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モンテディオ山形
モンテディオ山形
2
[ 試合終了 ]
1 前半 1
1 後半 2
3
  • 45+4分 ディサロ 燦シルヴァーノ
  • 90+1分 藤本 佳希
  • 7分 谷本 駿介
  • 79分 オウンゴール
  • 82分 行友 翔哉
AWAY
愛媛FC
愛媛FC

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 31 寺門 陸
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 13 野嶽 寛也

81'

DF 15 川井 歩
MF 7 髙江 麗央
MF 21 田中 渉

90'

MF 88 土居 聖真

68'

FW 10 氣田 亮真

68'

FW 25 國分 伸太郎

75'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

75'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 3 熊本 雄太
DF 6 山田 拓巳
MF 14 坂本 亘基

75'

MF 17 加藤 千尋

90'

MF 42 イサカ ゼイン

68'

FW 9 高橋 潤哉

68'

FW 11 藤本 佳希

75'

FW 55 堀金 峻明

81'

監督

渡邉 晋
愛媛FC

スターティングメンバー

GK 36 辻 周吾
DF 19 黒石 貴哉
DF 29 福島 隼斗

83'

MF 8 深澤 佑太
MF 13 窪田 稜

51'

MF 14 谷本 駿介
MF 16 細谷 航平

73'

MF 24 甲田 英將
MF 25 吉田 温紀
FW 11 藤原 悠汰

83'

FW 18 田口 裕也

70'

控えメンバー

GK 31 白坂 楓馬
DF 4 山原 康太郎

73'

DF 21 パク ゴヌ

83'

DF 44 森山 公弥
MF 7 曽根田 穣
MF 48 行友 翔哉

51'

FW 9 ベン ダンカン

70'

FW 10 佐藤 亮

83'

FW 90 アルトゥール ヴィアナ

監督

石丸 清隆

スタッツ

90 45 total   total 45 90
2 6 8 FK 11 4 7
2 6 8 CK 4 1 3
0 0 0 PK 0 0 0
5 9 14 シュート 13 7 6
0 0 0 オフサイド 3 1 2

試合環境

  • 天候
  • 気温
    23.5℃
  • 湿度
    53%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    8,009人
  • 主審
    木村 博之
  • 副審
    金井 清一、清水 拓
  • 第四の審判
    松本 康之

監督コメント

気候も暖かくなり、桜も開花して、いろんな行事ある中で、我々のゲームに訪れていただいた8,000人を超えるサポーターの皆さん、本当にありがとうございます。

それから中継の先からでも、いつも応援を届けてくれるサポーターの皆さんありがとうございます。

申し訳ない気持ちしかないです。ホームで今日のようなゲームをしていればブーイングも覚悟です。当然です。 この結果を取り返すのは残りのゲームしかないので、そこに向かってしっかりと前を向けるように、顔を上げられるように、自分自身を奮い立たせながら、選手を奮い立たせながら、進んでいきたいと思います。

 

 

--前半の攻撃についてお伺いしましたが、比較的相手が守りに徹する中で、クロスも多く上がり、前半40分頃に髙江麗央選手や田中渉選手の中央突破もあるなど、違いを作れたと思いますが、プレーをどう振り返りますか?

 

まず、先に失点したことで、少し我々が押し込む構図になったのか、あるいはあの失点がない中でもあのような展開にすることができたのか。そこはゲームの流れなので一概には言えませんが、結果的に我々が相手のゴールに迫る回数はここ数試合の中では多かったと思います。そういったところは少し強調しながら今日送り出しました。

愛媛さんもここ数試合は守備が非常に固くなっていて、人数をかけて守っている。そういう相手に簡単にクロスを上げることは時に憚られることもありますけれども、まずは入れていこうと。そのためにボックス内の人数を増やしましょうという話をして、トレーニングして今週準備してきたので、選手たちのトライは讃えるべきだと思っています。

その中からシュートチャンスも作っていますし、そういったものはもっともっとやり続けていくことで、点と点が合うようなものが生まれてくると感じています。

 

 

--その中で後半、相手の速攻の形で点を重ねられましたが、ゴール前の守備の評価をお願いします。

 

前半の1点目も含めて、簡単に入れ替わったり、ああいう軽さや緩さみたいなものは、本当にここ数試合全くなかったので、残念です。

ただ、なぜああいうことが起きてしまったのかはしっかり分析して反省しないと、同じ過ちを繰り返してしまいます。そこは映像も見ながら、メンタリティの準備として私が選手たちをどれぐらい前向きに、あるいは早いジャッジができるように送り出せたかといったところも含めて、しっかりと振り返りたいと思います。

