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公開日 2016.12.15

【動画追加】モンテディオ山形 木山隆之新監督 就任記者会見コメント・質疑応答

本日2016年12月15日に行われた木山隆之新監督の就任記者会見のコメント・質疑応答全文を紹介いたします。

 

 

 

※2016年12月15日 22:00更新 会見の動画(質疑応答除く)を追加しました。

 

ご挨拶/株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長 森谷 俊雄 

皆さんお早うございます。お待たせして申し訳ございませんでした。
本日は新監督、木山監督の就任記者会見と言うことで、早朝より報道関係者各位、そしてまたサポーターの皆さん、お集まり頂きまして誠にありがとうございます。心より感謝申し上げたいと思います。
改めてになりますけれども、シーズンを終えまして本当に昨シーズンは皆さんに最後まで応援に駆けつけて頂き、そしてご支援を頂き、励まして頂き、心から感謝申し上げたいと思います。改めてお礼申し上げます。
本当に、チームにとっても、皆さんにとっても、またクラブ全体としても、苦しいシーズンだった訳ですけども、本当にその中で戦い切ったものをベースにして、この度木山新監督を迎え、また来季J1を目指してしっかりしたチームを作って、今年皆さんの期待に応えられなかった分も含めて、来季、しっかり準備をして戦っていきたいと思っています。
本当に1点に泣いた、残念な悔しいシーズンでしたけども、来年はぜひ、この1点をチームの勝利に、そして勝ち点にと言う形で繋げられる戦いをしっかりやって参ります。皆さんの変わらないご支援、そしてまたスタジアムに一人でも多くの方々に足を運んで頂けるよう、またファンを拡大出来るように精一杯、クラブ全体として、チーム一丸となって戦って、運営していきます。サポーターの皆さん、そしてスポンサーの皆さん、一体となって、一緒に来季戦って行ければと思います。今日はよろしくお願い致します。

木山隆之新監督紹介/株式会社モンテディオ山形 取締役 強化運営担当 中井川 茂敏

皆さんお早うございます。今回、木山監督を招聘いたしました。プロフィールの方は皆さんの方にお渡ししていますので、細かなプロフィールはお渡しした紙面で確認して頂きたいと思います。私の方からは、木山監督に来て頂いた理由、そう言ったところを簡単に説明させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。

我々今シーズン、J1昇格という目標達成をすることが出来ませんでした。本当に悔しい思いをしてきたと言うことです。我々の、モンテディオ山形の強みであった、最後まで諦めずにそして戦い抜く、一点をもぎ取って守りきると、と言うふうなサッカーを今シーズンは残念ながら体現することが出来ませんでした。
我々の強み、そう言ったものをもう一度再構築していきたいと思っています。
強みと言うのは、我々、皆さんファンの方々も今までモンテディオ山形を応援して下さったと言うところでおわかりかと思うのですが、やはりハードワークと言うのが一点だと思います。そして最後まで諦めずに戦うというものが二点目だと思います。そしてやっぱり規律のあるチームと言うものを今まで作り上げてきました。そう言うところをしっかりとやっていく、そしてフェアプレーですね、フェアプレー、この4つの点をですね、もう一度山形の強みと言うところにして再構築をしていく、そしてこれを再構築させて、J1で戦えるチームを作り上げてJ1に昇格していくと、言うところが我々の目指すところだと思っています。
そう言ったことをしっかり実現できる監督と言うところで、第一に、私は木山隆之監督が最適な人物だと思ってお話をさせて頂きました。そして快く、山形に来て頂くという返事を頂きました。本当に早い決断をして頂いたと言うことに感謝をしております。

木山監督を選んだ理由ということなんですが、4つほどあります。一点目は、やっぱり厳しさ、勝負にこだわると言うところが一点目だとおもいます。これまで我々がこだわってきたハードワーク、そして戦う姿勢というものをしっかりと継続して頂けると言うところが有ると思います。やはりそう言ったところが一点目と言うことで、二点目は柔軟性を高めた戦術と言うところと与えられた戦力を最大化させると言う力を発揮してくれると言うところが二点目かなと思っています。これまでも強化費が少ないチームでも成績をしっかりと残していると言うところが実証されているんじゃないかなと思っています。あと三点目として若手の育成と言うところ、特に昨年の愛媛、若い選手を2015年、2016年というシーズンを、若手選手をしっかり起用して選手の力を発揮させると、そしてかなり若手が伸びていると言うところが有ります。そういった力をしっかり持っているなと言うところが3点目です。それからJ2での経験値と言うところが四点目です。御存知の通り本当に厳しいJ2リーグと言う戦いになってきています。そこを戦い抜くにはやはりJ2を知り尽くす、相手チームを知る、相手チームの選手を知るというところでは、非常に今までの経験というところで持っていると言うところ、この4点を見ながら木山監督にお願いしたということでございます。

