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V・ファーレン長崎
V・ファーレン長崎
2
[ 試合終了 ]
1 前半 0
1 後半 0
0
  • 27分 マテウス ジェズス
  • 70分 フアンマ デルガド
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

V・ファーレン長崎

スターティングメンバー

GK 31 原田 岳
DF 5 田中 隼人
DF 23 米田 隼也 73'
DF 27 モヨ マルコム強志
DF 29 新井 一耀
MF 6 マテウス ジェズス
MF 13 加藤 大 73'
MF 17 秋野 央樹
FW 8 増山 朝陽 81'
FW 11 エジガル ジュニオ 60'
FW 33 笠柳 翼 60'

控えメンバー

GK 21 若原 智哉
DF 25 櫛引 一紀 73'
MF 7 マルコス ギリェルメ 81'
MF 19 澤田 崇
MF 24 山田 陸 73'
MF 38 松澤 海斗 60'
FW 9 フアンマ デルガド 60'

監督

下平 隆宏
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 吉田 泰授
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 6 山田 拓巳
MF 7 髙江 麗央 72'
MF 18 南 秀仁 72'
MF 25 國分 伸太郎 66'
FW 10 氣田 亮真 62'
FW 36 高橋 潤哉
FW 37 杉山 直宏 62'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 3 熊本 雄太
MF 8 小西 雄大 72'
MF 14 坂本 亘基 62'
MF 17 加藤 千尋 66'
MF 20 松本 凪生 72'
MF 42 イサカ ゼイン 62'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
6 7 13 FK 14 6 8
1 2 3 CK 6 2 4
0 0 0 PK 0 0 0
4 5 9 シュート 13 2 11
0 0 0 オフサイド 4 2 2

試合環境

  • 天候
    曇のち雨
  • 気温
    21℃
  • 湿度
    61%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    4,008人
  • 主審
    田中 玲匡
  • 副審
    田島 宏則、宮原 一也
  • 第四の審判
    原田 大輔

監督コメント

■総括:
遠い長崎の地に、平日のナイター、朝方はものすごい強風と雨があった中、それでも山形のサポーターが我々の勝利を信じて集まっていただきました。ありがとうございます。中継の先でも我々の勝利を信じて、パワーを送ってくれた仲間がいると思います。そういった皆さんに感謝を申し上げるとともに、今日勝利と喜びを届けることができず、非常に残念に思っています。
前半の失点シーンのところは、相手のリスタートをパッっと始められたところから簡単に中央を割られたもので、ものすごく反省しなければいけないと思っています。
ただ、そこから長崎さんの守備に対して我々が準備してきたもの、あるいはそれだけではちょっと難しいところがあるようであれば、少し自分たちからアクションを起こして、立ち位置を変えて前進していったところ、前半は徐々にしっかりと我々が突きたい場所、スペース、フリーマンというものを探せていけた45分になっていったと思います。
そこからもうひと押しふた押しを考えたときには、大胆な仕掛けや思い切って足を振るとか、そういうものが必要だよねとハーフタイムでは背中を押したつもりですけれども、後半はそういったものをしっかりと出して、公式記録はまだ見てないからわからないですけども、多分シュートで終わったものも多かったと思います。
ただ、カウンターからああやって不用意にまた失点をしてしまえば、ゲームが難しくなるので、そういったところはまたしっかり反省して、次に進んでいかなければいけないと思っています。

 

 

■質疑応答:
Q:今日のゲームは山田拓巳選手が右サイドバックで先発して、長崎はかなり左から仕掛けてくるチームです。その辺りはどう考えて起用したのか聞かせてください。

 

A:守備のことを考えれば、笠柳選手や松澤選手といった左サイドの仕掛けに対してしっかりと蓋をしなければいけないというタスクは、ヤマに限らず誰が出たとしても必要なものだったと思います。ただ逆を言えば攻撃でそこをどれぐらい我々が押し込むことができるか、そういうものを考えたときにヤマの推進力は、今日のゲームには必要だろうと考えました。
あと前節、クマ(熊本雄太選手)があのポジションでもすごくいい働きをしたのですが、久々の外側の働きというところで、疲労も溜まっていましたし、実際足をつって交代したというものもあったので、なるべく最終ラインで交代は、アクシデントがない限りしたくないので、連戦、長い移動、多少なりとも気温が高いというような予報もあったので、そこは少しクマとも相談をして、今回の起用を見送った。で、ヤマがそこに対しては適任だろうというところで、ヤマを実際に起用した。そういう流れがありました。

 

 

Q:長崎のアンカーの秋野選手のところが押し下げられると長崎はかなり苦しくなる。そこを狙っていたと思うんですけど、その仕掛けのところは、國分選手の動きも含めてどう感じていたか聞かせてください。

 

A:事細かくいうと次また対戦があるので、ちょっとオブラートに包ませてもらうと、秋野選手を潰しに行く人間が誰になって、消す人間が誰になって、そうすることで我々が少し守備の全体のオーガナイズを下げざるを得ないのか、前からいけるのか、そこのジャッジは2パターンぐらい準備をして、今日のゲームに臨んだつもりです。
それに関しても、大方何か我々が大きく困らされたという感じはしてないです。もう少し前でボールを取る回数を増やせればよかったかもしれないですけれども、連戦ということもあるし、そこで長崎さんが気持ちよくプレーする時間を、我々が相手に与えることを考えたときには、そんなに我々が困らされたことってなかったんじゃないかなと思うので、そのメリハリというものも大方利いた守備のオーガナイズを作れたと思っています。

選手コメント

No.10 氣田 亮真 選手

No.10 氣田 亮真 選手

Q:今日は古巣相手との試合でしたが、ご自身としては普段以上に気合を入れていましたか?それとも普段通りでしたか?どういったメンタルで臨まれましたか?

