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モンテディオ山形
モンテディオ山形
2
[ 試合終了 ]
1 前半 0
1 後半 0
0
  • 11分 イサカ ゼイン
  • 90分 髙江 麗央
AWAY
鹿児島ユナイテッドFC
鹿児島ユナイテッドFC

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 2 吉田 泰授
DF 3 熊本 雄太 72'
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
MF 8 小西 雄大 82'
MF 18 南 秀仁
FW 14 坂本 亘基 57'
FW 36 高橋 潤哉 82'
FW 41 後藤 優介 46*'
FW 42 イサカ ゼイン

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 6 山田 拓巳 72'
MF 7 髙江 麗央 82'
MF 10 氣田 亮真 57'
MF 17 加藤 千尋 82'
MF 25 國分 伸太郎 46*'
MF 37 杉山 直宏

監督

渡邉 晋
鹿児島ユナイテッドFC

スターティングメンバー

GK 31 大野 哲煥
DF 3 外山 凌 74'
DF 4 広瀬 健太
DF 6 渡邉 英祐 46*'
DF 23 岡本 將成
MF 8 藤村 慶太 62'
MF 25 端戸 仁 57'
MF 27 山口 卓己
FW 11 五領 淳樹 57'
FW 36 米澤 令衣
FW 92 ンドカ チャールス

控えメンバー

GK 1 泉森 涼太
DF 28 戸根 一誓 74'
MF 14 野嶽 寛也 46*'
MF 30 木村 祐志 62'
MF 35 中原 秀人
FW 9 有田 光希 57'
FW 18 福田 望久斗 57'

監督

大島 康明

スタッツ

90 45 total   total 45 90
9 5 14 FK 16 7 9
4 2 6 CK 5 2 3
1 0 1 PK 0 0 0
8 5 13 シュート 11 3 8
4 2 6 オフサイド 1 0 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    22.8℃
  • 湿度
    28%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    6,448人
  • 主審
    須谷 雄三
  • 副審
    竹田 明弘、宇治原 拓也
  • 第四の審判
    中川 愛斗

監督コメント

■総括:
お疲れ様でした。NDスタジアムに集まっていただいた6,000人を超えるサポーターの皆様、そして中継の先から声援・応援を届けてくれた皆様、本当にありがとうございます。
3連戦の最後、気温も非常に高い中で過酷なシチュエーションだったと思います。その中でも選手がしっかりと足を運べたのは、皆さんの声援の力だと本当に思っています。
いつも当たり前のようにこう言うんですけども、本当に当たり前のことじゃないと僕はすごく思っています。サポーターの皆さんと一緒にアウェイの地に次乗り込んで、みちのくダービー勝利に向けてまたいい準備をしたいと思います。

 

■質疑応答:
Q:チャンスがありながらも追加点が遅くなって後半45分になりました。このことについてはどう思われますか?

 

A:もちろんもっと早く追加点を取れるシーンはあったと思いますし、それができるに越したことはないと思います。
ただゲームの流れ全体でいくと、前半のラスト10分ぐらいかな。自分たちの軽率なプレーから相手にリズムが渡って行ったので、そういうものの方がこういうゲームの結果的なものも含めて、流れが渡ってしまうところだと思います。多分あれがなければ(氣田)亮真のPKも入ったんじゃないですか?そこをしっかりと自分たちが見つめ直さないと、もしかしたらひっくり返された可能性もあります。
結果としてはおっしゃった通りだと思います。ただ、一つひとつの流れを見ていくと、我々から流れを渡したものがあったので、それは見過ごしちゃいけないなと思っています。

 

 

Q:守備の面では危ないシーンもありながら無失点に抑えました。守備の評価をお願いします。

 

A:鹿児島さんが少し特徴的なビルドアップをしてくるというものに対して、自分たちがどうやって高い位置からボールを奪いに行けるか、その可能性を高められるか、その回数を増やせるかというものは、短い時間でしたが準備をしていました。
前半それがしっかりとできて、我々がショートカウンターに出ていけるシーンも作れたと思います。そうじゃない部分でピンチになったシーンというものは、もう1回映像を見て振り返りたいと思うんですけども、おそらくそれが我々の軽率なプレーとか、ミスから相手のチャンスにつながったものが多かったんじゃないかなと今僕は思っているので、そういうものをなくしていかないと。相手の上手さとか賢さとか、そういう騙し合いでやられるものに関しては、いろんなものを経験して自分たちの血肉にしてやっていけるんですけども、軽率なプレーで相手に渡ってしまう流れやボールというものは、トレーニングでどうこうできるものじゃないので。
もちろん過酷な条件だったと思います、この暑さで。でもそれはお互い様なので、そういうところの方が僕の中では気になっていることです。映像を見てもう1回見直してみたいと思います。

選手コメント

No.8 小西 雄大 選手

No.8 小西 雄大 選手

Q:試合の感想からお願いします。

 

A:前節・長崎戦の負けから、サポーターの人から「優勝するぞ」と長崎で言われて、選手も「ホームに帰って絶対に勝とう」という話をしていましたし、それが結果につながって、素直によかったかなと思います。

 

 

Q:今季初先発で、気持ちがプレーに見えました。どんな気持ちでプレーしていましたか?

