっていうのが第1の原因ですよね。そこはしっかりと閉めなければいけない場所なので、しっかりと閉める、あるいはランニングについていく作業を徹底しなければいけない一番の行動だったと思っています。
あとはそれを意図的にどうやって横浜さんがやろうとしてくるのかという部分と、横浜さんも結構長いボールを入れてくる回数が非常に多かったので、特に森海斗選手が交代してから桜川選手の彼の強さを生かしてというところ、そうするとそのセカンドボールのところで、それももちろん意図的なんでしょうけれど、一つ飛ばされた後のそういうボールに対しては我々の反応が遅かったかなと思います。
そういった部分でちょっと後手に回ってしまった部分があったので、とにかくシャドーを使わせないところを実際使われてしまえばピンチになる。それはもう間違いなく、構造上セオリーなので、それをやらせてしまった我々に落ち度があったのではないかなと今は思っています。

選手コメント

No.10 氣田 亮真 選手

No.10 氣田 亮真 選手

Q:試合を振り返っていかがでしたか?

 

A:まずは守備のところのプレッシャーの部分は用意してきたものがあったんですけど、思いのほか、相手がシンプルに背後だったり、ロングボールだったりを蹴って来たので、あまりプレッシャーに行くというシーンはなかったので何とも言えないです。攻撃に関しては、僕が中間で浮いてというのは意識していましたけど、基本的にボランチの選手がほぼマンマーク的な感じで来ていて、なかなかスペースがありませんでした。相手の5バックのスライドもまあまあ早かったので、サイドバックに時間がなくて、自分の動く時間もなかったです。その中で、あまり下がり過ぎずに2トップ気味に、味方にスペースを与えてあげてというのも前半最後から後半頭にかけて意識しながら入りました。シンプルに背後を狙うというのを意識しながらでしたけど、決定的なシーンはあまり作れなかったので、そこはチームとしても僕個人としても悔しさが残っています。

 

 

Q:前半30分くらいの中断の時は監督と長く話していましたが、どんな話をしましたか?

 

A:その立ち位置のところで、僕の感じている部分と、監督が外から見た部分についてです。そこの大きな違いはなかったですけど、それ以降、徐々に、そんなにいい形ではなかったですけどボールを持てる時間がありました。でも、前線の選手は、今日はうまくボールを引き出せなかったかなと思います。

 

 

Q:ユーリ ララ選手に付かれていたところで、そこにいたほうがいいのか、大きく動いたほうがいいのかなど、いろいろ考えたかと思いますが。

 

A:それは何とも言えないですけど、僕に結構プレッシャーに来ているのを僕自身は感じますけど、出し手の選手はどう取るかというのはまた別です。僕の背後にフォワードの選手がいるので、そこにシンプルに当ててもいいという話をゲーム中にしましたが、ロングボールをうまく使うことや、こっちが準備してきたものと、相手が対応してきたものと、そのまた1個上をいく準備はもっとしないといけないかなと思います。

 

 

Q:高橋潤哉選手との関係性で、氣田選手が背後を狙う動きもありましたが、そこは2人の関係性ですか?

 

A:そうですね。トップ下ですけど2トップとも言える関係性ではあるので、お互いを意識しつつ、相手も結構前に来ていたので、そこは結構難しかったかなと思います。

 

 

Q:トップ下でプレーすることはどうですか? サイドと比べて中は?

 

A:今日に関してはやりづらさはありましたけど、相手がシンプルにゾーンで守ってくれればもう少しスペースがあったと思います。マンマーク気味で、前に強く来ていたので、そこはちょっとやりづらさを感じていたので、そういう時にどうするかというのは、もう1回映像を観てやっていきたいなと思います。

選手コメント

No.9 有田 稜 選手

No.9 有田 稜 選手

Q:後半途中に入って、どんなプレーをしたいと考えていしまたか?

 

A:点取りたいと思いました。

 

 

Q:ボールを引き出せた場面もあったと思いますが?

 

A:そうですね、そういう指示があったので、最初はそういうのをやろうと思っていたんですけど、最後らへんは全体的にうまくいかない部分が多かったので、最後、ああいう失点でトドメを刺された。もったいない試合でした。

 

 

Q:相手ブロックをなかなか乱せませんでした。

 

A:チームで統一してどうするかというのをもっとやらないといけないと思いますし、個人としてももっとやるべきことは多くあるので、まずはコンディションを万全にして、すぐ連戦があるので、そこに向けて切り替えて頑張りたいなと思います。

 

 

Q:ピッチに入ったとき、高橋潤哉選手と何か打ち合わせをしていましたが、どんな内容でしたか?

