[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 1 |
- 90+3分 高橋 潤哉
- 42分 堂鼻 起暉
- 56分 谷村 海那
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 吉田 泰授 |
73' |
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 19 | 岡本 一真 | |
MF | 7 | 髙江 麗央 | |
MF | 8 | 小西 雄大 | |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
58' |
FW | 14 | 坂本 亘基 |
58' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
73' |
FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
73' |
控えメンバー
GK | 23 | 藤嶋 栄介 | |
---|---|---|---|
DF | 15 | 川井 歩 |
73' |
MF | 10 | 氣田 亮真 |
58' |
MF | 20 | 松本 凪生 | |
MF | 24 | 横山 塁 |
73' |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
73' |
FW | 41 | 後藤 優介 |
58' |
監督
渡邉 晋 |
スターティングメンバー
GK | 21 | 立川 小太郎 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 石田 侑資 | |
DF | 22 | 生駒 仁 | |
DF | 27 | 堂鼻 起暉 | |
MF | 14 | 山口 大輝 | |
MF | 15 | 加瀬 直輝 |
61' |
MF | 24 | 山下 優人 | |
MF | 32 | 五十嵐 聖己 | |
FW | 10 | 有馬 幸太郎 |
88' |
FW | 17 | 谷村 海那 |
77' |
FW | 28 | 棚田 遼 |
61' |
控えメンバー
GK | 1 | 田中 謙吾 | |
---|---|---|---|
DF | 34 | 大森 理生 |
61' |
MF | 7 | 西川 潤 |
61' |
MF | 23 | 大迫 塁 | |
MF | 40 | 下田 栄祐 |
77' |
FW | 9 | 近藤 慶一 |
88' |
FW | 18 | 白輪地 敬大 |
監督
田村 雄三 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
7 | 4 | 11 | FK | 8 | 2 | 6 |
6 | 2 | 8 | CK | 9 | 7 | 2 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
10 | 4 | 14 | シュート | 10 | 4 | 6 |
1 | 1 | 2 | オフサイド | 2 | 0 | 2 |
試合環境
-
- 天候
- 雨のち曇
-
- 気温
- 25.2℃
-
- 湿度
- 71%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 9,670人
-
- 主審
- 俵 元希
-
- 副審
- 川崎 秋仁、松本 康之
-
- 第四の審判
- 塚田 智宏
監督コメント
■総括:
J2は中断期間に入る前の最後のゲームでした。大勢のサポーターに今日もNDソフトスタジアム山形に集まっていただいたことに心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。そしていつも中継の先から我々の選手たちにパワーを送っていただいている皆さん、本当にありがとうございました。
天皇杯を含めると公式戦の連敗は是が非でも避けたい。リーグ戦に関して言えば、連勝が続いていたので、連勝を伸ばしていきたい。そのような思いを持って今日選手たちもピッチに飛び出していきましたけれども、残念ながら願ったような結果にならず、非常に悔しく残念に思っています。
ここまで数多くの負けがありました。負けた原因というのは必ずあるので、そこはしっかりと精査して改善できるように、中断期間トレーニングに励んでいきたいと思っています。
でも、何か大きくやっている中身を変えるつもりはないですし、そこを研ぎ澄ます中で、よりゴールを奪っていく作業をしなければいけない。