 

A:攻撃ではどんどん前に、ゴールに向かっていく姿勢というのは意識していました。特に長崎戦というのはチームとして少し欠けていた部分だったなと思っていて、そこは自分が入ったら、今コンディションもいいですし、どんどん前に出ていこうというところがプレーに出ていたかなと思います。守備でも相手のボランチのところをタイミングで潰しにいける部分というのも、前半から少しずつ形になっていて、攻守ともに前向きなプレーが多かったかなと思います。

 

 

Q:高い位置からプレスをかけてショートカウンターという狙いがあったように見えましたが、どうでしたか?

 

A:チームとしての狙いがありましたし、分析コーチからのスカウティングもありましたし、監督からも高い位置で奪ってショートカウンターというのは、この試合だけじゃなくて、ほかの試合でも狙っているんですけど、特に今日はできていたかなと思います。

 

 

Q:ボランチはみんなタイプが違いますが、ポジション争いに関してはどうですか?

 

A:本当にいい選手ばかりで、特徴もそれぞれ違っている中で、誰が出てもチームを勝たせられる選手にならないといけないと思うし、そこはチームの底上げというのは大事になってくると思うので、いま出ている選手だけじゃなくて、僕もそうですし、松本(凪生)も練習でタフにやっています。誰か欠けることがあるかもしれないので、その時にどれだけいい準備ができているかだと思うので、日頃からいい練習をして、試合になったら100パーセントでできるようにというのは毎日できていると思います。

 

 

Q:最後は足がつってしまいましたが、運動量も多かったですか?

 

A:今日はちょっと早かったです(笑)。今日は前半から、あとのことは考えずに出し切ろうと思いましたし、ベンチに(髙江)麗央もいたので、僕は自分の仕事を全うしようと思って、出し切りました。

 

 

Q:次節はみちのくダービーが待っていますが、意気込みをお願いします。

 

A:仙台戦のアウェイというのは、去年、劇的な負け方をして、僕自身も入ってすぐに怪我をしてしまってという苦い思い出があるので、今年はその借りを返したいですし、まずはチームの目標である優勝というところから逆算して、ダービーですけど、まずは目の前の1試合に全力を出し切るというのを チーム全体でやれたら勝てるかなと。そこは練習から全力でやっていきたいなと思います。

 

 

Q:前への意識が高まって、よりテンポも上がっていると思いますが、そのあたりの手応えもありますか?

 

A:練習からやれていました。そこは個人的にもそうですけど、チームとしても今日は自信を持ってやれたかなと思います。

 

 

Q:仙台戦で何がカギになりますか?

 

A:とにかく、ゴールへの意識というのはあきらかに上がってきましたし、まずは自分たちが持っているパワーというのをゴールに向かわせてというのを見せられたらなと思いますし、守備では粘り強さの中に、前からいくパワーというのも大事だと思うので、より磨きをかけられたらなと思います。

選手コメント

No.42 イサカ ゼイン 選手

No.42 イサカ ゼイン 選手

Q:試合の感想からお願いします。

 

A:自分たちもけっこうミスだったり、緩さだったりがあったんですけど、ごっちゃん(後藤 雅明)含めて後ろの選手たち、まあ全員ですけど、粘り強く戦ってくれて、なんとか勝てたなという試合でした。

 

 

Q:先制点はどんなゴールでしたか?

 

A:あそこを崇士(安部)が狙うというのは、昨日の練習後ぐらいに言われていて、それが最初のファーストプレーで目が合って、いいボールが来ました。タイミングもボールの質もすごくよかったので、いいゴールに感謝したいと思います。これからもオプションとして使えると思うので、どんどん狙っていけたらいいなと思います。

 

 

Q:チーム2点目はアシストでしたが、どんな狙いでしたか?

 

A:麗央(髙江)が走っているのが見えて、あとはタイミングだけ見計らってクロスを上げました。ちょっと詰まってしまったのですが、麗央がうまく決めてくれたと思うので、感謝したいですね。

 

 

Q:この試合、イサカ選手の調子のよさを感じましたが、自身ではコンディションをどのように感じていますか?

