[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 0 |
メンバー
スターティングメンバー
GK | 21 | 櫛引 政敏 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 城和 隼颯 | |
DF | 24 | 酒井 崇一 | |
DF | 29 | 田頭 亮太 |
66' |
DF | 50 | 菊地 健太 | |
MF | 5 | 川上 エドオジョン 智慧 |
86' |
MF | 6 | 天笠 泰輝 | |
MF | 7 | 和田 昌士 |
75' |
MF | 22 | 高橋 勇利也 | |
FW | 8 | 髙澤 優也 |
86' |
FW | 14 | 川本 梨誉 |
75' |
控えメンバー
GK | 42 | 石井 僚 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 大畑 隆也 |
86' |
DF | 36 | 中塩 大貴 |
66' |
MF | 11 | 杉本 竜士 |
75' |
MF | 33 | 細貝 萌 | |
FW | 23 | 平松 宗 |
75' |
FW | 40 | 佐川 洸介 |
86' |
監督
武藤 覚 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 吉田 泰授 | |
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 19 | 岡本 一真 | |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 18 | 南 秀仁 |
86' |
MF | 41 | 後藤 優介 |
72' |
FW | 10 | 氣田 亮真 |
77' |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
86' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
77' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 15 | 川井 歩 | |
MF | 14 | 坂本 亘基 |
77' |
MF | 20 | 松本 凪生 |
86' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
86' |
MF | 37 | 杉山 直宏 |
77' |
FW | 9 | 有田 稜 |
72' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 6 | 11 | FK | 7 | 5 | 2 |
3 | 6 | 9 | CK | 11 | 5 | 6 |
1 | 0 | 1 | PK | 0 | 0 | 0 |
3 | 1 | 4 | シュート | 15 | 3 | 12 |
0 | 2 | 2 | オフサイド | 1 | 0 | 1 |
試合環境
-
- 天候
- 曇のち雨
-
- 気温
- 21℃
-
- 湿度
- 72%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 2,995人
-
- 主審
- 福島 孝一郎
-
- 副審
- 田島 宏則、緒方 孝浩
-
- 第四の審判
- 金次 雄之介
監督コメント
■総括:
雨予報が昨晩から出ていた中、数多くのサポーターからここ群馬の地まで足を運んでいただきました。我々の選手の背中を強烈に押ししていただいたことに感謝申し上げます。それから中継の先からでも我々の選手たちに大きなエネルギーを届けてくれたであろうサポーターの皆さんありがとうございました。
残念ながら、みんなが望んでいるような結果、勝点というものはつかめなかったのは非常に残念ですし、悔しいです。
チャンスも意図的にたくさん作りましたし、ゲームの展開を考えれば、一つ二つスコアを動かして、しっかりと勝利に繋げなければいけなかったなと思っています。
もちろん相手のPK失敗というものもありましたけれども、そこはまたセットプレーの流れの中で、全体のエラーというよりは局面でのエラーだったと認識しています。そういったところも修正を加えなければいけないんですけれども、攻撃の部分で意図的に多くのチャンスを作ったというところ、あるいは2試合連続クリーンシートで終えられたというところ。そういったところはポジティブな面と捉えて次のゲームに進んでいければと思っています。
■質疑応答:
Q:群馬の守備に対してどのように崩す狙いを持っていましたか?
A:まずはそもそもプレスのところでどう来るのか、前節の我々と戦った熊本さんも同じ5バックだったんですけども、そこからスライドしてくるようなものが実際なかったのがこの間のゲーム、今回は前半に関して言うと少し左サイドのウイングバックの選手が前に来ていたと思います。それであれば瞬間的な4-4-2のような形で我々が取りたいスペースは逆に生み出してくれたと思います。
そこは何ら困ることはなく、しっかりと前進もできたし、最後のところもあわよくばというようなクロスも上げられましたし、我々の狙いというものは逆に言うとしっかりと出せたゲームだと思います。
サイドから突破してクロスを上げて、それを仕留めるというようなシーンというものは数多く作り出せたと思っています。
Q:前半ですが、後ろから長いボールで両サイドや背後でチャンスを作りました。そこは変えたところでしょうか。
A:いや別に、毎回言っていますけど、パス100本を回すのが目的とは思ってないですし、選手にもそういうことを伝えているつもりはないです。
