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モンテディオ山形
モンテディオ山形
3
[ 試合終了 ]
2 前半 2
1 後半 2
4
  • 12分 坂本 亘基
  • 22分 オウンゴール
  • 76分 ディサロ 燦シルヴァーノ
  • 9分 エロン
  • 18分 郷家 友太
  • 81分 髙田 椋汰
  • 90+2分 武田 英寿
AWAY
ベガルタ仙台
ベガルタ仙台

メンバー

モンテディオ山形

スターティングメンバー

GK 31 寺門 陸
DF 4 西村 慧祐
DF 5 安部 崇士
DF 22 城和 隼颯
MF 7 髙江 麗央
MF 25 國分 伸太郎

87'

MF 71 中村 亮太朗
FW 10 氣田 亮真

68'

FW 11 藤本 佳希

68'

FW 14 坂本 亘基

75'

FW 88 土居 聖真

68'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 2 吉田 泰授

75'

DF 15 川井 歩
MF 8 小西 雄大
MF 18 南 秀仁
MF 42 イサカ ゼイン

68'

FW 9 高橋 潤哉

68'

FW 55 堀金 峻明

87'

FW 90 ディサロ 燦シルヴァーノ

68'

監督

渡邉 晋
ベガルタ仙台

スターティングメンバー

GK 33 林 彰洋
DF 5 菅田 真啓
DF 25 真瀬 拓海
DF 39 石尾 陸登

87'

DF 44 井上 詩音
MF 6 松井 蓮之

61'

MF 10 鎌田 大夢
MF 11 郷家 友太
MF 27 オナイウ 情滋

72'

FW 9 エロン

72'

FW 47 荒木 駿太

87'

控えメンバー

GK 21 梅田 陸空
DF 2 髙田 椋汰

72'

DF 3 奥山 政幸

87'

DF 19 マテウス モラエス
DF 42 石井 隼太
MF 8 武田 英寿

61'

MF 15 南 創太
FW 48 中田 有祐

87'

FW 59 小林 心

72'

監督

森山 佳郎

スタッツ

90 45 total   total 45 90
7 6 13 FK 16 9 7
0 2 2 CK 6 4 2
0 0 0 PK 0 0 0
2 6 8 シュート 10 5 5
1 1 2 オフサイド 3 2 1

試合環境

  • 天候
  • 気温
    26.2℃
  • 湿度
    71%
  • ピッチ
    全面良芝
  • 入場者数
    15,413人
  • 主審
    須谷 雄三
  • 副審
    金井 清一、廣瀬 成昭
  • 第四の審判
    植松 健太朗

監督コメント

大勢のサポーターに集まっていただきました。それから中継の先からでも、今日こそはという思いで我々の勝利を信じて、声援とパワーを送っていただいたと思います。本当にありがとうございました。

選手は非常にタフに頑張ったと思います。スタッフも日々の努力と尽力は素晴らしかったと思います。それら全てを勝利に結びつけられなかった、繋げられなかったのは監督の私の責任です。非常に悔しく、また大きな責任を感じています。

ダービーなので、勝敗というものがなおさらクローズアップされますけれども、リーグ戦では連敗していますし、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 

--ホームでは2試合続けての4失点になってしまいました。その点について見解をお願いします。

 

失点を1つひとつ振り返れば、いろんな原因があると思います。我々のボールロストだったり、クロスの対応の部分だったり、カウンター気味にひっくり返された時の対応だったり。ファウルを本当に与えるべきではなかったのではないかというところ、詳しくまだ見直していないので言える範囲でしかないのですが。

4つの失点の要素は全て現象としては違うと思っています。それが、いろんな形で失点に繋がってしまえば、問題としては大きいというところ。それが1つ2つでしっかりと修正していきましょうというところではないので。

そういう意味では、まだまだ課題の多いチームだなと言わざるを得ないと思います。

 

 

--前半の早い時間にボールロストから失点してしまい、下を向いてしまいかねない展開でしたが、そこから2度追いついて一時は逆転したことについて聞かせてください。

 

冒頭申し上げたように、選手はよくやったと思います。もちろんトライをする中でエラーはつきものです。ただやってはいけない場所やタイミングもあって、それでも彼らが何を選ぼうとしたのかというところは尊重したいと思います。

ミスはサッカーにつきものですけれども、何かをやろうとしているミスであれば、背中を押してあげる部分と、それでもしてはいけないものであれば、しっかりと修正しましょうというところです。

原因は技術的なもの、戦術的なもの、ポジショニング、タイミング、いろんなものがあると思います。

そういうものをしっかりと、これまでも向き合ってきたつもりではいますけれども、残念ながらそういうものが、前節の藤枝戦もそうですし、失点に結びついている原因をしっかりと考えていけば、もっともっと選手たちが良いものを選べるように、あるいは技術的にもっと高まりを見せられるように、しっかりとトレーニングをしなければいけないと感じています。