ただ、先ほども申し上げたように、ここ数試合はああいったものが見られなかったので、残念です。ああいうことをしていれば失点も増えるし、そこはもう一回見つめ直さなければいけないと強く感じています。

 

 

--攻撃のところで当てて潜り込むような中央突破を狙うトライが多かったことについて、チームとしての狙いや成果で感じたことを教えてください。

 

別に今日、このゲームに向けて中央突破を増やしましょうというものはありませんでした。もしかしたら、強引に中央を割らずに、ひとつ外を噛ませてからクロスを上げるなり、もう一回シルバーを取りに行くなりという作業をしても良かったと思うシーンはいくつか思い浮かぶので、そこの判断はもっともっと磨いていく必要があると今は感じています。

ただ、選手が見えているものは尊重したい部分と、それを何度やっても同じように弾かれるのであれば、そのジャッジはもしかしたら違うよねといったところは、選手全員の目とチームとしての目は揃える必要があると思っています。

ただ、あそこに入ろうという姿勢や、あそこまで行けている部分は、もしかしたらこれまでのゲームの中で数が少なかったと思うので、そういった勇気ある決断、勇気あるプレーは讃えていける部分もあるのかなと感じています。

ただ負けゲームなので、内容をしっかり振り返って、全ては勝利に繋げるために日々のトレーニングに変えていかなければいけないんですけれども、じゃあ今日はなぜ点を取りきれなかったかというところと、なぜ3つも失点してしまったのかというところ。

そういったところは、攻撃の良かった部分ではないところで、しっかりと振り返る必要があると感じています。

 

 

--1失点目は相手のミドルシュートも素晴らしかったですが、その前の流れのところで、ロングボールの処理も含めて、隙というか軽さや緩さが見られました。監督はどう感じられますか?

 

隙だと思います。まず、最初のボールで弾き返せるのか、あるいはああいう長いボールは弾ませると、それまで、7:3で我々に分があるものが、5:5になったり4:6になったりということが起こり得るので、やっぱり弾ませてはいけない。じゃあ弾ませた後の処理、あそこで相手に触られて結局クロスを上げられたというところ。プロサッカー選手だったらあり得ないミスだと思います。そういうものが生まれていれば失点する可能性は高まります。

おっしゃったように、ミドルシュートは素晴らしいものかもしれないけれども、ああいったシチュエーションを生まなかったことが我々の粘り強い守備として攻撃的なフットボールを支えている部分であり、これまでやれてきたはずでした。かなり残念なプレーですし、猛省しなければいけないと感じています。

 

 

--次節以降、感覚が短い中で連戦が続いていくと思います。改めて意気込みや狙いをお聞かせください。

 

中3日、中2日の連戦が訪れることを考えると、私の側からすると、数試合先を見据えたりすることは、マネジメントという部分では避けて通れないので、しっかり色々な準備をする必要はあると思います。

ただ、今の我々にとってみれば、目の前のゲームを必死に掴みに行かないと、これ以上負けは許されないし、勝点を積み上げるしかないです。なぜならば、我々は優勝を目指しているからです。

これが中位から上位を伺うチームだったら別でしょうけど、目指しているものはなんですかというものをしっかりと我々も見据えていかないと、取り返しのつかないことになってしまいます。

我々の目指すものをもっともっと明確にもう一度選手に伝えて、あるいはチームの中で共有をして、そのために必要なことを1日1日準備していきたいと思います。

連戦ですけれども、目の前のゲームが全て決勝戦のつもりで戦わないと、取り返しのつかないことになってしまうので、そういった意気込みで1つひとつ結果的に積み重ねていく形にしていければと思います。

 

 

--ディサロ選手が2試合連続ゴール、藤本佳希選手がリーグ戦では久しぶりのゴールを決めました。このあたり、フォワード登録の選手が点を取れる試合が続いています。そのあたりチームへの影響や期待するものを聞かせください。

 

ストライカーが点を取る、あるいは点を取れるストライカーがたくさんいることは間違いなく我々の武器なので、どのようなセットで出していくか。そこは私の腕次第だと思っています。なので、少しシステムを変えたり、フォワードの人数を増やすというところは今週の練習からトライをしています。思い切ってそういった形にすることも、方法論として一つあると感じています。

