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愛媛FC
愛媛FC
1
[ 試合終了 ]
1 前半 1
0 後半 2
3
  • 27分 茂木 駿佑
  • 24分 國分 伸太郎
  • 61分 ディサロ 燦シルヴァーノ
  • 83分 高橋 潤哉
AWAY
モンテディオ山形
モンテディオ山形

メンバー

愛媛FC

スターティングメンバー

GK 36 辻 周吾
DF 19 尾崎 優成

89'

DF 33 小川 大空
DF 37 森下 怜哉
MF 2 今野 息吹
MF 8 深澤 佑太
MF 13 窪田 稜

83'

MF 17 茂木 駿佑

89'

MF 22 石渡 ネルソン

64'

MF 25 石浦 大雅

83'

FW 10 松田 力

64'

控えメンバー

GK 1 徳重 健太
DF 21 パク ゴヌ

83'

MF 6 谷岡 昌

89'

MF 7 曽根田 穣

83'

MF 14 谷本 駿介

64'

MF 38 浦 十藏

89'

FW 40 曽田 一騎

64'

監督

石丸 清隆
モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 6 山田 拓巳

90'

DF 15 川井 歩
MF 7 髙江 麗央
MF 8 小西 雄大

90'

MF 88 土居 聖真

70'

FW 25 國分 伸太郎

76'

FW 42 イサカ ゼイン

90'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

76'

控えメンバー

GK 23 藤嶋 栄介
DF 40 坂本 稀吏也

90'

MF 14 坂本 亘基

76'

MF 20 松本 凪生

90'

MF 24 横山 塁

90'

FW 36 高橋 潤哉

70'

FW 41 後藤 優介

76'

監督

渡邉 晋

スタッツ

90 45 total   total 45 90
3 7 10 FK 11 5 6
0 2 2 CK 2 0 2
0 0 0 PK 0 0 0
5 3 8 シュート 15 1 14
0 1 1 オフサイド 2 2 0

試合環境

  • 天候
  • 気温
    29.4℃
  • 湿度
    67%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    7,873人
  • 主審
    榎本 一慶
  • 副審
    竹田 明弘、大矢 充
  • 第四の審判
    阿部 将茂

監督コメント

総括:
お疲れ様でした。山形から愛媛までかなり遠い道のりですけれども、その中でも200人を超えるサポーターにこのスタジアムに集まっていただきました。本当にありがとうございます。それから、ここに来られなかった方々も中継の先から我々の勝利を信じて思いと念を送り続けてくれたと思います。本当に皆さんに支えられた勝利だったと思います。ありがとうございます。
中断明け、勝ちを重ねている中で、その勝ちは割と内容がしっかり伴ったゲームが多かったと僕自身は分析しています。ただ今日に関して言うと、愛媛さんの攻守の狙いの中で我々がうまく前進できなかったところがすごく多かった90分プラスアディショナルタイムだったと思います。
ただそれでも結果的には複数得点で、もちろんクリーンシートが望ましかったんですけれども、このアウェイの厳しい地でしっかり勝ち切ったということは選手たちを本当に讃えたいと思います。
したたかに戦った、賢く戦った、その中でしっかりファイトした、クオリティを見せた。こういうゲームをものにすることで、また我々は逞しくなっていけると思いますので、そういう意味では我々にとっても非常に大きな勝利だったと思います。
ただ、しっかりやれたこととやれなかったことは反省・精査して、次のゲームにまた、もっともっと内容もしっかり伴った中で勝ち切れるように良い準備をしていきたいと思います。

 

■質疑応答:
Q:今日前半はちょっと膠着したというか、少し堅いゲームだったかなという感じがしましたが、その中からでも髙江選手からのいいスルーパスが2つ入って2点を決めました。焦れずにやって愛媛のほころびを突いた印象がありますがいかがですか?

 

A:おっしゃったように、今日ミーティングでも焦れないことというものはワードとして出しましたし、そういうような映像も見せました。愛媛さんはボールを動かすのも上手ですし、そこに対して我々が躍起になって取りに行ったらきっと足も奪われる。この暑さもありますから。そういったところは本当に選手が賢くしたたかにやったと思います。
もちろん、もっともっと前からボールを取れればよかったです。前半に関して言えばボール支配率やシュート数を上回られましたねと先ほど(DAZNの)インタビューの方にも言われたんですけど、別にそこで勝負しているわけではないので。
もちろん1失点のところは反省しなければいけないですけども、あそこも基本的には我々のハイプレスの良いオーガナイズがあって、最後取りきれなかっただけでした。
「だけ」と言ったらいけないんですけど、自分たちの過失から生まれた失点だったと思います。そういう意味で言うと、守備で我慢強く粘り強く焦れずにやったからこそ、最後自分たちにいろいろなご褒美が来たんだと感じています。

選手コメント

No.7 髙江 麗央 選手

No.7 髙江 麗央 選手

Q:試合をふり返って、どうでしたか?

