
[ 試合終了 ] | ||
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 2 |
- 90+7分 石浦 大雅
- 16分 ディサロ 燦シルヴァーノ
- 73分 ディサロ 燦シルヴァーノ
- 82分 西村 慧祐
メンバー
スターティングメンバー
GK | 31 | 白坂 楓馬 | |
---|---|---|---|
DF | 4 | 山原 康太郎 |
46*' |
DF | 6 | 谷岡 昌 | |
DF | 19 | 黒石 貴哉 | |
DF | 37 | 石尾 崚雅 | |
MF | 8 | 深澤 佑太 | |
MF | 13 | 窪田 稜 |
83' |
MF | 16 | 細谷 航平 |
85' |
MF | 24 | 甲田 英將 |
67' |
FW | 10 | 佐藤 亮 |
28' |
FW | 18 | 田口 裕也 |
67' |
控えメンバー
GK | 1 | 徳重 健太 | |
---|---|---|---|
DF | 3 | マルセル スカレゼ | |
DF | 44 | 森山 公弥 | |
MF | 5 | 石浦 大雅 |
67' |
MF | 7 | 曽根田 穣 | |
MF | 14 | 谷本 駿介 |
46*' |
FW | 9 | ベン ダンカン |
67' |
FW | 15 | 鶴野 怜樹 |
83' |
FW | 17 | 村上 悠緋 |
28' |
監督
青野 慎也 |
スターティングメンバー
GK | 1 | トーマス ヒュワード ベル | |
---|---|---|---|
DF | 2 | 吉田 泰授 | |
DF | 4 | 西村 慧祐 |
90+4' |
DF | 5 | 安部 崇士 | |
DF | 15 | 川井 歩 | |
MF | 7 | 髙江 麗央 |
90+1' |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
69' |
MF | 71 | 中村 亮太朗 | |
FW | 10 | 氣田 亮真 |
90+1' |
FW | 14 | 坂本 亘基 |
83' |
FW | 90 | ディサロ 燦シルヴァーノ |
83' |
控えメンバー
GK | 16 | 長谷川 洸 | |
---|---|---|---|
DF | 13 | 野嶽 寛也 | |
DF | 22 | 城和 隼颯 | |
MF | 8 | 小西 雄大 |
90+1' |
MF | 42 | イサカ ゼイン |
83' |
MF | 88 | 土居 聖真 |
90+1' |
FW | 9 | 高橋 潤哉 |
69' |
FW | 11 | 藤本 佳希 | |
FW | 55 | 堀金 峻明 |
83' |
監督
横内 昭展 |
スタッツ
90 | 45 | total | total | 45 | 90 | |
---|---|---|---|---|---|---|
7 | 6 | 13 | FK | 9 | 4 | 5 |
1 | 1 | 2 | CK | 9 | 6 | 3 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
5 | 2 | 7 | シュート | 14 | 7 | 7 |
1 | 0 | 1 | オフサイド | 1 | 1 | 0 |
試合環境
-
- 天候
- 晴
-
- 気温
- 28℃
-
- 湿度
- 72%
-
- ピッチ
- 全面良芝
-
- 入場者数
- 3,779人
-
- 主審
- 石丸 秀平
-
- 副審
- 川崎 秋仁、堀 格郎
-
- 第四の審判
- 安川 公規
監督コメント
日曜日のナイトゲームに山形から、200名を超えるサポーターに来ていただいて本当に感謝しています。その声援を受けて、選手も最後まで走り抜くこと、そして勝利をもぎ取ることができたと思っています。
ゲーム自体は、我々に時間がそんなにあるわけではなかったのですが、いい準備ができて迎えられたかなと。選手がそれを体現してくれた。それに尽きるなと思っています。
ただ納得いかないのは最後の失点。やはり我々の甘さや弱さというものが出た失点だったかなと思っています。そこだけ、僕もそうですし、選手たちにも伝えましたけど、選手たちも今はその悔しさを同じように感じてくれていると思っています。
――前節はかなり準備期間が短かったそうですが、前節の敗戦を受けて今節に向けて修正したところや手腕を持って調整したところを具体的に教えていただけますでしょうか。
時間があるとはいえ、優先順位をつけて行かなきゃいけないというところでした。
守備のところでは横からのボールでの失点が我々は多くて、前節もそこから失点をしてしまったので、そこの修正のトレーニングはやってきました。
それに関しては本当にみんな意識してやってくれたと思っています。
もう一つは攻撃のところで、ボールは握っているのですが、シュートまで行くシーンが本当に少なくて、もっとシュートを打たなきゃいけない。「もう一つ何かやろう」じゃなくて、そのシュートチャンスを逃さないようにというところは選手にも伝えて、そういうトレーニングもやりました。それに関しても今日、選手たちはたくさんトライしてくれたと思っています。
――ディサロ燦シルヴァーノ選手が2得点を挙げました。いいタイミングいい時間帯に2点を取った印象ですが、いかがですか?