 

 

--今日で前半戦が終わりになりました。ここまで決して思い描いていた姿ではないと思います。改めてそこへの思いと後半戦に向けての意気込みをお願いします。

 

結果の責任は全て私にあります。戦いから逃げることなくやり続けるしかないと思います。

 

 

--5戦勝ちなし、4連敗という結果になりました。その受け止めと、次の秋田戦に向けてどう改善して臨むのか聞かせてください。

 

何度も申し上げているように、敗戦の責任は監督の私にあるので、そこに対しては、私自身がしっかりと、受け止めることはしたくないですが、向き合わなければいけないと思っています。

ただ、ここまで勝ちがなければ、その中で選手に自信を持ってやれとは言えないですし、選手がしっかりと次のピッチで前を向いてプレーを選べるように、いろいろな工夫や変化をしていかなければいけないと感じています。

別にこれまでやっていないということではないです。しっかりと今やれることの中で、私自身は120%のエネルギーと情熱を注いでここまでやってきましたけれども、それが結果に結びついていないのであれば、それを選択している私に原因があると思うので、そこは私自身がどう考えていくかというところ、それに尽きると思います。

それをしっかりと乗り越えた先に、秋田戦がどうなるかというところでしかないと思います。

別に、負けが続いたから向き合い方を変えることはないです。勝ちが続いてもその向き合い方を変えることもないです。それは私自身がずっとやってきたことなので。

ただ、先ほどの失点の原因も含めて必ず理由はあるので、その理由が複数あるのであれば、どの理由から潰していくかという部分と、選手がしっかりと前向きに前を選べるようなトレーニングやもしかしたらシステムを、しっかりともう一度考えなければいけないと考えています。

選手コメント

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手

--初めて“みちのくダービー”出場となりました。どんな感想ですか?

 

本当に両サポーターがいい雰囲気を作ってくれて、最高の雰囲気だったと思います。

 

 

--その中で、一時逆転となる3点目のゴールを決めましたが、どういったゴールでしたか?

 

(髙江)麗央がいいボールをくれたので、当て感も当てすぎず、弱すぎないようにミートを心がけて、いいところに流せたかなと思います。

 

 

--素晴らしい試合でしたが、結果は負けてしまいました。山形に足りなかったところはどこだと感じていますか?

 

(3点目の後、)守りにいってしまったのかなという感じですね。

 

 

--この試合でシーズン折り返しとなります。ここからの意気込みをお願いします。

 

全員が変わっていかなきゃいけないと思います。

選手コメント

No.11 藤本 佳希 選手

No.11 藤本 佳希 選手

--試合の感想からお願いします。

 

負けてしまったので、それがすべてだと思います。

 

 

--2点目のゴールはどんなゴールでしたか?

 

(記録では)オウンゴールだったのですが、セットプレーで準備していた形で、いい時間に追いつけたので、それに関してよかったとは思います。

 

 

--両チーム、いいプレーがたくさんありましたが、勝敗はつきました。山形にあと一歩足りなかったのはどんなところだと感じていますか?

 

ちょっとわからないです。

 

 

--残り19試合ありますが、ここからの意気込みをお願いします。

 

ひとつひとつ勝って、ここから勝ちを積み重ねていくしかないので、また前を向いてやっていきたいと思います。

 

 

--最高の雰囲気を作ってくれたサポーターにひと言お願いします。

 

雰囲気は本当にすごかったですし、それもあって途中、勝ち越しできたりということもあったので、感謝したいと思います。勝てなかったことは本当に申し訳ないです。

戦評

チーム状態が対照的な中で迎えたリーグ戦44回目の『みちのくダービー』。ホーム・NDスタに15,413人が詰めかけた注目の対決は激しいシーソーゲームの末、3-4でベガルタ仙台が勝利。モンテディオ山形は一時逆転に成功するも、リードを維持できず悔しい敗戦となった。

山形は直近の天皇杯2回戦・鹿児島戦の先発メンバーから4人を変更。土居聖真が約1ヶ月半ぶりに先発に名を連ね、また、國分伸太郎と藤本佳希、古巣対戦となる氣田亮真が先発入りした。

一方の仙台は天皇杯2回戦・富山戦から先発全員を入れ替え、直近のリーグ戦からの変更は3人となった。また、ベンチには高知から加入したばかりの小林心が早速入った。

 

試合前の気温26.2℃、湿度71%と蒸し暑いコンディションの下で行われたダービーマッチ。最初にチャンスを迎えたのは山形。5分、坂本亘基からのサイドチェンジを受けた氣田が低いクロスを供給。これを藤本が合わせたがブロックに阻まれた。

 

この試合最初のチャンスを作るも、立ち上がりはビルドアップのイージーなミスが相次ぐ。すると9分、そのミスを逃さなかったオナイウ情滋が中央へパス。ボールを受けたエロンに運ばれて許したシュートは、スライディングブロックに入った西村慧祐の足に当たってコースが変化し、ゴール左隅に吸い込まれ、先制点を奪われた。

