大黒将志選手新加入記者会見 出席者コメント・質疑応答全文
本日2016年3月2日、NDソフトスタジアム山形にて行われた大黒将志選手の新加入記者会見での出席者会見コメント・質疑応答全文を紹介いたします。
挨拶・株式会社モンテディオ山形社長森谷俊雄
ファン・サポーターの皆さん、そして報道機関の皆様、今日の大黒選手の加入記者会見にお集まり頂きまして誠に有難うございます。先週、2016シーズン開幕致しました。初戦、残念ながら勝利を飾ることが出来なかった訳ですけども、今日から山形で大黒選手も加わりまして、29名の体制で愛媛戦に臨みます。しっかりアウェイ2連戦、残っている2連戦を戦って、3月20日のセレッソ大阪戦に向けてしっかり体制を整えて臨んで行きたいと思っています。また1年間、厳しい戦いになると思いますが、一新同体、石﨑監督のもと、しっかり戦って参りたいと思います。ファン・サポーターの皆さん、そして報道関係者の皆様、よろしく今シーズン、お願いいたします。
大黒選手には、これまで培ってきた得点力、決定力をチームの勝利に、そしてJ1復帰に向けて貢献してもらいたい、そしてまたこれまでの経験で積み上げてきた物を、モンテディオ山形のチームの活性化、そして非常に若返ったチームでもございます。若手選手を中心に、しっかりこれから伸びていくための手本としての経験も発揮してもらえばと思っております。それでは詳しくは石井強化部長の方から紹介をお願いしたいと思います。
大黒将志選手の紹介・モンテディオ山形強化部長テクニカルダイレクター石井肇
テクニカルダイレクターの石井と申します。よろしくお願いします。ただ今森谷社長から紹介が有りました通り、元日本代表大黒将志選手が、この度、モンテディオ山形に加入することとなりました。今シーズンのチーム編成の中で、課題でありました攻撃力を高めるということから考えますと、さまざまなタイプのストライカー、アタッカーが揃ってくれたと思っていました。準備の方も着々と合宿を通してチームは進んでいました。そんな中で、大黒選手が移籍先を探していると言う話を伝え聞きました。実際私も彼の口から、今の現状では満足していないんだと、もっとプレーヤーとして輝きを取り戻してチームに貢献したい、また幾つか有った移籍先の中から、モンテディオ山形でやりたい、そう言う強い意志を感じ取ることが出来ました。早速監督の石﨑にも話をした所、彼の得点感覚は疑いの余地も無く、かなりチームに取ってプラスじゃないかと言う強い関心を示しました。
しかし移籍と言うのは、選手、チームの意思だけでは成立するものでは有りません。所属クラブの京都サンガさん、そして我々モンテディオ山形の会社としての考えも有ります。早速中井川取締役、そして森谷社長に相談をしたところ、話が進みました。
彼のプレーの特徴は、皆さんもご存知の通り生粋のストライカー、ボールホルダー、ボールを持っている選手、それからマーカー、相手ですね、それとスペースを同時に見ることが出来、その中で動き出し、動き直しを繰り返す、フリーになる、そう言うタイプのストライカーです。シュートテクニックも多彩です。右足、左足、ヘディング、ワンタッチゴール、ドリブルシュート、さまざまな種類のゴールと言うのが彼の特徴ですので、必ずしやモンテディオの新しい攻撃パターンの一つを作り出してくれるではないかと思います。
また日本の選手、ストライカーが海外で、あるいは外国人と戦うにあたって、ただ大きいだとか、早いだとか、そう言うフィジカルを全面に出して戦うタイプのストライカーはこれからは通用しないと思います。彼のように、ポジショニング、タイミングで勝負するストライカー、こう言うタイプのストライカーを作り出すと言うことが日本のサッカー選手、ストライカーを育てる意味では非常に課題となっています。
我々モンテディオにも今シーズン、若い永藤歩、鈴木雄斗が入ってくれました。また経験のある林陵平なども彼のプレーを毎日見る、接する事によって色んな感じてくることが大きいと思います。その効果と言うのは計り知れないと私自身は思っています。ぜひ一緒にプレーすることによってモンテディオの他のメンバーにも新たな刺激を与えてもらえたらなと思っています。