あるいは、今日は久しぶりに、リーグ戦に関して言えば複数失点がありましたけれども、やはり際の部分でしっかりとしのぎ切らなければいけない。そういうものを当たり前にして、より多くの勝利に繋げられるように、またこれから精進していきたいと思います。
■質疑応答:
Q:前半、いわきさんが4バックのような形でした。事前に準備してきたことと違ったと思いますが、攻めにくさはあったのでしょうか。
A:前半の序盤立ち上がりは4バックで4-1-4-1みたいなオーガナイズできていたと思います。
ただ、我々が何か大きく困ったというものはなかったです。それはなぜかというと、恐らくいわきさんはもっと前で引っ掛けてショートカウンターを狙いたいんだろうけれども、その矢印は間違いなく外せていました。なので、いわきさんが途中から4-4-2にしましたよね、それは相手が困っているからきっとそうしたわけであって、我々は序盤そこで困らされたことは特になかったですし、いわきさんが4-4-2になったとしてもしっかりと選手たちは空いているスペースと、フリーマンを探して前進をできていた、あるいは試みていたと思います。
残念だったのはファーストプレスを外した先のパスがひとつずれていたものが今日は散見されたかなと。
リーグ戦の前節栃木戦では、それを外せた後にしっかりとウイングを走らせて、クロスまで行ったシーンがたくさんあったと思うんですけれども、今日に関して言うと、そこから次へ展開するパス、一つの横パスや逆サイドに展開するパス、一つ前を破るパス、そういうもののミスが今日は多かったかなと思っています。なので、前半はシュートも少なかったです。そこはもしかしたら我々が改善していかなければいけない部分かもしれません。
だからといって、サッカーは90分でやるスポーツなので、前半いわきさんにチャンスがあったかと言ったら、結局セットプレーだけなんですよね。
そこでずっと押し込まれている時間が長かったり、セットプレーの数が多かったりというはありましたけれども、だとすればそこをしっかりとゼロで凌ぎ切って、後半また我々がいい状態で出ていくことが望ましかったかなと思います。
Q:約3週間中断期間に入ります。どういった期間にしていきたいですか?
A:冒頭申し上げたように、これだけ負けたのはしっかりとした原因や理由があるはずなので、それをしっかりと精査してトレーニングに落とし込んでいきたいと思います。
それは我々スタッフが考えて落とし込む準備をしていくこと。あとは選手にも言いましたけど、「やっているプレイヤーの中でも原因に気づいていたり感じていたりするものがあれば、選手同士で共有することも必要じゃないの?それを話し合ってもいい」そういった投げかけはしました。
でも、まずはここまでしっかり走り抜けて来た選手たちなので、束の間のブレイクでしっかりと心身ともにリフレッシュして、いい状態でまた中断期間のトレーニングに励んでくれればと思います。
濡れたままのスポンジだとやっぱり吸収するものが少なくなってしまうので、休み期間をサッカーに対して何かを飢えてくれるような時間にしてほしいです。それで乾いたスポンジになって、より多くのものを吸収しようとするような状態になってくれれば、我々スタッフが考えたものも、また選手たちが粋に感じて吸収してくれるのかなと思います。
それをまずトライしてから、今度は勝ちに繋げられるようなチームにするための時間にしたいと思います。
選手コメント
No.36 高橋 潤哉 選手
Q:試合の感想からお願いします。
A:本当に見たとおりというか、先に失点してしまって、ただチャンスはあったので、攻撃の選手としては、なんとか勝点を取れたチャンスはあるなと思ったんですけど、すごく悔しい敗戦になりました。
Q:後半、交代で入る際にはどのような指示がありましたか?
A:シンプルに、まず絶対2点はとらないといけないと思ったので、まずひとつ取ろうと。それを取れば絶対にチャンスはあると思ったので、とにかくひとつのゴールにフォーカスして入りました。
Q:得点もありましたが、どんなゴールでしたか?
A:(氣田)亮真が1対1で仕掛けていたので、亮真の状況と特徴を見たときに、あそこにすごいいいボールを出してくれたと思ったので、ほぼほぼ亮真のゴールかなと思います。
Q:率直にゴールを決めてどんな気持ちでしたか?
A:自分が決めてチームが勝つというのが何よりストライカーとしては喜びなので、勝たせられなかったという悔しさのほうが強いです。ただ、より多くのゴールをもっともっと取っていくのが自分の仕事だと思うので、中断明けからまたやっていきたいと思います。
Q:この試合で、どういう部分が難しかったと感じますか?