彼は本来ああいう力を持っている選手なので。彼は出し惜しみじゃないですけども、本当にフルスロットルで前半から飛ばして、チーム全体の疲労感が出てきたところで、得点を取ってくれて、苦しいときに、自分も苦しいですけども、ああやってチームを助けてくれるプレーやゴールができる選手だと改めて思いましたし、心強いと思います。
――後半になって少し守勢に回った展開になりましたが、その中で2点目の場面はうまく相手を引き込みながら、疑似カウンターのような形で決めました。したたかさもあったのかなと思いましたがいかがですか?
全て前からプレッシャーをかけて相手コートでボールを奪ってということもやりたいですけども、それができないときに、ブロックの位置をどこに持っていくか、ただブロックを作るだけじゃなくて入ってきたボールに対してどれだけ強く行けるかというところは、選手がうまくやってくれたかなと思っています。
選手コメント

No.90 ディサロ 燦シルヴァーノ 選手
――新体制になって初勝利でした。いい時間帯に先制点が取れて、2点目も抜群の時間帯でしたが、いかがでしたか?
1点目を取ってから2点目までに決め切れるシーンは何個もあったので、ちょっと嫌な流れになりかけたところで決められたので、よかったです。
--1点目はドンピシャで合わせましたが、ファーサイドで呼び込んだあの場面をふり返っていかがでしたか?
(川井)歩がフリーで持っていたので、前にスペースもありましたし、走り込めばいいボールをくれるんじゃないかなということで信じて走ったら、本当にいいボールが来たので、あとはミートのところだけ心がけて。うまく入ってよかったです。
--3バックの間のところをうまく突いたと思いますが、そこはいかがですか?
3バックはそこがどうしても狙われると思うので、常に狙っていましたし、こういう暑い中でも足元、足元になると怖さは出ないので、背後は常に狙っていました。前半は特に狙えていたし、2点目のシーンもそこをうまく突けたかなと思います。
--後半になってボールを持たれる時間帯が続いたので、2点目はその中でもうまく相手を引き出してカウンターで決めましたが、そこの場面はいかがでしたか?
「持たれてた」というよりも、背後を狙う場面が減って、中途半端な落とすボールというのが全部引っかかっていただけだったので、「もっと背後を狙おうよ」と声をかけていましたし、2点目については、当てて、落としてからの(中村)亮太朗からのワンタッチの背後のボールというのが本当に効いたなという感じでした。あとは1対1になったところの、駆け引きで、ファーに蹴る雰囲気を出して、ニアにうまく決められたかなと思います。
--下位の直接対決というところもありましたし、負ければ巻き込まれるところもあったと思います。新体制ということもありましたし、勝ち方もよかったと思い魔が、あらためていかがですか?
僕たちはここから常にチャレンジャーなので、相手が誰だろうと関係なく、謙虚に、この強度をベースに、どんな相手とでもやっていきたいなと思います。
戦評
横内昭展新体制となって2試合目の今節、モンテディオ山形は愛媛FCの本拠地・ニンジニアスタジアムに乗り込んだ。苦境を脱したい両チームの対決は山形が3-1で勝利。ホームで敗れた前回対戦のリベンジを果たした。
先発メンバーは前節から3人を変更。GKにトーマス ヒュワード=ベル、ダブルボランチの一角に中村亮太朗、最前線にディサロ燦シルヴァーノを起用した。
キックオフ前の気温が28℃、湿度72%と蒸し暑いコンディションで行われたゲームは序盤、山形が相手のパスミスを高い位置で奪ったのをきっかけに、立て続けに3本のCKを獲得。3本目のCKでキッカー・髙江麗央のクロスをディサロが合わせたが、愛媛GK・白坂楓馬がわずかに触れて右ポストを直撃。そのこぼれ球に川井歩が反応したが、シュートは枠を外れた。
愛媛が前からのプレスを徐々に強めてくると、山形はワンタッチパスを駆使していなしたり、ロングボールで背後を突いたりして対抗。すると16分、背後を狙った中村のパスは手前でクリアされて前線へは繋がらなかったが、右サイドのスペースに流れたボールを川井が拾って運び、アーリークロス。これをディサロが左足で合わせると、相手GKの股を抜いてゴールへ吸い込まれた。