また彼は海外生活も経験していまして、非常にサッカーをする上では厳しい環境、厳しい条件でやっていると言う、そう言うたくましさも兼ね備えております。ぜひ各選手もそう言った所を学び取って、チームに良い影響を与えてくれたらと思っております。私の方からは以上になります。
大黒将志選手による挨拶と抱負
今日はお忙しい中、たくさんの方に来て頂いて有難うございます。大黒将志です。モンテディオ山形に移籍できて本当にすごく嬉しく思っていますし、さっき石井さんもおっしゃいましたが、石﨑さんのもとプレーをしたいと言う思いがすごい強くて、石井さんに相談をしてそして移籍を決めさせてもらいました。
モンテディオ山形に入らせてもらいまして、一週間くらい一緒に練習させてもらいましたが、すごく良い選手が多いですし、やっていてもすごく楽しいので、まだまだこれから色んな攻撃のバリエーションが出せるんじゃないかなと思って、すごく楽しみにしています。また、コンディションも、もうちょっと、どんどん上げていければ良いと思っていますし、とにかく沢山ゴールして、モンテディオ山形の勝利に貢献できるように、あと石﨑さんやモンテディオ山形のお役に立てるように頑張って行きたいと思っていますので、応援の方、よろしくお願いします。
質疑応答・大黒将志選手
(Q.山形を選んだ理由とこれまでの印象について)
山形は去年も見てましたけど、すごく守備が安定していて、チームとしてすごく戦えるチームだなと思ってましたし、あとサポーターの皆さんもすごくチームを、精一杯応援される姿を見てました。そう言うチーム一体となって、去年も戦っていたのを見させてもらって、モンテディオ山形と言う、素晴らしいチームでやらせて頂きたいと思いました。あと石﨑さんと言う存在もやっぱり大きいですし、石井さんともコンサドーレ札幌の時も呼んでもらいまして、横浜F・マリノスの時も一緒にさせてもらったんで、石井さんに呼んだもらったと言うことも有りますし、その恩返しをしたいというか、そう言う思いも有ります。
(Q.山形の印象は?)
昨日、車で来たのですが、仙台の方から東北道から来たんですけど、山形道になった途端すごく雪が積もってまして、最初ちょっと危ないなと思ったんですけど、途中からちょっと楽しくなりました。雪道を楽しく運転して来て、何で車で来たかっていうのは、車運ばなあかんと言うのが有るんですけど、日本の大きさって言うか、あんまり日本って大きくないなって言うのを感じれたのは良かったと思います。すぐわりと来れたんで、はい。
(Q.雪の中での練習は?)
まあ周りはちょっと白かったですけど、色んな方々が雪かきしてくれたお陰でピッチはすごく良かったですし、全然、何の問題も無かったです。いい練習が出来ました、今日も。
(Q.山形の今のサッカーにこんなエッセンスを加えられればと言うイメージはあるか?)
わりとディエゴにしても林にしても足元で貰いたがると言うか、結構そう言うフィジカル生かして足元で受けることが多いと思うので、スペースで僕が受けたりとか、そう言う動かしている中で相手の急所を突くような動きとか、そう言うことが出来れば行けるんじゃないかなと言うイメージは持っていますけど。
(Q.石﨑監督のどんな所に惹かれるか?)
そうですね、石﨑さん、僕が思うに、岡田(武史 元日本代表監督)さんであったりとか西野(朗 前名古屋グランパス監督)さんであったり、日本を代表するような監督に匹敵する実力を持たれた監督だと思うので、そう言う監督のもの元で、一緒にやらせて頂けると言うのは、僕自身もすごく勉強になると思いますし、駒として使ってもらう価値があると言うか、それぐらいの監督だと思ってます。
(Q.今シーズンの得点数の目標は?)
具体的な得点数は毎年聞かれるんですけど、いつも言ってなくて、出来るだけ多く、本当に取ろうと思っているので、なるべく多く取るように頑張りたいと思います。それもそうですけど、チームにとにかく役に立てるように頑張ってやっていきたいです。
(Q.車で移動と言うことだがその理由は?)