 

A:気候もあったりでちょっと体が厳しい部分はあったと思いますけど、味方の選手がいい状態でボールを供給してくれたりしたので、チャンスの数が多かっただけに、もっと決める場面を増やせればもっといいなと思っています。そこは1年を通しての課題だと思うので、次の試合、もう1発、2発取れるようにやっていきたいなと思います。

 

 

Q:今日もイサカ選手にボールがたくさん来ていたし、仕掛けもたくさんありましたが、その要因はどんなところにありますか?

 

A:味方の選手が前を選んでくれているというのもありますし、逆サイドにあるときからいい連係をして自分のところまでボールを運んでくれているという立ち位置をうまく味方の選手が取ってくれているというのがあると思います。

 

 

Q:次はみちのくダービーですが、意気込みをお願いします。

 

A:ただの1試合ではないと思いますし、とは言え、やることは変わらないと思うので、いつもどおりのことをいつも以上に準備をしていきたいなと思います。

 

 

Q:2節前に出場停止になりましたが、そこからアピールの機会を狙っていたと思いますが、どうですか?

 

A:もちろん、チームに迷惑をかけてしまったので、自分がベンチになっていたことはもちろん理解していますし、ただ与えられた時間で、自分が結果や貢献をしたいというのは思っていたので、今日、最初から出してもらえるチャンスをもらったので、絶対に生かしたいという気持ちはありました。

選手コメント

No.41 後藤 優介 選手

No.41 後藤 優介 選手

Q:久しぶりの試合でしたが、どうでしたか? 45分。

 

A:はい、ちょっと暑くてきつかったですけど、もう少し何かできたらなと思います。ボール受けるところはもう少し増やしたかったなと思います。

 

 

Q:トレーニングから体は動いていましたが、公式戦に入って違いはありましたか?

 

A:いや、もう暑さにやられていました。

 

 

Q:今日は最初から45分の予定でしたか?

 

A:はい。たぶん、決まっていたと思います。

 

 

Q:1-0のリードで交代しました。

 

A:もう少しいやらしいことができていたら、後半も入りやすいかなというのは思いながらやっていましたけど、(國分)伸太郎もずっとやっている中でいい動きをしているので、伸太郎がそこで入って、起点だったりができていたので、僕もそういうふうに、もう少しボールを受けたり、起点を増やしたりしたいなと思います。

 

 

Q:おとといの練習で伺ったときに、前への意識が足りないので、自分が入ったらそうしたいとの話でしたが、そこはどうでしたか?

 

A:アクション的には、裏を狙うアクションだったり、自分が増やすということは考えてやってましたし、僕が受け過ぎると後ろに重くなっちゃったりというのを考えながら、(高橋)潤哉の近くだったり、センターバックの近くにいたりだったりというのは考えてやっていました。

選手コメント

No.14 坂本 亘基 選手

No.14 坂本 亘基 選手

Q:久しぶりの先発でしたが、今日はどのような狙いがありましたか?

 

A:ウイングが内を取って、(吉田)泰授に高い位置を取らせてという形でやっていて、よりフォワードに近い位置で枚数を増やして、フォワード、トップ下を孤立させないようにという狙いでやっていました。自分自身もゴールに近いところでボールを触れたりするので、よりシュートに行けたり、アシストできたりという回数が増えていることはいいことだと思います。

 

 

Q:ワイドで仕掛けるイメージが強いのですが、内側に入ってもできると。

 

A:そうですね、はい。できそうな感じはあります。

 

 

Q:1-0になったあと、いいボール奪取からのシュートがありましたが、連動して守備ができているのでは?

 

A:そうですね。相手の立ち位置とかに合わせて、守備ではミーティングとかで共有があるので、そこを遂行した結果が、ああいう形になって、よかったかなと思います。

 

 

Q:今日は早く2-0にできれば楽な試合でしたが、2点目が決まらなかったり、攻め込まれたり、全体としては苦しい試合に見えましたが?

 

A:後ろの選手に楽をさせるためにも、早く2点、3点をとらないといけないというのは思っていたんですけど、最後の質とか、強引さとかは多少あってもいいのかなと思いました。

 

 

Q:暑さはどうでしたか?

 

A:めちゃくちゃ暑かったです。喉カラッカラになりました。

 

 

Q:プレーに影響は? 暑さで動けなくなったとか。

 

A:そういうことではないですけど、相手も同じ条件なので、大丈夫です。

 

 

Q:チームとしてポジティブな要素が多くなっていると思いますが、次に向けてどうですか?

 

A:連勝というのは優勝のために必要になってくると思うので、まずは次勝って、「勝っても次、負けても次」とうまく気持ちを切り替えていけたらいいと思います。

 

 

Q:次のダービーというところでは仙台と初対戦になりますが、そのあたりはいかがですか?