開幕戦も長いボールでひっくり返して点を取っていますし、第2節の栃木戦も長いボールからセカンド拾って点を取っていますし、長いボールは駄目ですよなんて言ったこともないし、それを全く選手たちが選択してないと思ってないです。
ただ、40m50mのパスを通すよりは5mのパスを通した方がイージーだと思うので、より良い状態で相手の最終ラインの背後を取っていきましょうということは選手たちと共有しています。
今日に関して言うと、背後に蹴るのが得意な選手が最終ラインにいて、顔が上がったときにいいタイミングで飛び出す選手がいて、それをジャストで通せるというものを感じたのであれば、どんどん通してくださいということは選手にも伝えているので、選手たちはそれを表現してチャンスを作り出しただけだと思っています。
Q:ロングボールですが、前半の途中から多くなった印象を受けましたが、状況を見ながら選手が揺さぶっていった結果でしょうか。
A:サッカーって僕がコントローラーを持っているわけじゃないです。選手が瞬間瞬間に判断をして、これが最適だと思ったものをプレーしている。僕がコントローラーを持ってやったのであれば、今みたいなことの質問に対して、「いや途中からそうさせましたよ」って言えるけど、そんなことは全く考えてないし、そんなつまらないサッカーはないんですよ。
選手には、見たものを自分たちで判断してくださいと。ただ攻撃の優先順位やそれぞれのゲームでこういうふうに自分たちがボールを動かしていけばより前進しやすいだとか、先ほど申し上げたように5mのスルーパスを出しやすくなるというような状況環境を整えるトレーニングをしているつもりです。
それがおっしゃったように、前半の途中からそれを発揮したのであれば、もしかしたらその10分前から見えていたかもしれないけどそこを選ばなかっただけかもしれないし、その20分過ぎから彼らが見え出して実際使ったかもしれないし、それはぜひこの後選手に直接聞いてみてください。
僕から何か一つひとつ指示を出して、こうやれああやれなんてことは1ミリも考えてないし、そんなつまらないフットボールをするつもりもないです。
コントローラーは選手が持っています。僕はそれをより判断をよくやれるように、あるいはスピーディーに判断できるように、実際それを実行できるように、そしてそれを成功に繋げられるようにするだけなので。
選手たちの判断というものを尊重しているし、それによって生まれた結果というものは僕が全て責任を負うつもりでやっています。
だから負けの結果は僕が全て背負うし、勝ったものは選手やスタッフが素晴らしい仕事をしたからだし。そういうふうに僕はフットボールを捉えているつもりです。
Q:後半激しい雨が降って水が溜まって、状況が変わったと思います。やっている内容やプレーについては変更したことはありますか?
A:仮に水が溜まって、「どうしなきゃいけないね」というものはもしかしたら言うかもしれないですよね。でも、その指示を選手が待ちますかと。それだとしたら寂しいですよね、プロフットボーラーが。
ああいう状況で、彼らが何を選択したか「いやいや下で繋げるでしょ、まだボール動けるから」と。「むしろ途中からもっとスリッピーになっていいんじゃないの」と思ったのであればそれをきっと選択しただろうし、おそらく何か変えたものは見えなかったので、選手がそうしたんでしょう。
ただ大事なのは、ピッチに出ている11人の選手がそれを共有することなので、いくらでも変えてくださいと。ゲームプランというかそれぞれの状況を判断して実行することを、ボランチがハンドルを握って「もう少し長いボールを増やしてもいいんじゃない?」と言うかもしれないし、センターバックからそういうアナウンスがあるかもしれないし、別にそれはもう選手が感じて判断して動くのであれば、どうぞやってくださいと。ただ1人2人の判断じゃなくてそれを共有してくださいということは選手には伝えているので、その共有があったのであれば別に彼らがあのピッチ状況でも下で動かしていくというものを選択し続けた90分プラスアディショナルタイムだと思うので、それは別に何か間違いとか正解とかでもないし、起こった現象が全てだと思います。
選手コメント
No.1 後藤 雅明 選手
Q:試合の感想からお願いします。
A:勝ちたかった試合ですし、この勝点1を次につなげて、次はホームで勝ちたいです。
Q:あのPKのシーンはどんな狙いで防ごうとしましたか?
A:一番のピンチだったと思うので、思い切って跳んだというか、感じるままに跳びました。
Q:PKストップを含めて、チーム全体で守備の粘り強さが出てきているように感じますが、後藤選手はどう感じていますか?
A:チームとしてゼロで終えたというのは本当に自信になりますし、継続して、より細部にこだわって、次のゲームも全員でハードワークして、まずは守備はゼロで抑えられるように頑張りたいです。
Q:アウェイ2連戦は、最低限のイメージですか? それとも、今日は勝てたという思いですか?
A:今日は勝てた試合でした。自分たちのほうがチャンスは作れていたと思うんですけど、もしかしたら負けていたかもしれないゲームだし、次のホームゲームで、今日起きたことをつなげられるように、しっかり反省して、ホームで必ず勝ちたいなと思います。
選手コメント
No.10 氣田 亮真 選手
Q:試合の振り返りをお願いします。
A:後半、どんどんボールを持って攻め込んでいけたので、勝てるゲームだったかなと思います。
Q:いつも以上にやりやすそうに見えましたが、そういった感覚はありますか?
A:今まで試合を経験した中で、自分の立ち位置を微調整しながら、周りに少しずつ変化を加えて要求をした中で、自分としてはやりやすさは、今日の後半は特にありました。仕掛ける回数も多かったので、その部分は次につながるかなと思います。
Q:いつもより大外に張る回数が多かったと思いますが、吉田泰授選手との連係はどうでしたか?