我々、まだまだJ1で戦える力を持っていません。この木山体制2年の中で、しっかりJ1で戦えるチームを作って、そしてJ1に昇格すると言う目標をぜひ一緒に達成したいと思っていますので、ぜひモンテディオ山形にそして木山監督に支援を頂きたいと思っています。よろしくお願いします。ありがとうございます。

モンテディオ山形 木山隆之新監督 挨拶・抱負/質疑応答

はじめまして、木山と申します。
オファーを頂いた事に、本当に感謝しております。
一番最初に話を頂いた時に、なんて夢の有る話だと思いました。スタジアムのこと、あとクラブの規模で言うと、J1にもし上がったとしてもそれほど大きくない規模だと、でもその中で昇格を争うと言うだけじゃなくてJ1に定着したいと、そう言うクラブ作りをしたいと言うことを一番最初に話をされました。その瞬間に僕は、非常にハードルは高い仕事ですけどやってみようと、その仕事をやってみたいと思って、オファーを受けることを即決しました。このあとまた質疑応答でたくさん色んなお話を聞かれると思いますけども、唯一私が今言えることは、希望を持ってここにやって来ました。地域の皆さんと、モンテディオ山形を愛してくれる多くの方々と共に夢を追いかけて仕事をしてみたいと思ってここにやって来ました。全力を尽くしてがんばりますので、よろしくお願い致します。

 

■質疑応答
(Q.今シーズンのモンテディオ山形の印象を。そして来シーズンどう言うサッカーをやろうと考えているかについて)

当然、昨年はJ1で戦ったチームでもあり、力のある選手が多かったと思います。実際に対戦した時も、やはり攻撃のスピード感だとか迫力とかと言うものは非常に感じました。ただ一方、その力の全てをチームとして出し切れてはいないのではないかと言う感想も正直持っていました。力を全て出し切って、チームとしてもっとパワーを一つに出来れば、もっともっと戦っていけるチームなんじゃないかと言うふうには感じてました。
私自身がこれからするチーム作りですけども、先程中井川さんの方からも話が有りましたけども、これまでしっかりとチーム全員で走って、ハードワークをして、頑張り抜くと言うことをある程度続けてきたチームだと思っています。2008年の時に私は水戸の監督に就任したんですけども、その年にJ1昇格した山形のチームもそうでした。それからずっとそういう歴史を積み重ねて、J1に2回、今年はJ2で戦った訳ですけども、そういう今までチームが培ってきた戦う事で有ったり、走る事で有ったり、全員で意思統一して守備をしていくことで有ったり、そういうベースを持った上で、さらにそこを進化させて行くことが自分の役割だと思っているので、そこに私自身の今まで培ってきた経験、色と言うものを付け加えていきたいなと、そう言うふうに思っています。

(Q.具体的にはどのようなサッカーを?)

楽しみにしておいて欲しいなと思います。もちろん、山形の監督を受けると決めてからだいぶ時間が経ちましたので、頭の中はもう私自身は山形のことで一杯なんですけども、ここでたくさん話すよりも、木山こんなことをしてくれるのかと、こんなチームにしてくれるのかと、そう言うのをぜひ開幕まで楽しみにしておいて欲しいと思っています。

(Q.選手たちへの接し方、指導方針について)

私自身は、今まで監督を続けてきた中で、一度も自分自身を作った事も無いですし、ありのままの自分を選手たちにいつもぶつけて、選手たちがどう言うふうにリアクションしてくれるかということを、楽しんでずっと監督生活を続けてきました。だから山形でもそのスタンスを変えることは無いですし、まあ自分で自分のことを評価するのは非常に難しいので、周りの人が僕のことをどう言うふうに感じてくれているかと言うのを聞くことしか出来ないですけど、怖いこともあれば兄貴のように優しいことも有るし、それが自分の全てだと思っているので、そのスタンスで山形の選手たちとも接していきたいと思っています。

(Q.選手に対する目線はフラットにと言うか同じような目線で接していきたいと?)