 

A:サポーターの方もすごい熱が入る一戦というのは聞いているので、僕は熊本のときは九州ダービーとか、横浜FCのときは横浜F・マリノスとのダービーも経験したので、大事な一戦というのはすごく感じてはいるので、勝ってみんなと喜び合えたらと思います。

戦評

3連戦の3試合目となる今節、モンテディオ山形は5年ぶりのJ2を戦う鹿児島ユナイテッドFCをホームに迎えた。前半の序盤に先制すると終了間際に決定的な追加点を決めて2-0で勝利した。

 

スタメンは前節から5人を変更。後藤優介が約1ヶ月ぶりのスタメン復帰、小西雄大が今季リーグ戦初の先発入りとなった。また、両ウイングには坂本亘基とイサカゼイン、右サイドバックには熊本雄太が入った。

 

開始早々、鹿児島のハイプレスに捕まり、ビルドアップミスからヒヤリとする場面が連続したが、なんとか耐え凌いだ。立ち上がりは自陣でのプレーが続いた山形だったが11分、シンプルな攻撃から先制に成功する。安部崇士が前線へロングフィードを送るとイサカに通り、飛び出してきたGKの背後を突いてゴールに叩き込んだ。

 

先制して以降は、ボールサイドに人数をかけて守備を行う鹿児島に対し、サイドチェンジを多用して揺さぶる。また、ハイプレスからのショートカウンターも見せ、22分、坂本亘が高い位置でボール奪取してそのままシュートまで運ぶシーンを作った。31分には、南秀仁がパスカットした流れから、イサカが縦へ仕掛けてCKを得る。キッカー・後藤優のクロスに高橋潤哉が頭で合わせたが、僅かに枠を外れた。

 

その直後、外山凌が端戸仁とのワンツーからクロス、クリアしきれずに五領淳樹にシュートを許したが、山形のGK・後藤雅明の正面だった。

 

前半の終盤、山形はイサカのドリブル突破、鹿児島は五領のドリブル突破からそれぞれチャンスを作るも、フィニッシュには至らず。前半は山形が1点リードで折り返す。

 

後半開始前、山形は後藤優に代えて國分伸太郎を投入する。
後半、最初にチャンスを迎えたのは山形。49分、安部の浮き球のスルーパスを吉田泰授が受けた流れから、國分、坂本亘が立て続けにシュートを放つも、いずれも相手DFに阻まれる。その2分後、鹿児島にチャンス。安部のトラップが流れたところを五領が奪い、スルーパス。端戸が受けてシュートを放つも枠を外れた。55分、今度は山形にチャンス。西村慧祐の縦パスを國分がライン間で受け、左へ展開。坂本亘、高橋がシュートチャンスを迎えたが、坂本亘のシュートは相手DFのブロック、高橋のシュートはポストに阻まれた。

 

56分、山形は坂本亘に代えて氣田亮真を投入する。するとその直後、山形が大きな決定機を迎える。氣田のパスカットから高橋、國分と繋ぎ、ショートカウンター。國分が対峙する藤村慶太に倒されるがノーファウルでルーズボールとなると、氣田が素早く反応。エリア内で藤村に倒され、PKを獲得した。しかし、キッカー・氣田のシュートは鹿児島のGK・大野哲煥にストップされ、追加点とはならなかった。

 

鹿児島は長いパスを使って背後を取ろうと試みるが、山形が上手くラインコントロールをしてオフサイドを誘い、決定機を与えない。

 

69分、國分が相手のパスミスを奪い、そこから高橋、氣田と繋ぐ。氣田のマイナスの折り返しにフリーの高橋がダイレクトで合わせるも、枠を捉えられなかった。その3分後、山形は熊本に代えて山田拓巳を投入する。

 

終盤にさしかかると、最終ラインが下がって鹿児島に押し込まれる展開となる。76分、安部のクリアを野嶽寛也に拾われてミドルシュート。その3分後には、山口卓己のスルーパスがハーフスペースを突いたンドカ・チャールズへ渡ってクロス、受けた福田望久斗にシュートを許した。しかしGK・後藤雅の好セーブや人数をかけた守備で同点を許さない。

 

81分、山形は高橋と小西に代えて加藤千尋、髙江麗央を投入し交代カードを使い切る。
すると90分、その途中出場した2人が追加点に貢献する。加藤のサイドチェンジのパスを山田が受け、大外に張るイサカへ。イサカがアーリーで低いクロスを入れると、エリア内まで駆け上がった髙江がダイレクトで合わせてネットを揺らした。

 

アディショナルタイムに入って間もなく、相手に立て続けにミドルを狙われるが、最後まで集中を切らすことなく守り抜き、完封勝利を果たした。

 

次節は13日(土)、アウェーでベガルタ仙台との『みちのくダービー』を戦う。