 

A:相手の攻撃もそうですし、守備の部分でも苦しめられた部分が多かったんですけど、そのなかでも自分たちから焦れたりせずに、自分たちのやりたいことを一人ひとりが意識してやれたので、こういう結果になったと思います。

 

 

Q:先制点の場面はいいスルーパスが入って、完全に抜け出す形になりましたが、あの場面をふり返ってください。

 

A:パスを受けた時点で後ろからプレッシャーがかかっているのは分かっていましたし、前に運ぼうという意識でボールを受けたので、そのタイミングでうまくシンくん(國分伸太郎)が走ってくれました。そんな難しいパスでもなかったので、よかったなと思いました。

 

 

Q:後半はリスタートからテンポよく前に進めて、またアシストが付きました。あの場面はどうでしたか?

 

A:最初リスタートするときにニシくん(西村慧祐)と目が合って、来るなというのがわかっていましたし、周りの状況も確認できていたので、うまく前に運べたなというところと、レレくん(ディサロ燦シルヴァーノ)のいい動き出しからパスコースが見えたので、そこは流すだけでした。うまく決めてもらってよかったです。

 

 

Q:3点取っての勝利でしたが、その一方で少し苦しんだ部分もチームとしてはあったのかなと思います。そういった部分も含めて、今後に向けた修正などはどうでしょうか。

 

A:素晴らしい試合だったと思いますけど、自分たちはまだまだ上に行くつもりなので、改善する部分は多くあると思います。そこは真摯に受け止めて、いいところと悪いところ、伸ばすところと改善するところをしっかりチームとしてやっていきたいなと思います。

選手コメント

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

Q:試合のふり返りをお願いします。

 

A:前半は愛媛のプレッシャーに苦しめられたことで、自分たちがやりたいようにボールをなかなか前に運べなかったです。守備に関しては、自分たちの2トップの周りに人数を増やして、そこから剥がしてこようとしていたので、あまり無理に前から取りにいくというよりは、構えてブロック作って進入させないようにできたと思います。前半から相手がパワーを使ってきたなかで耐える時間が長かったですけど、後半はうまくボールを前に運べましたし、相手が疲れてきたところで効果的にスペースを使えて、2点目、3点目が取れたのはよかったかなと思います。

 

 

Q:前半は手数が少なかった部分はあったと思いますが、そのなかでもサイドからの崩しやスルーパスで質の高さというところは見せたかなという印象ですが。

 

A:相手のディフェンダーが前に強く来るという分析があったので、ユニットでも、ひとりでも、剥がす動きで抜け出せればキーパーと1対1が作れる状況というのはありました。その状況を前半にたくさんは作れなかったですけど、数少ないその状況の中でシンくん(國分伸太郎)が1点取ってくれたのはデカかったですし、後半、よりユニットでそういうシーンも作れたので、結果的によかったと思います。

 

 

Q:決勝点になった自身の得点はどうですか?

 

A:リスタートでニシ(西村慧祐)が素早く始めて、(イサカ)ゼイン、(土居)聖真くん、(髙江)麗央、そのへんがトントントンとつないでくれて、自分はいい状態で背後へ抜け出せました。右サイドのほうにもひとり走ってくれていましたし、聖真くんがうまくスペースを作りながらワンタッチの質の高さでゴール前に迫れて、麗央がやさしいスルーパスをくれて、キーパーが出てきているのが見えたので、止めて蹴るというよりは、ワンタッチでアウトサイドで流し込めれば、相手の頭にアウトサイドシュートはたぶんないなと思ったので、結果的にうまく流し込めたのはよかったです。

 

 

Q:チームはこれで3連勝、内容面では反省する部分があるにしても、ポジティブな面もあったと思います。どう見ていますか?

 

A:自分たちは勝ち続けるしかない立場ですし、今日ぐらいは勝利に浸ってもいいですけど、明日からは次の準備に向けてやっていきたいですし、また来週もアウェイなので、作る時間はそんなにないですけど、出ていたメンバーだけじゃなくて、今日、山形に残っているメンバーのおかげでこういうチーム作りができているので、また戻って彼らと一緒に作り上げて、勝利に向かってやっていきたいです。

戦評

前々節、前節と3得点以上を挙げ、攻撃陣が好調の9位・モンテディオ山形は、15位・愛媛FCとアウェイで対戦。30°Cに迫る蒸し暑いコンディションの中、3-1で勝利し今季2度目の3連勝を飾った。

 

