
[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 0 |
- 44分 ディサロ 燦シルヴァーノ
メンバー
スターティングメンバー
GK | 1 | 早坂 勇希 | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 石田 侑資 | |
DF | 37 | 山内 琳太郎 | |
MF | 6 | 坂岸 寛大 | |
MF | 7 | 石渡 ネルソン |
75' |
MF | 13 | 村上 陽斗 |
65' |
MF | 14 | 山口 大輝 | |
MF | 19 | 大西 悠介 |
85' |
MF | 24 | 山下 優人 |
65' |
MF | 32 | 五十嵐 聖己 | |
FW | 10 | 谷村 海那 |
控えメンバー
GK | 21 | 松本 崚汰 | |
---|---|---|---|
DF | 17 | 山田 裕翔 | |
MF | 8 | 柴田 壮介 |
75' |
MF | 15 | 加瀬 直輝 |
65' |
MF | 20 | 加藤 悠馬 | |
MF | 25 | 鵜木 郁哉 | |
MF | 30 | 木吹 翔太 | |
FW | 16 | 加藤 大晟 |
85' |
FW | 38 | 熊田 直紀 |
65' |
監督
田村 雄三 |
スターティングメンバー
GK | 31 | 寺門 陸 | |
---|---|---|---|
DF | 4 | 西村 慧祐 | |
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 13 | 野嶽 寛也 |
88' |
DF | 15 | 川井 歩 | |
MF | 7 | 髙江 麗央 | |
MF | 21 | 田中 渉 | |
MF | 88 | 土居 聖真 |
78' |
FW | 25 | 國分 伸太郎 |
88' |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
65' |
FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
65' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | 熊本 雄太 |
88' |
DF | 6 | 山田 拓巳 |
88' |
MF | 10 | 氣田 亮真 |
65' |
MF | 14 | 坂本 亘基 | |
MF | 17 | 加藤 千尋 | |
FW | 9 | 高橋 潤哉 | |
FW | 11 | 藤本 佳希 |
65' |
FW | 55 | 堀金 峻明 |
78' |
監督
渡邉 晋 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 0 | 5 | FK | 12 | 6 | 6 |
5 | 4 | 9 | CK | 4 | 1 | 3 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
4 | 7 | 11 | シュート | 6 | 3 | 3 |
0 | 0 | 0 | オフサイド | 1 | 1 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 15.5℃
-
- 湿度
- 68%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 4,663人
-
- 主審
- 小屋 幸栄
-
- 副審
- 篠藤 巧、宮原 一也
-
- 第四の審判
- 田邉 裕樹
監督コメント
発券ベースだと1000人以上ですか。アウェイの席が売れているということでしたが、見た目ではもっともっとサポーターの方が来てくれたと思います。すごい力になりました。ホームのような空気を選手がアップで登場するときから作っていただいたこと、本当に感謝申し上げます。
彼らのエネルギーが間違いなく選手に乗り移って、最後タフな時間が続きましたけれども、足を止めることなく動けたのは彼らのパワーのおかげだと思っています。ありがとうございました。それから中継の先でもいつもいつも我々の勝利を信じてパワーを送り続けていただけるサポーターの皆さん、本当にありがとうございます。
リーグ戦でずっと引き分けが続いていて、勝ちきらなければいけないというところを口酸っぱく言い続けていたここ2,3週でした。
そういうものが、今日のゲームでは最後、選手の意思、意欲がしっかりとエネルギーに変わって、最後は遮二無二、勝利をつかみ取りに行く姿が見られたのはすごく良かったです。
内容に関して言えば、もっともっとやらなければいけない、あるいはやりたいことがたくさんありました。今の我々の状況を考えると、別にそれをほったらかしにするつもりはありませんが、しっかりと勝利というものと、内容の課題と向き合うというところの両輪を回していけるようにすることが大切だったので、今日の勝利をきっかけに、勝つ中で自分たちの中身というものもしっかりと突き詰めて、またしっかりといい準備をしていきたいと思います。
--今日のいわき戦に向けて前進するために準備してきたものと発揮できたものでどのような差があったのか聞かせてください。
まず、そもそもいわきさんが我々に対してどういうプレスをかけてくるかというところですね。我々が想定していたものとシステムが違いました。
そこからどうやって出てくるといったところの我々の分析も違っていました。
なので、選手にはもっとマンツーマン気味に人が来るからそれを外す準備をしましょうといったところで思っていたんですけど、割と我々の最終ラインとキーパーのジモンも含めて、時間があるようなのことが多かったです。