あとは中盤の選手も怪我人がどんどん戻ってきているので、彼らとの組み合わせだったり、どの選手とどの選手の相性がいいかといったところは、キャンプで怪我人が多くて試すことができなかったので、ぶっつけ本番にはなりますが、選手たちの能力を考えれば、1週間しっかり準備をしていけば、あるいはゲームをこなしていけば、その中で合わせてくれるものはたくさんあると信じています。

そのあたりは先程申し上げたシステム変更も含めて、どのような形で選手を送り出すかというものは、もう一回私自身が頭をクリアにして、良いものを提供、提示できるようにしていければと思っています。

選手コメント

No.11 藤本 佳希 選手

No.11 藤本 佳希 選手

--試合の感想からお願いします。

 

絶対に負けてはいけないゲームだったと思います。それは相手どうこうではなく、ホームなので、すごく残念です。

 

 

--ゴールシーンをふり返ってください。

 

ヘディングで前の選手がスラす軌道をイメージしていたとおりのボールが来たので、コースも見えていましたし、体の向きも作れていたので、イメージしていたとおりに、来たボールに従ってという感じです。

 

 

--リーグ戦では2年ぶりのゴールでしたが、このゴールのために努力もしてきたと思いますが、どんな気持ちですか?

 

何とも思っていないです。別に、ここで1点を取ることが目標でもないですし、1年間、ピッチで貢献し続ける、それはもちろんゴールも含めて、どんな形だろうと、と思ってやってきたので、ゴールを取れた瞬間もまだ負けているしわけだし、本当にただそれだけです。

 

 

--今日のチームに足りなかったのは何ですか?

 

前半、正直、相手のほうがセカンドボールだったり、反応が早くて、セカンド、サードのところの反応が明らかに早かった。それはもしかしたら、向こうの順位的な部分であったり、いまの状況を脱却したいというのがあったのかもしれないですけど、そんなのは関係ないので、そこでシンプルに負けていたと思います。

 

 

--勝たなければいけない試合が続きますが、チームとしてどんなふうに戦っていきたいですか?

 

一戦一戦、勝点3を積み重ねた先にしか自分たちの目指しているものはないので、目の前の試合、目の前の相手に対して必死になって、チームでまとまって、目の前の勝利を獲りにいけたらと思います。

 

 

--ゴールを取って、ほっとするということもないですか?

 

いや、ないです。周りの人がよろこんでいたりするのはうれしいですが、自分ではスーパーゴールではないし、「それはいつか取れるでしょ」と思ってやっているので、そのぐらいです。

選手コメント

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

--試合の感想からお願いします。

 

特にないです。痛い敗戦だと思います。

 

 

--ゴールシーンはどんな狙いがありましたか?

 

相手がゾーンで、大外は選手がブロックすれば、ファーでフリーで打てるなという認識がチームでありました。(田中)渉がいいボールをくれたので、自分的にもいいフィーリングで当てれて、前半のうちに追いつけて、それはよかったかなあと思います。

 

 

--この試合でチームとして足りなかったところはどこですか?

 

相手は何人か選手が足をつりながら戦っている姿を見ると、相手のほうが勝利の執念みたいなのがあったのかなと思います。

 

 

--今後の戦い方を教えてください。

 

下を向いている暇はないので、連敗しないことだったり、ここからまた連戦が来週から始まるので、選手も入れ替わりながらやっていくと思いますが、全員がいい準備をして5連勝できるように、いい準備をするのみかなと思います。

 

戦評

前節、4試合ぶりの白星を挙げた10位・モンテディオ山形は、NDスタに19位・愛媛FCを迎えた。ホームでの公式戦4試合ぶりの得点を挙げたものの2-3で敗れ、リーグ戦7試合ぶりの黒星を喫した。

 

山形は右ウイングに氣田亮真を戻し、他10人は前節と同じ先発メンバーを起用。一方の愛媛は、今季初の無失点試合となった前節から先発を入れ替えずに臨んだ。

 

試合前の気温が23.5℃とこの時期にしては高温のコンディションで行われた一戦。開始間もなくは、ボールが落ち着かない展開だったが、徐々に山形がマイボールとする時間が増え、細かいパスワークでゴール前に迫る。4分、野嶽寛也のクロスが相手GKに弾かれ、そのこぼれに氣田が反応してシュート。その2分後には右CKを獲得し、キッカーの田中渉が変化をつけたクロスを供給、髙江麗央が合わせたが、いずれも枠を捉えられなかった。

 

山形が主導権を握ろうかという試合の入りだったが7分、甲田英將が縦突破からクロス、野嶽が中央に絞った守備でクリアしたが、セカンドを谷本駿介が右足ダイレクトで狙うとゴールに突き刺さり、愛媛にファーストチャンスをモノにされた。