3試合続けて同じ先発メンバーで臨んだ山形。序盤は、愛媛にルーズボールを多く回収されてボール保持を許す展開となり、石浦大雅のクロスや窪田稜の突破からピンチを迎えたが、守備陣が落ち着いて対応した。

 

中央を締めた愛媛の守備に手を焼き、なかなかチャンスを作れずにいた山形だったが24分、ファーストシュートを先制点に結びつける。左サイドでパスを繋ぎ、髙江麗央が狭いコースを見つけてスルーパス。受けた國分伸太郎がシュートを放ち、ネットを揺らした。

 

しかし飲水タイム後の27分、試合を振り出しに戻される。愛媛GK・辻周吾のロングボールを右サイドで収めた茂木駿佑にドリブル突破を許し、そのままゴール前まで運ばれてシュートを決められた。

 

同点に追いつかれた山形は32分、川井歩のロングスローがそのままゴールに吸い込まれる珍しい場面があったが、ここはファウルの判定で得点はならず。それ以降、相手のハイプレスに捕まって攻撃の形を作ることができず、前半45分間で放ったシュートは先制点となった國分のシュート1本にとどまった。

 

後半に入ると山形は、再三のセットプレーで相手を押し込む。50分、川井のロングスローからゴール前が混戦となり小西雄大、土居聖真が立て続けにシュートを狙ったが、いずれも相手の身体を張った守備に阻まれる。直後に得たCKでは、セカンドボールを拾った流れから髙江が狙い澄ましたシュートを放ったが、辻に弾かれた。

 

前半とは打って変わって山形のペースで進み、60分に、川井のアーリークロスをディサロ燦シルヴァーノが頭で合わせる。ここは辻に弾かれたが、その直後、山形が勝ち越しに成功する。自陣低い位置でFKを得ると西村慧祐が素早くリスタート。ワンタッチパスを駆使して中央を前進すると、最後は髙江からのスルーパスに、裏に抜け出したディサロがワンタッチでシュートを流し込んだ。

 

再び山形のリードとなった直後、松田力が脳震盪の疑いで交代した。愛媛に脳震盪による追加の交代枠が認められたことにより、交代は山形側も6人まで認められることになった。

 

ビハインドの状況でアクシデントに見舞われた愛媛は68分、石浦のクロスを窪田が収めて、マイナスに運んで低い弾道のシュートを放つも、山形GK・後藤雅明が好セーブ。69分には、クロスのクリアボールを石浦が拾いシュートを狙ったが枠を外れた。

 

飲水タイムが明けたのと同時に山形は、土居に代えて高橋潤哉を投入する。

 

山形は疲労からかパスミスが相次ぎ、愛媛に度々カウンターを許すが、最終ラインが素早く下がって対応し、決定機を与えない。

 

76分、山形は得点を挙げた國分とディサロを下げ、坂本亘基と後藤優介をピッチに送り出す。

交代を機に再度山形が息を吹き返し、徐々に押し返す。79分、坂本亘のマイナスの折り返しを、高橋が反応しダイレクトシュート。GKが弾いたこぼれ球を再び高橋がダイレクトで打ち返したが、枠の左に外れていった。82分には、川井のアーリークロスを後藤優が収め、右足で強烈な反転シュートを放ったが、ここは辻に正面で弾かれた。

 

すると83分、後藤雅が出したロングボールは相手に渡るが、トラップ際を坂本亘がすかさず奪ってショートカウンター。最後は後藤優からパスを受けた高橋がゴール右隅にシュートを決め、大きな追加点を挙げた。

 

3点目を奪ってから3分後、イサカゼインのクロスがファーサイドでフリーの高橋に繋がり、決定機を迎えたが、シュートは枠の上へ逸れてダメ押し点とはならなかった。

 

90分、山形はイサカに代えて横山塁、小西に代えて松本凪生、そして足を攣った山田拓巳に代えて坂本稀史也を投入し、交代カードを使い切る。松本はJ2通算100試合出場を達成した。

 

8分設定のアディショナルタイムに入ると愛媛の攻勢を受け、90分+3、曽田一騎の落としを受けた曽根田穣にシュートを許すも左ポストを直撃。その4分後には、スルーパスを受けた浦十藏にグラウンダーのクロスを入れられたが、愛媛の選手には繋がらなかった。

 

山形も90分+4、坂本亘が相手のビルドアップのボールを奪い、引き取った後藤優が無人のゴールにミドルシュートを放つ決定機を迎えた。これは枠外となったが、試合はこのまま終了、山形は愛媛戦7連勝となった。

 

山形の通算成績は14勝6分12敗、勝ち点は48となり、次節もアウェイでヴァンフォーレ甲府と対戦する。