先制直後、ヒュワード=ベルのロングボールをディサロが前方へ落とすと、これに坂本亘基が素早く反応。GKと1対1の局面を迎えたが、シュートは阻まれて追加点とはならず。直後に得たCKは、競り合いの場面でファウルを取られた。このファウルを受けた佐藤亮が肩を負傷してプレー続行不可能となり、治療による長い中断時間を経て、代わって村上悠緋がピッチに入った。この中断中に飲水タイムも設けられた。
プレーが再開して以降も、攻守において良い距離間を保つ山形が主導権を握る展開となり、34分、ディサロが素早い攻守の切り替えから高い位置でボールを奪い、最後は髙江のパスを受けたディサロがミドルレンジから狙うもミートせず。40分には、氣田亮真が國分伸太郎とのワンツーからドリブルで中に切り込み、ペナルティーエリア内へスルーパス。反応した坂本が落とし、最後は氣田がゴールを狙うもブロックに阻まれた。
佐藤の負傷による治療が長引いたこともあり、前半のアディショナルタイムは8分。45分+4、窪田稜のクロスがゴールへ向かい、ヒュワード=ベルが弾いて愛媛のCKとなる。愛媛はショートコーナーで変化をつけたが、髙江が素早い反応でカットした。その4分後は山形にチャンス。坂本が相手のクリアボールを高い位置で回収し、左へ。ボールを受けた氣田がカットインシュートを放ったが、ここもブロックに阻まれ、直後に前半終了の笛が鳴らされた。
後半開始前、山形は交代を行わず、一方の愛媛は山原康太郎に代えて約2ヶ月半ぶりの復帰となる谷本駿介を投入した。
後半に入り、最初にチャンスを迎えたのは山形。52分、吉田泰授がサイドを深く突破して送ったクロスが氣田の元へ。氣田が左足で狙ったシュートはゴールライン手前で相手DFにブロックされ、決定機を逃した。
その後は谷本を起点とした攻撃が上手く機能する愛媛に押し込まれ、前半とは一転した展開となる。57分、甲田英將がカットインから狙ったシュートはスライディングで対応に行った中村に当たってCKに。CKのキッカー・窪田のクロスをヒュワード=ベルがパンチングすると、セカンドを甲田が拾い、シュート。ここは安部崇士が体を張ってブロックし、ゴールを許さなかった。以降、愛媛に立て続けにロングスローを与えて我慢の時間帯となったが、集中した守備で凌ぎきった。
67分、愛媛は2枚替え。直前のプレーで中村のスライディングタックルを受けて負傷した甲田に代わって、約4ヶ月ぶりの復帰となる石浦大雅がピッチイン。また、田口裕也に代わってベン ダンカンが投入された。
その2分後、山形は國分に代えて高橋潤哉を投入する。
後半ここまでチャンスが少なかった山形だったが、飲水タイム明け直後の73分、安部の縦パスを坂本がワンタッチで落とし、受けた中村が前線へ絶妙なスルーパス。裏を突いたディサロが落ち着いて右足でゴールに流し込み、欲しかった追加点を挙げた。
点差を広げた山形は勢いを取り戻し、ハイプレスで相手のミスを誘ってマイボールにするという流れを作り、再び主導権を握る。すると82分、左サイドでCKを得ると、キッカーの髙江はショートコーナーで変化をつけてクロス。これをファーサイドで待っていた西村慧祐が高い打点のヘディングで合わせてネットを揺らし、ダメ押しの3点目を奪った。
その直後、山形は坂本とディサロに代えてイサカゼイン、堀金峻明を投入。イサカは右に入り、氣田は左へポジションを移した。
85分、高橋が力強いドリブルで長い距離を運び、右へスルーパス。裏に抜け出した堀金に渡ると、ペナルティーエリア手前で細谷航太に後ろから倒された。これが決定機阻止の判定となり、細谷にレッドカードが提示された。このファウルによって得たFKを、髙江が直接狙うも相手の壁に阻まれ、直後のCKもゴールには至らなかった。
90分+1、山形は髙江に代えて小西雄大、氣田に代えて土居聖真を投入し交代枠を使い切った。
攻撃の手を緩めることなく、押し込み続けていた山形だったが90分+4、愛媛に一瞬の隙を突かれてカウンターを許し、谷本のスルーパスが裏へ抜け出した鶴野怜樹へ渡って決定機に。ペナルティーエリア手前で西村が鶴野をファウルで止めると、これが決定機阻止と見なされ、西村はレッドカードを受けた。90分+7、このプレーで愛媛が獲得したFKで、キッカー・石浦がグラウンダーシュートで直接狙うと、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。山形は勝利できたが、クリーンシートで試合を終えることが出来なかった。
通算成績は6勝5分11敗、勝点は23となり、15位に浮上した山形。次節は12日(土)、ホームでジェフユナイテッド千葉と対戦する。