まあ今時の時代で、上から目線で頭ごなしにやってついてくる若者は居ないですし、だからと言って若者と同じ目線で接しても若い選手達は伸びないですし、その辺は自分の得意分野だと思っているので、それもぜひ皆様から見て評価して頂ければ良いですし、それも楽しみにしておいてくれても良いかなと思います。

(Q.山形の印象を改めて)

街ですか?

(Q.この寒さについても)

昨日、東京から新幹線で来たんですけども、ある所を過ぎたところから白くなっていって、いよいよ僕も山形に住むんだなと言う実感がわきました。ただ、本当に楽しみにしています。色々な場所で今まで仕事をしてきましたけども、色々な所で、色んな方に出会って、色んな方に色んなことを教えて頂いて、自分自身成長して来れましたし、色んなことを勉強してきたので、またここでも色んな人と出会って、そう言う人たちと協力してチームづくりをしていけると言うのを、本当に楽しみにしていますし、雪を見た瞬間にいよいよ始まるな、と言う実感を覚えました。ちょっと答えになってなくてすみません。あの、(山形での生活を)楽しみにしています。

(Q.若い選手の育成に長けていると言うことですが、山形の若手の印象は?)

そこに関しては本当に秘めているものが非常に大きなと言うことを感じながら試合をしていました。自分ならもっと彼らの力を引き出せるんじゃないかって言うふうにも正直思っていました。

 

(Q.具体的に山形で楽しみにしていることは有りますか?)

昨日も美味しい食事を頂いたんですけども、だんだんだんだん最近ちょっと、監督業が長くなるにつれてだいぶ太ってしまって、昨年くらいからちょっとこのままじゃ良くないと思って、頑張ってこうちょっと走ったりしてダイエットするようにしているので、食べすぎるのが困るんですけども、まあいっぱい食べれるように、魚も美味しいと聞いていますし、お肉も美味しいと聞いていますし、いっぱい食べれるように健康に気を遣って努力したいと思います。あと自然が多いので、釣りが僕はちょっと好きなので、行ってみたいなと。ただ釣りをもしやれるとすればチームがものすごく順調だと言う証拠なので、釣りが出来るようにまずは仕事、全力で頑張りたいと思います。

(Q.木山監督にとってJ1昇格とはどういう夢ですか?)

これまで千葉でプレーオフに行きました。愛媛でプレーオフに行きました。残念ながら2回とも昇格することは出来ませんでした。ただ先程も言ったように、昇格をするということは規模の大きなチームで考えると、ある意味当たり前のことなのかもしれません。山形も2回昇格をしていることを考えれば、そこを目標にするのはマストだと思っています。ただその先に大きな夢を持って、こう言う地域に愛されながら、大きなクラブに対抗していくんだって言うその気概と言うんですか、そう言うことに本当にやりがいを感じたので、まずそこにたどり着くためには昇格しなければいけないですし、ただ昇格するだけではすぐ帰ってきてしまうので、夢を持ちながら強いチームを作れるように、一歩一歩ですけども、着実に強くなれるように頑張っていきたいと思います。

(Q.豊富なJ2での経験の中でどういった事がモンテディオ山形に活かせそうですか?)

ここ数年でJ2のリーグのレベルは本当に上がったと思います。もう半分以上のチームが、半分ぐらいのチームがJ1での経験があるチームになっている。プレーオフと言う制度も、来季も継続されると言うことで、昇格を出来るチャンスが有るチームが、今3分の2くらいのチームが、少なくとも昇格できるチャンスが有ると思います。それだけ厳しいリーグだと思っています。そこを勝ち抜いていくためには当然チームの実力だけじゃなくて、チームを作りながら成長力を持って、一年を通して成長し続けて行けるようなチームでないと、42試合、勝ち抜いていくことは出来ないのかなと、そういうふうに感じています。そのためにしっかりと若い選手を育てる、あとはある程度チームの骨格をなしていくベテラン、中堅の選手も含めて、一年を通してしっかりとしたビジョンを持ちながら試合を戦っていく、それはやっぱり経験を積めば積むほど、その重要性であり、そのやり方というのは、自分自身の中でも磨かれて来ていると感じるので、それをしっかり発揮したいなと思っています。

(Q.山形のサポーターの印象と、そのサポーターと一緒にどんなチームを作りたいかを)