 

先制して以降、両サイドバックが攻撃参加せず、最終ラインを崩さない守備を行う愛媛に対し、山形はファイナルサードでのパスワークが詰まってシュートまで運ぶことが出来ない。その中で23分、氣田が斜めに運んで入れたクロスは跳ね返されたが、セカンドを髙江が拾って狙い澄ましたシュート。しかし愛媛GK・辻周吾に防がれ、直後のCKも相手の粘り強い守備に阻まれた。

 

リードする愛媛はカウンターアタックで2点目を狙う。27分、谷本が中央をドリブルで運ぶと、中央寄りに立ち位置を取った甲田へ。甲田はミドルを放ったが枠の右。33分には、山形のビルドアップを高い位置で引っ掛け、田口裕也がシュートも西村慧祐がブロックする。更に36分、甲田からスルーパスを受けた田口がクロス、これを藤原悠汰がフリーで合わせたが枠を外れた。

 

前半の終盤、山形は中央突破から好機を演出し42分、髙江が田中とのパス交換からボールを運び、中央を割るパスを入れるも、ディサロ燦シルヴァーノには通らず。その2分後には、田中がコントロールショットを放ったが、GK・辻の好セーブに阻まれた。

 

すると前半終了間際、山形はFKを2本立て続けに獲得。1本目は跳ね返されたが、2本目でキッカーの田中がファーサイドを狙ったクロスをゴール前に送る。これをディサロが高い打点のヘディングで合わせてネットを揺らし、タイスコアとした。

 

後半開始早々、愛媛は窪田稜が脳震盪の疑いでピッチを退くアクシデントに見舞われ、代わって行友翔哉が入った。これにより、両チーム6人目の交代が可能となった。

 

山形は愛媛にプレスを外されて前進を許すシーンが目立った中で54分、安部崇士が前線へ一気のロングボールを送るとディサロに渡ってフィニッシュという好機を作った。後半、エンドが入れ替わって風上側に立った山形は、自陣からのロングボールで相手の背後を突く攻撃を度々仕掛けるが、決定機を作るまでには至らない。

 

直前に相手のセットプレーを凌いだ山形は、68分に2枚替え。土居聖真に代えて高橋潤哉、氣田に代えてイサカゼインを投入する。

 

70分を過ぎると互いにCKからシュートチャンスを迎え、71分、山形の自陣でのミスから愛媛がCKを得ると、キッカー・谷本のクロスを吉田温紀が頭で合わせたが、川井が前節に続いてゴールライン上で跳ね返すファインプレーを見せる。その2分後、高橋の効果的なプレスから山形がCKを獲得し、その流れから川井がコントロールショットを放ったが、枠を捉えられなかった。

 

75分、山形は再び2枚替えを行い、ディサロと國分伸太郎を下げて藤本佳希、坂本亘基をピッチに送る。

 

終盤、疲労からか連動したプレスをかけられなくなってきた山形。すると79分、愛媛がリズム良いパスワークで縦に速い攻撃を展開し、甲田がアーリークロス。これを川井がクリアしようとしたが、ボールはゴール方向へと転がってオウンゴールとなり、再び愛媛にリードを奪われた。

 

失点直後、山形は野嶽に代えて堀金峻明を投入、最終ラインを3枚にして攻撃的な布陣にする。しかし82分、山形の右サイドでボールを奪われると、ベン ダンカンから逆サイドの福島隼斗へ。福島はポケットを突いた甲田へスルーパスを送り、受けた甲田はクロス。これを行友に頭で合わせられると、ゴール左隅に決まって手痛い3失点目を喫した。

 

苦しくなった山形は90分、田中に代えて加藤千尋を投入し交代カードを使い切る。

 

アディショナルタイムに入り90分+1、川井のクロスを堀金が頭ですらすと、このボールに藤本が反応してシュート。これがゴール右隅に決まって山形が1点差に詰め寄った。

 

山形はスローインで相手を押し込み、90分+6に坂本のクロスを、ゴール前まで上がった西村が頭で合わせるも枠の上。その2分後には、ロングスローのこぼれを西村が拾って左足でシュートを放ったが、再び枠の上へと逸れ、直後にタイムアップの笛。ホームでのリーグ戦は3試合勝ちなし、対愛媛戦の連勝は7でストップとなった。

 

通算成績が3勝3分4敗となった山形は、次節からゴールデンウィークの連戦に入る。初戦は25日(金)、アウェイでサガン鳥栖と対戦する。