車持ってこないといけないと言うのが有ったんですけど、あと山形がどんな所かっていう、感じながら来れたんで、わりと近いな、って印象を持ちました。
(Q.出発地点はどちらから?)
大阪です。
(Q.かかった時間は?)
9時間とか10時間とか、それぐらいと思うんですけど、楽しかったです。
(Q.スタッドレスタイヤは履いてたんですか?)
スタッドレスは付けていまして、ガソリンスタンドでちょっと、雪が積もってたんですけど、そこでちょっと軽く急ブレーキを踏んでみたんですけど、スタッドレスは全然滑べらなかったので、スタッドレスってすごいなと思って、スタッドレスの凄さを体験出来ました。なかなか大阪では、そんな体験出来ないんで、スタッドレスがほんまに止まるのかとか。全然怖くなかったですね。
(Q.次節から出場可能だが、コンディションや連携面は?)
いつ使ってもらっても良いように、準備はもう、まだ4日くらい有りますし、十分できると思っているので、試合になったらしっかり集中して、自分の仕事が出来るように、ゴールできるように頑張ってやっていきたいです。
(Q.昨年のシーズン中も山形から声が掛かったと言うことだが、今回は来ることになった理由は?)
去年は打診は頂き、ちょっと色んな事情が有りまして来れなかったんですが、さっきも石井さんもおっしゃられてましたが、なかなか移籍って言うのは、簡単に決らない事も多いので、今回色んなタイミングが合いまして、それで僕もモンテディオ山形さんでぜひやらせて頂きたいと思いまして、今回は移籍が決定しました。
(Q.京都サンガF.C.在籍時代の2014年に、NDスタで行われた試合でアディショナルタイムで大黒選手が決めて、引分に持ち込みましたが憶えてますか?)
あの試合は負けそうやったんですけど、たまたま僕の所に良いボールが来ましたんで、まあ入っただけなんですけど、まあその時は申し訳なかったんですが、これからは味方なので、モンテディオ山形のためだけにプレーしたいと思ってますし、もうサポーターの皆さんと、勝利を喜び合えるように頑張ってやっていきたいです。
(Q.石﨑監督のもとでどの様に自分を変えて行きたいと考えているかと、若い選手の多い中でベテランとしてチームに入るが?)
石﨑さんの指導を受けるのは、もちろん僕は初めてなので、何でも吸収したいと言うか、石﨑さんの求めている事をしっかり感じてやっていければ良いなと思ってますし、石﨑さんはどっちかって言うと選手の特徴と言うのを監督に合わせろて言う感じじゃなくて、選手それぞれの個性をしっかり戦術の中でも出してくれと言われている監督なので、僕自身も自分の特徴を出しつつ、チームとしてやらないと行けない事をしっかり、石﨑さんが言われる事をしっかり聞いてやっていきたいと思っています。
僕あんまり自分の事をベテランと思ってなくて、周りと皆と仲良くやってますんで。そういう中でも、もうちょっとこう言うふうにトラップしたら良いとか、こう言うふうにプレーしたら良いとか、そう言う部分とかも教えてあげることはあると思いますし、逆に若手から僕が教わることもあると思いますし、だからお互いに良いプレーをどんどん出して、お互いに高め合って行ければいんじゃないかなと思ってますけど。
(Q.今日のトレーニングでのディエゴ選手のゴールは、大黒選手が頭で触って決めていた?)
そうですね、髪の毛がちょっとふわっと当たったような感じ(笑)。
(Q.自分のゴールと言うこと?)
そうですね、はい(笑)。僕の中では、良く言ってることが有りまして、どんなゴールも、ゴールはゴールって言うことをよく言っているんですけど、どこに当ってもゴールとか言ってたんですけど、そういう事言ってるとよく本当に肩に当って入ったりとかそういう事も起こるんで、そんな感じでゴールはゴール。どんな1点も1点なんで。3点とか無いんで、どんな凄いシュート打っても1点なんで。僕はそう思っています。
(Q.あれは大黒選手らしいゴールだった?)
そうですね。あれはまあ本番の試合であれば触ったって言いますけど(笑)、今日は練習だったんで、今日はディエゴのゴールで良いです(笑)