 

先制を許した山形だったがその3分後、右サイド中盤でボールを奪われたところを中村亮太朗が奪い返して氣田へ。氣田は藤本とのパス交換から左に展開し、坂本へ渡る。受けた坂本がカットインからミドルを狙うとゴール右隅に吸い込まれ、すぐさま同点に追いついた。

 

しかし18分、鎌田大夢が斜めに運んで石尾陸登へパス。石尾はタメを作って山形の選手を引き付け、サイドでフリーの真瀬拓海へ。真瀬のクロスをニアで郷家友太に頭で合わせられて再び仙台にリードを許した。

 

その4分後、仙台サポーターからの大きなブーイングを受ける氣田の仕掛けから、この試合1本目のCKを獲得すると、キッカーの髙江麗央は変化をつけてショートパス。近くの坂本がスルーして土居が受けると、走り込んだ坂本へワンタッチでスルーパス。坂本の鋭いクロスを相手がクリアしきれず、こぼれ球に藤本が反応して詰めたシュートは右ポストを直撃。するとボールはGKに当たってゴールへ向かい、オウンゴールとなって山形が再び追いついた。

 

序盤から激しい点の取り合い、そして激しい球際の攻防が繰り広げられる中で飲水タイムに入り、それを経て27分、山形は再び右サイドでCKを得ると、キッカーの髙江はショートコーナーを選択。そこから氣田、髙江が立て続けにシュートを放ったが逆転とはならず。

 

30分を過ぎて間もなく、仙台がテンポの良いパスワークとシンプルな前線へのロングボールをきっかけに2本のCKを獲得したが、山形がしっかりと跳ね返してゴールを許さなかった。

 

その後、飲水タイム前からは一転して落ち着いた試合展開に。ゴールは生まれず、前半は2-2で終了となった。

 

互いに交代なしで迎えた後半、立ち上がりは仙台のハイプレスに捕まって自陣深い位置でボールを奪われ、そこからセットプレーを再三与えた。しかし集中した守備でシュートを打たせなかった。

 

我慢の時間帯を凌いだ山形は56分、國分のグラウンダークロスに土居が飛び込むも僅かに合わず。直後には相手のロングボールを高い位置でカットし、氣田がペナルティーエリア手前でファウルを貰ってFKを獲得。キッカーの髙江が直接狙ったが惜しくも枠の左へ逸れた。

 

前向きにボールを奪うシーンが増えるも、仙台の粘り強い守備対応に阻まれる山形は67分に藤本、土居、氣田を下げてディサロ燦シルヴァーノ、高橋潤哉、イサカゼインをピッチへ送り込む。ディサロはJ2通算100試合目の出場、そして初のダービー出場となった。

 

対する仙台は72分に2枚を入れ替える。前線ではエロンに代えて新加入の小林を投入。小林は『みちのくダービー』がJ2デビュー戦となった。その2分後、山形はここまで攻守にわたって献身的に走っていた坂本が足を攣ってプレー続行不可能となり、75分、吉田泰授がピッチに入った。

 

山形がこの4人目の交代を行った直後の76分、イサカが石尾とのマッチアップを制して低いクロスを入れる。高橋が収めきれず一度は相手に奪われるが、相手が掻き出したボールを髙江がワンタッチで浮き球のパスに。これをディサロが頭で合わせてネットを揺らし、山形がこの試合初めてのリードを奪った。

 

しかし81分、自陣からのロングパスに反応した小林がボールを収めてタメを作り、中央にポジションを取った真瀬へ。真瀬がオーバーラップした途中出場の髙田椋汰にパスを送ると、髙田は強烈なダイレクトシュート。これがニアに突き刺さり、あっという間に仙台にタイスコアとされた。

 

追いつかれた山形は84分、小林のミドルを中村がブロックし、そこからロングカウンターを発動させてチャンスを迎えたが、ディサロが右から上げたクロスは高橋に通らなかった。

 

87分、仙台が残る交代枠を使い切ったと同時に山形も國分に代えて堀金峻明を投入し、交代枠を使い切った。

 

疲労によって山形の陣形が間延びする中、90分に鎌田のスルーパスが郷家に渡り、仙台の決定機となったシーンはGK・寺門陸が防いだが、その2分後、自陣でのトラップミスをきっかけに仙台にFKを与えると、途中出場の武田英寿に左足で直接ゴールを決められ、3度勝ち越しを許した。

 

アディショナルタイムは98分台まで延びたが、タッチライン付近でボールキープし逃げ切りを図る仙台からゴールを奪うことは出来ず、タイムアップの笛。これでリーグ戦4連敗となった。

 

次節はリーグ後半戦の初戦。22日(日)にアウェイでブラウブリッツ秋田との『奥羽本戦』を戦う。