 

A:潤哉くんとは普段からうまくコミュニケーション取ってやれているので、潤哉くんも背後の動きなど、そういうのを要求してきたので、いいコミュニケーションが最初から取れていたかなと思います。うまくいく場面もあったんですけど、なかなか得点につなげられなかったので難しかったです。

 

 

Q:試合は負けてしまいましたが、リーグ戦初出場についてはどうですか?

 

A:第1節、第2節、メンバーに入れなくて悔しい思いをしていました。チームがいい状況で勝てていた中で本日敗戦をしてしまったことは、ものすごく悔しいです。ファン・サポーターの皆様の声援がものすごかったので、期待を裏切ってしまったというのは申し訳ないですし、次、必ず勝ってみんなと喜びたいなと思います。

戦評

開幕から2連勝のモンテディオ山形は、今季初勝利を目指す横浜FCと対戦。3試合連続で前半に先制を許すと、試合終了間際にダメ押しのゴールを決められ0-2で敗戦、クラブ史上初の開幕3連勝とはならなかった。

 

スタメンは前節から1人を変更。古巣戦となる坂本亘基が先発入りし、左ウイングに入った。また、後藤優介に代わり、トップ下には氣田亮真が入った。ベンチには、新加入の有田稜が初めてメンバー入りをした。

 

紅花色の2ndユニフォームを身にまとい、臨んだ試合は、立ち上がりから互いに前線から積極的にプレスをかける、ハイテンションな展開となる。最初に好機を作ったのは横浜FC。山根永遠の一気のスルーパスに森海渡が反応しシュートを放つも、山形のGK・後藤雅明が防いだ。その直後には山形に好機。自陣からのロングボールをイサカゼインが受けて鋭いクロス。横浜FCのGK・市川暉記が弾いてCKを得ると、CKのセカンドボールを拾った髙江麗央の折り返しがクロスバーに直撃した。7分は横浜FC。カプリーニの横パスを受けた小川慶治朗が強烈なミドルシュートを放ったが、後藤雅が好セーブを見せた。

 

その後は、山形が横浜FCのハイプレスに捕まる回数が増え、徐々にホームチームに流れが傾いていく。すると25分、ワンタッチパスを続けて山形の右サイドを崩すと、抜け出した小川がクロス。ゴール前の森が潰れてファーサイドの山根に渡り、ボレーを放つとミートしなかったが、ボールがカプリーニに繋がってシュート。これが決まり、横浜FCが先制した。

 

37分、横浜FC 小川の落としを受けた武田英二郎のクロスに櫻川が反応。決定機だったが、西村慧祐がゴールラインギリギリでブロックした。

 

横浜FCの徹底したハードワーク守備を前に、山形は前半、シュート2本に抑えられ、苦しい状況のまま試合を折り返す。

 

後半の序盤も、横浜FCの縦に速い攻撃に後手を踏み、セットプレーを多く与える展開となる。劣勢が続く山形は58分、坂本亘に代えて有田を投入し、氣田が左ウイング、有田は最前線、高橋潤哉はトップ下とポジションを入れ替えた。

 

交代策を打って流れを変えようと試みるが、相手のハイプレスとリトリートを使い分けた守備を前に、効果的なパスを入れることが出来ない時間帯が続く。その中で75分、熊本雄太からのロングフィードをイサカが頭で落とし、受けた高橋が有田とのコンビネーションからフィニッシュするも、ゴールには繋がらなかった。

 

直後に山形は3枚替え。高橋、イサカ、川井歩を下げて加藤千尋、杉山直宏、山田拓巳を投入。83分には、南秀仁に代えて小西雄大を投入し、交代カードを使い切り、反撃を試みる。

 

しかし終盤になっても攻守の強度が落ちない横浜FCに対し、山形はパスミスやボールロストが相次いで攻撃に繋げることが出来ない。
すると90分+2、中村拓海の逆サイドへのパスを受けた中野嘉大に、カットインからシュートを許すと、ゴール右隅に決められ、万事休すとなった。結局、山形は前後半でわずか4本のシュートにとどまり完敗に終わった。

 

次の試合は13日(水)、ルヴァンカップ1stラウンドの1回戦、アウェイでカターレ富山と対戦する。