前の選手たちはマンツーマンでつかれているから、「こうやって動かなきゃ」みたいなイメージと、後方のビルドアップ部隊からすると、「いやいやそこ別に動かなくていいんだけど」みたいな乖離や齟齬のようなものがきっとあったと思います。
それをハーフタイムで選手に伝えて修正をしたつもりなんですけども、なかなかそこからもうまく前進することができなかったかなと思います。
明確な出口は見つけていて、そこに持っていければ全部ひっくり返せたので、もっともっとチャンスシーンが本来は作りたかったです。
それができなかったのは今日の反省課題かなと感じています。
--自陣のゴール前で奪われてはいけないところで奪われるシーンが何度かありましたが、ああいった現象が置きてしまったことについてどう感じているか聞かせてください。
いや別に逃げないですよ。プレスがあるなら蹴った方がきっと楽でしょう。ただ、プレスが来ているものに対して外せれば、我々にはチャンスがある。
キーパーにプレッシャーが行くということは、フィールドの他の10人に必ずフリーマンが生まれますから、それを利用して我々は前進したいです。
ただし、そこに躍起になって、言ったら鳥かごみたいなことをやるつもりはないので、なぜそれをやりますかっていうところを、もう一回選手たちとは共有したいと思います。前進するためです。点を取るためです。
そういうものの意識が今はちょっと薄れているので、そこをもう一回取り戻そうぜという作業をしてきました。
ただ、そのシーンが前回のルヴァンカップも多くありました。そこから我々がこの中2日で何ができたかというと、そんなに多くのことはできなかったです。それでも、なんとなく選手の中では「いやこれもっと前に行けたよね」とか、捕まったところを外していければ、きっと広大なスペースがあって前進していけたと思うので、そこの判断、あるいは技術、そこはしっかりと振り返りたいなと思います。
1個パッと思い浮かんだのは、(髙江)麗央がちょっとコントロールミスをして囲まれて失ったところは相手が麗央のところに2人来てたんですよね。だとしたら、違う判断で逃げる必要があったかなと感じています。ただ、それもちょっと映像を見て、もう一回振り返ってみたいと思いますけれども。
でも、来ているものを外す、来ている人の背中を取っていくということは、我々がやっていることなので、前進するためにその作業があるよといったところはもう一回みんなと共有しながら、前に進んでいきたいと思います。
--今日はイサカゼイン選手が先発でしたが、ルヴァンカップでも90分出場して、中2日でまた先発になりました。どういった狙いがあったのでしょうか。
まずは今日、風が強いという予報があったので、そうなると我々が風下をもし選択せざるを得なくなったとき、一つ長いボールで逃げる場所を作りたかったです。
そう考えると、最前線でそういう選手を置くのか、あるいはワイドに置くのかといった考えで相当悩みました。
本当に、今朝、ホテルのミーティングの数十分前にようやく決断をして、外れた亮真とゼインには個別で話をして、今日のゲームに臨んだところです。
ゼインが一つ競り合いになって、そこでひっくり返すことができれば、前から来るいわきさんの重心を利用できるので、そういったものの準備ということは考えていました。
なおかつ、ここ数試合のいわきさんの最終ラインの構成を見ると、おそらく我々の右サイドでマッチアップする選手がそんなに身長が高くない。そうだとしたら、そこは間違いなくひとつの出口になるよねという算段があったので、そういう狙いがあって起用しました。
連戦でやると、実は前半の45分の方がきつくて、後半の15分ぐらいの方がよっぽど動けるようになるんですけど、まさにそういう感じでしたよね。ゼインは相当しんどかったと思います。しかも、ルヴァンカップがナイターのゲームでしたから、48時間経ってない。アンチェロッティも怒ったぐらいのスケジュールですから、それでも彼の身体能力の高さとか、そういうものに賭けて起用をしました。
いい状態のゼインであれば、多分ぶち抜いて、1ゴールぐらい決めたんじゃないですかね。でも、そこは彼のタフさで頑張り抜いてくれたというものはしっかりと評価をして次に繋げていければと思います。
選手コメント

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手
--ゴールシーンをふり返ってください。
聖真くん(土居)にボールが行ったときに、聖真くんは絶対に(自分が)見えているだろうなと思い、打たないで(パスを)出してくるかなと準備をしていました。
あとはトラップがある程度いいところに置けたので、気持ちで振り抜きました。
--前半、チャンスが少ない中でディサロ選手が下りて受けるシーンもありましたが、どんな意識でしたか?
相手がある程度マンツーマンでつかんでくるという情報だったので、僕が下りすぎてディフェンスにつかまえられてスペースを消しちゃうのはもったいないと思っていました。
だからなるべく張るようにしてたんですけど、ヘルプで何回か下りたときには、そこを起点に突破できたシーンもあったので、うまいこと聖真くんのポジションを見ながら、あとはシンくん(國分 伸太郎)のポジションも見て、臨機応変にやっていました。
--全体的にチャンスの少ない試合でしたが、そのへんはどう見ていますか?
前半は風もあり、なかなかロングボールでの侵入が難しかったです。相手も対策してくることなので、全部が全部うまくいくとは思ってないですし、うまくいっても勝てなきゃ意味ないので、今日みたいな難しい試合を勝つことができたことに意味があるかなあと思います。
--「勝って修正」と言いますが、次はどんな試合にしたいですか?
もう連勝するのみなので、そこはチームで詰めていきたいと思います。
選手コメント

No.5 安部 崇士 選手
--1-0のスコアでしたが、試合を終えてどうですか?