いつもスタジアムに来ると、真っ青に染まった、ブルーに染まった、なおかつ、アウェイのチームからすると非常にこう圧迫感は感じるんですけど、非常にクリーンというか、本当にこうチームを愛している思いが伝わってきますし、先程少し話しを聞いてたんですけども、最近サポーターの方が、スタジアムに来られる方が少し減っていると。でもそれは逆に言うと我々に対する期待の裏返しであるとも思うので、今まで来ていたファンの人たち以上の人たちをファンになってもらうこと、スタジアムに来てくれたファンの人たちを最高の笑顔を持ってスタジアムをあとにしてもらうこと、その事を、とにかくやりたいと、やるために死ぬ気で練習から取り組んで、試合でも最後の一秒まで戦い切ることを約束をして皆さんと一緒に戦いたいと思ってます。

(Q.監督として一番大事にしていること、座右の銘や哲学等について教えてください)

よく聞かれるんですよね。でも、いつも恥ずかしいからちょっと照れ隠しでしか言えないんですけども、あんまり頭が良くないので、四文字の言葉とかはちょっと苦手で、「人生一回」、「人生一回」と言う言葉をずっと大事にしています。それは何故かと言うと、色々なところで仕事をしてきました。色々な土地で色々な人と出会って来ました。それの全てが今自分を形作っていると思いますし、ここの山形でも、一回きりの人生の中で、どれだけ監督が出来るかも分からないですし、ただ僕はここに来ることを選びました。と言うことはもう二度と無い時間を僕はこの山形で過ごすわけです。その為に1秒を無駄にしない、1試合を無駄にしない、1日の練習を無駄にしない、そう思ってやり続けて行こうと思います。それが自分自身の、座右の銘と言いますか、自分が一番大事にしている事です。それを選手ともしっかり共有して、そういうチームを作っていけたら必ず強くなるんでは無いかと思っています。

(Q.具体的なサッカーの中身は色々楽しみにしておいて欲しいと言うことでしたが、クリスマスも近いですしプレゼントとして一言頂ければ)

だいぶ切り込まれますね。サプライズが多いほど楽しいと思うので、言わないようにと思ったんですけど、確かにクリスマスも近いですし…。
特別な、僕が今までやってきた事が無いような事が出来るわけが無いと思っています。徹底して走る、徹底して戦う、徹底してアグレッシブに90分間貫き通す。あとそうですね、ボールをしっかり大事にして、相手のゴールに襲い掛かっていくと言うことも山形には付け加えていきたいなと思っています。それ以外のところは今まで山形が、モンテディオが戦ってきた道は正しかったと思うので、それに新しいものを少し加えながら、強いチームを作りたいと今は思っています。

(Q.オフは走ると言うこともかなりするということですか?)

ただ、今トレーニング科学も、本当に色々なものがあるのが今のスポーツなので、ただ根性論で走るだけでは決して勝てないですし、しっかりと色んなことを、知恵を入れながら、ただ走ると言うベースは必ず高めて行けるようにやっていきたいと思っています。 

(Q.J1定着ではなくJ1昇格に向けてのオファーであれば断っていた可能性もあった?)

先程も言ったように、今ほとんどのJ2のクラブが昇格を目指しています。プレーオフという制度が有るからには、昇格に届きそうなチームも多いです。ただその現状とクラブの現状を考えた時に、非常に難しい事も多いのがJ2なんだと思います。ただそのあえてその難しいことにチャレンジして、それを成し遂げていこうって言うものすごく大きなエネルギーと言うか思いも感じましたし、だから、きっとそう言うことにチャレンジするのが好きなんだと思うので、だからやってみたいと思うようになりました。だからひょっとしたら昇格と言うだけだと、自分の中にはピンと来なかったかもしれないです。実際はそう言われていないので、言われたらどうだったと言うのは正確なことは言えないですけど、それだけだとちょっと自分の中ではピンと来なかったかもしれないです。

(Q.直球の質問が多いので変化球を。自分を動物に例えると?)

有るじゃないですか、動物占いとか。で、よく娘には、顔はちょっと、あんまり格好良くないけどお馬さんとかキリンとか、そっち系だね言うふうには言われます。ただ性格は…どうですかね…動物…う~ん…難しいなぁ…トラでもないし、ヒョウでも無いし…そんなのんびりもしてないですし、どうですかね…でもそういう事ですよね、聞きたいのは。要はこういう考察がしたいと言うことですよね。だから動物は分からないですけど、非常に、自分の中では熱いものもありますし、逆に優しいものもありますし、そう言う動物って言うのは、中井川さん、何になるんですか?分からないですよね、自分を自分で動物で例えると言うのがよく分からないですけど、逆に皆さんからぜひ教えて頂きたいと思います。木山は一体どんな動物なのか。よろしくお願いします。

 

 

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