A;間で受けてというのは自分も得意ですけど、最近のこのチームの状況で、自分がサイドに張って、仕掛けてという回数が、僕としても必要かなと思っていたので、その辺り変化を加えながら、泰授にも声をかけながら、彼もしっかりと対応してくれたので、外と中の使い分けはすごくよかったと思います。特に後半は次につながる内容だったかなと思います。
Q:チャンスは作れていたからこそ、あとは最後の質かなと思いますが、次節に向けて、あらためて意気込みをお願いします。
A:チャンスはありましたけど、最後に自分がシュートで振り切らないといけないと思うので、そこの強引さはもっと必要だと思いますし、ただ、結果は出なかったですけど手応えははっきりありました。
Q:今日はボールを受けるときに、ここまでくれば相手が付いてこないというのを見切っていたように感じましたが、どうでしたか?
A:前半は結構そこを探りながらという感じでしたけど、前半に感じたところを後半に表現できたと思うので、そこの駆け引きでも手応えはあったので、次につなげられるかなとは思います。
Q:前半、長いボールが多く入ってきましたが、そこでのプレーはどうでしたか?
A:自分がボールを持ったときはもちろんですけど、ああいう背後の動きというのは求められている部分でもありますし、決めるか、決めないかという、そこの部分だと思うので、次、決めたいです。
戦評
前節、6試合ぶりの白星を挙げたモンテディオ山形は今季2度目の連勝を目指し、ザスパ群馬の本拠地・正田醤油スタジアム群馬に乗り込んだ。相手の倍以上のシュート数を放つも、ゴールを奪うことは出来ず、6月最初のゲームはスコアレスドローに終わった。
最前線に高橋潤哉を先発起用、それ以外は前節からスタメンを変更せずに臨んだ試合は、開始早々、群馬に立て続けにCKを与えたが、危なげなく防ぐ。序盤は、群馬の出足の良い守備を前に、ビルドアップが不安定だった中で13分、イサカゼインの縦突破から1本目のCKを獲得すると、キッカー・小西雄大のクロスに後藤優介が飛び込んだが僅かに合わなかった。
その後は群馬のブロック守備をロングボールで崩そうと試みる。24分、小西のロングボールに氣田亮真が反応、上手くコントロール出来ればという場面を作った。直後には決定機、西村慧祐が左サイドへロングボールを供給。後藤優が上手く収め、ニアを狙ったシュートを放ったが、ポストに嫌われた。
その後は両サイドの突破からチャンスを作る。28分、イサカが縦突破からクロス、相手にクリアされたボールを南秀仁が拾ってシュート 。その3分後には、氣田が仕掛けから鋭いクロスを供給、フリーの後藤優に合えば決定機というシーンを作った。
前半の半ばから終盤にかけ、山形はボールを保持して相手を押し込み、再三チャンスを作ったが先制点を奪うことは出来ず、スコアレスで後半へと向かう。
後半、フォーメーションを変更した群馬に対し、山形は前半と変わらず押し込む展開を作る。48分、氣田が対峙する相手選手をかわしてクロスを入れるとイサカが反応しシュート。2分後には、氣田が中央突破からパス、受けた後藤優が反転してフィニッシュ。相手のブロックで獲得したCK、セカンドボールを古巣対決の岡本一真が拾い、強烈なミドルシュートを放ったが、同じく古巣対決の群馬GK・櫛引政敏に阻まれた。その後も、小西の縦パスや氣田のドリブル突破などからチャンスメイクをするが、相手の粘り強い守備に阻まれ、なかなか先制点を奪えない。
そんな展開の中で63分、群馬に決定機を与えてしまう。ロングスローのボールを髙澤優也がフリック、流れたボールをクリアしようとした高橋潤が、背後から来た高橋勇利也の足を蹴ってしまいPKの判定に。大きなピンチを迎えた山形だったが、キッカー・髙澤のPKは左ポスト直撃に終わった。
72分、山形は後藤優に代えて有田稜を投入。77分には、氣田とイサカの両ウイングを下げて坂本亘基と杉山直宏をピッチに送り込む。
終盤、山形はサイドからのクロス攻撃を増やし、その流れからセットプレーを度々獲得するも、決定機を作るまでには至らず。86分、群馬が2枚替えを行ったのと同時に、山形も2枚替え。高橋潤、南に代えて國分伸太郎、松本凪生を投入し交代カードを使い切る。
残り時間が減るにつれて雨脚がどんどん強まり、難しいコンディションでのプレーを強いられる状況下で、両チームともサイド攻撃を仕掛けるが、クロスの精度を欠いてフィニッシュに繋げることが出来ない。その中で試合終了間際、群馬に決定機。佐川洸介が逆サイドに展開し大畑隆也へ。大畑からのクロスをファーサイドでフリーの高橋勇に合わせられたが、西村が戻ってブロックした。直後のCKも凌ぎ試合は終了、2020年以来の群馬ホームでの白星とはならなかった。
通算成績が6勝3分9敗、勝点が21となった山形。次節は9日(日)、ホームで大分トリニータと対戦する。