A:前半を見てる感じだったら、前半の最初から押し込まれる時間があったと思うので、それをチームとして我慢できるようにならないと、より先に進んでいくのはもっともっと厳しくなってくると思います。点を取られた中で、連続して失点しないというのも、その次の段階として、もしかしたら結果論になるかもしれないんですけど、勝つチームはそこでズルズルいかないと思います。なので、自分たちはもう1回切り替えて、学んでやっていくしかないと思うので、それもみんな感じていると思うし、とにかく最後、結果というのが一番大事だと思うので、そこに向かって、また次に勝つために準備していきたいなと思います。
Q:ディサロ選手の加入によって、フォワードのポジション争いは加熱すると思いますが、その中でどのように戦っていきたいとか考えていますか?
A:まずやっぱり、もちろん競争はありますし、ただ自分個人の思いで言ったら、いろんなものを吸収できるチャンスだし、そのうえでプレースタイルというのは(藤本)佳希くんもそうだし、僕は違うと思っているので、自分が与えられたチャンスで自分にしか出せないものや特長をまずチームのために出す。そのうえで、結果を出すというのが全員重要だと思うので、とにかく周りがどうこうというのよりは、自分がチャンスをもらったときに、自分の仕事を全うできるように、そこにとにかく集中してやっていきたいなと思います。
選手コメント
No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手
Q:試合の感想からお願いします。
A:僕が点取れなくて負けたので、責任感じていますし、僕が点を取って勝たせるために来たので、僕のせいかなと思います。
Q:チームとしての課題はどのように感じましたか?
A:相手がマンツーマンで来ていて、攻めあぐねているときの攻撃のパターンというのが、もうちょいあればいいなとは思いましたし、ウインガーとか中盤の個人任せの部分が今日は目立ったので、そういう部分で3人目の動きやポジション変えて連動する動きをもうちょい増やしていければ、より多彩な攻撃ができて、相手を困らせることができたのかなと思います。
Q:最初の試合として、連係部分での手応えはどうでしたか?
A:もちろん、これからもっと向上していけるのは間違いないんですけど、自分の得意なプレーと、出し手のほうの得意なプレーをもうちょっと合わせていかないといけない部分というのはあるので、そういう部分をこの中断期間で詰めていきたいと思います。
Q:勝ち負けは別にして、2年ぶりのこのスタジアムでプレーをしてみての感想はどうでしたか?
A:負けているにも関わらず、最後までゴール裏で飛び跳ねてくれたサポーターの方々に本当に申し訳ないなと思いますし、そういう方々に常に笑顔で帰ってもらうために、僕たちはもっと、よりパワーを出していかないといけないと思いますし、チーム一丸となってやっていかないといけないなと、本当に改めて思わせてくれたので、あのサポーターの悔しい顔というのは忘れず、また励んでいきたいなと思います。
Q:今日はディサロ選手のチャントもありましたが、聴いてみてどうでしたか?