 

A:普段通りではありますけど、多少思い出もあるので、ちょっと不思議な感覚でした。

 

 

Q:試合に入ったときには冷静に戦えていた感じですか?

 

A:はい、そうですね。

 

 

Q:今日は山形が中央にパスを差し込んで、長崎はそれをさせないように中央を固めて、という展開でしたが、どのようなことを考えながらプレーしていましたか?

 

A:結構ボールを持っていて自分たちのペースではあったので、最後どう崩すかというのをイメージしていましたけど、もう少し大胆さがあってもよかったかなと思います。

 

 

Q:つないで崩そうとし過ぎたところがあったということですか?

 

A:いま振り返ればという感じです。

 

 

Q:前節・清水戦と比較すれば、山形の作りたい形は少なかったですか?

 

A:いや、そんなことはないです。

 

 

Q:最後のところ、という?

 

A:はい。

 

 

Q:この試合を踏まえて、次の試合の抱負をお願いします。

 

A:勝ち越せてないので、難しいですけど、まだ上ともそんなに差があるわけではないので、もう1回ポジティブにというか、シーズン中に成長できるチームが勝っていけると思うし、その段階にはあると思うので、ネガティブにならずにしっかり戦いたいなと思います。

 

 

Q:アウェイの地、平日に駆けつけてくれたサポーターにメッセージをお願いします。

 

A:勝てなかった悔しさと申し訳なさと両方あります。もう1回、一緒に戦ってくれればなと思います。

戦評

前節、リーグ戦5試合ぶりの勝利を収めたモンテディオ山形は、そこから中3日でV・ファーレン長崎とのアウェイゲームを戦った。連勝を狙ったが前半の半ばに先制を許し、後半はカウンターから追加点を浴びて0-2で敗れた。

 

スタメンは、山田拓巳が今季リーグ戦初先発、その他の10人は前節から変更せずに臨んだ。
また、右ウイングで先発起用された杉山直宏が、J2通算50試合出場を達成した。

 

最初にチャンスを作ったのは長崎。9分、モヨマルコム強志がクロスを上げ、競り合いで流れたボールを笠柳翼が拾ってシュート。ここは髙江麗央がブロックし、直後のCKは山形のGK・後藤雅明が直接キャッチした。

 

序盤、山形は相手の素早いスライド守備を前に、最終ラインでボールを回す時間帯が長く続く。安部崇士や髙江がサイドへ広げるパスを送って局面を打開しようとするも、フィニッシュまで至らず。その中で20分、ようやく山形がファーストシュート。南秀仁が高い位置でボールを奪い、鋭い縦パス。抜け出した國分伸太郎に通りシュートも長崎のGK・原田岳に防がれた。

 

24分、一気のロングフィードにエジガルジュニオが反応し、長崎の決定機かという場面は西村慧祐が対応。その直後には、サイドチェンジのボールを受けた笠柳がドリブル突破からクロス、再びエジガルが反応したが、ここは安部が対応した。

 

長崎の縦に速い攻撃を度々受けながら凌いでいた山形だったが27分、パスミスをきっかけにFKを与えると、その流れから笠柳に中央突破を許し、縦パスを通される。受けたマテウスジェズスに反転からのシュートを決められ、先制を許した。

 

山形は中盤の選手がライン間で受ける局面を度々作るものの、中央に人数をかけた長崎の守備に手を焼き、シュートまで繋げることが出来ない。苦しい展開が続く中、42分、後方からのロングボールが裏に抜け出した増山朝陽へと繋がり、長崎の決定機。大きなピンチを迎えたがGK・後藤雅、戻ってきた西村が2人がかりで防いで追加点を与えなかった。前半は1点ビハインドで終了する。

 

後半に入ると、山形がリズム良いパスワークやショートカウンターからチャンスを複数作る。まずは50分、相手GKのロングパスを杉山が高い位置でカットし、パスを繋いで高橋潤哉がフィニッシュ。その3分後には、ダブルボランチのパス交換から前進し、髙江の縦パスを受けた國分がミドルシュート。更に55分、南が増山からボールを奪い、折り返しを氣田亮真が受けてシュートを放った。

 

62分、山形は氣田、杉山の両ウイングに代えて坂本亘基、イサカゼインを投入する。その4分後には、國分を下げて加藤千尋をピッチに送り込む。

 

相手陣内でのボール保持が増え、流れを掴んでいた山形だったが70分、長崎にワンチャンスをモノにされる。前向きでボールを奪ったマテウスジェズスが前線へ一気のスルーパス。これが裏に抜け出した途中出場のフアンマデルガドへと通り、GKと1対1に。冷静に流し込まれ、リードを広げられた。

 

直後に山形は南、髙江の両ボランチを下げ、松本凪生、小西雄大を投入する。その4分後、吉田泰授からのスルーパスを松本が受けてフィニッシュ、80分には小西が強烈なミドルシュートを放った。

 

82分、松本からのスルーパスを受けた坂本亘がクロス、高橋が飛び込むもGK・原が直前でキャッチ。その3分後には、イサカがカットインからのシュートを立て続けに2本放ったが、いずれも枠を捉えられなかった。
終盤、途中交代の選手が何度もチャンスに絡んで押し込む展開を作るも、長崎の粘り強い守備を崩すことが出来ず、試合終了の笛が鳴った。

 

山形の通算成績は3勝1分4敗、勝ち点は10と変わらず、順位は14位に下がった。次節は7日(日)、ホームで鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。