引き締まったゲームでしたし、チャンスはそんなに多くはなかったですけど、ワンチャンスをモノにして試合に勝つというのは強いチームの証かなと思うので、十分に自分たちを称賛できるなと思います。
--相手の守備の仕方が、立ち上がりと10分後からと変えてくるような展開でしたが、想定はしていましたか?
自分たちが準備していた形ではなかったですが、それでも自分たちのスタイルを貫くというのをまずはチャレンジした前半だったので、うまくいった・いかないというのは目に見えてありました。それでも自分たちがチャレンジし続けたというのがこうやって結果に表れたのかなと思います。
--風の影響はどれぐらいありましたか?
前半はめちゃくちゃ感じました。自分のボールが思った以上に伸びなかったりしましたし、逆に思ったより早く落ちなかったりしたので、そこはかなり影響はありました。
戦評
リーグ戦4試合ぶりの勝利が欲しい14位・モンテディオ山形は、今季未だに白星なしと苦しむ19位・いわきFCとアウェイで対戦。前半終了間際に挙げた1点を守りきった山形が東北対決を制した。
3日前のルヴァンカップ・京都戦では大幅にスタメンを入れ替えた山形。その中で野嶽寛也、イサカゼインは連続でのスタメン出場となった。
風向きが不安定な難しいコンディションで行われた一戦は開始3分、山形が相手のハイプレスを外して前進し、最後は川井歩がミドルシュートを狙ったが、いわきGK・早坂勇希にセーブされた。
11分にいわきのハイプレスに捕まって危険な位置でボールロストし、相手のファーストシュートを許した。以降、山形は攻守ともに前への矢印が強いいわきの圧力に押され、ペースを握られる。14分には、CKを直接GKにキャッチされ、そこからロングカウンターを許したが、村上陽斗のシュートは中央に絞った川井がブロックした。
前半の途中から守備時の陣形を5-4-1から4-4-2へと変更したいわきに対し、山形はなかなか前線へパスをつけることが出来ず、受け身になる時間が続く。その中で27分、自陣からのロングボールを土居聖真が収めて近くのイサカへ。イサカのクロスをエリア内まで上がった川井が合わせたが、相手DFのブロックに阻まれ、最後は早坂に抑えられた。
直後の28分、五十嵐聖己に中央でのドリブル突破を許し、フィニッシュまで運ばれたが山形GK・寺門陸が好セーブ。32分には、再び相手のハイプレスに捕まって危険な位置でボールを失い、石渡ネルソンにシュートを打たれたが枠外。更に38分、いわきにショートカウンターを許し、谷村海那のクロスを村上に合わせられたが、寺門の正面だった。
ヒヤリとする場面が再三ありながらも、寺門を中心とした好守備で凌いだ山形。すると44分、野嶽が出足良いパスカットから右へ展開しカウンターを発動。イサカからパスを受けた川井がクロスを入れると、相手GKがキャッチを試みる。しかしこれをファンブルし、こぼれ球を土居が拾ってパスを選択。受けたディサロ燦シルヴァーノが右足でシュートを決めた。少ない好機をモノにした山形が、1点をリードして試合を折り返す。
後半は立ち上がりから互いに好機が生まれる。開始早々、山形に決定機。土居が相手を1人かわして左サイドを突破し、グラウンダーのクロス。中でディサロが潰れ、ファーのイサカが左足で合わせたシュートは僅かに枠の右に外れ、追加点とはならず。52分、山形の左サイドでいわきがCKを得ると、キッカー・山下優人のクロスに山口大輝がバックヘッドで合わせたが、川井がゴールライン上でヘディングクリアするファインプレーを見せた。
前半同様、相手のプレスを外せず、自陣で守る時間が多くなる山形。57分、自陣でのボールロストから谷村のクロスを五十嵐に合わせられたが枠の上。64分には、ペナルティエリア付近でショートパスを奪われ、最後は村上がミドルシュート。これがブロックに入った野嶽に当たってコースが変化したが、寺門が右手一本で弾くファインセーブを見せた。
我慢の時間が続く山形は65分に2枚替え。先制点をマークしたディサロに代えて藤本佳希、イサカに代えて氣田亮真を投入する。投入されて間もなく、藤本は力強いボールキープ、氣田は巧みなドリブル突破でチャンスに関与し上手く試合に入った。以降、山形は丁寧にボールを回して試合を落ち着かせる。
78分、山形は土居に代えて堀金峻明を投入する。その直後、堀金が強引な突破からフィニッシュまで運ぶというシーンを作った。
87分、山形は野嶽と國分を下げて山田拓巳、熊本雄太を投入、5バックに変更してゲームのクローズに入る。
アディショナルタイムに入って以降、山形はタッチライン付近でボールをキープして時計の針を進め、いわきに攻撃の機会を与えず、今季リーグ戦初の無失点勝利を果たした。
通算成績は3勝3分3敗、勝ち点を12に伸ばした山形は次節、19日(土)にホームで愛媛FCと対戦する。