A:本当に心震えましたし、だからこそ、点を取って勝たせてあげたかったなと思います。
Q:中断期間以降に向けての意気込みをお願いします。
A:詰めていかないといけないところというのはまだまだあるし、いいところもいっぱいあったと思います。それを勝ちにつなげられなかったのは申し訳ないです。いつまでも引きずるわけにもいかないので、次に向けてチーム全員でまた作っていきたいと思います。
戦評
ホーム3連戦のラスト、8位・いわきFCとの東北勢対決を迎えた11位・モンテディオ山形は、セットプレーでの2失点が響いて1-2で敗れ、今季リーグ戦初の3連勝を逃した。
スタメンは先週末のリーグ戦から最前線を変更、約2年ぶりに山形へ復帰したディサロ燦シルヴァーノが入った。また、左ウイングで先発の坂本亘基が今節の出場で、Jリーグ通算100試合出場を達成した。
小雨が降る中、9,670人の観客が詰めかけた一戦は立ち上がり、いわきにセカンドボールをことごとく拾われ、再三セットプレーを与えて押し込まれる展開となる。14分には、ハイプレスに捕まってショートカウンターを受け、山下優人にシュートを許したが西村慧祐がブロックに入った。その直後、ロングスローの流れから石田侑資に鋭いクロスを入れられたが、山形GK・後藤雅明が弾いてピンチを脱した。
山形のファーストシュートは21分。いわき陣内でボールを奪い返し、イサカゼインのマイナスの折り返しを髙江麗央がダイレクトで狙ったが枠外。その3分後には、左サイドでパスを回し、最後は坂本亘からリターンを受けた吉田泰授がチーム2本目のシュートを放った。
前半の半ばに入り、徐々にボールを保持できるようになるが、いわきのコンパクトな守備ブロックをなかなか崩せず、前線へいい形でボールを供給することが出来ない。その中で37分、岡本一真が前向きにインターセプトしてカウンターの局面を作り、イサカのクロスが相手に当たってスローイン。直後にCKを得るもゴールには繋げられず。
0-0で迎えた42分、いわきがロングスローから先制する。五十嵐聖己のスローインを、この夏加入したばかり、今節がいわきデビュー戦となるセンターバック・堂鼻起暉が頭で合わせてネットを揺らした。
先制を許した山形は、前半のラストプレーに左サイドの連携から坂本亘がクロス、受けた國分が落として最後は髙江がシュートを狙ったが、枠を捉えられなかった。
後半、最初にチャンスを迎えたのは山形。49分、安部崇士のサイドチェンジをイサカが収めてクロス、國分伸太郎がフリーでフィニッシュ。ここは左に外れたが、いい入りを見せる。
しかし56分、再びセットプレーから失点を喫する。山形の左サイドでいわきにFKを与えると、キッカー・山下のクロスを山口大輝が頭で折り返し。イサカが一度跳ね返したが、こぼれを谷村海那に拾われ、切り返しから強烈なシュートを決められた。
2点ビハインドとなった山形は、失点直後に2枚替え。坂本亘、國分に代えて氣田亮真、後藤優介を投入する。
交代で流れを変えたい山形だったが、追加点を挙げて勢いづく相手に押される展開が続き、劣勢となる。苦しい状況下で69分、イサカの強引な突破からCKを得ると、キッカー・小西雄大のクロスを安部が頭で合わせたが、いわきGK・立川小太郎の正面だった。
73分、山形はディサロ、吉田、イサカを下げて高橋潤哉、川井歩、横山塁をピッチに送り込み、ここで交代枠を全て使い切る。その直後、髙江のサイドチェンジを受けた横山が、インナーラップした岡本へ頭でパス、岡本のクロスに高橋が反応と、途中出場の選手が早速、チャンスに絡んだ。
下がらずに守備をし続けるいわきに苦戦を強いられていた山形は終盤、猛攻を仕掛ける。81分、左に流れた後藤優がサイドチェンジ、ボールを受けた横山がカットインからシュートも枠外。85分には、直前のセットプレーで攻め残っていた西村からのパスを横山が受けて再びフィニッシュも、右ポストに直撃。更に88分、氣田の仕掛けでCKを獲得、キッカー・小西のクロスを安部が頭で合わせたが、相手に当たって枠の上へ逸れた。
アディショナルタイムに入り、全員が自陣に引いて守るいわきに対し、山形は90分+3、安部から長いグラウンダーパスを受けた氣田が縦に仕掛けてクロス、高橋が頭で合わせてネットを揺らし、1点差に詰め寄る。
試合終了間際、山形は氣田のカットインシュートからCKを獲得し、GK・後藤雅も攻撃参加して同点を目指したが、クロスは跳ね返されて試合終了の笛が鳴り響いた。勝てば1ケタ順位浮上の可能性があった一戦で痛い黒星を喫した。
山形の通算成績は8勝5分11敗、勝点は変わらず29、順位は2つ下がって13位となった。
ここから中断期間に入り、次節は来月3日(土)、アウェイでファジアーノ岡山と対戦する。